東方英雄録   作:リルル

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どうもリルルです♪

イヤー、前回はなかなか衝撃的な展開となりましたね………

ゆゆ様を暴走させた元々の原因は、まさかの西行妖です!

西行妖はゆかりんでも手を出せない凶悪な力を持っていると言われております………

そんな凶悪な力に望が挑んでしまうのだろうか!?

それではどうぞ


【怒り心頭、望vs西行妖!?】前編

前回のあらすじ

 

父親が死んでしまい元気が無くなる幽々子であったが、

 

持ち前の前向きな性格によりどうにか正気を保っていた………

 

そんなある日、またしても白玉楼で死人が現れ不安が高まる中………

 

突如として西行妖に異変が発生!

 

生き物のように動く西行妖は幽々子を捕らえると、能力を最凶の能力に進化させてしまう………

 

果たしてこの話を聞いて望は…………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………………………」

 

「…………………………」

 

 

無言となる二人の空間………

 

元々誰もいない場所ではあるのだが、今はそれを強く実感できる………

 

ただ無言でお茶を飲み、それ以外の事は何もなかった………

 

 

「……………湿っぽくなっちゃったわね、私らしくないわ………ごめんなさいね?」

 

 

その無言の空間の中切り出したのは幽々子の方であった………

 

が、幽々子は顔を下に向けておりハッキリとした表情は見えないが、

 

多分………重い顔をしている気がした………

 

 

「(…………そういうことか、つまり………幽々子があの時言ってた事は………そして、多分あの西行妖は………)」

 

 

望は無言ながらも持ち前の頭の回転っぷりを発揮し、その後の事を大体予想していた………

 

 

多分、幽々子は西行妖によって能力を進化させられたあと………

 

 

西行妖に操られ周りの者を、全員殺してしまったのだろう………

 

 

母親を含めて、全員………

 

 

幽々子が死神の時に言ってたのは、恐らくその時の記憶を思い出した事による物…………

 

 

恐らく死神だった時の幽々子の目には、自分達が母親や周りの者達の姿に見えてしまっていたのかもしれない………

 

 

そして、現在西行妖に埋められた何者か………

 

 

あれは間違いなく幽々子の事であろう

 

 

西行妖は幽々子を操った事により、大量の旨味と力を入手した………

 

 

それに満足した西行妖は多分幽々子を食べようとした………

 

 

が、恐らく幽々子はその後西行妖を封印したのだろう………

 

 

己の命を犠牲に………

 

 

幽々子が亡霊の中でも特別な存在なのは西行妖を封印しているからこそ………

 

 

西行妖を幽々子の命で封印している為、仮に強い意思がなかったとしても関係なく幽々子は亡霊でいられている………

 

 

逆を言い返せば満開になったら西行妖は、復活してしまう………

 

 

という事は幽々子がここに留まっている理由は………多分………

 

 

「………………望君、一つお願いがあるんだけれどいいかしら?」

 

 

幽々子は扇子で口元を隠して笑うといういつもの行動を取りつつ、こちらに話しかけてくる

 

望は何となく幽々子の頼み事を理解していた………

 

 

「…………もう私には希望がないわ、私がやってしまった事は大罪な上に………大切な物を全て自分で失わせてしまった………もう、亡霊でいるのも………辛くなっちゃった………」

 

「………………」

 

「……………だからね、望君―――――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――私を………殺してくれないかしら?――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………やっぱ、そう聞いてきたか……」

 

「……………」

 

 

望は幽々子の発言を少し予想出来ていた為、驚きはしなかったがため息をついた………

 

 

「……………望君ほどのパワーと神気なら、亡霊であろうが西行妖にされようが私を本当の意味で死なせるのは簡単な筈よ………私の肉体は復活させず、意識だけの私を殺せばどちらにしろ西行妖は封印されたままだもの………それにね、その為にわざわざこんな話をしたのよ……?」

 

「……………………お前、それ本気で言ってるのか?」

 

 

幽々子は相変わらず表情を崩さぬまま、望に自分を殺してほしいと願っている

 

 

実際、望であれば幽々子を殺す事は出来ない事ではない………

 

 

白炎状態の幻影の魂の咆哮を直撃させれば、幽々子であろうが殺す事は造作でもない………

 

 

ただ、問題なのは………幽々子が亡霊である事である

 

 

一度死んでしまった者がもう一度死ぬと一体どうなるのか?

 

 

答えは、消えてしまう………

 

 

冥界だろうが、天国だろうが、地獄であろうが、

 

 

死人がもう一度死ねば、転生も出来ずその存在そのものがなかった事になる………

 

 

つまり、西行寺 幽々子という存在がいたという記憶が抹消される

 

 

例え紫であろうが、従者の妖夢であろうが………全員の記憶から幽々子の存在が消えてしまう………

 

 

望でもそれは分かっているのだから、幽々子が知らないなんて事はあり得ない………

 

 

つまり、幽々子は自分の存在を無かったことにしたいと言っているのと同じことである

 

 

「………………本気よ、もう私には生きる気がないわ………死人だけれどね………」

 

幽々子は扇子を終い真面目な視線で望を見つめていた………

 

その瞳には確かな強い意思を感じ取れる

 

 

「…………………」

 

 

望は何も言わず頭を回転させる…………

 

 

「(…………クソッ、どうすればいい………!?俺は、どうすれば…………)」

 

 

が、さすがの望も自慢の頭が働かず、途方に暮れ始めていた………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザワッ……!

 

 

 

 

「「っっっ!?」」

 

 

 

二人は同時に屋敷の外から凄まじい邪念を感じ取る………

 

幽々子は全身を震わせ、望は冷や汗を欠きつつも外へ飛び出る

 

 

 

そこには…………

 

 

 

 

 

 

バシャバシャバシャ…………

 

 

 

 

 

体全体に黒い症気を纏い鋭く大きな二本の黒い角を生やし、それ以外の部分は黒い症気を纏っているせいでよく分からない…………

 

目が赤く光っており、その謎の生物はこちらを………いや、幽々子を覗いている………

 

空を見ると先程は綺麗な青空だったのにも関わらず、現在は真っ黒な雲に覆われていた………

 

 

 

「お前、何者だ!!なんでここにいる!?」

 

 

 

望は構えを取りつつもその生き物を睨み付ける

 

 

何度も言うようだが、ここは幽々子の精神世界………

 

 

それ故、ここにこれる可能性があるとすれば………最悪、紫以外は考えられない………

 

 

というのもあるが、それ以前に………この化け物みたいな奴の纏っている気が………あまりにもヤバすぎる…………!!!

 

 

この化け物の纏う気は望でも思わずブルってしまうくらいの恐ろしい邪念に満ちている

 

 

前にルーミアとあった時に沢山の人間の意思を見ていたが、この化け物はルーミアとは次元が違う………

 

 

望がそんな事を考えていると…………

 

 

 

 

「……………おい………西行寺 幽々子………助けに来た………」

 

 

 

 

その化け物は口を開いた………

 

幽々子は未だに震えが止まらず答えられない………

 

 

 

 

「…………お前死んだら、俺………二度と気が、喰えない………だから、俺………お前………喰わない、俺………お前残す………俺、お前守る………」

 

 

 

 

「………………!お前、まさか………!?」

 

 

謎の生物の発言でようやく望はコイツの正体を暴いた………

 

だとしてもどうやってここに………!?

 

 

すると、化け物はゆっくりと望の方に視線を向ける

 

 

「幽々子、殺させない………お前、幽々子、殺す………だから俺、お前………殺す………」

 

 

「……………やっぱそうか………お前は――――」

 

 

化け物は殺気を解放すると同時に望に襲いかかる………

 

恐らく気づいている人もいるだろうが、この化け物の正体は…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西行妖!!

 

 

 

 

 

 

 

 




どうもリルルです♪

精神世界にまで参上!西行妖!!

今回の事件及び、過去の幽々子様を苦しめた全ての元凶!!

これはぶったおすしかありませんな~ww

けれど、間違いなく西行妖は強敵!!

さて、この闘いはどうなるんでしょうかね~?

次回予告!!

自分が二度と地上へ出れなくなるのを恐れ、西行妖が幽々子の精神世界にまで乱入する………

幻想郷の最凶にして最強の力が望に襲いかかるが………!?

次回

【怒り心頭、望vs西行妖!?】後編

お楽しみに~♪

To be continued~♪


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