はい、今回は前回さとりんを邪魔物扱いするというクズの処刑回です
書いてて私も思わずビキビキ(^ω^#)しちゃったんで、
あのクズには無様な姿を見せてもらうことにしましょう♪( ´∀`)
それと今回、いつも以上の長編です………(´;ω;`)
本当に疲れちゃたよ、パトラッシュ………( ´∀`)
でも私は死にませしぇん………!!
それでは本編をどうぞ
前回のあらすじ
発狂したパルスィとヤマメとの闘いに勝利した望
望はその後、ついに目的地である旧都に到着した………
旧都の色んな場所を回っていく望だが、途中で望は明らかに差別されている少女を
見かけてしまい激怒してしまう………
相手に謝るように言う望だが、相手の鬼は謝る気がなくそれを見た望をその鬼に
最近旧都で流行っているという鬼闘で闘う事となってしまうのであった…………
「……………………ふ~ん、ここが旧都って場所なの?萃香………」
「ああ、そうさ………ここが旧都、人里が人間達の楽園ならここは鬼たちの楽園みたいな所さ…………」
旧都に続く橋を抜けた先に立つ霊夢と萃香………
「ふぅ………それにしてもトンでもない目にあったもんだよ………流石の私もあの時ばかりはヤバいって思ったしね………」
「ええ、本当にあのときは助かったわ………萃香………」
この時、二人が思い出したのは望が強敵(笑)に魂の咆哮を放った直後の事―――
ガラララララ…………
阿呆のせいで崩れ去っていく岩に逃げ道を失い潰されかける霊夢―――
しかし…………
「よっと!!大丈夫かい!?霊夢………!!」
岩に潰される直前萃香が霊夢の前に現れ岩を受け止める
「え、ええ………助かったわ………けど………」
霊夢がお礼を言う間に萃香は受け止めた岩をその辺に投げ飛ばす………
しかし、周りを見ると穴がほとんど塞がっており更によく見ると周りの岩はちょっと動かすと同時に全部崩れてしまうんじゃないかと疑ってしまう程にまで脆くなってしまっていた
「…………あらら、さすがにこれは強引には通れそうもないね………こりゃあ、面倒だけどちょっとずつ崩していくしかないかな?」
「…………………」
霊夢も打開策を考えたがやはりそれ以外思い浮かばず、結局二人は少しずつ岩を退かしていった為にここまで来るのに手間取ってしまったのだ…………
「………………さてと、ここに望はいるのかね~?ここには私ほどじゃないけどそれなりには出来る奴等がいる…………それにここにいる奴等は多分皆望の事を知らないはずだ…………最悪襲われでもしているかも…………出来る限り早く探し出さないと…………」
萃香は旧都につくなりまずは望を探そうとするが………
「いや、そこまで急ぐ必要性はないわ…………」
霊夢の方は萃香とは対称的な発言をする
「萃香………アンタ、一回闘ったなら分かるでしょう?………望はね、萃香が考えているほど弱くはないわ………それに私が心配しているのは寧ろこっち旧都の方よ………」
「どういうことだい?」
萃香がそう聞くと霊夢は一度深いため息をつく………
「…………私が思うに望は修行をしに来てるからって言って出来る限り目立たないようするとは思うけど、アイツはバカだから私の予想が正しければ………今頃あのバカは………結局誰かのためにまた闘う事になってるかもしれないわ…………私の場合は逆にここの鬼たちが望に余計な事をしてないかの方が心配になってくるわよ…………」
「…………ま、とにかく早く見つけることに越したことはないよ………さっさと望を探しだそうか?」
「…………ええ………」
二人はそこで会話を止めると望を探すべく旧都の奥へと駆けていった…………
霊夢がそんな予想をしている頃………
「はぁ………望の奴、一体どこ行ったのさ………私らがちょっと眼を離した隙にどっかに行っちゃったし…………」
旧都の街道を歩くヤマメ、キスメ、パルスィの三人は望を探し回っていた………
本当につい先程まで一緒にいた三人だが、気づいた時には望の姿はなく
色んな場所を回っているのだが姿が見かけられない………
もうほとんどの場所を見回っている筈なのだが………
「う~ん、多分まだ旧都の外には出てないと思いますし………望さんが迷子、というのもちょっと考えにくいですし………」
「はぁ、本当に面倒臭い奴ね………それになんか嫌な予感もするし………」
パルスィはそう言った直後―――
ブーブーブーブーブーブーブーブー!!!
突如聞こえる巨大な罵声―――
三人が振り返るとそこは先程通りかかった鬼闘の会場があり、熱気に包まれているかと思えば何故か逆に今まで聞いた事ない位のブーイングの嵐が発生していた………
「な、なんだい?なんであんなブーイングが………」
「さ、さー?少なくとも私は今までここまで酷いブーイングは聞いた事ありませんよ………?」
「…………………」
その光景をじっと見るパルスィはふと気になったのか鬼闘の会場へと駆けていく
「あ!ちょっと待ってよ、パルスィ………!!」
「あわわわ………!ま、待ってください!パルスィさん!!」
残りの二人も駆け出したパルスィの後を追うように会場へと駆けていく………
会場の周りを囲うように集まっている鬼たちの上を飛び、パルスィ達は会場の内部が見えるところまでたどり着いた…………
そして、その先には………
「え!?」
「……………はぁ、なんとなく嫌な予感がしたからよってみたけど………」
その光景を見たヤマメとキスメとため息をつくパルスィ
その先には…………
「………………ふん、逃げ出さずちゃんと来ただけでも誉めてやるぜ?人間………」
「………………はっ!それはこっちの台詞だ………あの時に謝ってさえ入ればこんな大勢の前で恥を晒さずにすんだのにな…………」
何故か上着を脱ぎ捨て上半身裸の状態の望と鬼が立っていた…………
「ちょ、ちょっとこれ………どうなってんだい!?どうして望がここに………」
混乱する三人を他所にレフリー役と思われる鬼が解説を始める
「さーさー!!本日四度目の鬼闘を始めたいと思いまーす!!えー、今回の対戦カードは東側………なんとまさかの人間が参戦!?神崎 望選手~!!!」
レフリーが望の事を言うと再びブーイングの嵐が………
「なんで人間がここに来てんだ!これは遊びじゃないんだぞ!!さっさと帰りやがれ、このタコ!!!」
「人間ごときが鬼に勝てるわけねぇだろうが!!こんなやる前から分かりきった闘いなんざ見せるな~!!!」
「消え失せろ!二度とその面見せるな~!!(某虫けら風)」
凄まじい程のブーイング
しかし、望は全く気にしておらずただ真っ直ぐと相手の鬼を睨んでいた………
「え、えーっと……つ、続いて西側……鬼の鬼八郎さんでーす!!」
レフリーは場の空気を変えるように今度は相手の鬼の方に視線を向けさせる
すると―――
「おい!あんな奴あっさりやっつけちまえ!!鬼八郎!!」
「人間風情が鬼に歯向かうとどうなるか教えてやれ!!」
「はっはっはっはっは!!いいぞぉ!今の鬼八郎のパワーでその人間を抹殺してしまえ~!!(某親父ィ……風)」
今度は先程とは真逆の大喝采
どれ程人間が鬼に嫌われているのやら?
しかし、それにしたってこの差は明らか過ぎる物である
「ちっ、なんて奴等だい………望は人間………いや神様とはいえいい奴だ!!ソイツをバカにするのは許さないよ!!」
「そ、そんな………これはいくらなんでも中にいる望さんがあんまりです………こ、こうなったら何とかしてでも望さんをここから出さないと………!!」
あまりに酷い状況に思わず手を出そうとする二人だが………
「…………止めときなさい………」
それをパルスィが呼び止める………
「パルスィ!アンタはこんなふざけた試合を黙ってみてろって言うのかい!?私は嫌だよ!なんであんないい奴があんな事言われなくちゃならないのさ!!」
「………………はぁ、あのね?ヤマメ、まずはとりあえず落ち着きなさい………幸いにも周りのブーイングが煩いおかげでアンタの大声も周りに響きにくいみたいだしね…………」
パルスィは冷静に二人を呼び止めていき、ヤマメも少しずつ落ち着いていき黙り混む
「…………いいから二人とも黙ってみておきなさい………今、仮に私たちがどう言ったってアイツの耳には届かないし………それに多分アイツの耳にはここにいる奴等の声すらも届いてないよ…………私はそれよりも、なんでアイツの近くにあの女がいるかの方が気になるしね………」
「あの女?」
ヤマメがそう呟くと同時にまたレフリーの解説が入る
「さて!今回両者が駆けた物はまず鬼の鬼八郎さんはそこにいる心を読む覚妖怪 《古明地 さとり》さんへの謝罪………そして、神崎 望さんはなんと!自分自身の片腕を賭けてきましたぁ!!!」
「は………………?」
それを聞いた瞬間、会場の鬼たちは一際大きな喝采を………
ヤマメ達は驚きのあまり声を失ってしまう…………
「え、ちょ………片腕って、どういう………」
「の、望さん………」
更に頭が混乱するヤマメとキスメ………
しかし、それとはまた対称的にパルスィは冷静であった………
「(…………はぁ、一体なんで古明地の奴が近くにいるのか気になってたけどやはりそんな所だったようね…………面倒な事をしちゃって、しかも自分自身の片腕を賭けるですって?…………望、アンタのその行動は優しさじゃなくて単なる命知らずよ………)」
パルスィはそこまで考えるとまた一際大きなため息をつく
「(…………まぁ。だからと言って助けたりはしない………アイツが自分で勝手にやってることに首を突っ込んでいくのも面倒臭いわ………というか………それ以前に、そもそも助ける必要がないと思うけど…………)」
未だに混乱するヤマメ達を他所にパルスィは一人じっと望を見つめるだけであった………
「…………………」
リングの外から望をじっと眺める覚妖怪であるさとり………
しかし、彼女は望を眺めているだけで何も言おうとはしていない………
「(……………本当に大丈夫なのでしょうか………しかし、あの人は後は任せろと言ってくれた…………ここまで来たら、やはり望さんを信じるしか…………)」
さとりはそう思いながら先程までの事を振り返っていく………
「……………」
「ったく、鬼って奴は萃香以外いい奴がいないのか?………おっとその前に………大丈夫か?お前…………」
望はあの鬼との決闘を申し込んだ後、さとりの小さな手を取り直ぐに店を出て人気いや………鬼気の無さそうな場所へと移動していた
たどり着いて直ぐにさとりの心配をする望………
しかし
「………………何故ですか………」
「ん?」
「…………何故貴方は私の事を恐れないのですか?………いえ、そもそも貴方は何者なのですか?」
「…………………」
さとりは望の手から離れると望に手短に聞きたい事を聞き出す
短い言葉であったが望であれば理解をするのに充分な言葉数である
「(…………心が見えない以上は安易にこの人を信用するのは不味い………とはいえ、能力を使えずともこの人は私を本気で心配してくれているのは眼で分かる……………けど………)」
さとりは僅かながらに体を震わせる………
けど…………
……………だからこそ……………
この人を信頼するのが……………
この人に心を許してしまうのが…………
……………怖い……………
口ではそう思っていても心の中では本当は違うのかも知れない
ただの気まぐれなのかもしれない
考えたくはないけど…………私の頭はそう考えてしまう……………
今まで、こんな優しい人間は見たことがない…………
今まで、覚妖怪である私が庇われたことなんて一度もない………
そう頭で分かっていてさえも………私は助けてくれた恩人を………
いい人間であると分かっていても………信用出来ない…………
「……………………」
体を震わすさとりを見た望は黙って歩き出す………
「……………………はぁ、そんだけ体を震わせるなんて………よほど今まで苦しい生活だったんだろうな…………恐らくだがお前が外を歩く度にいつもあんなのだったんだろう?………誰からも邪魔物扱いされて、キツかっただろうな…………俺だったらきっと耐えれなかっただろう…………だが……………もう安心しろ………」
「……………え………………」
「………………アイツは、あんなふざけた態度を取った奴は俺が………必ず無様な姿を大衆の前で晒してやるさ…………そして、必ず……………アイツをお前の前で土下座させてやる………だから、後は…………俺に任せておけ……………」
「……………………すみません………」
「??なんでお前が謝るんだ?」
「…………だ、だって私は…………貴方の事を、疑ってしまって…………恩人であるあなたを…………私は…………」
それを聞いた望は振り返る………
「なんだ………そんなことか?当たり前だ………見ず知らずの奴に助けられて疑わない奴なんているわけねぇじゃんか………?それにお前の場合は特に仕方のない事だと思うぜ…………ん?………あ、そういえば…………名前、聞いてなかったよな…………お前、名前は?」
「あ、えっと…………こ、古明地………さとり、です…………」
「…………ふーん、さとりか…………なんか覚妖怪らしくていい名前じゃんか!」
「そ、そういうものなんでしょうか………」
「そういうもんだって………おっと、そろそろ時間だな………じゃ、さとり………俺は先に行ってるからな!必ず俺がアイツをぶっ飛ばしてやるよ!!」
「……………………望さん、どうか………死なないでください………」
さとりは先程の事を思い出すとリングにいる望にそう呟いた…………
「さーさー!!いよいよ望選手vs鬼八郎選手の闘いが始まりまーす!!」
「……………へん、そういえばよ………お前、俺に言ってたよな?俺はどんな奴を連れてきてもいいってよ…………」
「……………ああ、言ったが?」
「だから…………連れてきてやったぜ…………俺の同士達をな!!!」
鬼八郎は手を上げると同時にリングの外から中に入っていく鬼たち………
その数は………1………5………10と増えていき、最終的には…………
「……………………」
「はっはー!!お前の発言を聞いて加勢してくれるっつー奴等だ………!!多分合計でざっと五十人はいるかな!?はっはっはっは!!」
卑怯…………
なんともその言葉が似合うだろう…………
今現在望の周りには最強の妖怪である鬼が合計で五十人もいる
普通の妖怪及び人間ではもし現実で立ち合った場合は、その瞬間に己の死を想像してしまうだろう
実際黙ってみることにしたヤマメ達やさとりも見ているだけで言葉を失っていた…………
しかし、望はこんな状況なのにも関わらず………
「………………………」ニヤリ
怯える所か寧ろ笑っている
「はっ!笑ってやがる………精神錯乱って奴か?言っとくがこの鬼闘では多人数対一の闘いも認められてんだ!!………だからこの人数でも闘うのはOKなのさ………!」
「…………精神錯乱?…………いや、違うね…………単に可笑しいと思っただけさ、醜態を垂らしたい奴がこんなにもいることがよ…………」
ピリッ―――
それを聞いて周りにいた鬼たち全員の視線に殺気が混じっていく
それとほぼ同時に――――
「それでは第四回鬼闘、始め~!!!」
ゴ――――――――ン!!!
低く響いていく銅羅の音が鳴り、望の片腕を賭けた闘いが始まった―――
「おりゃあああああああ………!!!」
五十人の内の数人が望に襲いかかっていく
大半の者はこの時点で鬼たちの勝利を確信してしまう…………
しかし、目の前にいる神崎 望の怒りを…………
幻想郷最強の男の怒りは、鬼が五人いる程度で止められる物ではない
「…………………」
黙って両腕をダランとぶら下げながる望…………
鬼たちは望のその行動を特に気にせず突っ込んでいく…………
この時………
一瞬レフリーは瞬きをしてしまう…………
レフリー自身もこの勝負は望に勝ち目がないと思っている為、気が緩んでしまったのもあるのだろう…………
そんな0.1秒あるかないかという時間をレフリーは見逃した………
だが、今の望にとって0.1秒というのは
有りすぎる時間なのだ…………
「―――――え………?」
レフリーは思わず目の前の光景を疑ってしまう…………
何故なら―――
「…………………あがが………」
「………………………ふん………」
レフリーの視線の先には先程襲いかかった筈の五人が何故か床に倒れており、全員体をビクンビクンと体を揺らし気絶しているのだ…………
「………………な、なにぃ!?な、なんだ………!!今のは………!?おい、レフリー………!!今、アイツイカサマでもしたんじゃねぇのか…………!?」
「え、あ、いや…………その…………」
先程瞬きをしてその後には五人が倒れていた為にレフリーも状況が掴めない………
しかし、ヤマメ、キスメ、パルスィ、そしてさとりの四人は体を軽く震わせている………
「(…………い、一瞬だけだけど………見えたね………望があの五人にカウンターで首筋に手刀を当ててたのが…………け、けど…………ハッキリ言って望にのみ視線を集中するくらいでなければ見えなかった…………な、なんてスピードだい…………私やパルスィとかじゃ絶対に追い付けっこないね、こりゃ…………)」
四人は僅かに望の取った行動が見えていたらしく、そのあまりの強さと速さに驚愕と共に軽く恐怖してしまう…………
そして、それと同時に確信してしまう…………
この闘い…………望が必ず勝つと…………
「………………………」
「…………ふ、ふん………なに笑ってやがる………お前、まだ分かってないようだな………今、何をしたかは知らんがな………ソイツらはあくまで偵察部隊さ………そんな奴をマグレで倒したくらいで粋がるなよ………もうマグレは起きん………お前はどう頑張ったって俺たちには勝てんぞ!!」
鬼は冷や汗を掻きながらそう言うと望はまたも不敵に笑う………
「分かっていないのは貴様らの方だ…………先程の攻撃をマグレとか言ってる時点で俺には勝てない…………ふん、どうせ口で説明したって理解できないだろう…………教えてやるよ」
「ちっ!!人間ごときが嘗めやがって………!!」
望は不敵に笑いつつも挑発し、愚かな鬼はそれにキレて攻撃を仕掛けていく………
「ずぁぁああああ………!!」
「うぉぉおおおお…………!!!」
今度は望の背後から二人の鬼が襲いかかる………
スカッ………スカッ………
しかし、望はその場から動かず体を軽く捻る程度で攻撃を交わしていく
「せいやぁぁあああああ………!!!」
鬼は望の嘗めた態度にイライラしていき、今度は四人ほどが加勢し合計六人の鬼が飛びかかる
しかし―――
シュン………
六人の攻撃は当たる事なく望は空中に退避していた………
「(へへ………バカめ、この俺に背中を向けやがったな…………)」
「貴様ごときが―――――!!!」
すると、鬼の鬼八郎は空中に退避した望の背中目掛けてエネルギー弾を投げつける………
が―――
「がぁぁあああ!!!!」
望は振り返ることなくただの気合いのみでそれを掻き消してしまう…………
「な、なにぃ………!!」
掻き消したことにより煙が発生する中、当然鬼八郎は驚き固まってしまう………
すると………
バフォ……!!
驚き固まっている鬼八郎の前に煙の中から勢いよく望の足が現れ………
バキッ!!!
そのまま望の足は鬼八郎の顔面を捕らえた………
「貴様ごときが…………なんだって?」
望はまたも不敵に笑いつつ鬼八郎に声をかける………
「ぐぅ………うぐぐぐ…………」
鬼八郎は顔を抑えながら望を睨み付ける
ただ顔を抑える手のスキマからは血が漏れ出していた………
「鼻血が出てるじゃないか………みっともないぜ、さっさと拭きな………」
「っっっ…………!!!くそっ、なら………これで、どうだぁぁぁあああああ!!?」
望の執拗な挑発に遂に苛立ちが限界を越えた鬼八郎は残った鬼たちを集める
すると
「へへへへ………まさか人間ごときに能力を見せる事になるとはな…………もう貴様もこれで終わりだぁぁああ!!!」
フシューフシューフシュー…………
鬼八郎の周りに突然煙が現れ始めそれが会場全体に渡り始める
そして、十秒経った頃には煙が充満しすぎて望でさえも一メートル先すらも見渡せなくなっていた…………
「はっはっはっは!!見えるかな!?お前に俺たちの姿が………!!」
そう言う鬼八郎の方を覗いてみると鬼八郎に加勢している者たちはいつのまにか眼鏡のような物をかけていた………
「(へっへっへ………これはどんな濃霧の中でもクッキリと見えてしまう眼鏡だ…………これさえあればアイツを誰にも不正とバレずに殺すことだって出来る………これで奴も終わりだ…………もう試合なんて糞食らえだ……………アイツを、今すぐにでもぶっ殺してやる………!!!)」
完全に頭に来ている鬼八郎は試合も忘れ、最早個人の事情のみで望を殺そうとしていた
だがしかし、周りの者たちは前がろくに見えておらず誰もそれに気づけない………
普通の者がこの状況を体験すれば誰もが絶対絶命というだろう
だが………
「はぁ…………たしかに見えないな……………お前らの姿…………」
望はそう言うと完全に呆れきったようなため息をゆっくりと吐いていく
「……………唯一誉められる点はそこだけだな………ハッキリ言って見損なったぞ、まさかこの程度の技を最後に使うとはな………」
望はそう呟くと体を軽く動かし、それを聞いてから鬼たちは鬼八郎含めた全員が突っ込む
その直後――――
ズンズン!!バキバキバキ!!
ドンドンドドン!!ズンズン!!
煙に満たされた会場から鈍く低い音が鳴り響いていき、その直後霧が一気に晴れていく………
そして、煙が綺麗さっぱりなくなったリングに立っていたのは………
「……………だから言っただろう?貴様らでは俺には勝てないって………それがたとえどんな手を使おうがだ………とはいえ、手加減なしでやったから起きるのには少し時間かかるかもな…………」
随分と覚めた表情で気絶している鬼八郎たちを見下ろす望が立っているのであった………
ど、どうもリ、リルル………です………( ̄▽ ̄;)
今回はこの英雄録至上最長になったかもしれません………
え?なんでこんなに長くしたかって?
…………
これ、ぶっちゃけていいか分かりませんがあえて言います
ハッキリと言っちゃうとお試しですかね?
実を言うとこの四章ではクロム君との闘いがあるんで必然的に長くなっちゃうんですよ
※宿命とも言える闘いなんで激しい闘いを描くつもりなんで長くなりますw
でもって、ぶっちゃけた話………今までの書いてきていた量で書いていくと
多分あんまりにまったり過ぎるのではなかろうかと………( ̄▽ ̄;)
つまる所話が進む速度が遅すぎる訳です………
だって今回の話でさえ、いつもであれば多分2~3話に分けているようなペースですよ?
これは本当に亀も驚くほどまったりとしたペースだというのが分かるでしょう……?
ですから、今回は頑張って文字数及び内容量を大幅にあげてみました
そこで皆さんにハッキリと聞いちゃいます………
ズバリその内容は………今度の英雄録の内容量です
詳しくは活動報告にのせます
これの結果次第では今後の英雄録の更新ペースが大幅に変わるかもしれません
なので皆様どうか活動報告をご覧ください!!
次回予告
鬼たち相手に無傷で勝利した望
それを見た周りの鬼たちの反応も変わり、望が大歓声を浴びることに………
そんな望のもとに一人の酔っぱらった鬼が話しかけてくるのであった……
次回
【地底一の戦闘狂?開戦、望vs星熊 勇儀!!】
お楽しみに~♪
To be continued~♪