今回は超絶おひさーな本編を夜な夜な投稿しましたお( ´∀`)
この前にワンピース海賊無双購入して現在攻略中!
今のところはローかたしぎを使ってます、両方とも使いやすさ抜群だぜ!
基本レジェンドログを無視してドリームログに集中する私ww
一応白ひげ入手した所までプレイしました。
※この時、レベルが推奨の半分以下であったことは内緒の話………( ̄▽ ̄;)
さて今回は一気に話がまた進んでいくお
それではどうぞ
前回のあらすじ
望vs勇儀の決戦は望の大勝利で幕を閉じた…………
ただし地底で目立ちすぎた望はその後、問答無用で鬼巫女に血祭りにあげられてしまう…………
ちょうどその頃、反映世界では咲夜と華蓮がそれぞれの思いを胸に修行を続けていた。
一方、地上ではレミリア達が転生者状態での融合に成功し、またも調子に乗り始めていた。
しかし、調子に乗り過ぎたラミアは紫とパチュリーの二人に叱られるのであった………
「……………全く、これに懲りたらここではもう暴れないこと………良いわね?」
「は、はい………分かりました。」
「分かれば宜しい………」
「…………………………」
しばらくして血祭りにあげられた望がボロボロの姿で帰ってきた。
帰ってきた望は勇儀との闘いの時以上にボロボロとなっており、傷を治す能力を持っているにも関わらず未だに傷が残っていた。
その事を本人に聞いてみても分からないらしく、聞いたところによるといつも怪我が直ぐには治らないらしい…………
それを聞いたパルスィは霊夢に何か恐怖に近い印象を覚えながらも話を進めていった。
「え、え~っと………確か今回望たちはこの地底に修行に来たんだったね?」
「ああ、そうだ………天音って女にコテンパンにやられてしまったからな。しかも、今度の異変ではどうしても倒さなくてはいけない奴とも闘うことになっちまった…………その異変の為にも今の俺では力が無さすぎる…………だから今度の異変までにどうしても強くなりたいんだ!!」
望は真剣な眼差しでそういうが…………
「う~ん…………正直に言うけど、勇儀を簡単に倒す程の実力があるならこの地底じゃ多分望より強い奴は多分いないねぇ………」
「ま、確かにこれでも私はこの辺の鬼たちの中じゃ一番強かったからねぇ。私よりも強い奴ともなると…………この地底じゃ結構限られるかもしれないね。」
確かに彼女たちの言う通り勇儀はこの地底の中でも一番とも言えるほどの実力者の一人でもある。そんな勇儀を倒せるほどの実力者を相手にまともに闘える相手は少ない………
仮にいたとしても望が手加減するようじゃ修行にはならないのだ………
「(…………誰かいないもんかねぇ。この地底で勇儀並みに強くて望を苦戦させられるような奴は…………)」
ヤマメはそう思いつつ考えてみるがやはり勇儀くらいに強い奴はパッとは思い付かなかった………
「…………そういえばさとりの所のバカ烏って結構強かったわよね?あの子なら結構いい相手になるんじゃないの?」
パルスィはさとりに対してそう聞くがその質問に対してさとりは顔を横に振る
「…………確かにお空なら望さんにとってもいい相手になるかも知れませんが、あの子はまだ自分の力を上手くコントロール出来ません。それでは望さんの相手は務まりませんね。」
「お空って誰だ?」
「霊鳥寺 空…………さとりが住んでる地霊殿のペットの一人よ。バカだけど前に神様からヤタガラスって神の力を貰って滅茶苦茶強くなったのよね。」
「ふ~ん、そんな奴がいるのか………闘ってみた――――」
ギロリ
「いと思っていた時期が私にもありました………」
背後から霊夢の視線という名の殺気を感じ取り望は冷や汗を浮かばせる
「……………う~ん、あの子でも駄目となると流石にもういないんじゃないのかい?」
「う、う~ん………確かにこれ以上と言われても全く思い付きませんね。」
地底の者たちは他に望と闘えそうな者を考えはするが、やはり先程言った空と勇儀以外の者は思いつかない。
皆が途方に暮れる中、一人さとりだけはある決心を固めていた―――
「(……………望さん達ならもしかすると《あの場所》でもやっていけるかも………)」
そう考えるとさとりは一呼吸し、改めて真剣な様子で望に声をかけた…………
「望さん………」
「ん?なんださとり?」
「…………私がこの地底でとっておきの修行場所をお教えします。」
「マジか?やったぁ!」
「…………ただし………」
「???」
喜ぶ望に対して重い表情を見せるさとりは続けざまにこう言った………
「…………命の保証は出来ませんよ。それでも、よろしいですか?」
命の保証がない………
そういうさとりの表情には冗談などといった物は一切感じ取れず、場の空気が一気に重くなった………
真剣な眼差しでさとっりにそう言われる望であったが…………
望は一瞬の迷いもなく―――
「そうか。でも俺はどうしても強くなりたい!教えてくれ、さとり!!」
笑みを浮かばせながらそう答えた…………
「え?ちょ、ちょっと私もそこに行くんだけど分かってる!?」
「ふふっ、貴方ならそう言うと思ってましたよ。………分かりました。ではついてきてください、ご案内しますよ。」
「おい聞けやコラ!」
霊夢の発言はスルーされさとりも予想通りの望の回答に笑みを浮かばせながら、そのままある場所目指して歩き始める。
が―――
ざわざわ
ざわざわ
さとり達が歩き始めると周りにいた鬼たちがざわついている事に気づく………
「なんだか周りの鬼たちがざわついているねぇ………」
「それはそうでしょう………なんせ勇儀相手に勝利した人間がいるなんて話、この地底じゃ直ぐに広まるでしょう………更にはその噂の人間が目の前にいる、騒がれない方が可笑しな話じゃないの………」
確かにパルスィの言う通り地底の中でも一・二を争う強さの勇儀がやられたなんて話が直ぐに広まることは何もおかしな話ではない…………
先を急ぎたい望達だが周りにいた鬼たちが望達を囲う…………
「なぁ、アンタ一体何者なんだ?勇儀を倒したってのは本当かい!?」
「噂ではあの伊吹 萃花にも勝ったって聞いたぞ!スゴいな、アンタ!!」
「ちょ、ちょっと退きなさいよ!今私たちは急いでいるのよ!?」
霊夢はそう言いながら強引に通ろうとするが思ったより鬼たちの数が多くなかなか抜け出せずにいた………
「どうしますか?望さん………先を急いでいるなら強行突破しますか?」
「…………う~ん。確かに今は霊夢の言った通りあんまりゆっくりしてる時間はねぇ。とはいえ、このまま強行突破をした所で姿が見つかる度に囲まれたら意味がない…………」
「でしたらどうするおつもりですか?」
「……………………あ!そうだ………あの手があった!!あれならなんとかこの場は切り抜けられるかも知れねぇぞ!!ちょっと準備があるから少しそこで待っててくれ………」
望は少し考えるとその場から瞬間移動である場所へと向かった…………
何を思い付いたかは知らないが望が言うからには何か良い策を思い付いたのだろう…………
大半の者はそう思い込んだが…………
「(……………望、妙に自信があったみたいだけど……………なんか嫌な予感がするわね。)」
霊夢だけは何故か嫌な予感がしてならなかったのであった―――
その頃、とある反映世界ではというと…………
「……………………」
「……………………」
鏡火や華蓮とはまた違った反映世界へと送られた二人の魔法使い――――
二人は空中で静止した状態で向かい合い目を瞑り魔力を集中させていた。そんな彼女たちの下にはやはりといった感じで大きな森が広がっている。その広大な森からは症気が漂っており、もしも間違って入ってしまったらなんだか一生外には出れないようなそんな雰囲気を漂わせていた…………
もう大体の者が気付いただろうがここは幻想郷の《魔法の森》の反映世界
二人の魔法使い 霧雨 魔理沙とアリス・マーガトロイドが住む森である
「…………………」
「…………………」
目を瞑りただ神経を集中させ魔力を高めていく二人………。そんな二人の修行風景は至って殺風景である。
「……………う、ううう……」
「…………………」
「うぐぐぐぐぐぐ…………!!」
「…………………」
「だぁぁぁああああ!!やってられるか!こんな事!!」
今までずっと無言であった魔理沙だが、我慢の限界が来てしまい声をあげる
「おい!アリス………なんで私たちはこんな地味な修行をしているんだぜ!?こんな地味な修行をやるくらいならもっと強力な必殺技とか、もっと強くなれそうな修行をした方がいいだろう!?」
我慢の限界が来た魔理沙はアリスにそう言い切るが、アリスは目を瞑ったままの状態を維持しながら冷静に答える
「……………そうね、確かにそういった修行の方が今よりも早い段階で強くなれると思うわ。」
「だろ!?だったら―――」
「…………魔理沙………私たちはただ強さを求める為だけに修行に来たのかしら?」
「それは違うでしょ…………私たちは自分が強くなるためじゃなくて、クロムって奴から幻想郷を守る力を手に入れる為に修行に来ているの………」
「…………………」
「貴方の考えは分からなくもないけど………《ただ強さを求めるだけが修行ではないの。》それに貴方を見てて思ったのだけれど、貴方の場合、強くなるために絶対体に無理な修行をやり続けるでしょう? そんなことしていざ異変って時に調子を崩したりなんかされたらかえって迷惑だわ…………だったら私たちは私たちに合った修行を私たちに合った速度でこなしていた方がずっと良いわ。」
「今は魔法使いの基礎中の基礎である魔力を高める修行………確かに遠回りの用だけど、今の私たちには必ず必要な修行だと思ってるわ。」
「………………………」
「それが分かったらさっさと精神を集中させなさい………それと、一つだけ………これからは基本的に起きている時は魔力を常に最大までに高めておきなさいよ。」
アリスはそう言い切ると再び無言となり、アリスの話を聞いた魔理沙も黙って精神を再度集中し始める。
「(……………アリスの奴、結構色々と考えていたんだな………。確かにアリスの言う通りもしもアリスがこうして一緒じゃなかったら、私はただただ強さを追い求めて結局何も出来ないような気がする…………それにしても《幻想郷を守る為の力》、か…………私とした事が大事な事を忘れる所だったぜ……………サンキュー、アリス………)」
魔理沙は一人心の中でアリスにお礼を言うと、真面目にアリスとの修行を再開させるのであった…………
ちなみに、この時、アリスは何を考えていたかというと―――
「(…………あああああ!!私ったらまた偉そうな口を聞いちゃって…………!!どうしてもっと愛想良く言えないの!?これじゃあ、ただ自分の意見を魔理沙に押し付けているようにしか聞こえないじゃない!!私のバカバカバカぁぁぁぁああ!!!)」
静かな
二人の魔法使いが反映世界で修行を続ける中で、一方の地底ではというと…………
「ああ、もう!鬱陶しいわね………さっさと退きなさいよ!!」
周りにいる鬼たちは数が多すぎて逆に望がいなくなった事に気づけないでいた………
周りにいる鬼たちをどうにか切り抜けようとする霊夢たちだが、望に待っていろと言われた為そこから結局抜け出せずに途方に暮れ始めていた…………
しかし、その直後――――
「……………………」
パシッ
「え………?」
何者かに手を掴まれ引っ張られる霊夢………不意を突かれた霊夢は咄嗟の事に反応出来ず、次の瞬間霊夢はその場から一瞬にして姿を眩ました…………
ピシュン
「え、ちょ………何が起こったの?」
霊夢はいつの間にか先程とは違った場所に移動させられ、気付けば目の前には今まで見たことがない西洋風の大きな宮殿が佇んでいた。霊夢は取り合えずそれを見ると辺りを見渡すが、見たところここはどうやら先程と同じ地底のようではあるが…………
突然の事態に混乱している霊夢だったが、ここで聞き慣れてきた声が聞こえる
「お、どうやら霊夢も無事にここへ来れたみたいだね………」
「え、萃花!?なんでアンタがここに………」
「う~ん、正直に言うと私にもよく分かんないんだよね。気付いた時には《地霊殿》の前に立っててさ………。あ、他の奴等もドンドンこっちに来てるみたいだよ」
「…………地霊殿、確かさとりって奴の屋敷………だったかしら?それならどうして私たちは気付かない内にここへ立っているのかしら?」
霊夢と萃花は考えるが何も思い付かない。ただし分かったことは………
「まぁ多分というより十中八九ここへ誰かが導いたんだろうね………思い返してみれば私もここへ来る前に誰かに手を掴まれた気がするし………」
「多分ソイツのせいよね………でもまぁ、そのおかげでやっとあの鬱陶しい場所から抜け出せた訳なんだけど………」
二人はそんな事を話しているとこちらにさとりがやって来た…………
「霊夢さん、萃花さん………どうやら無事にここへ来れたようですね。望さんのお陰です」
「望?…………ああ、そういうこと………つまりアイツの策っていうのはアンタをテレパシーかなんかで先に地霊殿に向かわせておいて、自分は行方を眩ませてアンタがここへ辿り着いたら瞬間移動でここへ連れてきたってこと………」
望という言葉を聞いて霊夢は大体の内容を理解した。確かに望は瞬間移動が出来るし、さとりを先に向かわせておけばほぼ一瞬でそこから地霊殿へと移動が出来る………それは理解できなくもないのだが…………
「ん?ならどうしてそんな回りくどい方法をやってるんだい?望以外の奴が先に地霊殿へ行って、その後に望が瞬間移動した方がずっと効率良いんじゃないのかい?」
確かに萃花の言う通りそんな回りくどい方法をしなくとも、そうすれば移動は一回で済む上に楽である筈………
そう考える萃花だがさとりはその後にこう言い切った…………
「それに関しては私も言ったのですが、望さん曰く《確かに回りくどいが流石に一人になった時に大勢の前で瞬間移動を使うと目立ちすぎる》とのことだそうで………ですから《変装した状態》で皆さんを移動させて、注意を別の方向へと向けてからこちらに来ると言ってました」
「ん?変装した状態?なんだい、それ………」
さとりの発言に首を傾げる萃花と
「(…………う!?なんかまた物凄く嫌な予感がするわ………)」
先程以上の嫌な予感に見回れる霊夢
「さ~?私も実は詳しいことは聞いてないんですよ………ただ前にも変装したことがあったそうで………」
「(アイツが変装?………………そんな事、あったかしら………?)」
その時―――
ピシュン
「へへっ、オーイ!さとり~!今戻ったぜ~!」
霊夢達の背後から望と思われる声が聞こえる
「どうやら望さんが帰って来られたようです………望さん、お帰りなs―――」
さとりは霊夢たちの後ろにいた望に声をかける………
が、何故か望を見たさとりはそのまま固まってしまった…………
「???どうしたんだい、さとり?………何か驚くような事でもあったのk―――」
萃花はそういうと霊夢も同時に後ろへと振り返る………
すると、そこには――――
「勇儀たちはもう地霊殿の中へ直接瞬間移動させておいた…………あと、集まってきていた鬼たちも遠ざけておいたからこれなら騒ぎになることもきっとないと思うぞ。さて、さとり………そろそろとっておきの修行場所を教えてくれないか?」
声は普段通りの望であったが、何時ぞや望が紅魔館で執事をしていた頃になった女装をした望の姿があった………
「ん?どうしたお前ら?俺の顔になんか付いてるのか??」
「な、なななな、なんて格好してんのよ!!こんの…………変態がぁぁぁぁあああ!!!」
「え?ちょ………おまっ…………!!ふおお!?」
ヒュ―――――ン…………ズドン!!
「ふ~ん、男が女の格好をするのってやっぱ変なんだな」
「変じゃないわ、変態よ」
またも岩盤に叩きつけられた望は霊夢たちに一応前に女装した時の事情を知らせた
「それにしてもまさか女装をするとは思いませんでしたよ………しかも、なんだか少し可愛いですね」
「まぁそれには少し同感かな………最初見た時、声がなかったら絶対に望だって分からなかったよ。」
望は前回の黒のゴスロリ衣装とは違い、明るいイメージが強い服を着ていた
黄色の半袖シャツに下は茶色い短パンを黒のサスペンダーで吊っている。
足には黒いニーソも履いており、頭には自身がいつも身に付けていた黄色のハチマキで作られたリボンまでついていた
これなら確かに見た目だけなら完全に普通の女子と違和感がない………
「それにしてもあの吸血鬼の奴等、望に変な事を教えて…………今度会ったらメイドは血祭りにあげるか…………」
一人物騒な事を呟く巫女を尻目に話が続く
「ところでその服は一体どうされたんですか?霊夢さんがそのような服を着るようにはとても思えませんし」
「ん?ああ………これはな、あの時また紅魔館に向かったのは良いものの………レミリアもフランも修行中だったし、パチュリーもパチュリーで忙しそうだったから別の所へ行こうかなと思ってたんだよな………そしたらちょうどそこに紫が俺の目の前にやって来てそれで――――」
「あ………もうなんとなく理由が分かったので話を本題に戻します。地霊殿で話すのでどうぞ中へ」
望以外の三人は『紫』という言葉が出た瞬間、大体というか全て予想が付いたので話を中断させ地霊殿へと入っていったのであった……………
「女装しても違和感がないなんて妬ましい………パルパル………」
「これは驚いたねぇ………まさかここまで見た目が変わるなんてね………」
「ほ、本当に望さんって何でも出来るんですね………」
「いっそその姿をもっと他の奴にみせてきたらどうだい?」
地霊殿の中で待っていたパルスィたちも望の姿に驚く中で話は本題へと進んでいった
「では、話を始めます………まず最初に望さん達に向かってもらう修行場所は………《旧地獄最終エリア》………またの名を《黄昏の森》と呼ばれるこの幻想郷で一番危険な場所です。恐らくここ以上に危険な場所はこの幻想郷に絶対に存在しません。」
「旧地獄だって?確か地獄は元々は地底にあったとか言ってたな………」
「その通り、黄昏の森はこの地底世界が地獄であった頃に、重罪を犯した大罪人が放り込まれていた《致死率100%》の迷いの森………そこには例えどのような強さを持った神であろうとも、いとも容易く食い殺されてしまうような恐ろしい神獣達が無限に住んでいます………」
「神獣ですって!?」
「しかもただの神獣ではありません………そこにいる神獣たちは普通の神獣達よりも数十倍は強化された超危険生物たち………例としてあげさせてもらえば、例え鬼であろうが一秒も持たないでしょう………」
「…………………」
「望さん………最後にもう一度だけ聞きます。貴方は今の話を聞いても修行をする気になれますか?」
その場にいる全員が服装が何時ものに戻った望へと視線を向ける
話を聞く限りだと想像以上にヤバイ世界………
いくら望といえどその世界の話を聞くと命の保証は確かに出来なくなる
「…………さとり………」
「はい………」
「…………今更俺がそんなことで怖じ気づくとでも?」
「俺は人間にも神にもなりきれてない半端者だ………だがな、一度決めた事は中途半端には終わらせねぇ……!!」
「………………貴方らしい回答ですね。心を読まなくとも貴方の考えが分かります」
さとりはまたもクスッと笑い望もそれと同時に笑みを浮かばせた。
「分かりました。これ以上は何も聞きません………それでは望さん、霊夢さん、出発しましょう………」
「皆、俺ちょっと修行に行ってくるぜ………ここまでありがとな!」
望は地霊殿まで来てくれた地底の者達に最後に声をかける
「が、頑張ってください、望さん!修行も大事ですが体も大事にしてくださいね?」
「頑張ってきな、望………もしも修行が終わって異変も無事解決したらまた喧嘩をやらせてもらうよ!」
「望、お前は勇義と私を倒したんだ………並大抵な奴等に負けたら承知しないよ!!」
「はぁ、ああ~………まぁ…………頑張りなさい…………」
「おや、パルスィ………鬼闘の時には『望頑張れ~!』って応援してたくせに素直じゃないね~♪」
「―――――っっっ!!!そ、そんな事言ってないわよ!!」
「またまた~!恥ずかしがる必要ないだろう?」
「べ、別に恥ずかしくなんか………!!」
「へへっ、なんか良くわかんねぇけど頑張ってくるぜ!パルスィ!!」
「う!?………え、ええ………(コイツと話すとなんか調子が狂うわね………)」
望は皆との最後の最後の挨拶を終えると同時に霊夢と共に修行地である黄昏の森へと入っていくのであった………
こうして望たちがそれぞれ修行を始めてから実に数日が経った―――
クロムの異変までおよそあと一週間………遂にその日、クロムからの二回目の通信が幻想郷中に響く…………
「―――聞こえるかな?幻想郷の者達よ………―――」
「!………紫様!!!」
「ええ、分かってるわ………藍」
クロムからの突然の通信に驚く藍と冷静な紫
そんな二人は他所にクロムは淡々と通信を続けた………
「―――恐らく今お前たちはまだ約束の時ではない筈と思っている者もいるだろう………確かにその通りだ、まだ約束していた時は一週間近く空いている………だから今回は異変とはまた違った用件だ。―――」
クロムはそういうと不敵に笑い出す………
「―――クックック…………用件というのは他でもない…………。率直に言わせてもらうと『ちょっとした準備運動』でもしようかなと思ってな…………といっても幻想郷にいる奴等は何も起きないから気にしなくて良い……………普段通りの平和な一日を過ごすがいいさ…………『幻想郷にいる奴等は、な………』用件はそれだけだ………じゃあな―――」
クロムは何やら意味深な台詞を最後に二回目の通信を切った…………
「………どうやら幻想郷にはまだ手を出すつもりはなさそうですね…………しかし―――」
「……………」
紫と藍の二人はクロムが言っていた言葉に違和感を感じてしかたがなかった…………
あのクロムがただ普通に暇潰しを行う筈がない………。恐らく今の通信は幻想郷の者達全員にではなく、間違いなく自分達に向けたクロムの『何かの宣戦布告』…………
―――幻想郷にいる奴等は、な………―――
紫の頭の中で先程のクロムの台詞が流れる………
その瞬間、紫はクロムの考えを全て理解してしまった…………
「しまった……!!ちっ………!!」
紫はクロムの思惑に気付いたと同時に手遅れである事に軽く舌打ちをたてる。
「紫様?何か気づいたのですか?」
何も気づいていない藍は状況をサッパリ理解できない………
すると紫は重い表情を浮かべたまま藍にただ一言こう答えた…………
「あの娘達が危ない…………!!」
所代わって無縁塚…………
「…………さてとそろそろ八雲 紫も俺の考えに気付いた頃だろう………まぁ、既に邪魔が入らないように手は打ってあるんだがな…………」
クロムはそう呟きながらニタつき、指をボキボキと鳴らしていく…………
「さてお前ら………準備は出来ているか?」
指を鳴らし終えるとクロムは振り返り、後ろにいる二人の少女に声をかける…………
「いつでもOKですよ!クロ様♪」
「はぁ………なんで私がこんな面倒な事しなきゃ行けないのよ?終わったら絶対にプリンを奢ってよね!?」
「…………よし、神影……取り合えずお前はこの後処刑な……そんじゃま、そろそろ行こうか………」
―――異世界でこそこそと修行をやっている奴等と暇潰しにな!―――
どうもリルルです♪
今回は一気に話が飛んでいきましたね………
しかもなんだかクロム君たちは奇襲を仕掛けるつもりのようです
ま、まさか早くも望vsクロムが始まる………のか?
と、とにかく……次回はクロム君の暇潰しという名の異変前の余興が始まります!
あ、といっても次回は天音さん編ですけどねww
天音さん編、次回で遂に最終回です
次回予告!!
クロムの言葉に迷いが無くなった天音………
そんな彼女とクロムの激闘は更にヒートアップしていく…………
果たして二人の闘いの結末は!?二人はどうして仲間になったのか!?
次回
【特別編 クロムと天音の出会い エンディング 後編】
お楽しみに~♪
To be continued~♪