今回は珍しく二話投稿しているリルルちゃん。
こりゃあ明日辺りに槍でも降ってくるのでは?( ̄▽ ̄;)
まぁ、たまにはこういう時もあるよね。
さて、今回は思っていた以上に長くなってしまったので前編と後編に分けました。
あと今回は一つ嬉しいタグとして、【咲夜さん最強伝説】
つまり、今回は咲夜さんが無双する回という訳です。( ´∀`)やったね♪
それでは本編どうぞ
前回のあらすじ(前回書くの忘れてすまねぇ!)
一つの反映世界が消える少し前――
白玉楼の反映世界では鏡火と妖夢があの天音と闘っていた。
二人は気づき上げた信頼関係で作り上げた抜群のコンビネーションで天音を追い詰め、新技【クロスファイア】で仕留めようとするが、彼女の能力によりそれは脆くも崩れ去ってしまう。
反映世界とはいえ自分が今まで支えた白玉楼が消え去った姿に妖夢の戦意が失われてしまう。
そんな中、紅魔館の反映世界ではというと?
天音が不穏な一言を言ったちょうどその頃―――
紅魔館の反映世界では戦意喪失気味の華蓮を尻目に咲夜と神影が激突していた。
「………邪魔すんなよ。たかが人間風情が―――」
「ぐっ!!?」
神影の蹴りが咲夜のお腹にヒットし咲夜はそのまま霧の湖を囲む森まで吹き飛んだ。
そんな咲夜を追いかける神影には何時もの明るい様子は既に消えており、冷酷無慈悲な視線が咲夜へと刺さっていく。普段の彼女とはとても思えない光景だった。
「(うぐぐ………。つ、強い。パワーもそうだけどスピードも半端ないわね。)」
「…………何処見てるのよ。」
「っっ!!【夜霧の幻影殺人鬼】」
メイド服がボロボロの状態で木にめり込んだ咲夜はなんとか起き上がるが、その時には既に神影自分と目と鼻の先にまで接近していた。その瞬間まで全く気づかなかったことに動揺した咲夜は咄嗟にスペルを使うが―――
咲夜の放ったナイフ一本も当たることなく彼女はその場にはいない。
「な!?(そんな!有り得ない!時を止めて放った弾幕を止めるならまだしも【一本も当たらずに避けるなんて出来るわけが……!!】)」
「面白い能力を使うわね。【時を止めて攻撃する】、けど……時を止める程度じゃあたしに勝つのは不可能よ。】」
神影の声に咲夜が気づいた瞬間、彼女の背後に強い衝撃が走る………。
見ると神影が自分の背後にあった木の反対側からこちらに向けてキックをしていた。その蹴りを背中からもろに食らった咲夜はまたも吹き飛び、今度はドッポ――――ン!!!という音を立てながら霧の湖へと吹っ飛んでいった。
その頃、華蓮はというと―――
「………………」
文字どおりショックで完全に固まってしまっていた。
神影がクロムの仲間だった事も勿論ショックだった………。だが、それ以上に仲良くなった神影本人に【敵だ!!】と言われた事の方が華蓮の心を傷つける。
咲夜が神影と闘っているのも当然気づいていた。音も聞こえるし、咲夜がやられているのもなんとなく分かる。ただ、加勢しようと思っても足が全く動こうとしない。いや、寧ろ動こうと思えば思うほど足が進む気配が無くなっていく。
華蓮の瞳からは溢れんばかりの涙が溢れ、出れば出るほど彼女の瞳から希望が………光が失われていく。
「(………本当に、神影ちゃんと闘わなきゃ行けないの?)」
その頃、ドッパ―――――ン!!!!という音を立てながらメイド服がビショビショの咲夜が飛び出す。
「くっ、時止め攻撃が全く効かないとはね。私、今とんでもない化け物と対峙しているかも………」
「………その通りだよ。私、実際化け物だもん。そもそも人間じゃないしね。」
咲夜がゆっくりと顔を上げるとそこにはこちらをつまらなそうな表情で見下ろす神影がいた。明らかに勝ちを確信している奴の余裕が神影から溢れかえっている。まぁ、彼女が人外であるのは先程の言動から既に察していたので特に驚くことなく咲夜は問い詰める。
「人間じゃない?ではあなたは一体何者なのですか?」
「………ま、言わない理由もないから教えてあげる。ついでに私の能力も教えてあげるわ。」
「………あら?宜しいのですか?わざわざ敵に能力を教えるなんてそれが原因で負けるかも知れませんよ?」
咲夜は冷静にいつものメイドの口調で挑発をかける。
仕事柄、なんとなくで思うが多分目の前の少女は結構短気な性格だ。なら挑発をすることで能力を知るだけでなく、相手の冷静さを掻くことも出来るかも知れない。咲夜はそんなことを思いながら彼女に揺さぶりをかけるが………
目の前の彼女はそう言われると先程の表情から一変して、一気に先程のような冷たい表情へと戻る。
「………安い挑発だね。それで冷静さでもかく気かしら?」
「……………」
目の前の少女は思っていた以上に冷静だった。だがどう見ても間違いなく彼女は短気。それはほぼ間違いないとは思うが、恐らく見た目以上に今の彼女はそんな挑発にかからない位にまで怒り狂っているのだろうか?
「…………まぁ、いいさ。私はこれでも神様なのさ。四霊と呼ばれる【応竜】っていう神獣なんだ。」
「【応竜】。竜、ってことは貴方はまさか龍神様?」
「………違うよ。あたしは龍神とはまた違う種族さ。まぁ、遠い親戚みたいな物だよ」
咲夜は内心目の前の少女に焦りを覚え始めていた。幻想郷で龍神様と言えばこの幻想郷を作り見守る者であるという言い伝えが存在する。そして、少なくとも目の前の彼女は龍神ではないにしろ龍神に近い種族なのであれば彼女がどれほどの戦闘力の持ち主か容易に想像できた―――
メイドをしている時は決して内心を悟られないように装う咲夜だが、この時の咲夜はほんの少し肩が張ってしまったのだという。
「…………親戚にしろ何にせよ。貴方はどうやら私が思っていた以上に化け物のようですわね。フフ、仕事をしている時はなるべく感情を表に出さないようにしているのですが―――」
「………いや、あんたは充分に隠せてる方だと思うわよ。だから、【少しリラックスしたらどうかしら?】」
「………いえ、お気持ちだけで結構ですわ。」
目の前の彼女はそんな咲夜のほんの少しの乱れを直ぐに見抜いていた。神影にそう言われた咲夜は冷静に返しつつ、直ぐに気分を落ち着かせる。
「(………まさか、こんな所であれを使う羽目になるとはね。)」
冷静になった咲夜は自身の瞳を赤く光らせる。それを見た神影は特に慌てることなくじっと咲夜を見つめていた。
「…………フー。【出来ましたわ。】では、早速続きを始めましょう。」
目を赤く光らせたままナイフを構える咲夜を観察する神影。
しかし、目の色以外は特に変わった違いがなく、強いて言えば彼女が急に【気を最大まで引き上げたことくらいか?】
先程の彼女からは考えられない人間の底力とも言えるような気。恐らくだが彼女は今、【リミッター】を解除したのだろう。
人間問わず生物が出せる力というのは必ずしも【100%発揮できる訳ではない。出来ても精々80%くらいが限界と言われている。】それは無意識の内に体が抑え込もうとするからである。
……本当に己の限界までパワーを出してしまえば体がもたないからだ。
しかし、目の前の彼女はそれを自らの意思で解除し、その上で自分が出せる力を100%発揮している。その証拠に限界まで発揮した力の影響か、傷がついてない筈の咲夜の上腕からは血が流れ出している。隠しているつもりかも知れないがずぶ濡れになったメイド服の上が赤く滲んでる時点でバレバレだ。
「………あんた、自滅する気?」
神影は一言彼女にそう問いかけた。確かに100%力を発揮した分、戦闘力は大きく跳ね上がったが所詮は人間。いくら戦闘力を上げた所で今の自分に勝てるなど100%不可能だからだ。というか、その100%まで上げた気でも私がその気になれば越えられるレベルだ。
だが、目の前のメイドは私に向けてこう言った。
「………クソガキにはこの程度で充分という意味ですよ。応竜様?」
「………言ってくれるじゃん?」
流石に今の一言には答えたようで神影の額に青筋が浮かんでいる。そんなことは露知らず咲夜はナイフ片手に突撃していった。だが、直ぐに冷静さを取り戻した神影は咲夜の一撃を避けて両手を組んで降り下ろし逆に頭に強い一撃を与えた……!!【と思った。】
が、一撃を与えても全く怯まず寧ろ固すぎて逆に降り下ろした手が弾かれてしまった―――
「…………」
世の中には石頭という言葉があるがこれはそういうレベルじゃない。いや、固い以前にそもそも【咲夜に触ったような感じがしない。】
「………私はこの修行の合間、華蓮と修行するあの娘と私の違いに気づいた。いくら時を止めれようと相手があまりにも速すぎた場合、対処することが出来ないという弱点に…………。そして、私は自分なりにこの能力をより有効に使う方法を考えた。そして、私が思い付いたのは【時を止める対象そのものを変えること】。」
「!!?お前、まさか―――」
「………そう。時を止める対象というのは、【ズバリ私自身のことですわ。】私の体に流れる時を止めることでいくら攻撃を叩き込まれようと、いくら体に無理のあるパワーアップを遂げようとも、あらゆることが時を止めている間は私の体では【何もなかったこととなって対処される。】」
「その名も『幻世【完全無欠のザ・ワールド】』。貴方に勝てる術はありませんよ?」
「黙れ!!」
怒鳴り散らしながら咲夜へと殴りかかる神影。その一撃は咲夜の顔面をとらえるが咲夜が吹っ飛ぶことはなく、全く怯まずこちらを睨み付けるだけだった。
「あなたが龍神様の親戚というのは驚きましたが、こうなってしまっては如何にあなた様といえど勝利するのは厳しいのではないかと思われます。」
「………ちっ。だが、如何に攻撃を無効化できた所でお前のパワーでは私を越えることは出来ない!!」
「………確かにこのままでは貴方に傷一つつけられないでしょう。ですが、お忘れですか?私はあくまで【この肉体に流れる時間を止めているだけでございますよ?】」
「!?」
「その表情だとお気づきになられましたね。そう、私はあくまでも自分に流れる時間を止めたに過ぎません。つまりは、もう一度これを使える訳ですよ。」
咲夜がそういった直後、咲夜の戦闘力は先程の【2倍】高くなった。それだけじゃない。そう言っている内に咲夜の戦闘力は3倍、4倍と高められて最終的には10倍近くにまで戦闘力が上がっていた―――。10倍まで戦闘力が高まった咲夜の体からは赤いオーラをその身に纏わせている。
「そうです。私はこの100%の力を発揮する能力を【レッドゾーン】と呼んでいるのですが、あくまで私の時間しか止めていませんので、【私の肉体そのものの時まで止まっています。いえ、どちらかというとその状態を維持している状態になっている。】 といった方が正しいでしょうか?ということは、維持している状態から再びレッドゾーンをかけて再び【完全無欠のザ・ワールド】を重ねる。あとはそれを繰り返すだけ―――」
「………ちっ!!」
「それでは、反撃させていただきます。」
神影の耳に咲夜の声が聞こえた時には既に咲夜はその場から姿を消していた。
………決して、時止めではない。咲夜本人の超スピードで姿を消している――――
ズン!!!!と、鈍い音が鳴る。咲夜の足が神影のお腹にめり込んでおり、あまりの威力に神影は吐血しながら空へと吹っ飛ばされた。空へと打ち上げられた神影を咲夜は先程の超スピードであっという間に追い抜き、回り込むと神影が見えた所でスペルを撃ち込む!!!
幻葬【夜霧の幻影殺人鬼】
一度は避けられたスペル。だが、10倍レッドゾーンがかかった状態のスペルはパワーやスピードも当然上がっている。今度は神影も避けれずいずれも命中し、今度は真っ逆さまに湖へと落ちていく。しかし、咲夜は逃がすことなく再び先回り。
先に湖の水面下に足をつけた咲夜は身に纏う赤いオーラを更に濃くしていく!!
「(………15倍………20倍………25倍………)終わりにしましょう。全力の【30倍】で!」
レッドゾーンを30重にしてかけた咲夜からは赤いオーラの他に黒いスパークを身に纏う―――
今の彼女ならクレイドなど最早敵ではないだろう。
寧ろ、今、この幻想郷で【最も強いのは彼女かも知れない。】そう思ってしまうほど今の彼女の戦闘力は他を逸脱していた。
「応竜 神影様、私の全力を持って貴方を討ち取らせていただきます。……30倍、傷魂―――」
【ソウルスカルプチュア】
自分の目の前まで落ちてきた神影に小さくそう呟いた。
最もその直後には彼女はボロボロの状態になっており、空中に軽く留まった神影はチャポン!と小さな音を立てそのまま湖の底へと沈んでいくのであった。
どうもリルルです♪
コラボ第二話を含めると今日だけで9000文字以上編集しているという事実に驚きを隠せません( ̄▽ ̄;)
ま、そんなことはさておき咲夜さん強すぎじゃね?( ̄▽ ̄;)
ただ、設定がなんというか、うん。あの、その、界〇拳じゃね?
というのは気にしない方向でオナシャス( ̄▽ ̄;)
あ、【完全無欠のザ・ワールド】に関してですが、回りくどい言い方をしてますがまとめると【その状態を常に維持した状態になる】とでも思えばいいです。
もっと言ってしまえばデッドゾーンと併用することで時を止めている間は【界〇拳をデメリット無しでずっと使える状態にする】とでも言えば良いでしょうか?
その上で重ね掛けも出来てデメリット無し、いや強すぎじゃね?( ̄▽ ̄;)
完全にオーバーキルな能力ですなwww
しかし、そんな咲夜さんも次回で――――
次回予告!!
切り札【完全無欠のザ・ワールド】×【デッドゾーン】の力で30倍の戦闘力を得た咲夜。
勝利を確信する咲夜だったが、湖から出てきた神影の様子が?
次回
【最強降臨!!咲夜、禁断のデッドゾーン!?】
お楽しみに~♪
To be continued~♪