え?今年の投稿は前回で終わったんじゃないかって?
………あれは―――
嘘DESU☆!!
はい、スミマセン
ま、何でかと言うとリルルお得意の早く書いてみたかったって奴です。
なので年明けまで待てずいっその事年末記念として載せちゃおうという………
いつも通りの言い訳ですなww
申し訳ない………
ま、まぁ新年祝いとしてクロム君と神影ちゃんの話を書きますのでどうかお許しをば
あ。どちらにしても本編は本当に前回で今年の分は終了してます
そこんとこ宜しくですぞ
それでは年末記念の特別編、クロム君と天音さんの出会いスタートです♪
【特別編 クロムと天音の出会い】前編
外の世界と隔離された世界、幻想郷………
その中でも特に危険と言われている無縁塚ではある三人組が暮らしていた
「ふぁ~あ………おはよ~、クロ~………」
「…………………」
「…………………おはよう、クロ………」
「…………………」
「……………何よ!折角私が挨拶してやってんのに返事もなし!!?」
「…………お前は永遠に眠っててください、以上……」
「はぁ!?もうあったま来た!!表に出なさい!!今度こそアンタをボコボコにしてやるわ………!!」
「煩い、黙れ、眠い、死ね、二度と俺に話しかけるな」
「キ―――――!!!喰らいなさい!!!」
ドッコ――――――――ン!!!
一人の少女と一人の男が目覚めてほんの数分で口喧嘩を始め、そして何故か闘いに発展する………
こうして他愛のない?会話を繰り広げながら三人は朝を迎えていく…………
ズドドドドドド…………!!!
ビッシャ――――――ン!!!
「う~ん……………むにゃむにゃ♪」
……………
一人は眠ったままだが―――
「おっはようございま~す♪クロ様~♪」
「…………………」
しばらくして眠っていた女性が目を覚ますと元々何もない無縁塚が何故か半分ほど消し飛んでおり、辺りを見渡すと先程口論していたもう一人の姿が見えない
「あれ?神影ちゃんはどうしたんですか?」
「…………アイツは一人になりたいってさ………」
男は女性に目線を合わせる事なく棒読みで答えた………
どう考えても嘘を言っているようにしか聞こえないが、彼女は最早聞きなれているのか
「そうですか………」とだけ呟く………
「………………ちょっと出掛けてくる。」
すると少し間を開けたタイミングでクロムと呼ばれた男は立ち上がる
「どこに行くんですか?」
「……………修行に決まってるだろ。俺はあの野郎をぶっ殺すまで、俺の修行は永遠に止まらない………」
クロムはそう言い残すとそのまま姿を消していった………
残された女性はまた特に何も言わずに空を見上げている―――
本日は快晴であり雲一つない青空………
そんな空を見ていた彼女は笑みを浮かばせそっとこう呟く………
「…………………………フフッ♪これが雲一つない青空、という物ですか………あの時のままの私ではきっと一生見られなかった光景ですわね♪」
「っっっ………!!クッソ~!!クロの奴、女の子に対してグーで殴ってくるんだもん………ほんっとに信じらんないわ!!アイツには優しさとか人を敬う心とかないの!!?」
「あ!お帰りなさ~い!!神影ちゃ~ん♪」
「う、うん………ただいま、天姉………」
天音と呼ばれた女性が空を眺めているとそこへ先程行方不明であった少女が戻ってきた
その体は全身傷だらけにアザだらけというなんとも酷い有り様である
「あらあら?今回もこっぴどくやられたようですわね、神影ちゃん」
「う、うるっさいわね!!だ、大体………今回《は》私は絶対に悪くないわ!!私はただ挨拶していただけだもの!!」
「え?神影ちゃん、確か昨日の夜クロ様が帰ってきた時に――――」
『クソッタレ~!おい、俺にそこで寝かせろ!!』
『ふん!誰が譲るもんですか!大体クロは自分が眠れる場所見つけたって言ってたじゃん』
『だ・か・ら!!さっきも言っただろう!ついさっき意味わからん餓鬼が俺が眠るのに使ってる山を破壊したって!!………おかげで寝る場所が無くなったんじゃ!!大体な!?お前が今寝てる所は元々俺が使ってたんだぞ!!それをお前が!!………「年頃の女の子が男と一緒に寝るなんて出来るわけないでしょうが!!いいからそれを私に寄越しなさい!!」とかなんとか言って俺は仕方なくあそこで眠ってやってたんだろうが!!!』
『ああ~、そう言えばそうだったわね~………ま、御愁傷様~ww』
『ぶっ殺してやる!!』
「――――とかなんとか言って結局喧嘩してクロ様を起こらせてたじゃないですか~♪」
「ちょ!?なんで天姉が知ってんの!!天姉はその時、グースカ寝てたじゃん!!(いや、まぁ、寝顔は可愛かったけども………)」
「フフッ♪私に出来ない事は存在しませんよ?」
「……………本当、スキルに関してじゃ天姉には一生勝てる気がしないわ………」
神影と呼ばれる少女はそう言いながら二人は至って普通な会話をしていた――――
すると、神影の口からついついクロムに対しての愚直が………
「それにしても、本当にクロムって優しさの欠片も感じないわね!!いっつもなんか機嫌悪そうだし、私はまだ良いとしてもこんなに優しい天姉に対してもなんか態度悪いしさ~…………アイツにはそういう人間らしさがまるでないのかしら!?天姉もそう思うでしょう?」
神影は口を尖らせながらクロムに対しての不満を愚痴る
すると、天音は何故か珍しくキョトンとした様子で神影を見つめていた
「???そうですか?………う~ん、少なくとも私はそうは思いませんわね。………寧ろ私はクロ様以上に優しい方はいない気がしますわ♪」
「………え?」
天音の回答が予想外だったのか少し固まる神影
そんな神影を他所に天音は話を進めていく
「そう言えば、まだ神影ちゃんには話してませんでしたわね………私の人生についてを………」
「天姉の人生?」
「ええ、多分私あの時にクロ様と会ってなければこうして神影ちゃんと話す事も…………生活する事も…………それどころか《永遠に私は外を歩けなかったかも知れませんわ》………」
「え!?そ、それってどういうこと!?」
「フフッ♪言われなくてもしっかり話しますわよ?そうですね、あれは確か―――」
天姉の口から次々と驚きの言葉が飛び交う中、天音はニコニコしながらクロムとの出会いを語り出した――――
クロムと天音が初めて出会ったその日………
その日は空に雲が覆われており雨が降りそうで心配になる日だった………
そんなある日、クロムはというと―――
「モグモグモグモグ……………」
一人でお菓子を食べながら山道を突き進んでいた………
山奥なので当然妖怪はいるしましてやクロムは普通に見ればただの人間なので襲われても仕方ないのだが…………
クロムの進んでいる道を見るとそこには大量の妖怪達が無傷で気絶させられていた
さしずめクロムに襲いかかってきた妖怪達なのだろうが、クロムはその全てを容赦なく返り討ちにしたようである
「……………ふあ~あ、最近まともに寝てねぇから流石に少し眠いな………雑魚共じゃ眠気覚ましにすらなりやしねぇしよ…………」
一人欠伸をしながら山奥へと突き進むクロム………
すると――――
「………あ?なんだありゃ、なんかの村か?」
クロムが突き進んでいると目の前に割りと大きな里が目に映る
大きさとしては慧音や妹紅などがいる村とほぼ同じ大きさであり、建物の作りも人里の物とよく似てる………
ただそこは森の奥にあるからか普通の人里とは違い、里の中にもいくつか木が生えておりそして里の中心部と思われる場所には一際山の高い樹木が植えられていた………
緑溢れる落ち着いた雰囲気の村を前にしてクロムは立ち止まった
「………………」
それを見たクロムは軽く疑問に思う………
「(…………妙だな。幻想郷にこんな村があるなんて話は聞いた事がない………それにしてはあの真ん中の木があるし目立ちすぎる………それなのにも関わらず一切聞いた事がないとなると、ここはあの八雲 紫とかが隠している里かなんかか?……………イヤ、それなら何故この村を隠す必要性がある………あるいは…………八雲 紫すらも知らない隠れ里なのか?)」
クロムはまるであの男ような鋭い思考で疑問点を見いだしていく
正直な話謎が多すぎて立ち入るのは止めたい所ではあったが―――
「だが、それはそれで面白そうだな…………どんな所か、見させてもらおうか」
その謎の多さが逆にクロムの興味を買い、クロムは単身その村に入り込んだ………
「(………………あれは………)」
村に入って割りと直ぐにクロムは人………イヤ、妖精を見つけた………
すると、クロムは妖精を見つけると同時に姿を隠す………
ここに入ってまず分かったのはここは恐らく妖精達の隠れ里らしい
入って数分もしない内に村の中のあちこちで羽の生えた妖精達が飛び交っている所から見てまず間違いないだろう
……………何故か女の妖精しかいない上に、妙に痩せ細っていたが………
それともう一つ分かったのはここには特殊な結界が張られているということ
まぁ、これはそうだろう…………
なんせ中央にデッカイ木があるにも関わらず、今まで誰にも見つからないとかはまず考えにくい………
だとしたら結界か何かでこの場所を隠していると考えるのがセオリーだ
「(…………もし見つかりでもしたら後で厄介な事になるかも知れん………菓子だけ貰ったらさっさとここを出ていくとするか………)」
なるべく妖精に見つからないよう慎重かつ大胆に行動を取っていくクロム
「(……………さて、恐らくここが中心部なんだろうが…………)」
こうしてクロムは誰にも見つからずに中心部までやって来たが…………
「(……………コイツは、酷いな………)」
思わずクロムはそう思い表情を少し歪ませる
そのクロムの視線の先には…………
「…………………あ、あうう……」
「……………ううう………」
町の真ん中で地に足をつける女性の妖精達………
それを何とか元気付けようとする者もいれば、全く動かず心ここにあらずといった妖精まで
完全に廃れた様子の村がそこには広がっていた………
「(…………何故女しかいないのかはこの際どうでもいいが、本当に変に廃れた村だな…………ろくに飲み食い出来てねぇな、これは………)」
目の前の光景を前にするクロムだが、冷静に状況を判断するだけで未だに助けようとはしない………
「(………………フン、仮にコイツ等が死のうが俺には関係ない………とはいえ、流石にここから菓子を持っていくのは流石に後味悪い…………さっさと帰るか………)」
クロムはしばらく村を見つめた再び見つからないように村を抜けようと振り返った………
その時―――
「ワ―――――――ッハッハッハッハッハッハ!!!」
クロムの背後から男の笑い声が聞こえ、クロムは咄嗟に気配を消して様子を探る…………
見ると先程から見えていた巨大な樹木の方角から、まるでてんとう虫のような形をした人間を乗せた乗り物がこちら目掛けて飛んできていた………
大体六匹近くのてんとう虫を先頭にその後ろから一際巨大なてんとう虫が飛んでくる
そのてんとう虫は何やらゴージャスに出来ており、頭には王様っぽい冠などをつけており色は赤色ではなく金色で出来ている
そして、その巨大なてんとう虫の背中には先程の声の主と思われる男が腰かけていた
その男は青い髪をしているが、口はタラコ唇であり体は全体的にふとましくおまけに出べそといったクロムと比べるとかなり不細工な印象
服装は王族などが着ていそうな衣装を身に包むがサイズが全くあっていない………
頭には巨大てんとう虫と同様に冠を被り、手には宝石のついた高そうなリングが沢山ついていた…………
「よっこらせっと…………!!」
その男が地面に地をつけると同時に周りの妖精達は体を小刻みに震わせていく………
どうやらクロムには全く気づいていないらしい………
「フンフンフン♪さーってと、そろそろ新しい奴隷妖精を増やそうかな~?…………う~んと、えーっと………誰にしようかな~♪」
町の中心部にいる妖精達をスキップしながら物色していく男
その周りを警備するかのように先程のてんとう虫にいた男達はついていく
「う~ん…………もう可愛い子は殆ど連れて帰っちゃったしな~………ま、僕らのとっておきに比べたら妖精なんてスタイルも普通だし、色気とかも殆どないもんね~wwアッハッハッハッハ♪」
その妖精達の平気でそんな発言をする男に対して、怒りが込み上げる妖精達だが何故だか誰も動こうとはしなかった…………
「お?おおお!?なんか可愛い子見っけ♪」
「ひぃ……!?」
物色していた男の視線が一人の妖精に止まる
男に見つめられた女性は恐怖で震えたかのような声をあげる………
「ワッハッハッハッハッハ♪今回はコイツに決~めた!オイ、お前ら!!あの妖精を取り抑えちゃいな!!!」
「はっ!イエッサ!!全ては《幻音の村》の支配者、《ゴルドー》様の為に!!!」
周りにいた六人の男が怯えきった妖精に容赦なく襲いかかる………
その光景を見たゴルドーと呼ばれた男は高笑いし、周りの妖精達はそれを黙って見つめる事しか出来ない…………
もうダメだ―――
その妖精が諦めたその時―――
シャッ
タタタタタタン!!
「………………ぐはっ!?」
「……………え……」
「へ……………?」
襲いかかってきた男達が妖精の前で何故か気絶し倒れる………
そしてそこには何故か先程いた妖精の姿もなくゴルドーは焦りだす
「な、なななな、何が起きたぁ!!?い、一体誰がこんな………!!」
「オイ、どこ見てやがる…………」
背後から声が聞こえ振り返るとそこには先程の妖精を抱えたクロムが立っていた………
混乱している妖精を無視してクロムはゴルドーに話しかける
「な、ななな、何者だ!貴様!!なんで僕ら以外の人間がここにいる!!?」
「んな事はどうでもいい………そんな事より―――」
ゴルドーの質問も無視してクロムはゴルドーを睨み付ける………
「(……………………)」
クロムの真剣な眼差しを目にした妖精は少し表情を赤くさせる
「(………こ、この人………わ、私を助けてくれたのかな?)」
そう思いながら見つめている妖精であったが―――
「貴様ァ!!虫に対してこんな窮屈な物を着させて可愛そうだとは思わんのか!!?」
そんな思いは一瞬にして崩れ去った…………ww
どうやらクロムが怒っているのは虫に冠等の彩飾を施していることらしく、妖精を助けたのはどうやらただのついでのようだ………
つまり虫≧妖精ということだ………
というよりクロムはどうやら虫が好きなようである
何処ぞの英雄とは真逆といってもいいだろう
「フン!!こんな虫けらをどうしようが僕の勝手だろう!!?生意気な奴めぇ…………!!!」
「……………貴様、虫をバカにしやがったな………もう許さんぞ、虫と菓子をバカにするクズは容赦なく消し炭にしてやる…………売られた喧嘩は買うだけだ!!!」
クロムはそう言うと妖精を下ろしてゆっくりとゴルドーに攻め込んでいく…………
「(………!!な、なんだコイツ!!こ、この僕に歯向かう気か!?…………フン、いいだろう………コイツは多少はやるみたいだけどね、あの女さえ入れば…………こんな奴なんか!!)」
そう思ったゴルドーは何やら懐から何かの通信機を取り出す
「オイ、聞こえるか!?雌奴隷!!い、今すぐにここへ来い!!早く!!」
「………………あら~?ご主人様~♪どうなさいました~?今は奴隷妖精を捕まえに来たんじゃないんですか~?」
「そ、それはいいから………早く来い!!」
「はいは~い!では私、参りま~す♪」
「ふぅ…………全く、これだから無能は………!!」
「もういいか………?」
通信を終えたゴルドーの目の前に立つクロム
指をボキボキとならし妖しく笑う姿は何故か山のような大きさに見えてしまう
「ひ、ひぇぇ………!!あ、アイツ……!直ぐに来るって言ってたのに!!」
「血祭りにあげてやる………(怒)」
クロムがそう呟いた直後にクロムの拳が放たれる………
咄嗟に顔を塞ぐゴルドーであるがクロム程の実力者のパンチを喰らえばそれは意味を成さない
間もなく拳が当たる…………
その瞬間――――!!!
バキッ!!!
「!!?」
鈍い音が鳴り響き吹き飛んだのはゴルドー…………ではなく、何故か殴りかかったクロムの方であった………
ドッコ――――――――ン!!!
殴られたクロムは一気に吹っ飛んでいき、ゴルドーは目の前の状況を理解できず目をパチクリさせる………
そこへ…………
「ご主人様~♪今、参りました~♪」
先程の通信の際の女性がゴルドーの前に立つ………
「遅いわ―――――!!!もっと早く来い!!」
「申し訳ありませんですわ~………ちょうどご主人様に言われた通り奴隷妖精の管理をしていた最中でしたから♪」
ガラララララ…………
先程吹っ飛んだクロムが通った地面は抉られており、そして爆発した部分では巨大な穴が広がっていた………
「ぺっ…………いいパンチをしてやがる………」
そこから何事もなかったかのようにクロムは立ち上がり、口から血が混ざった唾を飛ばす
体は所々傷だらけだがやはりあの英雄と能力が同じなのかダメージはないようだ
「あら?もう立ち上がったのですか………?可笑しいですわね~、大抵の人達はこれくらいで木っ端微塵に出来る筈なのですが…………貴方、少しは出来るようですわね♪」
クロムの前には先程の爆発の煙がまだ残っており、女性の声は聞こえるが姿が見えない………
「…………お前こそ何者だ………かなりの実力者みたいだが………」
「え?私ですか?……………う~んとそうですね。私は―――」
女性が話している途中で霧が晴れ女性がクロムの前に姿を表す………
「この村の支配者様 ゴルドー様に支える雌奴隷………って所でしょうか?以後お見知り置きを♪」
そこには………クロムと出会う前の黒崎 天音の姿があった………
どうもリルルです♪
取り合えず前編終了
イヤー長い長いww
それにしてもまさか天音さんが奴隷だったとはね~………
というかそれ以前にクロム君って虫が好きなんですかいww
こりゃ望と完全に真逆ですなww
さて今回の悪役っぽい奴、ハッキリ言って前のキルトやクレイドを彷彿とさせるクズ度がありそうな予感が………( ´∀`)
さて次回はどうなるやら( ̄▽ ̄;)
次回予告!!
初対峙するクロムと天音だがいきなり正面激突!
しかし、闘いの途中で天音達は引き上げてしまう………
その後、クロムは幻音の村の村長達に出会いこの村に起きた惨状を知ることに………
次回
【年末祝い特別編 クロムと天音の出会い】中編
お楽しみに~♪
To be continued~♪