東方英雄録   作:リルル

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どうもリルルです♪

突然始まるコラボ企画Σ(゜Д゜)

今回、コラボしていただいたのは来翔様の【東方翔霊録】と呼ばれる作品でございます♪

【東方翔霊録】は主人公の翔聖君や霊夢の恋愛を描いた話でもあり、バトルシーンもちゃんとある作品です。

今回はそんな素晴らしい作品とのコラボ小説ですΣ(゜Д゜)

えー、ですが、私自身こんな素晴らしいい作品とコラボしていただけて嬉しい反面、この作品を私のせいで汚してしまわないだろうか?という緊張感でガチガチでございます。・゜゜(ノД`)

なので、最初に言いますが、なるべく努力はするつもりですが、恐らく私ですので何かやらかす可能性があります( ̄▽ ̄;)

あと、設定などは来翔様と相談して決めていますが、【文面などは全て私が考えたものですので、翔霊録を読んだことのある方のイメージを崩す可能性があります】

そこをご理解とご協力の上、今回のコラボを見てくださると助かります\(^o^)/

それでは、どうぞ(*ゝ`ω・)


東方英雄録コラボスペシャル ~聖霊と絆のエクスカリバー~
spエピソード1【新たな異変の始まり】


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは幻想郷。外の世界で忘れ去られた者が迷い込む楽園である。

 

そして、今いるこの場所はその楽園と外の世界の間の世界、マヨイガに住む幻想郷の賢者の住みかである

 

 

「紫様!おはようございます!朝食の準備が出来ていますのでどうぞ召し上がれ」

 

 

「ふわ~あ………ありがとー、藍。いただくわね~」

 

 

庭で洗濯物を干している女性ともう昼過ぎにも関わらずまだ眠そうに目を擦るピンクのパジャマを着た女性。

 

洗濯物を干している女性の方が賢者っぽいが、実際はまだ眠そうな顔をしているこの女性こそが幻想郷の賢者 八雲 紫なのである。外にいる女性 八雲 藍は紫の式神だ。

 

 

「………はぁ、紫様。最近平和だからって少し弛みすぎですよ。せめて昼前には起きてきてください」

 

 

「良いじゃないの~。最近はこの前の白玉楼の異変以来目立った異変はないし、それに望がいるんですもの。今やあの子がいることで異変が減ってきているもの。まぁ、その分暇な時間が増えちゃうのよね~」

 

 

「………はぁ~。」

 

 

完全に緩みきっている紫に頭を抱えたくなってくる藍。だが、まぁ、彼女の言い分も尤もで、今現在の幻想郷は神崎 望という一人の青年のお陰で本当に平和そのものだった。神崎 望は少し前に現れた記憶喪失の青年だ。ただ、記憶がないにも関わらずこの幻想郷でも最強クラスの実力を持っている。一応神と人間のハーフらしいが………。取り合えず、彼の活躍もあってか最近は白玉楼の異変を除けば目立った異変は本当に無くなってしまった。

 

だが、仮にも賢者が暇という言葉を口にして良いのだろうか?

 

そんなことを思いながら洗濯物を干し終わった藍はふとある違和感に気づく。どうやら紫も気づいたのか、いつの間にかパジャマからいつもの紫の導師服に変わっている。

 

 

「………紫様。これは……もしや………」

 

 

「………ええ、けど久々ね。多分10年ぶりくらいかしら?」

 

 

そう言いながら紫達が向かった先には裂が入っていた。亀裂といっても拳一個分くらいの小さなものだが………。この亀裂は博麗大結界のものである。数年に一度の周期で起こる現象であり、幻想郷を覆う博麗大結界に亀裂が入ることがあるのだ。今回の亀裂はかなり小さな部類だが仮にも世界を囲う結界の亀裂であるため、放っておくと幻想郷の崩壊の布石になってしまうこともあり得る。

 

 

「………これくらいなら直ぐにでも直せるわね。………」

 

 

紫がそういって手を向けるとそこに浮かぶ亀裂は一瞬で消えていった………。

 

 

「………ふぅ。今回は小さなものでしたし、良かったですね。」

 

 

「まぁね。けど、油断しちゃ駄目よ?ああいう亀裂を放っておくと面倒なことに繋がる場合が多いからね。」

 

 

「……フフ、そうですね。ですが、今の紫様は暇ですから寧ろ何かあったほうが良いかも知れませんね?」

 

 

「………う!?ふ、不吉なこと言わないで頂戴よ?」

 

 

「フフ、すみません」

 

 

そういいながら紫達はその場を立ち去った。しかし、この時の紫達は知らなかった………。この空間の亀裂が原因でこの世界ともう一つの世界を巻き込む大異変が始まろうとしていることに………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……くぞ!『ホーリーアルファランス』!!」

 

 

…………痛いなぁ。

 

 

「諦めたり……するもんかぁあああああ!!!」

 

 

…………ああ、痛い痛い。なんで俺がこんな目に合わなくちゃならねぇんだよ。

 

………いよいよ【虚ろな体】が壊れ始めたか。これは、俺もいよいよ死ぬのか……

 

……………【コイツ】のせいだ。

 

 

―――コイツのせいで俺は死ぬんだ。俺は何も悪くないのに………

 

―――俺が今こうして苦しいのも、コイツのせいだ………

 

―――俺はただあの女の言う世界を創造するために生まれただけなのに………

 

 

―――【コイツさえ、貴様さえ……いなければ……!!!!】俺が死ぬことなんてなんてなかったのに………!!!!

 

―――憎い。憎い憎い憎い憎い憎い憎い!!!!

 

 

この日、とある世界で一人の青年の攻撃により一つの物体が破壊された。

 

その名は【破壊の矢】。強い憎しみを持ちながら体を破壊された物体の意識は、真っ直ぐとあの世へと向かう………【筈だった。】

 

その時、破壊の矢が破壊した青年も気づかなかった。破壊した直後に空間に亀裂が入ったのを………

 

 

 

 

 

「…………ここは、何処だ?」

 

 

破壊の矢の意思がたどり着いた先は、天国や地獄でもなくましてやあの世ですらない暗い空間だった。破壊の矢自身、自分の身に何が起こったのか分からず困惑している。

 

 

「………俺は、何を………」

 

 

そう言った直後、破壊の矢は先程のことを思い出した。あの青年に殺された忌まわしい記憶を………。それを思い出すと再び破壊の矢の意思に深い憎しみが生まれた。

 

 

「………そうだ。俺はアイツに、あの男に………!!!」

 

 

「……………思い出したか?」

 

 

すると、思い出した破壊の矢に聞きなれない声が聞こえた。破壊の矢は慌てて辺りを見渡すが声の主の姿は見えない………。そんな様子を伺っていた声の主はクスクスと不気味な声をあげる………

 

 

「………なーに、心配するな。俺は敵じゃない。いや、寧ろ【仲間】と呼ぶべきだろう」

 

 

「………仲間だと?」

 

 

「ああ、そうだ。お前のことを見ていたが、ここで会った俺たちは正に運命としか思えない」

 

 

破壊の矢に聞こえる声はそういうが、破壊の矢の不信感は強まるだけだ。そもそもいきなり出会って運命だと言われ、不信感を抱かないものなどいるも訳がない。声の主は破壊の矢の心中を察したのか、再びクスクスと笑うと破壊の矢の前に姿を現した………

 

 

「………」

 

 

破壊の矢の前に現れたそれは人間……いや、生物としても怪しい存在だった。姿形を見る限りには、白玉楼などで見かける幽霊によく似ている。ただし、似ているのは本当にそれだけで、破壊の矢の目の間にいる奴は真っ黒な色をしている。そして、何より一番目立つのは初対面で赤の他人である破壊の矢でも分かる程の強い【怨念】だ。幽霊には無念さや怨念などでこの世に残る奴がいると言うのは知っているが、目の前のそれは明らかにそういうレベルを通り越しており破壊の矢も思わず身構える。

 

 

「………そう身構えるな。俺はただお前にとって良い話をしに来ただけなのさ。」

 

 

「………俺にとって良い話だと?」

 

 

「ああ、そうだ。俺は、【ある男】に強い憎しみを持ってる。お前にも居る筈だぜ?今すぐにでも【復讐】してやりたい相手がよ……」

 

 

「…………」

 

 

そう言われて破壊の矢は黙り混む。確かに目の間にいる奴の言う通り、復讐をしたい相手はいる。それこそ殺すだけでは物足りないような相手が……。

 

 

「………俺とお前は、同じなんだ。仲間なんだよ。」

 

 

「!!!!」

 

 

目の間にいる奴がそういうと破壊の矢の意識に直接ある映像が写し出された。

 

それに写っていたのはピンクの髪をした女性と黒髪の青年だった。目の前の青年は自分を殺した青年とよく似た雰囲気を漂わせ、白い炎や黒い炎を纏って闘うがそれは青年を圧倒している。しかし、あとから現れた女性二人と融合してから形勢逆転。目の前のそれは成す統べなく圧倒され、そのまま塵となって姿を消した……。ただし、消える直前までソイツは目の前の相手を恨み続けた。最後の最後まで………

 

映像はここで途切れる………。

 

 

「………な?これで分かっただろう?俺とお前は同じだという意味が………」

 

 

「………………………」

 

 

………そう言われた破壊の矢はこの時初めて目の前の奴の言う言葉に確信を持った。確かにコイツの言う通り、自分と似たような最後をコイツは遂げていた。コイツもコイツで自身にある欲望を最初から最後まで全うしていただけだ………。………それの何が悪い?

 

 

「………何故俺は殺されなければならない?俺はただ、自分の本能に従っただけなのに……」

 

 

「…………お前もそうだ。何故お前は殺されなければならなかった?世界の創成に利用されるためにか?ただ自分の存在意義を果たしていただけじゃないか。じゃあ、なんで殺されなければならなかったんだ?そんなのおかしくないか?」

 

 

………そうだ。何故、俺は殺されなければならなかったんだ。俺はただ自分の存在意義を全うしていただけだ。ただそれだけだ、それなのに何故俺は殺されたんだ?そんなのはあまりにも理不尽すぎるじゃないか………

 

 

「………もし、お前に少しでも俺と共感できる部分があったら俺と組め。肉体を持っていたが心がなかった俺と、心はあったが肉体がなかったお前と手を組めばアイツらに復讐できるぞ?」

 

 

目の前のそれからの悪魔の囁き。今の破壊の矢にはその囁きを聞き入れない理由がなかった。あの男に復讐する、ただそれだけを理由に破壊の矢は目の前のそれと手を組むことを決めた………。

 

 

二人が手を組んだ次の瞬間、暗闇の空間に光が生じる。ただし、その光は一瞬にして禍々しい黒いオーラを放ち、そこには得たいの知れない生物の姿があった………。

 

 

「…………フッフッフッフッフ。俺たちは、必ず……復讐する。何もかも破壊し尽くして、アイツらに死してなお消えぬほどの永遠の恐怖を……刻み付けてやる!!!この俺、【西行寺 破怨】様がなぁあああああああ!!!!!!」

 

 

ウォオオオオオオ!!!という雄叫びと共にその生物に黒い気が溢れだす。その生物から溢れだす強大な気と、生物の次元を越えた怨念はその空間を激しく揺らす。こうして、今ここに世界最凶の男が人知れず誕生した…………。

 

 

 

 

 

 

 

 




どうもリルルです♪

イヤー、久々にめっちゃ頑張りました( ̄▽ ̄;)

コラボ小説なんて書いたことなかったので、滅茶苦茶緊張しながら書いてみました。

どうでしたかね( ̄▽ ̄;)

まぁ、今回の話を軽く補足しておくと………

西行寺 破怨君に関してですが、まぁ、これは英雄録を読んだことある方なら、誰と破壊の矢が組んだのか分かると思います。

ただ、知らない人のために言えることがあるとすれば、英雄録 第三章を読むと分かるのでそちらを見てくださると助かります\(^o^)/(ただの宣伝だって?……な、なんのことかな?)

というわけで取り合えず記念すべきコラボ小説第一話はここまで………

あ、言い忘れてましたが、このコラボでは次回予告はなしの方向で行かせて貰います


それでは次回をお楽しみに~♪
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