東方英雄録   作:リルル

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どうもリルルです♪

今回は、転生者についてと望が慧音のステルスを見破った理由、そして黒炎についてを詰め込みました

それではどうぞ!


【転生者とは?】

前回のあらすじ

 

妹紅の実力は、望の白炎を更に上回っていた

 

しかし、望はその時謎の力黒炎を発動させた

 

黒炎を発動した望は妹紅を圧倒!

 

見事、妹紅に勝利するのだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妹「ん?」

 

妹紅が目を覚めると、そこは見慣れた天井だった

 

どうやら布団の中で眠っていたみたいだ

 

妹紅が布団から起き上がると、慧音が慌てて妹紅の元へとやって来た

 

慧「大丈夫か!?妹紅!」

 

ここは慧音の家である

 

何故私はこんな所に……

 

確か私は望と闘って……

 

そう思うと、慧音の背後から望がひょっこりと姿を現した

 

望は服も体もボロボロで、傷だらけだ……

 

望「あ!妹紅さん、起きましたね……よかったです」

 

望は最初の敬語口調で、ほっとしていた

 

妹「望……そうか……私は、負けたのか…………くそ~、悔しいぜ……」

 

妹紅は頭に手を当て、悔しそうにしている

 

慧「全く、二人とも無茶しすぎだ……」

 

慧音は少し呆れた表情を見せる

 

望「も、申し訳ありません……慧音さん……」

 

慧「うむ、まぁそれはいいんだが……」

 

慧音は望をじっと見る

 

望「な、なんですか?」

 

慧「……今さらなんだが、望……お前はどうやって、私のスペルを見切ったのだ?」

 

慧音はそれをずっと疑問に思っていた

 

あのスペルを発動中は、気も気配も感情のオーラも、視ることも出来ない筈……

 

なのに……

 

望「ああー!あれの事ですか……」

 

望は思い出したかのような様子で語り始めた

 

望「いやー、あのとき慧音さん言ってましたよね?自分の能力で自分の歴史を食べることによって、自分の存在を認識できないようにしたって……」

 

慧「ああ、確かにそう言ったが……」

 

確かに私はそう言った

 

だが、それだけではあの攻撃を見切れる筈は……

 

望「見切れますよ……」

 

慧「え?」

 

望は私の思考を読んだかのように呟く

 

望は真剣な眼差しで話を続ける

 

望「慧音さんのあのスペル……別の言い方を擦れば、相手の姿が見えないだけですよね?……実は私、前に全く気配を感じさせず、大量のナイフを死角から投げられた経験がありまして……それを受け続けている内に、相手の攻撃をちょっとした空気の流れで察知できるようになったんです……慧音さんの能力はあくまで見えないだけですから、これを使えば避けるのも軌道を読むのも簡単です!」

 

慧・妹「…………」

 

望は微笑みながらそう語るが、慧音達には衝撃しかない

 

ちょっとした情報と、その闘いだけでその技術を身につけた……

 

そんな芸当が出来るなんて、まさに天才である……

 

慧「………驚いたな、まさかそこまで見抜かれているとは……」

 

慧音は素直に望の才能に感心した

 

ひょっとしたら、この青年は頭の速さなら自分を超えているかも……

 

慧音でさえもついついそう思ってしまった

 

妹「ん?ちょっといいか?」

 

妹紅が話題を変える

 

望「なんですか?」

 

妹「そう言えば、なんでお前そんな傷だらけなんだ?お前の能力なら治せるだろ?」

 

望「………」

 

確かにそうだ

 

望の能力なら、これくらいの傷なら再生くらい簡単な筈

 

なのにも関わらず、傷は全く完治していなかった

 

望「………これは、恐らく黒炎のせいです………」

 

望はゆっくりとそう答える

 

黒炎……

 

確か、最後に発動させた技だったか?

 

妹紅はそう思いながら話を聞いた

 

望「私の能力は弱点が意外とあるんです……攻撃を喰らいすぎれば、貧血にだってなるし………再生は出来ますが、不老不死ではありません……恐らく黒炎にも何らかの弱点があります……恐らく、使うとこのように大量の傷が出来て、しばらくは再生できません………」

 

慧「なるほど、異常なパワーアップによる代償か……」

 

慧音も望の説明に納得がいった

 

どうやら黒炎は使うとしばらくの間、弱体化するようだ……

 

望「あ!私からも質問が……」

 

話が終わるかと思ったら、最後に望が話しかけてきた

 

望「転生者って何ですか?」

 

慧「ん?あぁ、その事か……」

 

これは望がずっと聞きたかった事だ

 

あの転生者とか言う力は、何故か自分の能力が効かずダメージを喰らった

 

フランと何か関係があるかもしれない

 

そう思いつつも望は二人に聞いてみた

 

慧「転生者というのは私や妹紅のように、体のなかに神や神獣達を宿した者達の事だ……転生者は怒りや、或いは特殊な条件を満たす事により、凄まじい力と中にいる神々の能力とその力、《神気 》が使えるのさ……」

 

妹「そうさ、私は四神の一人不死鳥の転生者で、慧音はハクタクっていう神獣だ!」

 

望「神気?四神?」

 

聞き慣れない言葉に望は疑問を抱く

 

慧「ああ、神気は簡単に言えば神の気だな……この神気を使えばあらゆる能力も無力になる……つまり、能力が通じなくなるのだ……だから、望の能力も効かなかったという訳だ……」

 

妹「四神ってのは、東西南北を守護すると言われていた伝説の神獣達だぜ……私はその中の南方を守護したっていう神獣、朱雀こと不死鳥の転生者って事」

 

望「…………」

 

望は少し悩む

 

この時、思い出したのはあのフランとの激闘だった……

 

確かあの時、フランの額にはケルベロスとか言う奴の刺青があった……

 

そこで望は慧音達にある質問をする

 

望「なるほど、ところで転生者の力が目覚めると暴走とかするんですか?額に刺青が出たりとかは………」

 

望がそう聞くと慧音たちは

 

妹「は?そんな事あったか?」

 

慧「いや、私も聞いたことがないな……」

 

二人揃って分からないと応えた

 

望「…………」

 

フランは、慧音達の言う転生者かもしれない……

 

でも、暴走した理由は別にあるのかも……

 

望は顔を曇らせた

 

慧「まぁ、なんでそんな事を聞いたかは聞かないが……」

 

望の表情を見た慧音は、空気を読んだのかそれ以上問い詰めなかった

 

重くなる空気

 

転生者

 

ケルベロス……

 

そして、フランの暴走

 

この三つは、何となく繋がる気がする……

 

望はそんな事を考えていた

 

望「ふぅー、考えても仕方ないですね……いやー、それにしても妹紅さん凄い戦闘力でしたよ……あの時はもう駄目かと―――」

 

この事は紅魔館に帰ってから考えるとして、望はつい何となくでそう言う

 

しかし、慧音達を見ると……

 

慧・妹「…………」

 

目を見開きこちらを覗いていた

 

望「あ、あれ?」

 

慧音達の様子を見て、また自分は余計な事を言ったのかと思うと……

 

慧音はこちらを見たまま、声を漏らす

 

慧「ま、まさか……妹紅の気を感じたのか?」

 

恐る恐るといった感じで慧音は望に訪ねると

 

望「え?あ……はい……」

 

望は訳も分からず、普通に応えた

 

それを聞いた慧音達は、目をパチパチと瞬きしながら見つめる

 

妹「う、嘘だろ?神気を感じるなんて……まさか……慧音」

 

慧「う、うむ……信じられないが、多分間違いないな……それに望は記憶喪失、考えてみれば可能性は十分ある……」

 

慧音達は勝手に話を進めていくが、望は何を言ってるのか全く分からない

 

望「ど、どうしたんですか?」

 

望がそう聞くと、二人は唾を飲み込み覚悟を決めこう言った

 

慧「望……これはあくまで可能性なんだが………」

 

妹「望……お前、もしかしたら………」

 

望「???」

 

次の瞬間、望に衝撃が訪れる

 

―――神かもしれない―――

 

 




どうもリルルです♪

次回、いよいよ望君の正体が!?

それにしても転生者ですか……

四神って事は、他にも存在するかも!?

とにかくこれから先、転生者が増えていきそうです♪

それでは次回予告

次回予告

慧音達の衝撃的カミングアウト

まさかの望の正体は神様!?

次回

【望も驚愕 望の正体は神様!?】

お楽しみに~♪

To be continued~
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