今回でようやくストーリーが進みます
口調も声も服装も元に戻りました
さて、望君どうなるんでしょうね?
それではスタート
前回のあらすじ
転生者と、自分が神である可能性……
望に数々の謎が浮かび上がる
そんな最中、望は……
「………なるほど、転生者に半神半人か……」
レミリアは重い面持ちでそう呟く
今回の事は自分一人で考えるには少々分が悪い
その為、望は次の日にレミリアとパチュリーに相談していた
「そういう事ね……確かにそれを聞く限りだと、貴方が神である可能性は否定できないわ」
パチュリーも真剣な表情でそう応える
「………まだ分からない所もあるが、俺も可能性としては相当高いと思うぞ……それにフランが転生者だとしたら、俺がダメージを喰らった事に説明がつく……」
望はそう応え、空気が重くなる
謎が深まる中、そこへ……
ガチャ
「ん?お兄ちゃん!ちょうど良かった~♪一緒に遊ぼ~♪」
扉の開く音と同時にフランの声が聞こえた
「………とりあえずこの件はまた今度……」
望はそう一言言い残し、フランの元へと向かった
「……ねぇ、お兄ちゃん?さっきお姉さまとパチュリーに何を話していたの?」
フランがじっとこちらを見つめてくる
あの後、望はフランの部屋に移動し一緒に遊んでいた
「………ん?いや、ちょっとした相談だ……フランは関係ない……」
望はフランに転生者について教えなかった
転生者についてはまだ謎が多すぎる
自分でも収集つかない情報を教えても仕方ない
そう思い望は話を反らした
「ならいいんだけど……」
フランは気になるが、自分に難しい事は分からない為気にしない事にした……
そこへ……
「望……ちょっといいかしら?」
咲夜が現れた
「なんだ?」
望はフランと遊びつつも、咲夜の話に耳を傾ける
「ちょっと仕事を手伝ってほしいのよ……今時間いいかしら?」
咲夜がそう聞くと、望はフランにちょっと抜けると言い咲夜についていった
仕事内容は図書館の整備だった
望は小悪魔と一緒に新聞を整備する
「いやー、助かりましたよ………望さん、私一人では大変ですから」
小悪魔はそう言う
「いや、気にするな……」
望は黙々と整備を続ける
分からない事は多いが、今何か動いても仕方ない……
そこで望はしばらくは様子を見ることにした……
しかし、……
運命は……そう安くはない……
パサッ
「ん?」
望の手から一つの新聞が落ちる
「あ!それ紅霧異変の時の新聞ですね」
小悪魔がそう応えると、望は何を思ったかその新聞を広げる
次の瞬間……
「それ妖怪の山にいる天狗が作っているんですよね~、いっつも変な新聞を書いてて……どうですか望さ―――」
小悪魔は望の顔を見る
その時の望の顔は完全に固まっていた
「望さん?」
急に固まった望を心配する小悪魔
しかし、望はそんな声など聞こえていない
今の望は一つの記事に釘付けになっていた
そこには……
――氷の妖精 三対一で人間に敗北――
そう書かれていた
「(………まさか、チルノ……!!)」
望はそう思うと血相を変え、瞬間移動である場所へ向かった
「望さん……」
残された小悪魔は複雑な表情で戸惑っていた
「美鈴!!」
望が向かった場所は美鈴の場所だった
「あれ?望さん?どうされ―――」
美鈴は望に気づき声をかけようとするが……
ガッ
望はそんな事は一切聞かず、美鈴の胸ぐらを掴む
「ちょ、ちょっと!望さん!?」
美鈴は驚くが……
「おい!!美鈴!!ここ最近、チルノの気を感じた事はあるか!?」
望は美鈴でさえも、思わずビビってしまいそうな怒りの表情を浮かべる
「え、えっと……その……そう言われれば、ここ最近は感じた事はないです……」
美鈴はスッカリ気圧されてしまい、青ざめた表情で応える
望はそれを聞くと、ごめんとだけ言い残し何処かへ飛んでいった
「…………」
美鈴は何が起こったのかサッパリ分からず、しばらくの間放心状態でいたのだった……
キ――――――――――ン!
「(……チルノ、何処だ!?)」
望は凄まじい速度で幻想卿中を飛び回る
チルノの気を感じるまで……
しかし、いつまで飛び回っても……
チルノの気を感じる事はなかった……
「クソッ!!駄目だ!!何処にも感じられない!!」
望は霧の湖の近くの空で立ち止まる
「(………クソッタレ、多分あの新聞でチルノの敗けを誰かが知って、誰かがチルノを誘拐した…………迂闊だった……まさかあの光景を撮られていたなんて……)」
望はそう思いながら、地上に降りる
そこは初めてチルノと会った場所だった……
チルノが攻撃(もとい不意打ち)仕掛け
そこから弾幕ごっこをして………
勝利して……
チルノの苛めの話を聞いて……
勝利を譲って……
数々の思い出がある場所……
望は虚ろな瞳で佇む
その時……
望に更なる異変が……
ボウッ
この時、望は無意識に黒炎状態に変化していた……
しかし、その黒き炎はドンドン暗さを増していく
「(…………俺のせいだ…………)」
望がそんな事を思い始めた時だった……
「………ッ!?」
望の頭にとある映像が映り込んできた
それは……
「ゲッヘへへへへ♪」
「!!!」
キルトがゲスな笑みを浮かべながらチルノ達を捕らえた姿だった……
「これなら沢山金が手に入るぜ!」
「…………」
なんだ?このクズ野郎は?
黒き炎は益々強くなり、大地が揺れ始める
「ゲヘヘ……こんだけいりゃ、売春でタップリ金が手にはいる!!」
「…………」
もしかして、コイツがチルノを誘拐したのか?
望の眼は赤みを増し、髪が逆立ち始める
「それにしても、三対一でたかが人間に負けるとかダサすぎだろww」
「……………」
……………ケシテヤル
望に潜む闇は体をドンドン支配していく
髪が逆立つと、今度は髪が白く変化を始める
そして……
バキッ
「うわぁ!?」
キルトがルーミアを殴る
「テメェら雑魚は黙って俺の言うことを聞けばいいんだよ!!」
そこで映像は途切れた
キルトのこの言葉が望の殺意を買った
「がぁぁああああああ!!」
ド―――――――ン!
望が雄叫びをあげると同時に巨大な爆発音と地面にクレーターが空く
そこから出てきたのは、白き髪を携えレミリアたちよりも白い肌を持ち、極めつけは誰よりも濃い紅き瞳………
まさに、別人のような変身を遂げた望がいた………
「あの妖怪………絶対に消してやる………この手で、必ず………」
望はそう言うと、大きく口で息を吸い込む
そして、開くが………
音が出ない
望は黙って耳を傾ける
すると、
「……………見つけた」
望はそう呟くと飛び上がり、
ドウン!
気を解放し、一直線である場所へ向かった
「おい!お前ら、大事に扱えよ……あいつらは大事な商品だからな!!」
その頃、キルトは部下達に命令を下していた
「あの氷精、大妖精、そしてあの人喰い妖怪……アイツらを早く連れてこい!!」
キルトはゲスな笑みを浮かべながる
「(ゲヘヘへ……これで俺様も大金持ちだぁ……まずはどうするかな?ゲヒヒ!)」
その時だった
ドカ―――――――ン!
突如鳴り響く爆音
「な、なんだぁ!?」
その爆発による揺れでよろめくキルト
そこへ部下たちがやって来る
「申し上げます!!兄貴!!何者かがここを攻めてきましたぁ!!」
「な、なんだと!?ありえねぇ!この場所は、あの女の結界でバレない筈だぞ!?」
予想外の事態に慌て始めるキルトなのだった……
その頃――
爆発音が聞こえた付近に、キルトの部下が集まっていた
「な、何者なんだ!?貴様!!」
そう叫ぶ部下達の前には、白き髪となった望がいた……
「……………おい」
望は相手側はお構い無しに話しかける
「ここにチルノは居るか?」
ただ一言そう言う
今の望の危険度が分からない部下たちは、最悪の答えを言ってしまう
「チルノ?ああ……あの氷精の事か、居るぜ……あんなバカ妖精に何か用か?」
「……………!!!そうか………」
それを聞くと望を纏う闇は、更に強くなり殺気が増す
「ここに居るんだな……」
「ああ、そうだ!それが分かったんならさっさと帰―――」
一人の部下が望を追い出そうとした瞬間
ボン!
「…………へ?」
望は目にも止まらぬスピードで腕を振り、その部下の頭を吹っ飛ばす
部下の頭はあまりの威力により、もげてしまった
あまりの光景に部下達は固まってしまう
「………………お前ら、全員……殺してやる……絶対だ!」
望はそう呟き、固まって動けない部下達を一方的に攻撃するのだった……
どうもリルルです♪
ようやく物語が進みましたぜ♪
望くんの怒りを買ったキルト
これはただではすまないねww
あの映像は、チルノの助けてほしいという感情が、望に映像として現れたって感じです
念のために説明しました
さて、次回……
遂にキルト抹殺…………
ではなく、オリキャラ登場です!!
次回予告
遂に、キルトの悪事に気づいた望
キルトの部下をほぼ全員を一人で壊滅させ、望はキルトの元にたどり着く
追い詰められたキルトは、ある女性を出してきた
次回
【神獣襲来!!】
お楽しみに~♪
To be continued~