東方英雄録   作:リルル

6 / 190
どうも、リルルです♪

東方英雄録、第五話です。

始めてまだ間もないですが、あとがきの茶番劇のネタにはやくも困り始めました(´;ω;`)

まあ・・・何とかします!!!

さて、第五話ですが・・・霊夢との事も一度ここでストップをかけ、

異変解決の方に少しずつ動かします♪

それと今回、この小説における霊夢の過去が判明します

次回にようやく戦闘描写を入れます♪

相手は・・・今回の話の最後に登場します

それじゃあ、第五話をどうぞ♪


【博麗の巫女の思い】

前回のあらすじ

 

紫の能力によって博麗神社にやって来た望・・・

 

その後霊夢の力によって能力が判明する。

 

しかし、・・・その能力はあまりにも危険なものだった・・・

 

霊夢が自分に対して恐怖心を抱いた事を悟った望は、

 

博麗神社を出ていこうとする・・・

 

それを霊夢が呼び止めるのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

望・霊「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」

 

しばらくの間、二人に沈黙の時が訪れる・・・

 

望「・・・・・・」

 

何故霊夢は自分を呼び止めるのだろうか?

 

・・・自分の能力は明らかに異常なものだ・・・

 

それなのに・・・

 

望「(食事の心配?・・・いや、それは能力で感じないし・・・

 

空腹でも別になんとかなる・・・

 

妖怪などに襲われるかも知れないから?

 

・・・・・この能力じゃその辺の妖怪には負けないはずだ・・・・・)」

 

色々と考える望・・・

 

しかし・・・・・どれだけ考えても望には、霊夢が呼び止める理由が思い浮かばなかった・・・・・

 

霊「・・・・・・」

 

霊夢自身も何故自分が望を呼び止めたのかが分からなかった。

 

ただ・・・・・

 

ただ・・・・・彼がここを出ていこうとする・・・・・

 

そう考えただけで、自然と呼び止めた・・・

 

本当にただそれだけなのだ・・・

 

霊「お願い・・・出ていかないで・・・」

 

望「・・・・・霊夢」

 

霊夢は自分でも驚くくらいに声が弱々しくなっていた・・・

 

望「って・・・霊夢!?」

 

彼は急に驚いたような声をあげた

 

一体、どうしたと言うのだろう?

 

望「何で・・・何で泣いてんだよ・・・霊夢!?」

 

霊「・・・・・え?」

 

 

そう・・・霊夢は・・・今、・・・泣いていた・・・

 

望に言われて始めて霊夢は、自分が泣いている事に気づいた

 

霊「(・・・何で?)」

 

霊夢自身もこれには驚いていた

 

霊「(・・・・・・・)」

 

・・・最後に涙を流したのは何時だろうか?

 

・・・1年前?

 

・・・・・3年前?

 

・・・・・・・5年前?

 

はたまた・・・10年以上前?

 

とにかく最後に涙を流したのはそう思うほど前だ

 

霊「(・・・・・・・・・・・・・)」

 

霊夢は、博麗の巫女として誰よりも・・・・・強かった・・・・・

 

それは何も肉体面ばかりじゃない

 

精神面でも誰よりも強かった・・・

 

だから、博麗の巫女になってから今まで

 

・・・どれだけ否認されようが・・・

 

・・・どれだけ自分が嫌われていようが・・・

 

・・・どれだけ自分が・・・・・化け物扱いされようが・・・・・

 

彼女は・・・決して・・・泣かなかった・・・

 

霊「(・・・私は・・・《あの人》に・・・もう泣かないって約束したのに)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時・・・彼女が思い出していたのは

 

十年以上前・・・

 

彼女が丁度三歳位になった夏の頃だ・・・

 

霊「ふんふんふーん♪ふんふんふーん♪」

 

霊夢はこの頃空も飛べなかったので、神社の周りでよく遊んでいた

 

霊「あっ♪ちょうちょだ~♪」

 

綺麗な蝶を見つけた霊夢は蝶を追いかける

 

霊「アハハ♪まてまて~♪」

 

夢中になって追いかける霊夢

 

霊「まて~♪・・・・ってうわあ!?」

 

石につまずき転んでしまう

 

ドテッ

 

霊「・・・う・・・・うう・・・」

 

途端に霊夢の目に涙が溢れてくる

 

するとそこへ・・・

 

?「!?霊夢~!!!・・・大丈夫か~!?」

 

どこからともなく巫女服を着た女性が現れた・・・

 

彼女は、先代の巫女の【博麗 霊花】

 

現在博麗の巫女を務めている霊夢の前の代の博麗の巫女であり、

 

霊夢の・・・・・母親だ

 

霊花「全くいつも前を見ながら歩きなさいって言ってるでしょう?」

 

霊「ごめんなさい・・・お母さん」

 

涙を拭き謝る霊夢

 

霊花「別に謝らなくていいわよ♪・・・もう遅いし帰りましょうか?」

 

霊「うん♪」

 

二人は笑顔で手をつないで歩いていく

 

誰から見ても幸せそうな家族だ・・・

 

・・・あの日が来るまでは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊「お母さん・・・・・遅いな~」

 

この日・・・霊夢は霊花に言われて、紫と一緒に神社の中にいた・・・

 

霊「ねえ~紫~?・・・お母さんは?」

 

紫「・・・・・・・・・」

 

紫はこの場所へ来てからずっと浮かない顔でいた。

 

霊「・・・・・・・紫?」

 

紫「・・・・・・・・・え?・・・ええ、どうしたの?霊夢」

 

霊「紫がずっと怖い顔でいたから、気になって・・・」

 

紫「・・・・そう・・・・私は・・・・大丈夫よ」

 

霊「そう?」

 

紫「そうよ」

 

霊「なら・・・よかった~♪」

 

紫は口ではそう言うが、顔は浮かないままだった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

時しばらくして・・・

 

霊「遅いな~」

 

紫は随分と前にここを出ていき、霊花が出ていってから数時間も立った何だか不安になってくる霊夢

 

その時だ・・・

 

ガララ

 

ふとその時玄関から音が聞こえてきた

 

霊「ッ!!!お母さん!!!」

 

そう思うと霊夢は急いで玄関へ向かう

 

しかし・・・現実は非情なものだった・・・

 

霊花「ハア~・・・ハア~・・・ハア~・・・ハア~」

 

霊「・・・・・・・・・・・・え?」

 

目の前にいたのは霊花だ

 

しかし・・・霊花は傷だらけで、血が大量に出ている

 

何よりも霊花の腹は・・・奥の景色が見える程の風穴が空いていた・・・

 

バチャバチャ

 

霊花「・・・・・ぐはッ!!!」

 

ドサッ

 

霊花は霊夢の前で大量の血をはいて倒れた

 

霊「お母さん!!!!!」

 

倒れた霊花に駆け寄る霊夢

 

・・・分からない

 

・・・何故こうなったのかが分からない

 

この頃の幻想卿には弾幕ごっこがなく、

 

問題ごとは全て殴り合いで収めていたのだ・・・

 

当然、博麗の巫女である霊花は、例えどのような者が暴れても己の力で収めなければならないので、実力は幻想卿の中でもトップクラス

 

紫にもまともに張り合える程の実力者なのだ・・・

 

その彼女がここまでやられるなんて・・・まずあり得ない

 

霊「お母さん!!!!お母さん!!!!!」

 

霊夢は泣きながら霊花を揺する

 

霊花「・・・れ・・・いむ・・・?」

 

霊「お母さん!?大丈夫!?今すぐお医者さんに・・・」

 

霊夢がそう言おうとすると霊花が首を首に振った

 

霊花「いいえ・・・この怪我じゃ・・・もう・・・無理よ」

 

霊「そんな!!!」

 

霊花「・・・いい霊夢?・・・最後に・・・聞いてちょうだい?」

 

最後

 

その言葉が何を意味するか・・・

 

霊夢には分かった

 

霊「・・・・・・」

 

霊夢は目を大きく開けて涙を流しながら、霊花の話を聞く

 

霊花「いい霊夢?・・・博麗の巫女には・・・たくさんのお仕事があるわよね?」

 

霊「うん・・・けっかいのかんりと、いへんかいけつ・・・だったよね」

 

霊花「その通りよ・・・偉いわね・・・霊夢は」

 

そう言って霊花は、いつものように霊夢の頭を撫でる

 

けれど・・・

 

いつものようにワシャワシャっと撫でるのではなく、

 

それは優しくてまるで愛おしいものへの最後のようだった・・・

 

霊花「・・・でもね・・・霊夢・・・巫女の仕事は・・・実はそれだけじゃないの・・・」

 

霊「え?」

 

霊花「もうひとつとして・・・幻想卿の皆の・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

希望になること・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊「・・・・・・・」

 

霊花「幻想卿の皆を・・・幸せにして・・・皆が・・・笑顔でいる世界を・・・

 

作っていくの・・・」

 

霊花「いい・・・霊夢?

 

これから先に・・・きっと辛い時が来るわ・・・

 

でもね・・・何があっても・・・皆の前で泣いちゃあ駄目よ?

 

あなたは・・・幻想卿の・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―希望になるのだから・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊「・・・希望?」

 

霊花「ええ・・・そうよ・・・」

 

霊花「それと・・・霊夢」

 

霊「?」

 

霊花「・・・私はあなたにも・・・きっと・・・いい出会いがあると思うの」

 

霊花「あなたにとって・・・大切な人ができたら・・・その人の前で・・・

 

思いっきり・・・泣きなさい・・・」

 

霊「え?」

 

霊花「あなたはいい子だから・・・きっと無理にでも・・・私の言ったことを・・・守ろうとするわ・・・」

 

霊花「この先ずっとね・・・だから・・・もし・・・あなたにとっての・・・大切な人ができたら・・・その人に・・・甘えるといいわ・・・」

 

霊花「・・・・・分かった?」

 

霊「・・・・・うん」

 

霊花「・・・・・そう・・・ありがとう、・・・れ・・・い・・・む」

 

霊花が目を瞑る瞬間・・・霊夢にはスローモーションで見ているような感覚だった。

 

ゆっくりと霊花が目を閉じていく

 

そして・・・・・

 

完全に目が閉じられて、彼女はその後・・・ピクリとも動かなくなった・・・

 

霊「う・・・うう・・・う、うわああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

 

この日・・・

 

一人の博麗の巫女がこの世を去った

 

彼女は自分の最後を娘である次代の博麗の巫女に見守られ、

 

幸せそうな顔で己の一生を終えるのだった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊「(・・・・・・・・・・)」

 

あの時の記憶が甦り、さらに霊夢は涙が止まらなくなった・・・

 

あの後・・・博麗霊花の葬式が行われた

 

葬式に来た者全員が涙を流していった

 

あの日・・・・・

 

一体何が起こったのか?

 

後日何人かによる調査は行われたが・・・

 

今になっても原因が分からないままだ・・・

 

紫にも聞いてみたが、彼女は霊花が死んだことが余程ショックだったらしく、

 

聞いてみても答えてくれない

 

霊「(・・・・・・ああ・・・そうか・・・・・)」

 

これまで霊夢は霊花が最後に言ってた意味が分からなかった・・・

 

が・・・

 

今なら分かる・・・

 

霊「(・・・私にとっての・・・大切な人は・・・)」

 

霊花の言った言葉の意味がようやく分かった・・・

 

霊夢は涙で顔が赤くなったまま、望に口を開く・・・

 

霊「・・・望・・・」

 

霊「私は・・・あなたに・・・ここに居て欲しいの・・・」

 

恥ずかしくてリンゴのように顔が真っ赤になる霊夢

 

望「・・・・・・」

 

霊夢が真っ赤な顔をしながら、涙声で話しかけてきて少し困惑する望・・・

 

しかし・・・

 

望「・・・いや・・・しかし・・・」

 

望はあくまで周りに迷惑をかけないようにと神社を出ようとする。

 

霊「・・・ッ!!!ああ、もう!!!」

 

望「・・・!?」

 

霊「ここに居て欲しいって言ってるのよ!!!このバカ!!!」

 

自分がここまで言っても出ていこうとする望を見てたら、今度は恥ずかしさよりも怒りの方が強くなった。

 

霊「私が望の能力にビビったのは事実よ!!!

 

けどね・・・

 

《感情を力に変える程度の能力》?

 

《光と闇を操る程度の能力》?

 

そんな能力があるだけで私に迷惑がかかると思ってるなら

 

大間違いよ!!!」

 

望「・・・・・・」

 

霊「・・・何十倍も強くなるなるかもしれない?

 

それがどうしたっていうの!?

 

ほぼ無限に再生するかも知れない体?

 

だから何!?

 

暴走する可能性がある?

 

そんなのは私が止めてあげるわよ!!」

 

望「・・・・・」

 

霊「・・・それとも何?あなたには私がその程度で迷惑がるような女にみえるの?」

望「・・・・・霊夢」

 

望は霊夢にここまで言われてようやく気づいた・・・

 

霊夢よりも自分の方が己の能力に怯えていたということに

 

望「・・・・俺は、こんなにも危険な能力を持ってる以上・・・

 

霊夢にも迷惑がかかる・・・そう思い込んでいた・・・」

霊「・・・・・」

 

望「けど・・・実際は違っていた・・・」

 

霊「・・・?」

 

望「・・・本当は・・・霊夢に危険が来ることを恐れていたんだって・・・」

 

霊「ッ!?(///∇///)」

 

望からの予想外のセリフに、今度は羞恥で瞬間的に真っ赤になる

 

望「・・・分かったんだ・・・俺にとって・・・霊夢は―」

 

霊「(・・・こ、こ、これは・・・もしかして!?・・・こ、こく、告白!?)」

 

霊夢の頭の中がパニック状態になる

 

が・・・

 

しかし、・・・次の瞬間頭が真っ白になる・・・

 

望「最高の友達なんだって!!!」

 

霊「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ゑ!?」

 

世界が止まった・・・

 

止まった世界の中で彼の言ったセリフが響く

 

―最高の友達なんだって!!!―

 

―最高の友達なんだって!!!―

 

―最高のと・も・だ・ちなんだって―

 

望「・・・ん?どうした霊夢?」

 

急に真っ赤な顔から真っ白になった望を不思議そうにみる望

が、また徐々に赤くなっていき・・・

 

霊「・・・バ」

 

望「?」

 

霊「バカーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

霊符 夢想封印 瞬

 

望「・・・ゑ?って・・・ギャアアアアアアアア!!!!!」

 

ドッカーン!!!

 

ピチューンwww

 

この日、博麗神社にて謎の大爆発が発生した

 

その中から黒こげになった青年と、何故か顔が真っ赤な博麗の巫女が目撃された

 

その後、博麗の巫女はしばらくの間、青年と一切口を聞かなかったとかなんとか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―爆発のすこし前―

 

?「・・・いや~今日もたくさんのキノコが取れたんだぜ♪」

 

?「ふう~、・・・さてと明日は霊夢のところにでも・・・」

 

ドッカーン!!!

 

?「!?・・・何だぜ!?」

 

魔法の森という森の中で、キノコを採取している彼女の名は

 

霧雨 魔理沙(きりさめ まりさ)

 

霊夢の親友であり、魔法使いである

 

彼女が突如として聞こえた爆発音の方向を向くと、そこには煙が上がっていた・・・

 

魔「確かこの方角は博麗神社の方だよな・・・

 

・・・どちらにしても何か面白そうなことがありそうだな♪」

 

そう言うと魔理沙は、キノコを集めた袋を抱えてホウキを使い

 

爆発した場所へ飛んでいった・・・




作「長いわーーーーー!!!」

べ「おい!!どうした作者!?」

作「ああ、いえなんだか無償に叫びたくなったので・・・つい」

べ「?・・・おかしなことを言うやつだなお前は」

作「スミマセン・・・さて」

ナ「作者が見渡すとそこには何人ものクズ戦士が牢屋にいた」

作・べ「「・・・・・・・・・・」」

作「どうしてこうなった!?」

つづく

次回予告

能力の一件で霊夢との絆が強くなった(?)望

しかし、一件のせいで神社が半壊してしまい望は神社の修理を始めた

そこへ一人の魔法使いが現れるのだった・・・

次回

【望 初めての弾幕ごっこ!!!VS霧雨 魔理沙】

お楽しみに♪

To be continued~
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。