東方英雄録   作:リルル

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どうもリルルです♪

後編できやしたよ!

それと、今回で60話数、お気に入り登録者50人を突破しましたぁ♪

最近はここまで進んだなぁと感じるようになりました……

しかし、まだまだ英雄録は始まったばかりです♪

これからもリルルを宜しくお願いします!!

それでは、本編スタート♪


【鏡火と華蓮の過去】後編

前回のあらすじ

 

華蓮と出会い少しずつそれが大切となっていた鏡火

 

その頃

 

華蓮もまた自分の過去を思い出していた

 

果たして、二人の過去の真相は……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

華蓮が頭を冷やす頃……

 

霊夢達はというと……

 

「くっ!?何なのよ!?あれ!」

 

霊夢は大声で叫ぶ

 

その視線の先には……正に焼け野原が広がっていた……

 

この場所は、幻想卿に数多くある山々が並んでいた場所……

 

しかし、今は中心に巨大な赤い炎球があって、そこから発する熱気で周りの山や木々を燃えさせていた

 

そこはまさに灼熱地帯

 

近寄ろうとするが、あまりの熱気で前に進めない……

 

すると、その時レミリアは何かに気づく

 

「ちょっとあれの下に誰か居るわよ!!」

 

レミリアの言葉に全員がそこへ視線を向ける

 

見ると炎球の下には、一人の青年がいた……

 

白すぎる細い腕

 

黒い忍者のような服

 

白く染まった髪

 

そして、怨念に満ちたような瞳

 

知らない青年

 

などではない……

 

むしろあれは今、探していた人物によく似ている

 

そう思った霊夢は言葉を漏らす

 

「……望?」

 

 

 

 

 

「くそがぁぁあああああ……」

 

望は未だに鏡火の一撃を防いでいた

 

しかし、現状今も少しずつ鏡火のエネルギー弾に押されていた……

 

その時……

 

ビビビッ

 

「!?こ、これは……」

 

望の頭に急に映像が写し出される

 

それは、……

 

先程言っていた鏡火と華蓮の過去の事だった……

 

「(………コイツが華蓮か?………いや、そんな事よりなんで……)」

 

望は少し考えるとある事を思い付く

 

「(…………も、もしかして、これは鏡火の心……感情なのか?)」

 

あくまで予想だが、これは鏡火の心……もとい感情だ………

 

これは、鏡火が華蓮という奴に抱いている想い、って奴なのか?

 

暖かくも不思議と安心できるような感情

 

そんな不思議な感覚が、この炎球から何故かヒシヒシと感じられる

 

何故こんな事が起きたのか?

 

原因は不明だが……

 

もしかすると、鏡火の想いの強さが感情として望に映像を出されたのかもしれない

 

「くっそぉぉおおおおお………」

 

鏡火の過去についてがドンドン頭に入ってくる

 

その度に、望は心にダメージを受けていた

 

 

 

 

 

鏡火の過去は、想像以上に重く苦しい……

 

独りだった時の孤独さ、空しさ……

 

それは、鏡火の心を想像以上に大きく蝕んでいた

 

しかし、華蓮が現れて鏡火は変わった……

 

大変だった生活だが、華蓮が居ることによって鏡火の心は随分と晴れていた……

 

しかし………

 

しかしだ………

 

それは今から3000年前までの話である

 

 

 

 

 

今から約3000年前……

 

鏡火と華蓮は平和に神樹の森で暮らしていた頃だ……

 

「ふふっ……鏡火様ー!!」

 

華蓮は満面の笑みで鏡火を呼ぶ

 

鏡火はやれやれといった様子で向かうが、その表情は何処か少し緩んでいた……

 

華蓮の笑顔を見ると、どうも気持ちが軽くなる……

 

あの頃の寂しさがまるで嘘のようだ……

 

あの子と居れば、私はもうあんな寂しい思いをしない……

 

もしかしたら、あの子が居なければ私は自ら命を落としていたかもしれない……

 

とにかく、私はあの子に救われた……

 

あの子に……

 

あの子の笑顔に……

 

私は………

 

そして、鏡火が華蓮の元につく

 

その時……

 

ドカ―――――ン!!

 

鏡火達の居た近くの地面が突如爆発した……

 

「な、なに!?」

 

鏡火は慌てて華蓮を庇う

 

その甲斐あってか、華蓮には傷一つなかった

 

「鏡火様………」

 

華蓮は心配そうな眼で鏡火を見つめる

 

それを見た鏡火は笑う

 

「そう心配するな……華蓮……私は大丈夫だからそこで待っててくれ……」

 

鏡火はそう言うと、華蓮を置いて爆破地点へと向かった

 

 

 

 

 

「…………お前たちだな?先程の爆発をやったのは………」

 

鏡火は隠れていた犯人を直ぐに見つけ追い詰める

 

「ふふふ……よく分かってるじゃないか……神獣・烈火の鏡火……」

 

その者達は、黒いローブを纏っており顔がよく見えない……

 

そういうのもあってか、その者達は妙に気味の悪いオーラを放っていた……

 

「…………………何者だ?お前達、神界の住民ではないな……」

 

鏡火はすぐその異質なオーラを感じとり、視線を鋭くする

 

しかし、ソイツらは視線に全く動じず寧ろ笑みが増す

 

鏡火は不気味に思うが、気にせずソイツらと闘った……

 

 

 

 

 

「………やはりこんな物か………」

 

割りと呆気なく黒いローブの者達を追い詰める鏡火

 

しかし、何かが引っ掛かる

 

コイツらは闘う時、何故かほぼ無抵抗だった……

 

いや、それ以前に最初からやられに来ているように見えて

 

鏡火はそこまで考えると、ハッと何かに気づいた……

 

まさか!?

 

まさかまさか!?

 

そう思うと鏡火はソイツらを無視して飛んできた道を戻る

 

 

 

 

 

「頼む………無事で居てくれ……」

 

鏡火は懇願しながら目的地に到達する

 

そこで鏡火は必死であの子の名前を呼ぶ

 

「華蓮!!何処だ!!返事をしてくれー!!お願いだ、華蓮……お願いだから返事を!!」

 

鏡火は必死で華蓮を探していた

 

しかし、華蓮は見つからない

 

華蓮の性格上勝手に遠くまで出歩くとは考えにくい……

 

という事は……やはり……

 

鏡火は歯を食い縛る

 

そこへ……

 

「よう……神獣さんよ……」

 

先程の黒いローブの男が現れる

 

鏡火は目に涙を浮かべながら男を睨む

 

これ以上ないくらいに、強く強く……

 

「おいおい……そう起こんなよ……まだ生きてるぜ……華蓮ちゃんは」

 

男は冷や汗を掻きながら手を振る

 

しかし、今の一言で鏡火は理解してしまった……

 

華蓮を……華蓮を取ったのはコイツだということに……

 

あの黒いローブの連中は囮……

 

本当の目的は華蓮を誘拐すること……

 

それを理解した鏡火は、憤怒の表情で男に殴りかかる

 

しかし……

 

パシン

 

鏡火の怒りの拳は男に簡単に押さえられた

 

抜け出そうと力を込めるが、ピクリとも動かない……

 

「だからまずは落ち着け……俺はお前に交渉しに来たんだぜ?」

 

男はそう言うと、手を離す

 

その後、男は不気味に笑いながら鏡火を見る

 

今すぐにでも、焼き殺したい感情に見回れる鏡火だが……

 

気持ちを押さえ、男の話を黙って聞く

 

「いいか?まず、華蓮ちゃんだが……さっきもいった通り無事だ……ピンピンしてるぜ……まぁ、今は眠ってるがな……それでここからが本題なんだが……もしお前が俺たちに付いてきてくれるなら、華蓮ちゃんには絶対に手を出さないぜ?」

 

「なん……だと?」

 

ふざけた言葉だ……

 

こんな言葉

 

全く信用できない……

 

信用は出来ないが……

 

私が抵抗すれば、華蓮が……

 

鏡火は下を向き無言で長いこと考える

 

男はその間特に何も言わなかった……

 

何故なら、結果は予想ができているから……

 

「………で?どうする?」

 

「…………」

 

男はしばらくして鏡火にもう一度話しかける

 

すると……

 

「………………………分かった……それに従おう……」

 

鏡火は目線を合わせず下を向き、歯を食い縛る

 

手は痛いくらいに拳を握り、その表情は言葉では言い表せないような顔となっていた……

 

「そんじゃま、契約成立ってことで……」

 

男はそのままゆっくりと鏡火を連れていった……

 

それ以降、鏡火と華蓮は別々の部屋に監禁された……

 

それから何百年も経ったある日……

 

鏡火と華蓮はとある悪徳妖怪に高値で買われてしまった

 

それが、キルトである

 

鏡火がどんな場所でも構わないから華蓮だけは……

 

と申して来たので、キルトは華蓮には手錠だけで普通の部屋を……

 

鏡火には牢獄を用意された……

 

手錠には特別な力は何もない……

 

しかし、鏡火は動かなかった……

文句一つ言わずじっと……

 

全ては華蓮の為に……

 

 

 

 

 

「……………」

 

そこで映像が途切れた

 

全ての事情を知った望

 

それを知ると、炎球を受け止めつつ複雑な表情を浮かべる望

 

…………

 

何て言ったらいいか分からない

 

だが………

 

望は一度目を瞑る

 

そして、

 

カッ

 

ドゴ――――――ン!

 

その瞬間、炎球は巨大な爆発を起こした

 

「……………」

 

鏡火は爆発を黙って見つめる

 

「……ッッッ!望―――――ッ!!!」

 

「お兄ちゃん!!」

 

霊夢とフランは一人叫びながら爆発に突撃しようとする

 

「止めなさい!!霊夢!!フラン!!」

 

それを咲夜とレミリアは必死で止める

 

「離してよ!!望が、望がぁ………!!」

 

霊夢は目に涙を浮かべながら、光に飲まれる望を見つめた……

 

 

 

 

 

「…………すまない。望殿……」

 

先程の爆発により望の居た地面は大きな穴を開けた

 

辺り一体の木々も一緒に消し飛んでしまった

 

さすがの望と言えど、これでは……

 

鏡火は重い顔で爆破を見届け、その場を去ろうとする

 

その時、

 

うぁぁああ……

 

「!?」

 

鏡火に小さな声が聞こえる

 

鏡火は穴に顔を向ける

 

すると……

 

黒い炎に包まれた望が飛び上がってきた

 

一体どうやって!?

 

いや、それ以上に、少し見た目が変わったか?

 

よく見ると望の黒い炎は、少しだけ赤みを帯びておりどちらかと言うと赤黒い炎に見える

 

………

 

よくは分からないが……嫌な予感がする……

 

ダッ

 

そうこう考えていると望は突撃する

 

「黒腕………」

 

望は両手で鏡火を狙っている

 

もしかして、あの技を使うつもりか?

 

だが、それは私には効かな―――

 

「ツイン黒炎拳!!!」

 

両手による黒炎を纏った拳が鏡火の腹に放たれる

 

その拳は鏡火をすり抜け……

 

ドズン!!

 

「がはっ!?」

 

なかった……

 

何故か望の拳はマグマとなった鏡火を捕らえ吹っ飛ばす

 

「くっ……はぁ!!」

 

鏡火は直ぐに翼を広げ勢いを殺す

 

「お、お前は……一体……!?」

 

鏡火は驚愕の眼で望を見つめた……

 

一体何が!?

 

まさか、こんな短時間で神気を?

 

そんな筈は……

 

驚く鏡火に対し、望はただ一言こう言った

 

「悪いな……」

 

 

 

 

 

 




どうもリルルです♪

どうですかね?

これで一応、鏡火と華蓮の過去編は終了です

さて、望君の最後の言葉……

どういう意味があるのでしょうね?

それと今の望の状態は?

それも次回で明らかになりますぞ

それでは、次回予告

次回予告

鏡火の過去について知った望

その頃、華蓮達はようやく出口を発見するが……

アイツが現れて最悪の方向へ!?

次回

【望vs鏡火 最終決戦】前編

お楽しみに~♪

To be continued~
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