前回、ゴキブリみたいに気持ち悪くてゲスい妖怪キルトが巨大化しました
本当にゴキブリ並みにしぶとい奴ですww
さてどれくらい強くなったのか?
そして、意外なあの人が助っ人として参戦します!
多分、頭がいい人は既に気づいているんじゃないかな?
え?ゴキブリはいつ死ぬかって?
そうですね……多分次の次くらいでくたばるんじゃないかな?
多分……
そ、それではどうぞ♪
前回のあらすじ
キルトの悪事を知った望と鏡火はタッグを結成、キルトのアジトに突っ込む
その頃、動き回りすぎて体力の限界を迎える華蓮
キルトはチャンスと思い華蓮を踏みつけ高笑いする
その時、望達が到着
キルトは黒ローブの連中に命令するが、意味深な言葉のみを残して連中は消えてしまう
恐怖に陥るキルトだが、その時、キルトの懐からフランが暴走する前に触れた球体だった……
殺される寸前にキルトがそれに触れると、キルトは何倍も大きくなってしまうのだった……
「な、なんだと!?」
望は空を見上げると巨大な影に包まれる
その目線の先には、筋肉が大きく膨れ上がり体も何倍も大きくなって、戦闘力も次元が違うレベルにまで上がったキルトがいた……
一体何が!?
望はキルトが大きくなる前の出来事を思い出す
そういえば、最後にキルトの懐から異様なオーラを纏った球体……
キルトはあれを見て、ラッキーといった……
つまり、あれは戦闘力を何倍にも引き上げるのか?
望は状況を冷静に整理する
すると
「……………ゲヘ♪………ゲハハハハハハハ!コイツはいい……パワーが、パワーが溢れてくる……信じられねぇ……ゲヘヘヘヘヘ♪」
キルトはまたもゲスな笑みを浮かべる
大きくなったキルトの声は、何処かエコーがかかっているように聞こえた
望はタラリと冷や汗を流すと、再び白い髪の戦士に変身する
それと同時にキルトは笑いながら大きく振りかぶり、パンチを放つ
狙われたのは、鏡火だった……
「くっ……望殿!!」
鏡火は華蓮を傷つけないため、望に華蓮を少し強引に投げる
それと同時に、鏡火はキルトの巨大な拳に飲まれた
「うぐっ!?」
自分達の身長よりも大きな拳に殴られ、鏡火は思いっきり吹っ飛んでしまう
バキバキバキ……
地面に広がる木々にぶつかり、へし折っていく
ズドン!
そして、鏡火はそのまま後ろにあった巨大な岩に激突し埋もれた
「鏡火!!」
望は鏡火に向け叫ぶ
しかし、キルトは望に目掛けて既に攻撃態勢に入っていた
「くたばれ!!人間~!!」
キルトは思いっきり望を真上から叩き潰そうとする
「ちっ……!!」
望は舌打ちすると瞬間移動で鏡火の元へと向かった……
その頃、鏡火はというと……
「グフッ……あのゲスめ、想像以上に強くなっている………」
岩を退かして裾を使い口元の血を拭っていた
見ると、彼女の片腕がたった一発のパンチでへし折れている
鏡火は自身の再生能力で骨をくっ付け始めるが、キルトのパワーアップに驚きを隠せないでいた………
そこへ
「鏡火……!大丈夫か!?」
瞬間移動で望がやって来た
その直後
ズズン!!
鏡火達の居る地面がまるで地震のように揺れた
恐らくキルトは何も知らずに、そのままパンチを放ったのだろう
「くそっ……あの野郎……パワーだけなら俺達を普通に越えてるぞ……」
望は華蓮、チルノ、ルーミアの三人を地震が収まると同時に一旦寝かせる
その後、歯を食い縛り、強く拳を握りながらそう発言した
鏡火もそれに関しては同意件である
少ししか闘ってないので、断言とまでは言えないが、恐らく今のキルトのパワーは私達二人を越えている……
二人の表情は一気に重くなる
外のキルトは、未だ自分達が何処に居るか分かっていないようだった……
それをチャンスと思った望は、今のうちに華蓮達を回復させる
その後、望は瞬間移動で一旦紅魔館のテラスへと向かい寝かせつける
そして、また瞬間移動で鏡火の元へと戻った
「フフッ……やはり便利だな……瞬間移動は……」
再び現れた望に対し、鏡火は少し表情を緩めて呟く
どうやら知らない内に、瞬間移動が使えることが分かっていたらしい……
「さて、あの野郎をどうするか……」
「私達が連携を取るしかないな……」
「そうだな………行くか!!」
そんな事を思いながら、二人は意を決して岩から飛び出した……
「ああん?アイツら、何処いった?まさか、この俺様にビビって今さら逃げ出したか?」
その頃、キルトはまだ望達の姿を探していた
望達は岩から飛び出し、この木々を利用してキルトに近づいていく
「(………鏡火、お前は向こうから俺は反対から行く……)」
「(………分かった……)」
二人は目線だけで会話を成立させ、二手に別れて移動を再開する
そして、望が目的地点まで移動する
すると望は両手にエネルギーを溜めキルトに向け放つ
バシュンバシュン
一方のエネルギーはキルトの左側から、もう片方は反対側から放つ
「ふん!」
キルトは気づくとそれを軽く跳ね返した
しかし、
「喰らえ!!」
上からの鏡火の攻撃に気付かなかった
煉獄 鳳凰烈火
マグマで出来た大量のエネルギー弾がキルトの頭上から降り注ぐ
それと同時に望も両手を前に伸ばし、弾幕を放つ
魂符 魂の咆哮
紫色と化した魂の咆哮がキルト目掛けて一直線に飛んでいき……
ド―――――――ン!
二人の攻撃はほぼ同時に被弾し、それも含めた巨大な爆発が発生した
完璧のタイミング
完璧なコンビネーション
とても先程闘っていた程度とは思えない……
まさに阿吽の呼吸って感じだ……
しかし、……
煙の中から出てきたのは
「全く、驚かせやがって……」
無傷の状態のキルトであった
「な!?」
二人は同時に驚きの声をあげる
間違いなく直撃した筈なのに……
「ゲヘヘヘヘヘ♪……今度は俺様の番だぜ!」
キルトはゲスな笑いをすると、その巨体とは思えない速度で移動する
シュン
キルトは鏡火の頭上に移動し、鏡火を真上からスタンプした
ズダン
「ゴフッ………」
先程の闘いで、マグマを纏えなくなった鏡火は為す統べなく踏み潰される
「くそったれ!!」
望はそう言うとスペルを使い斬りかかる
邪剣 ブラッディクロス
しかし
ビシッ
望の剣はキルトを切り裂く所か、逆に剣の方が悲鳴を挙げた
「う……」
「ゲハハハハハハハ……喰らえ!」
キルトは折れ欠けた剣を見て笑い、そしてそのまま望にパンチを放つ
ボキッ
キルトの極太の拳によるパンチは、望の骨を簡単にへし折り吹っ飛ぶ
幸い、キルトは神気を持ってない為痛みはないが……
ピンチであることに変わりはない
先程の一撃で、鏡火はノックアウトされ……
望の方も先程の闘いのせいか上手く体が動かなかった……
「どうした?急に手応えがなくなった……な!!」
キルトはゆっくりと歩みより、望を頭から拳で叩きのめす
ズドン
望は頭から思いっきり地面に叩きつけられる
「く、くそがぁ……」
望は何とか起き上がろうとするが、やはりダメージが大きすぎた……
「うへへへへ……いい眺めだぜ……テメェのせいで、俺様の計画は丸潰れだ……」
キルトは望を見下しながら、その巨大な足で望の脚を踏み潰す
ボキッ
またしても骨が折れるような鈍い音が辺りに響く
キルトが足をあげると、望の脚はあらぬ方向へと折れ曲がっていた
「ぎゃははははは!!……この俺様に逆らうからそうなるんだ!」
それを見たキルトはバカみたいに高笑いする
しかし、痛みはない為、望は悲鳴をあげない……
それを見たキルトは、少し表情を曇らせる
「テメェ……さっきから全然叫ばないな……そこだけが面白くない……」
キルトは不満気な表情を見せると、一旦膝を着き拳を構える
「こうなったらテメェが叫ぶまで殴り続けてやるぜ!!」
バキ ドカ ズドン
キルトはそう言うと望の体を徹底的に殴り始めた
動けない望の体を必要以上に痛めつけ、それを心底楽しそうにやっていた……
しかし、望は一向に何も言わずキルトは更にイラついてしまう
「本当に訳わかんねぇ野郎だ……こんだけやってんのに、全く叫ばねぇじゃねぇか……」
キルトは面倒くさくなり最終手段に出る
「もういい……意味わからん貴様なんかどうでもいい……これからは、俺が幻想郷を征服してやる!!この力があれば例えどんな障害をも乗り越えれるさ……て事で、まずはお前を血祭りにあげてやる……」
キルトはそう言うと口に強烈なエネルギー弾を溜めていく
望は折れまくった自分の体を治し、飛び上がろうとするがやはりあの闘いのダメージが大きくて動けない……
そんな望を見下しながら、キルトは躊躇なく望に放つ
絶体絶命
さすがの望も
もう駄目だと思った
その時……
望もキルトも予想外の人物が現れた
「…………………境符……」
望の目の前に感じた覚えのある気が出現する
その気を感じた望は、驚愕の表情を浮かべた
まさか!?
望はとある人物を思い浮かべると同時に
「永夜四重結界」
聞き覚えのある女性の声が聞こえると、望の周りを広範囲に四角錐型の結界が覆う
キュゥゥゥン
キルトのエネルギー弾はそれに当たった瞬間
まるで吸収されたかのように消えてしまった
「な、なんだこりゃ!?」
キルトは驚きの表情を浮かべるが、今度は女性が攻撃を開始する
「廃線 ぶらり廃駅下車の旅……」
謎の女性がそう言うと、目の前にいくつか巨大な空間が開く
空間の中はまるで目玉のような物がいくつも存在しており、その奥から二つほどの光が見える
何かと思えば、そこから巨大な乗り物がいくつも姿を現れキルトに突撃した
ズダン
キルトは訳も分からず、攻撃を喰らい尻餅をついた
「…………」
驚いた表情を浮かべる望
その視線の先で、先程と比べるとかなり小さな空間が開かれる
そこから出てきたのは……
一人は九本の尻尾を持った知らない女性で
もう一人は、望も知っている人物……
それは……
「………紫?」
日傘を差し、扇子で顔を隠す紫の姿だった……
どうもリルルです♪
はーい♪助っ人の正体はまさかのゆかりんです♪
これは結構意外だったでしょう?
まぁ、言われてみれば……ってレベルのつもりなのですが……
さて次回予告
次回予告
突如として望の前に姿を現した紫
不思議に思う望だが、キルトがそれを許さない
紫はいつになく真剣な表情で、望と鏡火と一緒に闘うのだった
次回
【最強チーム結成!!】
お楽しみに~♪
To be continued~