東方英雄録   作:リルル

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どうもリルルです♪

遂に今回であのゲスとの勝負が終わります!!

さて、望君の作戦は!?

そして望君のとっておきの必殺技とは!?

それではどうぞ


【決着!! 炸裂 望の最終奥義】

前回のあらすじ

 

望のピンチを救った紫

 

怯えるキルトだが、躊躇わず攻撃を開始する

 

その寸前、紫は望と鏡火、藍を連れ霊夢達と合流

 

全ての事情を知った霊夢達も闘う事となった

 

しかし、キルトの想像以上のあのタフさを破る方法がなく、諦めかけたその時……

 

望が一つの作戦を建てるのだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫達が作戦を決めた頃

 

キルトはというと……

 

「くっそー!チビのくせに素早い奴等め……」

 

辺りの木々を破壊しながら、望達の姿を探していた

 

その時

 

「ん?」

 

キルトはその時、遠くの方に望が居るのを見つけた

 

見ると望の髪は黒に戻っており、肌の色も人間らしい肌色が目立っていた

 

望はこちらをじっと睨みながら、空に向け手を掲げ精神を集中させている

 

「ゲヘヘ……見つけたぜ……」

 

キルトは笑みを浮かべると、大きさに似合わないスピードで向かった

 

だが……

 

ブン

 

キルトが望に近寄ろうとすると、ある程度近寄った所で見えない壁のような物にぶつかった感覚に見回れた

 

「ちっ……八雲 紫か!」

 

紫は望の後ろの方で手を広げ大きな結界を作り上げていた

 

「だが……この程度、この俺様のパンチにかかれば………!!」

 

キルトはそう言って大きく振りかぶり、パンチを放とうとするが……

 

「神槍…………」

 

「禁忌…………」

 

突如キルトの両側から声が聞こえる

 

その瞬間

 

「スピア・ザ・グングニル!!」

 

「レーヴァテイン!!」

 

吸血鬼姉妹の同時攻撃がキルトに襲いかかる

 

ドカーン!!

 

キルトはこれまた予想外の攻撃に戸惑い、結局直撃を喰らってしまう

 

更に……

 

「今よ!」

 

今度は空から咲夜の声をあげ、それと同時に

 

「分かってるわよ!」

 

霊夢

 

「任せておけ!!」

 

鏡火

 

「行くぞ!」

 

藍の三人がキルトの背後、前方、足下といった位置にいた

 

これは吸血鬼姉妹の攻撃の直後、咲夜が能力を発動させ自分を含める四人を移動させたのである……

 

「喰らいなさい!!」

 

霊夢がそう言うと同時に四人は技を放っていく

 

霊符 夢想封印・絶

 

夜霧の幻影殺人鬼

 

煉獄 鳳凰烈火

 

式神 仙狐思念

 

四人の必殺級の技がキルトに叩き込まれていく

 

その光景を見て望は動かず、天に手を掲げたままニヤついていた

 

「(…………いいぞ!このまま行けば上手く行けるかもしれねぇ………)」

 

望は心の内でそう思いながら、自分の建てた作戦を思い出していた

 

 

 

 

 

「いいか?お前ら?この技は一発しか出来ない……というより、一発しか作っちゃいけない技だ……だから絶対に失敗は出来ないぞ……」

 

望はそう言うと説明を開始した

 

「この技は《ソウルバースト》っつって、周りから感情の力をエネルギーに変えて集めて放つ技だ……そこまで強くなさそうに聞こえるが、威力は俺が保証する……たださっきも言った通り、この技は高い分時間がもの凄くかかる……だから皆には時間稼ぎを願いたい……分かったな?」

 

望はそう説明すると紫は結界を張り、霊夢達はいつ来ても大丈夫なようにセットしたのだった……

 

 

 

 

 

時は戻って現在

 

ダダダダダダダダ………

 

四人のエネルギー弾がキルト目掛けて飛んでいき、キルトは爆発の渦の中に飲まれていく

 

望は精神集中を計り、周りからの感情の力を集めていた

 

………

 

霊夢……

 

紫……

 

鏡火……

 

フラン……

 

レミリア……

 

咲夜……

 

そして、藍……

 

七人の少女達の感情が集まっていく

 

しかし、

 

「ッッッ~!!ああー!うぜぇぇぇぇぇええええええ!!!」

 

ド――――――ン!!

 

キルトは巨大な雄叫びを放ち、霊夢達の攻撃を吹き飛ばしてしまう

 

「そ、そんな!?」

 

霊夢達は驚愕な表情を浮かべる

 

しかし、キルトの顔は怒りに満ちていた

 

「ふん!」

 

キルトは軽く腕を振るい最初に吸血鬼姉妹に襲いかかる

 

バキッ

 

レミリアに裏拳が当たり……

 

「グハッ……」

 

もろに喰らったレミリアは吐血し、そのまま木々をなぎ倒しながら吹っ飛んでしまう

 

キルトはそのまま裏拳を今度はフランに喰らわせる

 

ボキッ

 

「ぐっ!?」

 

フランはギリギリでガードを取るが、パワーが強すぎて逆に骨が折れてしまった

 

「あああああああ!?」

 

フランの腕は折れてはいけない方向に曲がってしまい、フランは悲鳴をあげ手を抑えるが………

 

キルトは全く止まらず足をフランの懐に入れる

 

ズン

 

フランの懐に直撃するキルトの巨大な足

 

悶えていたフランが止まれる筈もなく、そのままフランもレミリアのように吹っ飛んでしまった……

 

「くっ………」

 

残った霊夢、咲夜、鏡火、藍は構えを取るが、鏡火以外は体が震えてしまっていた

 

「ゲハハハハハ……喰らえい!!」

 

キルトは怖がる霊夢達を嘲笑い、回転蹴りを放つ

 

「くっ……!?」

 

霊夢は一早く反応し、お払い棒を取り出す

 

神技 八方鬼縛神

 

霊夢はお払い棒をかかげ、強力な結界を張る

 

しかし、

 

バキキキ……

 

霊夢の張った結界は容易くヒビが入ってしまう

 

「嘘!?」

 

霊夢は驚きの声をあげるが、キルトは続けざまにもう一発蹴りを放つ

 

バリン!!

 

霊夢の結界はたった二発で完全に砕け散ってしまう

 

「う!?」

 

霊夢は苦しい表情を浮かべる

 

更にキルトはそこからかかと落としを放ってしまい……

 

ズダン!

 

キルトの足が地面に穴を開ける

 

足をあげるとそこには、結界を張り致命傷は免れたが片腕が折れてしまった霊夢が居た

 

「ゲハハハハハ!!俺様には博麗の巫女も、吸血鬼姉妹も、もう誰も敵わねぇ!!俺こそが最強だぁ!!」

 

キルトは大きな笑い声をあげる

 

残された三人は動こうとしたが、キルトの圧倒的な力を前に動けなくなっていた

 

「さてと……後は……」

 

キルトは笑い終えると望を見つめる

 

そして、キルトは紫の結界を破壊し始めた

 

バキン バキン バキン!!

 

キルトがパンチを放つ度に紫は苦しい表情を浮かべ、結界にヒビが入っていく

 

「(…………くそっ……あと少しなのに……)」

 

望の掲げる空にはもうほとんど技が出来上がっていた

 

しかし、まだ完全ではない……

 

そして……

 

ズバリーン!

 

「くたばれ!!」

 

結界が割れると同時に、キルトは望に殴りかかる

 

「(………せめて後10秒あれば行けるのに……)」

 

望は迫り来る拳に対し動けず、覚悟を決め目を瞑る

 

しかし……

 

「……望に手出しは……させないって言ってるでしょう!!」

 

紫は怒りの表情を見せ望の前に出る

 

そして、

 

バキッ

 

紫はキルトの巨大な拳から望を庇い、地面へと落ちていった

 

「くそっ……あのババア!!邪魔しやがって……」

 

キルトは歯を食い縛り紫を踏み潰そうとする

 

その時……

 

ブゥゥゥゥン

 

辺りに低い音がリズムよく響く

 

空を見上げると、直径100メートルはあるであろう青い玉が出来上がっていた……

 

「な……あ………」

 

その玉を見るとキルトは言葉を失う

 

巨大な玉からは不思議と見ているだけで、霊夢達には希望を与え、逆にキルトには絶望を与えているかのようであった……

 

望はキッと目を開き

 

「これで……終わりだぁあああああ!!」

 

その玉をキルトに向け降り下ろした

 

「あ……ああ……あああああ……」

 

キルトは何も出来ずそのまま青き光の玉に包まれ……

 

「グォォォぉぉぉおおおオオオオ!!?」

 

四肢が裂け、体は消えていき、そのままキルトの邪悪な力は霧のように消えていった……

 

青き光の玉は真っ直ぐ飛んでいき、宇宙空間まで飛んでいくと爆発して消えた

 

「ふぅー、終わったぁ………」

 

望はそこまでやるとため息を吐き、ダランと腕を垂らしゆっくりと地面へ降りていった……

 

 

 

 

 

「望!!」

 

下に降りると霊夢達が出迎えてくれた

 

レミリアやフランも何とか無事であり、紫も大丈夫そうである

 

これで終わったんだ……

 

全てが……

 

皆も安心の表情を浮かべた

 

その時……

 

望の体に、大きな異変が襲いかかる

 

ドクン

 

「!?がはっ……!?」

 

望は急に胸を抑える

 

「ちょ!?望!!」

 

霊夢達は望の様子に気づくと駆け寄っていく

 

胸が、胸が、燃えるように、熱い……

 

まるで体の中から、体が裂けていくような感覚

 

突然望はそんな感覚に見回れてしまった……

 

「ぐぁぁぁぁああああ!?」

 

望は地面に倒れ悶え苦しむ

 

霊夢達もどうにかしようとするが、望がこんな事になること事態がありえない為、どうしたらいいのか分からなかった……

 

その時、更に望に変化が……

 

「うぷっ!?」

 

今度は強い吐き気に襲われ、

 

そして……

 

「うがぁあ……うがががが………がぁぁぁぁあああああああ!!」

 

望が空に向け大きな雄叫びをあげると同時に、口から黒い液体が飛び出してきた……

 

「ハァー、ハァー、ハァー……う!」

 

望は辛そうに息を吐くと、今度は虚ろな目で空を見上げた

 

霊夢達も空を見ると、先程の黒い液体がドンドンと集まっていっていた……

 

その黒い液体からは気を感じる

 

邪悪で巨大な気を……

 

しかもそれだけじゃない……

 

その気は、感じたことのある気にとてもよく似て……いや、全く同じ気であった……

 

その液体はドンドン形を変えて、

 

最終的に変化した姿は……

 

スタッ

 

液体は、最終的に人の姿になった……

 

でも、ただの人ではない……

 

その姿を見た霊夢達は、目を大きく見開き見つめていた

 

そこには

 

少し白みがある細めの腕

 

綺麗な黒い髪

 

黒い忍者服

 

……そう

 

何処からどう見ても望と瓜二つの男が立っていた……

 

その男はこちらを向くと……

 

うすら寒い笑みを見せるのだった……

 

 

 




どうもリルルです♪

いやー、ゴキブ……ごほんごほん、キルトがようやくくたばりました!!

しつこいですよねぇ……

そして、最後

謎の人物登場!!

望君にそっくりな人物は一体何者でしょう?

とりあえず次回は荒れそうですね……

それでは次回予告

次回予告

ソウルバーストで遂にキルトを消し去った望

しかし、その後突如として望の体からもう一人の望が飛び出してしまう

一体コイツは何者なのだろうか!?

次回

【望と望? 黒崎 望 登場!!】

お楽しみに~♪

To be continued~



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