東方英雄録   作:リルル

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どうもリルルです♪

ようやく人里編も終わりましたよ……

なんか随分と長く感じましたね……

それと、今日からスマブラのフレ戦を開くことにしました

詳しい内容は活動報告にきちんと載せていますのでそちらをどうぞ

次回からは三章前の最後にお祭り編へと突入します

これは今までの日常編の中では短くする予定です

それとこのお祭り編はわりと後の物語に関わるので見ることをおすすめします!!

最悪見なくても大丈夫だと思いますが……

それでは本編スタート


【輝夜の持つ二つの能力】

前回のあらすじ

 

どっかの誰かによる発言により妹紅と輝夜と闘う羽目になった望

 

凄まじい強さとコンビネーションを見せる妹紅達だが、望には全く歯が立たない

 

能力を使い望を追い詰めていく妹紅達は最後の賭けに出る

 

望、妹紅、輝夜の最大級のエネルギー弾がぶつかる

 

しかし、そこで望は新技を使用し二人を倒してしまうのだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ん?」

 

妹紅が目覚めると迷いの竹林が広がっており既に時刻は夕方で、その隣には輝夜が眠っていた……

 

「……私は……何をしてたんだっけ?」

 

どうやら余りの怒りで記憶が飛んでいるらしく、妹紅は先程の闘かった事以外はほとんど忘れってしまっていた……

 

そこへ……

 

「お……起きたか……妹紅」

 

手に何かを持っている望が現れた

 

その手には一匹の見覚えのある兎の姿があった……

 

癖ッ毛で短めの黒い髪にフワフワな白いウサ耳と兎の尻尾を持っており、服はピンク色で裾には赤い縫い目がある半袖のワンピースを着ている

 

靴などは特に履いてなく裸足の見た目で言えば、それこそ白兎といった少女である

 

彼女の名は因幡てゐ

 

この迷いの竹林にあるとある屋敷に住んでいる白兎

 

見た目はとてもキュートだが性格はかなりのお調子者で悪戯好き

 

現に妹紅もこの兎には何回かやられている

 

人間を幸運にする程度の能力を持っているが、このような性格をしている為、基本的にはこの能力を自分にしか使わない

 

何でも自分に使えば足元の花を全て四つ葉のクローバーに変えたり、金銀財宝程度なら簡単に見つかるんだとか……

 

とにかく非常に厄介な奴なのだが、今ソイツは望に捕まっている

 

「望……?どうしたんだよソイツ……」

 

妹紅が若干不安そうな顔を浮かべるが、望の表情は重くてゐに至っては真っ青である

 

そこへちょうど輝夜が起き上がる

 

「ん?…………あら、てゐ?何しているのよ……」

 

輝夜も同じく不安そうな表情を浮かべる

 

すると今まで黙っていた望が口を開く

 

「………………何でもない、コイツがちょっと色々してくれてたんでね……なぁ……てゐ?」

 

「はははは、はい……!そうです!全て望の言う通りです!!」

 

「???」

 

妹紅と輝夜はよく分からないが、あのてゐがあそこまで怯えてるのだから多分余程望に何かをされたというのは理解できた……

 

「もう二度としないと誓うか?」

 

「はい!誓います!」

 

「分かればいいんだ……分かれば……」

 

「…………」

 

本当に何があったのだろう……

 

二人にはそれが気になって仕方なかった……

 

 

 

 

 

 

「フー、それにしても貴方、本当に強いのね……私達二人を相手して勝っちゃうなんて……」

 

「そうでもねぇさ、現に危ない部分がいくつもあったからな……それに、俺はまだまだ強くなりたい……どんな奴よりも強くなりたいからな……!」

 

望と輝夜、そして妹紅は話し合っているが、てゐは近くの竹に縄で結ばれていた

 

首には反省中と書かれた板に糸を結びつけたものを巻いている

 

「あ!そういえば、輝夜……」

 

望はこの時、ある事を思い出す……

 

「お前、一体何の転生者なんだよ……?俺にダメージを与えられた以上、お前も転生者なんだろ?………それと、お前………能力を二つか三つ持ってるだろ?」

 

「……………ええ、そうよ……私も妹紅と同じ転生者の一人……」

 

輝夜は顔を裾で隠しつつ、妖しく笑う

 

「私は月の女神と言われていた・セレーネって女神の転生者なのよ……」

 

セレーネ(伝承ではセレーネー)

 

ギリシア神話に伝わる月の女神

 

「それと、能力についてだけど……」

 

輝夜が話そうとすると

 

「時間を止められるとかじゃないんだろ?」

 

望が話に割り込む

 

「………………そうね。正確に言えば違うけど、時間を止めるようなものかしらね~?」

 

「いやいやいや、全然違うだろ!!」

 

輝夜が不真面目そうに言うと妹紅がそれを否定する

 

「もう!大体一緒だからそれでいいじゃないの!!これだから妹紅は……」

 

「ほう……私が何だって……?」

 

「あ?」

 

「お?」

 

…………

 

これ以上行くとまた喧嘩になりそうだ……

 

「で!!結局どんな能力なのか分からないので教えてください!!」

 

望はわざとらしく大きめの声で話しかける

 

「…………ちっ…………えーッとね、私は《永遠と須臾を操る程度の能力》そして、転生者になるとこれと《気圧を操る程度の能力》が使えるの」

 

輝夜は妹紅を見てわざとらしく舌打ちをしそう言った

 

妹紅も輝夜が舌打ちするのとほぼ同じタイミングで舌打ちし視線を外す

 

やっぱり、この二人……意外と相性が会うのかも?

 

望はそう思いながら少し悩む

 

先程言った気圧を操る程度の能力は、まぁ大体分かる……

 

恐らく自分がいきなり動きにくくなったのは、輝夜がそれを使って自分の周りだけ気圧を大きく下げたのだろう……

 

多分、自分ではなかったら死んでしまうくらいの圧力をかけて……

 

ただ問題は……もう一つの方……

 

永遠と須臾を操る程度の能力である

 

「………気圧を操る能力は何となくで分かるが、もう一つの能力がいまいちよく分からないんだが………」

 

「……………まぁ、そうよね……私の能力を聞いただけで理解できたのは永琳だけだもの……」

 

永琳?

 

謎の人物の名前が出てきたが、望は特に気にせず輝夜の説明を受ける

 

「まず、永遠についてだけど……永遠っていうのは正確に言うと……不変……って言うべきかしらね?……それと須臾というのはスキマって意味よ……簡単に言えば他の存在が認識出来ない程の一瞬ね……私はそれを同時に操っているのよ……」

 

「………………」

 

望はそれを聞いて不可解な現象を全て理解できた

 

つまる所、輝夜は永遠・不変……難しい言い方をすれば、未来永劫あらゆる変化を拒絶し外からの干渉をも無効にしている

 

更に須臾という時間のスキマといった物を操っているのだ

 

あの時、妹紅が気配があったのにも関わらず、目に見えない程の速度で移動をしたのは輝夜の能力によるものだ……

 

輝夜は恐らくあの時、須臾の方の能力を使い時間を操ったのだろう

 

もっと分かりやすく説明すると、輝夜は須臾を別の言い方をすれば時間のスキマを操っているの

 

つまりはそんな一瞬とも言える時間を輝夜は操る事が出来るのだ……

 

恐らく輝夜は必要な分だけそのスキマを操り、それを自分の時間にし妹紅を移動させた……

 

しかし、いくら集めようが須臾は認識出来ない一瞬に変わりはない

 

その為、輝夜の移動にも全く気づけなかった

 

確かに咲夜の能力とは全く違う……

 

咲夜の場合は本当に時間を止めている為、移動していた分どうしても一瞬だけ不自然に気が消えてしまう

 

といっても一秒もかからない程の一瞬だが……

 

輝夜の場合はあくまでも時間をゆっくりにしているといった所か

 

人を認識出来ない程の一瞬を能力で移動している為、気配や気が一瞬でも消えていた事を認識出来ない

 

その為、気配も気もちゃんとそこに存在しているのに、気づいた時には別の場所へ移動しているといった現象が起こるのだ

 

確かに妹紅の言う通り、似ているようで全く似ていない能力だ……

 

能力的に言えば多分あの紫とも張れるレベルのチートっぷりである

 

「……………凄い能力だな……それこそチートだ……」

 

能力を理解した望は素直に脱帽した

 

今まで色んな能力を見てきたが、危険度なら間違いなくトップクラスだ

 

「そんなことはないわよ……現に私は今貴方に負けたんじゃない……」

 

輝夜は相変わらず顔を裾で隠したまま笑う

 

「(…………まぁ、実はもう一つ能力があるんだけどね……)」

 

輝夜は心の内でそう語った……

 

「それにしても今日は流石にもう疲れたな……だから輝夜……今日の所は引き上げてやる……だけど、明日こそ決着つけるからな!!」

 

妹紅は立ち上がり輝夜に指を指しそう宣言する

 

「……………ふっ、やれるもんなら殺ってみなさい……まぁ、妹紅じゃ無理だろうけどね……」

 

輝夜は首を横に降りながらそれを流した

 

しかし、二人とも物騒な事を言ってはいるが表情は軽いものである

 

喧嘩するほど仲がよい

 

この言葉がこんなにしっくりくる奴等も珍しい

 

暗くなる空を見上げ、未だ口論している妹紅達を見守る望なのだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が………

 

ヒュ―――――――ン!!

 

ぺとっ

 

「あ……」

 

妹紅と輝夜は互いに声をあげ望を見つめる

 

その視線の先には芋虫らしき生き物が顔についている望の姿があった

「うわー……大丈夫か?望……」

 

そう言って妹紅達はピクリとも動かない望に近づく

 

確かに普通の人間の場合はこれは精神的にキツいだろう……

 

しかし、あの望がこの程度でうろたえる筈がない

 

きっと

 

「なんだこれ?なんだただの虫か……」

 

という感じで切り返してくるだろう

 

この時、二人はそう思っていた

 

だが、

 

「………………」

 

いつまで立っても無反応な望に若干不安が過る二人

 

 

 

そして案の上、まさかの事態が……

 

 

 

「……………い」

 

「い?」

 

「いやだぁぁぁぁああああああああああああ(裏声)!!!」

 

望が悲鳴をあげると同時に二人のいた近辺の竹林は爆発した

 

「うわぁぁあああああん!!」

 

望は珍しく慌てた様子でその場を去っていった……

 

「…………妹紅…………」

 

黒こげとなり倒れている輝夜は、同じく黒こげで倒れている妹紅に話しかける

 

「…………なんだ、輝夜…………まぁ、言いたいことは分かる」

 

 

 

 

――――望って、虫………嫌いなんだ………――――

 

 

 

 

二人は同時に言うとまた気絶してしまった

 

流れ星が流れる空のなか、二人は本当の意味でお星さまになりかけたとさ……

 

 

 

 

 

 

 

「……なんで私もこうなるうさ?」

 

ちなみに近くにいたてゐも爆発に巻き込まれたとか……

 

 

 

 




どうもリルルです♪

個人的には今回は結構頑張ったつもりです

輝夜の能力は言葉で説明するのは難しいので、時間のスキマといった感じで説明しました

これで分かってくれればいいのですが、自信がいかんせんありませんね……

それと、望君……意外に虫が嫌いなんですね……

これ、リグルとかに会ったらどうなるんでしょう?

少なくともカオス行きは確定ですなww

それでは次回予告

次回予告

人里で祭りが開かれる事になり、望は霊夢に誘われ仕方なく向かうことに

鏡火、華蓮を連れ祭りを楽しむ望達

しかし、祭りには意外なアイツの姿があった……

次回

【波乱再び!? 神崎 望と黒埼 望】

お楽しみに~♪

To be continued~
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