東方英雄録   作:リルル

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どうもリルルです♪

今回からお祭り編に突入です♪

え?なんのお祭りだって?

そ、そこは大人の事情ってやつです……!!

さて、タイトルを見て分かると思いますが、今回アイツが登場します♪

アイツと望は一体どんな会話をするんでしょうか?

それでは本編スタート


【波乱再び!? 神崎 望と黒埼 望】

前回のあらすじ

 

ようやく決着がついた望

 

その後、輝夜の能力を説明してもらった望は全ての不可解な現象を把握する

 

一軒落着と思われた矢先、望は虫が苦手という意外な弱点が判明したのだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「祭~?」

 

「そうよ……折角だし一緒に行かないかしら?」

 

あれから数日が経ったある日の昼間

 

望は霊夢に祭へ来ないかと誘われていた

 

望は5トン近くはある重りを動かし、いつも通り修行しながら嫌そうな顔で答える

 

「いいじゃないの……たまには行きましょうよ♪」

 

なんか霊夢が妙にテンション高いような気がするんだが……

 

気のせいか?

 

一方の霊夢はというと

 

「(………最近望とあまり二人きりになれる機会がなかったし、ここで誘っておかないと………幸いにもあの式神二人は何処かへ遊びに出掛けたし、これ以上のチャンスはないわ……!!)」

 

ニコニコ顔で誘ってはいるが、内心結構考えていた

 

「…………どうしようかな~……」

 

望はそんな事も知らずに一応真面目に考えてみる

 

 

今日は特にこれといった用事はない……

 

だから休みの日は修行三昧のつもりだったのだが……

 

 

望にとっては、休み=寝るなどではなく、休み=修行のようである

 

 

というか、それ以前に人里にしばらくは行きたくはない

 

 

望の頭に甦るのは最早黒歴史となった慧音のお仕置きと虫の事であった

 

 

…………

 

やっぱりここは霊夢には悪いが断って………

 

 

望は断ろうとすると……

 

「(じれったいわね……このままじゃあの二人が帰ってくるじゃない!!)もう、何を悩んでいるの?早く行くわよ!!」

 

「ちょ!?」

 

望は霊夢に無理矢理手を引っ張られそのまま人里まで連行されていった……

 

 

 

 

 

霊夢達が人里に着く頃には既に夕方になっており、既に人里には大勢の人たちで賑わっていた……

 

二人の服装はいつもと同じに見えるが、霊夢は髪を整えたり服を綺麗に着こなしたりと彼女なりに工夫施していた

 

尤も、それに望が気づくとは思えないが……

 

それもあるが、霊夢はここに来てから表情が晴れない

 

そして望も……

 

「ねぇ、望……」

 

霊夢は暗い顔でこちらを見つめるが、望の表情も暗いものである

 

「なんでコイツらがいるのよ!?」

 

霊夢は一緒にやって来た鏡火、華蓮、魔理沙に指を指す

 

「いやーあの後、望殿から連絡があってな……祭りがあるから一緒に参加しないかと……私は一人なら断っていたかも知れんが、華蓮も行きたいと申したのでな……」

 

どうやら望はここに来る途中に、恐らくテレパシーか何かで鏡火に連絡を入れたのだろう

 

なんでも式神の二人なら例えどれ程離れていようが、テレパシーでの会話は出来るとのこと……

 

「た、頼む……誰も俺から離れないでくれ……」

 

望はそんな事を言いながら霊夢に抱きついている

 

まるで小動物のように震える姿はまさしく子羊のようなものである

 

いつもの凛としたあの望はどこへ行ったのやら?

 

望は人里についてからずっと霊夢にくっついている

 

どうやら余程慧音のお仕置きと虫が精神的に答えているようだ……

 

 

まぁ、こういう望も……ありかも……

 

 

霊夢はまんざらでもない表情を浮かべつつ歩いていく

 

 

するとその時……

 

 

ガチャン

 

 

何かの物音が聞こえた瞬間

 

霊夢達の目の前に木材が倒れてきた

 

どうやら誰かが誤って倒してしまったらしい

 

そして倒れた先には小さな子供の姿が……

 

 

「ッッ!!危ねぇ!!」

 

 

望は霊夢から離れていち早く子供の元へと進む

 

しかし、子供は腰を抜かして動けなくなっており近くにいた人も居ない

 

更には望も油断していた為、ギリギリだが間に合いそうにない……

 

 

「くっ………」

 

 

望は手を伸ばすが届かない……

 

 

そして、そのまま無情にも木材は子供に向かって倒れていく

 

 

その時……

 

 

キュゥゥゥウウン

 

何かのエネルギーが溜まる音と感じた覚えのある気が現れる

 

 

ド――――ン!!

 

そう思ったら今度は小さなエネルギー弾が放たれ倒れていった木材が爆発した

 

 

「!?今のは……まさか……!?」

 

望は少し考えるとエネルギー弾が飛んできた方向を見つめる

 

屋根の上に見える一つの人影

 

そこには……

 

 

「……………」

 

あの時から行方不明であった黒崎 望の姿があった……

 

 

「な!?あんた、よりにもよって今日来るの!!」

 

霊夢達は黒崎 望に気づくと構えを取り睨み付ける

 

周りの人達は望ソックリの姿の奴を見て、言葉を失っているようだった……

 

 

「……………………ふっ」

 

黒望は軽く鼻で笑うと屋根から飛び降りこちらへ近づいていく

 

 

「…………邪魔だ、望……失せろ……」

 

黒望は冷めた目線でそう言い横を通りすぎていく

 

「あ、あの……!」

 

その時、先程助けた子供が黒望に話しかける

 

「さ、さっきは助けてくれてありがとう!!」

 

子供は頭を下げてそうお礼をするに対し、黒望は見向きすらしようとしない

 

「……勘違いするな、別に貴様なんかを助けた訳じゃない……そもそも俺はお前みたいな餓鬼は嫌いなんだ……それに俺がさっき攻撃したのは―――」

 

黒望はそこまで言うと子供のいた場所の奥を指差す

 

 

「そこにリンゴ飴があるからだ」

 

 

「はい?」

 

 

全員が同時に声をあげる

 

一体何を言っているのだろうか?

 

黒望は周りを全く気にせずリンゴ飴屋に立ち寄った

 

「おい、貴様……さっさとリンゴ飴寄越せ!!金はあるから早くしろ!!」

 

入ってすぐにもめ始める黒望

 

「そ、それが生憎もう品切れでして……」

 

店員は黒望に怯えながらそう答える

 

「ダニぃ!?ふざけるなよ……貴様……」

 

黒望は怒りを露にし、元々鋭い視線を更に鋭くする

 

額には青筋をも立てており、余程怒っているようである

 

「…………ちっ、こんな店……庇うんじゃなかったぜ……」

 

黒望は最後にそう言い残すと、望達の方へも向かず人混みの中に紛れていった

 

 

「…………あ!ま、待て!!」

 

望ははっとなり黒望の後を追った

 

 

周りにいる人達はこの時、こう思った……

 

―――アイツ……もしかして、甘いもの好きなの?―――

 

普段の顔もあれのせいか全員が固まってしまったのだった……

 

 

「というか、私と二人っきりになる計画が……(´;ω;`)」




どうもリルルです♪

黒望君好物は甘いものですぜ♪

普段の顔がキツい分、ギャップ感半端ないっす

やっぱり同じ望でも違いはありますね

さて、始まりましたお祭り編、別名黒望編

この先一体どうなるのやら?

それでは次回予告

次回予告

黒望と二人で祭を回る望

当然気まずいなんてレベルではない

果たしてどうなりますことやら?

次回

【誇り高き神】

お楽しみに~♪

To be continued~
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