東方英雄録   作:リルル

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どうもリルルです♪

今回のお祭り編は、黒望との絡みをメインにしています

果たして望と黒埼はどんな事になるのやら?

それではどうぞ


【誇り高き神】

前回のあらすじ

 

人里で様々なトラウマ及び黒歴史を作り上げた望

 

しかし、そんな時に霊夢にお祭りへ来ないかと誘われる

 

当然望は断ろうとするが、霊夢に無理矢理連れてこられてしまう

 

そこで恐る恐るといった感じで霊夢についていく望

 

そこで、なんと黒埼 望との再開を迎えてしまう

 

果たしてこの二人はどうなるのやら?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………………」

 

「…………………」

 

沈黙する望と黒望

 

当然だが、気まずいなんてレベルではない

 

姿が瓜二つの人間が、ましてやいずれは闘う敵なのにこうして人里を二人で歩いているのだから……

 

「…………いつまで付いてくるんだ、消えろ……目障りだ……」

 

黒望は手には大量のお菓子とみたらし団子といった甘いものを持っている

 

常人からすれば以上とも言える量だが、黒望はこれを普通に一人で食べていた

 

もっとも望も手には焼きそば、お好み焼きといった祭らしい食べ物を大量に持っている

 

なんでも最近は妙に食べ物を食べたいらしい……

 

ちなみに、何故二人がこれほど大量な物を買えたのかと言うと……

 

 

シュッ

 

 

望と黒望は一般市民とすれ違う際、瞬時に手を動かす

 

通りすぎた後の二人にはいくらかの金が握られていた

 

そう……

 

二人は先程からこういった方法でお金を集めているのだ

 

しかし、決して万引きではない

 

望が狙っているのはこの祭でスリを働いた者からだ

 

望はスリが抜いた分の金を把握し、それと全く同じ値段をスリの財布からすれ違い様に奪っているのである……

 

尤も黒望がそうしているかは分からないが……

 

 

「いい加減にしろ……どこまで付いてきやがる……」

 

 

黒望は迷惑そうな表情を浮かべるが、望は退かなかった

 

黒望は未だに謎が多い人物

 

なので機会があるのであれば、積極的に情報を集めるべき

 

望はそう思いながら聞き流す

 

 

「…………まぁ、貴様の考えている事なんぞたかがしれてるからな……つまる所、俺についての情報が知りたいんだろう?」

 

 

黒望は望の考えている事を完全に見抜いていた

 

対して望は動揺を隠せないでいた

 

 

「……………どうせそんな事を考えても無駄だ、どっかいけ……」

 

 

すると黒望はこちらを先程からチラチラ見られている事に気づく

 

望は前にも言ったが人里でかなりの有名人となった

 

その為、同じ姿をした二人の望を見て困惑しているのである

 

黒望はそれに気づくと、青筋を立てる

 

 

「………何をジロジロと見ていやがる!!……何か文句でもあるのか!?」

 

 

黒望が怒鳴ると同時にギャラリー達はビクついてしまう

 

二人はほぼ同じ容姿をしているが、性格はまさに正反対といってもいいだろう

 

望が純粋というなら、黒望はプライドの固まりといった所だろうか?

 

 

「………ちっ、イライラさせやがる………」

 

 

黒望はただ一言そう吐き捨てると、空を飛んでいく

 

望はそれを慌てて追いかけるのだった……

 

 

 

 

 

幻想郷は既に時刻は夜となっている

 

その黒い空のなか、二人の望が白炎状態で飛んでいた

 

望の白炎は相変わらずとても綺麗だが、黒望の白炎は綺麗というよりは荒々しさの方が目立っており、瞳も蒼ではなく濃いめの紫色だった……

 

二人のスピードはほぼ互角だが、まだまだ二人には余裕がありそうに見える

 

 

「お、おい……とりあえず止まれよ……クロム……」

 

 

望は横にいる黒望に呼び掛ける

 

 

「………ちっ、いつまで付いてきやがる……俺に近づくな、望!!というか、なんだ!?クロムって!?」

 

「え?黒い望だから略してクロムだろ?」

 

 

望はキョトンとした表情で見つめる

 

 

「貴様!!俺をバカにしているのか!?」

 

「ええ!?いいあだ名だと思ったんだけどな~、まぁ、勝手にそう呼ばせてもらうが」

 

「ッッッ!!勝手にしやがれ!!」

 

 

黒望、通称クロムは視線を反らす

 

その後、再び真横にいる望を睨み付けるが、望はそれでも退こうとしない

 

 

「いい加減に退け、望……さもないと今すぐに貴様を殺してやるぞ……」

 

 

クロムは冷たい瞳で望を見つめるが、望は全く動じない

 

 

「………悪いが断る、お前をこのまま逃がすわけにはいかないんだ!!お前なら知ってるだろ!?俺の記憶やアルテマの事も……!!」

 

 

望は強い眼差しでクロムを見つめる

 

その強い眼差しからは強い意思を思いを感じとることが出来た

 

 

「…………………貴様は本当に気にくわない……お前のその性格が、《あの時》の事も何も知らない貴様が、俺の事を分かったように言うのが、全くもって気に食わないんだよ!!」

 

 

望の強い意思を見たクロムは何故か激怒した

 

 

「いいか?耳の穴かっぽじってよく聞きやがれ……俺たちはな、昔は神の世界・神界に住んでいたんだ……お前は、一体どういう存在だったか知ってるか?……俺たちはな、ある高位の神の子供だった……その名は、神王・ゼウス……!!」

 

「!!」

 

 

それを聞いた望は驚愕の表情に包まれる

 

俺が神王の息子?

 

という事は……まさか……!!

 

 

「そうだ、俺たちはな……神の世界の王子に近い身分だったのさ……!!それも超天才的な才能を持ったエリートとして、神崎 望としてな!!」

 

 

クロムはそこまで言うと今度は殺気を張り巡らせる

 

 

「じゃあ何でこの俺が貴様に対して殺気を張り巡らせるか分かるだろ……?」

 

「……………」

 

 

望は言葉を失った

 

クロムは、別に同じ人間はいらないとかそういった理由で俺を殺そうとしてるんじゃない……

 

 

望が理由を理解すると同時にクロムが冷たい目線で見下ろす

 

 

「お前……その誇り高いエリートの体で……………何回、血を流した?」

 

「!!!」

 

 

ほとんど予想通りの回答が返ってきて、望は固まってしまう

 

 

「何回……不様な姿を晒してきた?」

 

「何回……神としてのプライドを傷つけてきた?」

 

「知らなかったからとかは理由にならん……貴様は誇り高きエリートだった事に変わりはない……それをたかが吸血鬼や神獣如きに手こずりやがって……!!!俺はお前みたいな神としてのプライドもへったくれもない奴を見ていると虫酸が走るぜ!!……お前みたいな奴に神崎 望というの名を使う価値はない!!」

 

 

クロムの怒りの発言

 

それを聞いた望は何も言い返せなくなった

 

神としてのプライド、誇りを確かに自分は……何も、何も持っていないのだから……

 

「俺は貴様を殺し、俺が本物の神崎 望になってやる……それと最後に一つだけ言っておく……」

 

 

クロムは振り返りそう言うと最後にこう言い残した

 

 

「俺は近い内に必ず異変を起こす……貴様を殺すための異変を……!!………それまで精々残り少ない人生を楽しむんだな……」

 

そうしてクロムはその場を去っていった……

 

それを聞いた望は追いかけられずしばらくの間、動くことすらも出来なかった……




どうもリルルです♪

もはやお祭りじゃなかった事について……

でも重大な話だったでしょう?

それで出来れば免状してくれればと……

そして、クロム君が先程言った通りクロム君は近々異変を起こします!!

内容はまだ考え中ですが、恐らく4章くらいになると思います

そして、次回からようやく新章へ突入します♪

さて次回予告

次回予告

クロムの衝撃的発言から1~2カ月ほど経ったある日

冬が終わらないという異変が発生する

望は式神二人と霊夢、魔理沙と共に早速調査へと向かうのだった

次回

第三章 英雄、覚醒!

【春雪異変の始まり】

お楽しみに~♪

To be continued~
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