「私は・・・自由だァ―――――ッ!!!!!」
「うるせぇ、大人しくしろ」
とある郊外、そこにいたのは、九条貴利矢と檀黎斗神であった。
『私の権限で一時的に出れているだけだ。勝手な真似は、するなよ』
貴利矢のスマホから男の声が響いた。
「分かっているよ、ミスターアレイスター」
「ん?・・・ここって」
と、今になり貴利矢は、やってきた場所に既視感を感じていた。
「そう。この間の幻想御手の事件により発生した幻想猛獣の戦闘場所だ」
「こんなところで何をしようっていうんだ?」
『あの事件の後に、この実験区域近辺で不可解なノイズを検知してね』
「ノイズ?まさか、また、AIMバーストが!?」
「それはない」と檀黎斗神「レベルxの力を持つ君の抑制能力は、本物だし、元凶である
木山も檻の中だ。あの不出来な雑魚エネミーが蘇ることはないさ」
「じゃあ、なんで・・・ッ!?」
そこへ現れたのは・・・。
「木山春生!?なんで・・・!?」
『・・・』
木山は、答えず――懐からあるものを取り出した。
「あれは・・・ガシャット!?」
「なんだと!?」
驚く二人を他所に木山は、ガシャットのスイッチを押した。
[マスクドライダー、クロニクル]
低い重低音とギターの音声が鳴り・・・それに呼応するように、腰にベルトが現れた。
「あれは、バグルドライバーⅡ!?」
「ありえないッ!あれは、この世界では、作っていない!!」
「へん・・・しん」
[ガシャットッ・・・バグルアーップ!!]
ベルトからシールドが頭上に展開され、木山を包んだ。
[今こそ時は・・・極まれり!!]
「あれは、クロノス・・・いや、でも、色が違う」
「ぼさっとスンナ。行くぞ、檀黎斗!」[爆走バイク!]
「檀黎斗神だッ!!・・・グレード0」[マイティアクションエーックス]
両者がゲーマドライバーにガシャットを装填し起動した。
「「変身ッ!!」」
[ばーくそーう、バーイク!!]
[マイティジャンプ、マイティキック、マイティアークショーン、エ―ックス!!]
「ノリノリで行っちゃうぜー」
「コンティニューしてでも・・・クリアする!!」
貴利矢こと、仮面ライダーレーザーの横に並び立つのは、黒い、アーマーの仮面ライダーであった。
変身し、木山と交戦を開始した。
「木山!一体、何の真似だッ!!」
『・・・』
「ミスターアレイスター!!何故ェッ!木山春生が脱獄している・・・何故ェッ!!不正な
ガシャットがこの街に存在する!!」
『確認したが・・・彼女は、木山春生ではない』
「なに!?どういうことだ!」
『木山は、いまだ、アンチスキルの詰め所で収監中だ。問いただしたが、ガシャットなど
知らないと答えているらしい』
「じゃあ、こいつは一体」
「なるほど」と黎斗神「その答えはただ一つ・・・奴は、木山春生の姿を借りて、私の神の
才能を悪用する――クズ野郎ってことだーッ!!!!!!!!」
「お前、人の事、言えないけどなッ」と貴利矢が懐からガシャットを取り出した。それは、
檀黎斗神が渡した分厚いハンドルのような何かがついたガシャットだ。
「早速、使わせてもらうぜ」
ガシャット2本分の大きさのガシャットをゲーマドライバーに装填した。
しかし、ガシャットは、反応せず、バチバチという音と共に貴利矢を吹き飛ばした。
「は?・・・・うわぁッ!?」
「!」
[ガッシュ―ン]という音声と共にガシャットは、黎斗神の所に転がった。
「おいッ!!それ使えねェじゃねーか!!」
「そんなはずはないッ!ゲーマドライバーを使うライダーなら、誰でも使えるように
プログラミングをしたはずだッ」
「仕方ねェ・・・今は、アイツを何とかする」と別のガシャットを起動した。
[シャカリキ、スポーツ!!]
「爆速、変身」
[(ガッチャーン!レベルアーップ!!)ばーくそーう、バーイク!!(アガッチャ!)
シャカシャカコギコギ、シャカリキスポーツ!]
貴利矢に灰色のヘルメットのような頭部パーツが付き、車輪のような武器が展開。
黎斗神も、愛用の武器、ガシャコンハンマーを取り出し、ブレードモードに変形した。
「いくぜ、神」
「私に、指図するなァ―ッ!!」
[[キメワザ]]
[マイティクリティカルフィニーッシュ] [シャカリキクリティカルストライク]
「「はァッ!!」」
貴利矢の車輪が、黎斗神の武器から発せられた斬撃が、木山に直撃し――
「くそッ、逃げられちまったようだ」
「おのれーッ・・・出て来い!私の才能を悪用する罪、万死に値するッ!!!!!」
「良いから・・・それより、気付いたか、神」
「あぁ・・・どうやら、私の予想通りだったようだ」
黎斗神が取り出した紫のガシャコンバグバイザーで吸収したあるものに、二人は、見覚えが
あったのだ。
「「バグスターウイルスだ」」