とある獣の覚醒衝動(アマゾンズ)   作:味なしコンフレーク

14 / 29
Dangerous Zombie

 「なるほど」

その夜、TeamNeo全員が招集され、貴利矢さんと黎斗神さんから彼らのここに至る

までの経緯を聞いた。

「一般人を巻き込んだ、デスファイト『仮面ライダークロニクル』、そして、それを作った黎斗神に、それを奪い、人々を支配しようとしたクロノス・・・か」とジン「にわかには、

信じがたいな」

「あぁ」と貴利矢「で、とある事件でゲーム内を散策していた俺とこいつがひょんなこと

から、この世界にやってきた」

「とはいえ、ドライバーもガシャットも向こうに置いてきてしまった私たちは、こうして、

作り直しているというわけだ」

「なるほど、黎斗神さんが、アレイスターさんがいる顔の無いビルに閉じ込められている

のは、そう言う理由か」とハル君。

『勝手なことをされて、僕のプランを邪魔されたら、たまったもんじゃない。そういう危険性が彼にある以上、自由にさせておくわけにはいかない』とデスクトップパソコンから、

声が聞こえた。

「そのプランというのが何なのかは、非常に気になりますが」とし―ちゃん「それと今回の事にどういったつながりが?」

「バグスターウイルスは、この世界には存在しないはずのものだ」と黎斗神さん「仮にこの世界でバグスターが生まれたとしても、私たちの世界のものとは異なるはず・・・だが、

このバグバイザーに入っているウイルスは・・・完全に私たちの世界から流れ着いたものだ」

「!」

「つまり・・・貴利矢さん達の世界のバグスターがこちらの世界にやってきて、何かを

企んでいる・・・そういうことですね?」

「あぁ」

「お前らの事情は分かった」とジン「で?今、それを俺らに話したという事は、俺たち

TeamNeoにこの問題の解決を依頼したという事だな」

「さすが、チームのブレイン。話がはやい」と檀黎斗神「報酬は、これで良いかな」

「それは・・・ゲーマドライバー!?」

黎斗神が渡してきたのは、ゲーマドライバーであった。

「生憎、働きたくても、働けない身でね。私の使っている中古品だが、新品同様。どう

使うかは、君たち次第だ」

「じゃあ、黎斗神さんは、どうするんですか?」

「私の事は、気にするな。君たちとしても、この状況は、看過できないだろう?」

「それは、そうですが」

「乗っておけ」と貴利矢「こいつの言うことは、信用しちゃいけないが、今回だけは、

こいつを信用しても問題はない――なァ、ゲームマスターさんよ?」

「そういうことだ。私の才能を侮辱するアイツも!この世界に蔓延るバグスターも・・・

全て、排除するッ!!」

 

 「ところで、あっちの方は、何か分かったのか?」

全員が解散した後、黎斗神をビルまで送る貴利矢が、後部座席で腕と足を組んで偉そうにしている自称神を見た。

「あっち、とは?」

「とぼけんじゃねー。檀正宗は、ゲーム病で消滅。元に戻す手段も分からない以上、

あいつが復活するわけはない。だが、色こそ違えど、あれは、クロノスだった・・・

と、いうことはだ」

「今回の事件の黒幕と思われるあのクロノスは、檀正宗、もしくは私の会社であるゲンム

コーポレーションと関係があった・・・そう言いたいんだな?」

「あぁ」

「恐らく、それは正しいだろう。情報が少ないから何とも言えないが」

「・・・もうひとつ。ゲーマドライバーをあいつらにやったのはなんでだ?」

「無論、必要ないからだ」と黎斗神が、懐から白いガシャットを取り出した。

「ッ!?・・・・デンジャラスゾンビガシャット・・・完成していたのか!」

「死のデータを集めたわけではないから、前ほど強力なものではないが、現状、私が変身

可能なものとしては十分強い部類だろう」

「お前、紙装甲だもんな」

「だまれェッ!!」

そのとき、何者かが車の前に立ちふさがった。

「「!?」」

急ブレーキをかけて、止まった・・・その先にいたのは。

「!・・・グラファイト!?」

現れたのは、貴利矢達がもといた世界で倒したバグスターの幹部の一人だった。

「いや、違う・・・あいつだ!」

グラファイトが腰に巻いたバグルドライバーⅡにガシャットを挿入し、クロノスに変身

した。

「まさか、自分からノコノコやってくるとはな」

「ちょうどいい、新デンジャラスゾンビのテストプレイと行こうじゃないかァ」

車から降り、貴利矢は、ゲーマドライバー。そして、黎斗神は、腰にガシャコンバグ

バイザーを装着した。

「ゼロ速、変身」

[(ガッチャーン!レベルアーップ!!)ばーくそーう、バーイク!!(アガッチャ!)

シャカシャカコギコギ、シャカリキスポーツ!]

貴利矢が変身する横で、黎斗神がデンジャラスゾンビガシャットを裏返し、バグバイザーに挿し込んだ。

「変身」

[バグル、アーップ!・・・デンジャーデンジャー!!(ジェノサァーイド)デスクライ

シス!デンジャラスゾンビィ!(Wooo!)]

「いくぜー」

「お前を・・・排除する!!」

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。