とある獣の覚醒衝動(アマゾンズ)   作:味なしコンフレーク

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Only One

 「これは、参った」

し―ちゃんこと、ミサカ496号は、そう呟いた。

「取り残されたようです・・・」

「・・・」

その隣では、メガネをかけた(ムカつくほど)ボインな眼鏡少女がこちらをじっと見て

いた。

「動かせるとはいえ、死体の私には、能力が使用されないという、ことなのでしょうか・・・」

「あ、あのー」

「とはいえ、いつまでも、ここにいるわけにはいかない。早く、皆さんと合流しないと・・・映画の上映に間に合わない」

「そっちの問題!?」

「・・・なんですか?私としては、属性もりっもりで、さぞ、男どもを誘惑しまくっているだろう、そのワガママボディをみていると喉を噛み切ってしまいたい衝動に駆られるの

ですが・・・何か?」

「ひッ・・・そ、その、出来れば私も外まで連れて行ってほしいなー、なんて・・・ははは」

「・・・そうですね。身代わりは大事ですし」

「え!?」

「良いですよ。もしものときは、良い踏み台になってください」

「すっごい笑顔だけど、言っていること、すごい、怖いよ!?」

「気のせいです」

 

 「ヴらぁ!!」

黎斗神の変身した、白いゾンビのような、サイボーグのような見た目のアーマーのライダー、

仮面ライダーゲンム ゾンビゲーマーの徒手空拳がクロノスに命中する。

「はははははは、とったァ!」とそのまま、相手を捕まえる。

「?」

「レベル0の抑制機能だ――君のレベルがどんどん下がるのさァ!!」

「!」

「さァ・・・やれ!九条貴利矢ッ!!」

「言われなくとも」と、手にしていたガシャコンスパローにガシャットを挿し込んだ。

[ギリギリ、クリティカルフィニッシュ!!]

 

 「身代わりさん」

「わッ、私の名前は、風斬氷菓という名前がありますッ」

「そうですか、身代わりさん・・・囲まれてしまいました」

「ひッ!?」

いつの間にか、2人をゴーレムのようなものが取り囲んでいた。

「あの~」

「安心してください」と496号が腰にアマゾンズドライバーを装着した「この程度で

あれば、私一人で何とかなります」

[ΣSIGMA!]

「!?」

「・・・アマゾン」

アマゾンシグマに変身し、ゴーレムを迎え撃つ。

「はッ・・・せい!!」

一撃一撃でゴーレムを一体ずつ、確実に潰していく。

「すごい・・・」

彼女が全てのゴーレムを倒すのに5分とかからなかった。

「ふー」

変身を解除し、一息つく496号に風斬が声をかけた。

「ありがとうございます」

「?・・・お礼を言われるようなことはしていませんが?」

「そんなことはありません。あなたは、私の恩人です」

「なら、危ない時は、身代わりになってください」

「え!?」

そのとき、ごとッ、という音と共に、ゴーレムが復活した。

「!」

「危ないッ!!」

ゴーレムの振り下ろした拳が496号をかばう、風斬に直撃した。

「!」

 

 「がはッ・・・」

「くッ」

貴利矢と黎斗神は、劣勢に立たされていた。

「予想外だ・・・まさか」

「まさか、ポーズを使ってくるとは」

勝ちは見えていた。なのに、気付けば、自分たちは、地面に倒れ伏していた。

クロノスの能力―時間停止、ポーズの能力だ。

「・・・弱い」

「ッ・・・おまえ、喋れたのか」

「必要ない・・・と、思っていたが、抑えることが出来ない」奴が仮面越しに笑っている。そう思えるほど、声が楽しげだった「噂の仮面ライダー。どんなものかと思っていたが、

この程度とはな」

「何者だ!」と檀黎斗神「なぜ、それの存在を知っている?」

「それ?・・・あぁ、これか。良いだろう?偶然『視た』ものだが、中々の完成度だと自負している」

「?」

「冥土の土産に教えてやろう・・・我が名は、ルシフ!神だ!!」

「神だと・・・?」

「ふざけるなァッ!!神は、私だ!!」と檀黎斗神「お前は、私の才能を弄ぶ、クズだぁ!!!!」

「言うじゃないか」とルシフが、バグルドライバーⅡを手にもって、ウイルスのような

ものを黎斗神に向けた。

「うがあああああああああああああああああああッ!?」

「!」

「あが・・・・く・・・」

悶える檀黎斗神が地面に倒れ伏し――紫の粒子を散らして消え去った。

「ッ」

「お前も『視た』ぞ、檀黎斗。貴様のライフは、残り1だったな・・・」

(こいつ・・・)

「次はお前だ、九条貴利矢」

「!」

 

「「アマゾンッ!!」」

と、緑と青の獣が、貴利矢をかばうように、ルシフの前に降り立った。

「ハルカ・・・涙子チャン!?」

「帰りが遅い檀黎斗神を心配したアレイスターが教えてくれましたが・・・遅かったみたいですね」

「貴利矢さん。あなただけでも逃げてください」

「ダメだ!そいつを相手にするな!」

貴利矢の制止も聞かずに、ルシフに攻撃を仕掛ける。

「愚かな」

[ポーズ]

 

 「あがッ・・・!?」

「ッ・・・!?」

気が付いた貴利矢とハルカが見たのは、剣に貫かれた涙子であった。

 

 「なにこれ・・・・!?」

一方、大きな変化は、こちらにも起きていた。

「風斬さん・・・あなたの能力は、不死身か何かですか!?」

彼女は、ゴーレムに体を砕かれたはずなのに、それが逆再生のように巻き戻ったのだ。

「私にも・・・良く分からない・・・」

 

「そうか!君がそうだったのか・・・探したぞッ!虚数学区!!」

「!・・・あなたは!?」

 

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