「佐天さん、聞こえますか!?応答してください」
「涙子・・・涙子ッ!!」
貴利矢の通報で駆け付けた救急隊員に涙子は、搬送されていた。
「は・・・るくん・・・」
「るいこッ!?」
「わた、事は良い、から、あれ、おって・・・」
「馬鹿野郎!今は、どうでも良いだろうが!!」と激高するハルカ。
「へ、へ・・・やさしいなぁ・・・」
「当たり前だろう」
それに笑みを返す涙子が腰につけていたネオ アマゾンズドライバーを外し、ハルカに手渡した・・・そこで、意識が途切れた。
手術室に送られた彼女を呆然と見つめるハルカに、貴利矢が肩をたたく。
「現場に戻るぞ。まだ何も終わっちゃいないんだからな」
「・・・はいッ」
一方、上条当麻は、別れてしまった友達を、居候の暴食シスターと探しまわっていた。
「くそ。風斬のやつ、どこ行ったんだよ!!」
「とうま!あそこにいるのって・・・」
「!・・・風斬!?」
「!・・・上条君、インデックス・・・なんで!?」
「それはこっちのセリフだ!今までどこに・・・って、お前は!?」
「どうも。あなたのマイスイートデッド、496号です」
「お前、風斬に何か!?」
「していませんよ。ま、助けられはしましたが」
「?」
「話をしている余裕はないようです。今回の事件の犯人のお出ましのようです」
「「「!」」」
「学園都市の地下街で行われたテロの容疑者にして、魔術師――そうですよね?
シェリー・クロムウェル。そして・・・ルシフ・ゴドネス」
現れたのは、褐色肌の女性と、貴利矢達と戦っていたルシフであった。
「それが分かったところで、私の計画は誰にも止められない」とシェリー「科学と魔術は、相容れない。だからこそ・・・ここで関係を絶つ」
「無駄なあがきだ」とルシフ「神であるこの私の力を止めることなどできない!!」
「それはどうかな」
「!」
「貴様は・・・檀黎斗」
「檀黎斗神だッ!!」
「何故だッ!貴様のライフは、残り1つだったはずだ」
「あぁ、そうだな。私も焦ったよ。いや、私のライフの話ではなくてね・・・君の能力の
話さ」
「!」
「君の能力を最初、私は、『未来視』だと勘違いしていた。だとすれば、さしもの私にも
どうすることも出来なかったかもしれないな・・・だがッ!!」
現れた檀黎斗神がにたりと笑った。
「さすが、私!運も神級だ!!・・・貴様の能力が未来視であったなら、この作戦は、
上手くいかなかっただろう!!・・・風斬氷菓ァ!!」
「!」
「何故ェ!致命傷を負っても生きていられるのか・・・何故ェ!再生するのか!何故ッ!!
霧ヶ丘女学院の成績上位者にリストが載っているだけで、君の存在を知る人がいないの
くァ!!・・・その答えは、ただひとつ!」
「・・・私が・・・能力者から発生した膨大な規模のAIM拡散力場がもたらす能力者の物理的人体情報の集合体、だから」
「!」
「ひょうか・・・」
「インデックス、上条君。友達だって言ってくれてありがとう。こうして心配して助けに
来てくれてありがとう。でも、私、人じゃないんだ・・・化物なの」
「・・・ひょうk」
「そんなの関係ないだろう」
「!」
「そんなの関係ない。お前がどこの誰だろうと・・・俺は、お前の友達だ」
「!」
「わたしも・・・わたしも、ひょうかのともだち!かわらないよ!!」
「・・・」
「君は、確かに人じゃない、化物なのかもしれないが」と黎斗神がにっこり笑った「その
程度、ここじゃ、普通だろう?」
「・・・はい」
風斬は、笑顔を浮かべ・・・目の前にいる敵を睨んだ。
「・・・あなたは」
「お前らは・・・俺の大切な人を傷つけた!!」
風斬のとなりに・・・ハルカが立った。その腰には、涙子のネオ アマゾンズドライバーが装着されていた。
「・・・あなた達は、私の友達を・・・私の大切な人達を傷つけて、居場所を壊そうとした」
風斬が手にしていたのは・・・ゲーマドライバーに、プロトガシャットギアデュアル。
「「絶対に許さない」」
「許さない・・・なら、お前たちのしたことは、許されるのか!私の友を奪ったお前たち
科学は!!」
「許さないだと?神である私に向かって・・・お前たち科学は魔術を冒涜する不敬者だ・・・
ここで消えるが運命だ!!」
「なら」と風斬が腰にゲーマドライバーを装着した「変えてみせます」
「関係ない。お前がどこの誰で、どういう生き方をしていようと・・・俺には、関係ない」
注射液をベルトに挿し込み起動した。
「お前たちは、俺の線引きを越えた・・・それがお前たちを殺す理由だ!!」
「・・・皆の運命は・・・私が変えるッ!!」
[デュアル、ガッシャットッ!!]
「マックス・・・大変身!」
「アマゾン・・・!」
風斬は、ドライバーを展開し、ハルカは、注射器の内容物を注入した。
[マザルアーップ・・・!!]
[-NEW OMEGA-]
少女の放つ輝きは、さながら、女神のようであり――。
少年が燃え上がらせるのは、彼の怒りを表わしているようであり――。
現れたのは、白銀の戦士と、機械仕掛けの獣であった。