とある獣の覚醒衝動(アマゾンズ)   作:味なしコンフレーク

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Rorg

 「なんだと?」

一人の男が声を荒げる。視線の先にいたのは、男にも女にも見える不思議な人物。

学園都市の統括理事、アレイスター・クロウリーだ。

「何度も言わせないでくれ、ローグ・・・あれは、私の所有物だ」

「・・・」

男は、何も言わない・・・手を入れていたポケットからボトルのようなものを取り出し、それを小さい拳銃に、はめ込んだ。

[―Bat―]

低い音と共に重低音が響き、あたりを濃い霧が覆った。

「蒸血」

[―Mist Mach///Bat, Ba , Bat///FIRE―]

花火のような音と共に、霧が晴れ――蝙蝠を模したスーツを纏った何者かが拳銃をアレイスターに向けた。

「・・・たかが一組織が、学園都市に喧嘩を売る気か?」

「喧嘩?違う。これは――戦争だ!!」

 

 「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!」

智泉の叫びと共に放たれた一撃が、能力者を切り裂いた。

「ぎゃああああああああああああああッ!?」

「智泉!ストップだ!!」

「ゥウウウウウウウ!!!!」

貴利矢が慌てて止めるも聞く耳を持たず。

「ダメだこりゃ・・・おい、出番だ」

「えぇ、お任せください」

そこに現れたツインテールではなく、ボブカットヘアの少女が能力で何かを打ち込んだ。

「うッ・・・・あれ、俺は・・・?」

「また、暴走しかかっていたので、鎮静剤を転移させましたの」と、とある件から大きく

イメージチェンジした白井黒子が声をかけた「しっかりしてくださいな、エースさん?」

「・・・すみません、九条さん、白井センパイ・・・俺」

「ま、どうにもならないことってのはある・・・とりあえず、あの医者のところに連れて行けば、死にはしないだろう。急ぐぞ」

「はい」

 

「にしても・・・これで、20件目か」

九条のファイルには、人が人を食べている写真だ。

「無能力者の謎の捕食活動および超人的な肉体再生――限定的かつ不完全な覚醒衝動能力。まるで、幻想御手事件のようですわ」

「相手が超人だから、智泉の暴走の対応に遅れても事なきを得ているがな」

「すみません・・・」

「お前、さっきからすみませんしか言ってないぞ」と運転する浜面「お前だけのせいじゃないだろう?自分をいちいち責めんなっての」

「!」

「彼の言う通り」と白井「あなたのおかげで赤字寸前のteamⅩが運営出来ているのです。その自覚を持ちなさい」

「・・・」

「良かったな~、智泉」と九条「こいつのデレは滅多にないぞ。俺もベッドの上でしか聞いたことがない」

「ッ///・・・・余計なこと言わないでくださいましッ!!///」

「・・・この事件、それ以上に不可解なのは、被害者の体に覚醒衝動の痕跡が全く残っていないという事だ」九条がカルテと写真を交互に見て、眉をひそめる「一体、何がどうなってんだか・・・・」

そのとき、粒子のようなものが窓の隙間から入ってきて、人を形作った。

「そのことだが・・・面白い情報を手に入れた」

「黎斗さん」

「檀黎斗神だ!!・・・九条貴利矢、ファウストを知っているか?」

「確か、暗部組織の一つだったよな?ある実験での成功を機に、木原一族に追いつかんとばかりに着々と力をつけてきているとか」

「その実験だ・・・ネビュラガス。聞いたことあるだろう?」

「!・・・そうか、それがあった!!」

タブレットを操作し、それを立体化させる。

「これは・・・拳銃?」

「トランスチームガンと呼ばれるものだ」と黎斗神がにたりと笑った「これから散布される霧には、人を怪物に、あるいは、超人的な力を与える力があるらしい」

「怪物・・・!?」

「ハザードレベル2」と貴利矢「これに達した者がガスを注入すると、そうなるらしい」

「捕食衝動は、その毒による副作用ってわけか」と浜面。

「確証は、ないがな・・・とはいえ、その霧は、有害。下手すれば、死者を出しかねない」

貴利矢がタブレットをしまった。

「ファウストを追うぞ・・・!!」

 

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