ghost of orario   作:ヤーナム産の明太子のなにか

2 / 15
鉤縄
それは冥人の友人たかからの贈り物
いかに苦戦したとて負けるわけにはいかぬ
民のため土地のため、また亡き友のために


英雄 冥人

「へへへへ、サポーターさんよぉ。騙されるほうが悪いんだゼェ?」

「ヒッ、、やめて、、やめてくださ、、」

「うるせぇ!てめぇら役立たずが少しでも俺ら冒険者様の役に立てるんだから光栄に思え!」

「ひ、、」

私は今危機に陥っている

なにせ自身より圧倒的に強い クソ冒険者共 から物を奪われ、金を取られ、あまつさえ犯されそうになっている

いかにサポーターだからといって、いかに悪評のあるソーマファミリア所属だからといって、、これはあんまりだ

「ハハハ!まぁ終わったらモンスターの餌にでもしてやるよぉ!」

そういいながらゴミ共が近づいてくる

 

ああ、、誰か私を助けてください

 

心の中で無駄だと思いながらそう呟き、現実から目を逸らそうと瞼を閉じた

 

 

 

 

現在俺は女が男に襲われているのを見ている。助けてやりたいが人質に取られると面倒だ。

(すまぬ、、すこし耐えてくれ)

男は女に近づき下品な笑いを浮かべている

(弱きものをいじめ、奪い、犯すか、、、まるで蒙古のようだ)

そう思いながら俺は静かに矢をつがえる

(だがここがどこかわからぬ以上殺すわけにはいかぬ、睡眠矢を使うか)

そうして 集中 する

そう意識した瞬間周りがスローに見える、一挙一動が正確に見える、どう動くかも容易に把握できる

そして

パスッ

軽やかな音をたてて男の体を正確に射抜いた

 

 

 

「あれ?」

私は不思議に思った、いつになってもゴミの手がこないし、声も聞こえない

ただあるのは静寂のみ

不気味に思い恐る恐る目を開けると

腹を矢で貫かれて死んだように倒れているゴミと

「大事ないか?」

意味がよくわからない言葉で声をかけてくる黒い面を被った男がいた

 

ああ神様、私は英雄に出会いました

 

 

 

「おい、聞こえているか?」

俺は惚けている女に声をかける、みるところによると外傷はないがもしかすると毒が盛られているやもしれぬ

そうして思案していると女がハッとしたような顔になった

「?!あなた誰ですか?!」

助けたというのに随分な物言いだが困惑するのは分かるので柔らかく伝える

「俺は境井仁だ、見たところ襲われているように思えたので助太刀に入った」

「そ、そうなのですか、、、ところであなた見慣れない格好ですがどこのファミリアに入っているのですか?」

「ふぁみりあ?それはなんだ?」

「え?ファミリアはファミリアですよ。ほらあのカス共、、間違えた神達から恩恵を授かる」

「神?この地には神がおるのか?」

「え?」

「ぬ?」

 

 

 

 

 

現在私ナユ・ネルシは困惑していた

突如現れた私を救ってくれた男境井仁さん、いい人かと思って話しかけたら

 

とんだ馬鹿じゃないですかァァァァ!

 

だってこの人恩恵なんて持ってないというんですよ?そんなのでどうやって冒険者なかったんですか?そもそもどうやってダンジョンに入ったんですかァァ、、はぁ

まあ話を聞くにここの情報にかなり疎いらしく、私が色々なことを詳しく教えてあげた

まぁ、、、助けてくれたしいいですよね?




ナユ・ネルシ
所属ソーマファミリア
種族ヒューマン
レベル1
サポーター
本来ならそこで死んでいたはずのサポーター、だが何かの縁か仁に助けられる。冒険者をゴミ、神をカスと言うほど素は荒く、ハッキリとしている。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。