ghost of orario 作:ヤーナム産の明太子のなにか
それは境井仁が扱う技
後ろから忍び寄り一撃の元敵を討つやり方は誉れとは程遠く
だが、だからこそ救われる命もあるのだろう
「で、ナユよ。結局俺はどうしたらいいんだ?」
「そうですね、まず入るファミリアを決める必要があるのですが、、つい先程飲ませた薬の効果で今の貴方は暫定的にソーマファミリアとなりました。ですのでそれをギルドで申請したのちダンジョンに潜るようになります。」
「そうか、では参るか」
ヒュィユゥゥゥ
境井がそう指笛を吹くとどこからともなく黒い馬が現れる
ナユは驚き
「えっ?!な、なにがぁ??!!」
そう驚くナユに黒い馬は近寄る
それはまるで闇のよう。ところどころに負っている矢や刀での裂傷などが逆に荘厳さを醸し出し、その在り方には凄まじい生命力を感じさせる
「ひっ、、」
ナユはその存在感に思わず後ずさるがつまずきこけてしまう
そして
顔をペロッと舐められた
「へ?」
「こらこら影。驚かすんじゃない。」
「も、、も、、、」
「すまなかったなナユ、あと も なんだって?」
「もとはといえばあなたのせいじゃないですカァァァァァ!」
「すまなかった。」
う、、ずるいです。そんな謝られたら怒るにも怒れないです
「ま、、まぁいいですよ、、もう」
「かたじけない」
「いえもういいですよ。というよりどうやって今馬を呼び出したんですか?」
「ん?指笛だが」
「ちがうちがう!なんでなんもいないはずの場所から出てきたんですか?!」
「あぁ、影はな、特別なのだ。指笛を吹けばどこからともなく現れる。俺の愛馬だ」
愛馬、、まぁもうなんかいいです
「そうですか、まぁもうなにも言いませんよ。それよりはやくギルドに向かいましょう、馬がいるなら登録すれば面倒を見てくれますよ?」
「そうか、さぁ影!行くぞ」
「キャァ?!」
?!?!?!?!
い、、いまいまいま?!なにがぁぁ?!えっ、私境井様の背中にくっついて、、?!
って
「ウワァァ!!」
揺れる揺れる揺れますゥゥゥ!
「捕まっておれ」
言うのが遅い!
そんなこんなで私は振り落とされそうになりながらギルドに向かいました
「すまなかった、、」
「2回目!2回目ですよ!もう、、いい加減にしてください」
ナユには申し訳ないことをしたな、、、
「で、ここがギルドか?」
「はい。ここの受付で申請してきてください」
「わかった。感謝する」
さて行くか、、、
ん?
「おいお前。何をしている」
「え?いやぁ、、そのぉ、、」
なんだこの兎のような子供は、、
「緊張してるのか?」
この子供には緊張してる時特有の体の硬直が見える
「えっと、、はい、、実は今日がギルドに来るのが初めてで、、」
「そうなのか?奇遇だな。俺も今日が初めてだ。」
「え?!」
「ん?どうした?」
「いやぁ、、見た感じだとベテランなのかと、、」
「まぁ、戦いは長い間してきたがここに来るのは今日が初めてだ」
「ということは外から来られたんですか?」
「む?ま、まぁそんなところだ」
「そうなんですね!あ、僕ベルクラネルと言います」
「ベルか、わかった。俺は境井仁と言う者だ。よろしく頼む」
「は、はい!」
ベルは、、なんというか愛でてやりたいな
気合
それは仁の根幹
貫くも裏切るも怠けるも続けるも変わらない
気合があればそれは正義なのだから