ぐらんぶる〜とあるカップルとPaBの物語〜 作:あーくこさいん
とうとう合コン当日…
山本と野島が来る事となり俺達はそれを待っていた。
愛菜がどんな子を連れてくるのかが気掛かりだが…
耕平
「あのケバ…吉原に任せて本当に大丈夫だろうか…」
伊織
「仕方ないだろ、他に俺達が助かる道は無いんだ…」
志郎
「おっと…来たぞ。」
2人が来たので振り向くと…
山本&野島
「「おっ待たせーーー‼︎」」
と意気揚々と登場した。
……うん。
野島はまだいいとして…
山本、白のタキシードは気が早すぎる。
まぁとにかく合流した俺達は合コン会場へと向かった。
野島
「それで合コンの相手はどこの学校なんだ?」
耕平
「紹介してくれる女の話だと全員青女の一年らしい。」
山本
「青女なら期待できるな!」
野島
「しかし見ろよ奴らの服…普段着かよw」
山本
「この合コンもらったぜ…」
志郎
(…聞こえてるぞ。)
山本
「因みにその子はどんな子なんだ?」
耕平
「アイツか⁉︎ケバ…ええと…」
伊織
「うーん、そうだな…ON・OFFのハッキリした女だ。」
耕平&志郎
((えっ⁉︎))
野島
「そうかそうか。」
山本
「できる女タイプか。」
伊織の奴、愛菜のケバい時とケバくない時をそのように表現するとは…
2人は完全に誤解している。
伊織
「しかしアイツやたらと嫌そうな顔してたな…」
耕平
「紹介ぐらいで何故あんなに渋ったんだろうな?」
志郎
(まぁ、入会してすぐに合コン頼まれたら誰だって嫌だよなぁ…)
野島
「分かってないなお前ら。」
山本
「そりゃ嫌がるだろ。」
どうやら野島と山本は分かって…
野島
「友達に変態を紹介するなんてさ…」
山本
「俺なら恥ずかしくて自殺モンだぞ。」
無かった。
この前親友と言ってた口でよく言えたな?
野島
「というか北原と天風は彼女いるんだから嫌がれて当然だろ‼︎」
山本
「だよな‼︎」
志郎
「そうだな。というわけで俺と伊織はサポートに回るぞ。」
伊織
「おいテメェ、ふざけ…」
志郎
「梓さんとの約束!」
伊織
「…てないで、サポート役に回るか〜!」
野島
「いい心掛けだ。」
山本
「感動したぞ。」
なんてやり取りをしている内に会場に着いた。
女子達は先に着いているので、入ろうとすると野島が待ったをかけた。
志郎
「どうした野島?」
野島
「今のうちに合図を決めておこう。」
志郎&伊織&耕平
「「「合図?」」」
野島
「ああ、自分の好みを箸の向きで示すんだ。」
伊織
「なるほど。」
耕平
「取り合いを防ぐ為だな。」
野島
「そしてどの子もダメだと思ったら、ギブアップの合図として箸の先を自分に向ける…というのはどうだ?」
おおっ!
中々良い考えを思いついたなと思っていると…
山本
「…………ふざけるな。」
今度は山本が待ったをかけた。
志郎
「どうした?」
山本
「俺はそんな合図など必要ない。」
野島
「だ、だが…」
山本
「俺は今日、固く心に誓ってきたんだ…どんなのが相手でも絶対に童貞を捨てる、と………」
伊織
「なんという男気…!」
耕平
「コイツ、さぞかし名のある将と見た!」
野島&志郎
「「ただの女に見境ないクズだろ。」」
まぁ山本の決意はさておき…
志郎
「じゃあ準備はいいな…
伊織&耕平&野島&山本
『オオーーーーーーッ‼︎』
俺達(特に伊織達)は意気揚々と会場へと向かった。
そこには………
ケバ子×5
『初めまして〜☆』ドゲバァァァンッ!!
女子全員ケバ子化していた。
これにはびっくりし、伊織・耕平・野島は箸の先を自分に向けた。
しかし、山本は違った。
山本
「やあやあ、どうもどうも!今日は暑いね〜」
???
「そうだね〜!」
彼はお構い無しに進んだので、俺も動く事にした。
志郎
「…とりあえずお前ら、乾杯に何飲むか決めて〜」
???
「何飲む〜?」
山本
「ん〜何にしようかな?」スッ
飲み物を選びながら山本はサイドテールの子に箸を向ける。
この状況でも前に進むとは…
丁度このタイミングで飲み物が届いたので…
志郎
「え〜コホン!それじゃあ皆さん、乾杯といきましょう!自分は今回の合コンの司会を務める天風志郎といいます!以後お見知り置きを!」
自ら進んで司会を担当した。
伊織
(お前…!)
野島
(自ら進んで司会をやるのか…!)
山本
(お前の心遣いに感謝する!)
全員
『かんぱ〜い‼︎』
最初の乾杯にて合コンが始まった。
志郎
「では、自己紹介といきましょう!まずは…君から!」
とりあえず山本が箸を向けた女の子に話を振った。
清子
「は〜い!青女一年
山本
「はい!趣味はありますか⁉︎」
山本の食いつきが凄いが、果たして…
清子
「ん〜…競馬とパチンコかな♪」
この子の中身はおっさんだった。
志郎&伊織&耕平&野島
「「「「えっ⁉︎」」」」
山本
「………っ!」カチャリ
衝撃の返答に彼は苦悶の表情を浮かべながら箸の向きをお団子ヘアの子に変えた。
ここまでして出会いを求めるとは…
一周回って感心するわ。
志郎
「…んじゃ、隣から順番に紹介してくれる?」
恵子
「
かなこ
「
愛菜
「吉原愛菜で〜す!」
鈴香
「
…………えっ?
志郎
(お前ーーーーーーッ⁉︎)
これにはびっくりした。
まさか去年知り合った仁美の同級生に遭遇するとは…!
彼女が青女に入学したという事は連絡先交換しているので知ってたが、よりによってこんな所で再会するとは…
ここで彼女についてまとめると、
・仁美の同級生であり、同じクラスの生徒
・家族構成は父親と母親の計3人
・耕平程では無いが、かなりのアニメ好き
(特に好きなのは『溶解!魔法少女ららこ』)
・趣味はコスプレと同人誌を描く事
因みに彼女と知り合った経緯については…
①去年のある日、彼女は同人誌を買う為に外出した。
②同人誌を買い、その帰り道で俺と仁美を見つけ気になって跡を追う。
③その時俺達は公園で青姦しており、跡を追ってた彼女も見てしまう。
④結果見つかってしまい、互いの事情を知る。
⑤すると彼女は俺達に同人誌の資料として情事の様子を見せてほしいと懇願する。
⑥結局仁美が見られながらするのも興奮するからと言って承諾したので、それを皮切りに関係が始まった。
…という馴れ初めである。
まぁそれはさておき…
志郎
(お前ら、山本を援護しろ!)
伊織&耕平&野島
(((了解!)))
山本
(お、お前ら……!)
志郎
(山本、無事を祈ったぞ…俺は鈴香って子を相手する。残りは各々で決めてくれ。)
伊織
「北原伊織です!俺はこっちの席へ!」
耕平
「今村耕平です!俺はこっちへ!」
野島
「野島元です!俺はこっちで!」
そうして俺達は左側から…
俺(志郎)→鈴香
伊織→愛菜
耕平→かなこ
山本→恵子
野島→清子
となった。
俺達は談笑を始める。
志郎
「…久しぶりだな、鈴香。」
鈴香
「久しぶり、志郎。ところでなんで合コンに参加しているの?」
志郎
「実はかくかくしかじかで…」
鈴香
「…なるほどね。」
志郎
「という訳で俺は司会に徹する。もちろん仁美にも事情は伝えた。」
鈴香
「そう、ならいいわ。」
鈴香に事情を話したので、周りを見渡すと…
愛菜
「今日は特別な日だし、いっぱい気合い入れて化粧して来ちゃった♪」
伊織&耕平
「「その気合い今すぐ抜いてこいや…!」」
伊織と耕平がキレ始めた。
これは不味い…
志郎
「野島!」
野島
「おっとお2人さん、グラスが空いてるぞ〜⁉︎」
志郎
「こらこら、はしゃぐんじゃ無い!」
俺達はグラスの飲み物を無理矢理飲ませ、2人を落ち着かせる。
志郎
(落ち着けお前ら…)
野島
(使命を忘れるな!)
耕平
(すまん…)
伊織
(あまりのウザさについ…)
志郎
(とにかく俺がサポートするから、お前らはそれに乗ってくれ!)
伊織&耕平&野島
(((了解!)))
志郎
「とりあえず親睦を深める為に下の名前で呼び合ってみるか!自分は志郎で!」
伊織
「北原伊織な!伊織でいいよ!」
野島
「同じく野島元。はじめで宜しく。」
耕平
「お、俺も耕平で……」
かなこ
「あっ、じゃあ私もかなこでい〜よ!」
鈴香
「私は鈴香で。」
清子
「私は“きっこ”って呼ばれてるよん♪」
山本
「お、俺は真一郎……」
恵子
「じゃあ私も………」
愛菜
「ちょ、ちょっと待ってよ……」
すると愛菜が待ったをかけた。
志郎
「どうした、愛菜?」
愛菜
「いや、そのほら、なんていうかさ………こんな短期間で呼び方変えたら
まさかの素のリアクションだった。
愛菜
「け、けど北は……伊織がどうしても名前で呼びたいって言うなら…」
伊織
「んなわけかるか化粧バカ。」
伊織がボロを出したので、すぐさまシバいた。
志郎
(だから落ち着け、自分の仕事をわすれるな!)
伊織は自分のすべき事を思い出し、
伊織
「…どうしても……愛菜って呼びたいです…………っ‼︎」
よく言った伊織!
すると愛菜は照れて…
愛菜
「えっとさ、伊織…」
伊織
「なんだ?」
愛菜
「き…聞こえなかったからもう一回言って欲しいかな〜、なんて♪」
さらに追い討ちをかけた。
伊織
「俺もうこんなの耐えられない‼︎」
野島
「負けるな北原ァー‼︎」
耕平
「お前は人の心を持ってないのかよ‼︎」
愛菜
「へ?」
そうこうしていると女性陣が注文したラーメンサラダが届き、それを囲んで自撮りを始めた。
清子
「かなこは写真好きだよね〜」
恵子
「いつもどんなの撮ってるの?」
かなこ
「こんな感じ。」
愛菜
「これかなこが作ったんだって。」
志郎
「ん…どれどれ?」
そうしてかなこの携帯の写真を見る。
かなこの中身は結構美人だった。
ふと思ってると…
伊織
「…で、かなこちゃんは写真が趣味なのかな?」スッ
かなこ
「あとは映画も好きだよ〜」
野島
「俺も映画好きだなー」スッ
中身が美人だと分かった途端これだよ…
伊織
「映画って面白いよね〜」
野島
「最近だと何の映画観た?」
かなこ
「この前は『恋模様』を観たかな〜」
山本
「ちょいと待ちな。」スッ
おい。
お前がターゲット変えてどうする!
サポートの意味ないだろ‼︎
山本
「あの映画なら俺も観たぜ…俺は好きだな、あれ。」
伊織
「俺も俺も!」
野島
「いや俺も!」
伊織
「特にあの爆発シーンが。」
野島
「いやいや、水没シーンの方が。
山本
「飛び降りシーンが。」
かなこ
「恋愛モノなんだけど…」
観たことも無いくせに適当に喋んなや!
バカ丸出しだろ!
しかもタイトルからして如何にもラブロマンス系なのにそんなシーンあってたまるか!
逆にどんな映画だよ!
耕平
「なぁアンタ……」
かなこ
「何?」
耕平
「この後俺の部屋に来ないか?ららこたんについて語り明かそうじゃないか‼︎」
かなこ
「へっ⁉︎」
終いには耕平が突然割り込んできて口説き始めた。
もう滅茶苦茶だよ!
…というか写真をよく見たら奥の棚に魔法少女ららこのDVDパッケージがあった。
耕平の奴これを見て同志だと勘違いしたんじゃないか?
と言う事は…
鈴香
「私好きだよ、魔法少女ららこ。」
案の定鈴香が食いついた。
耕平は鈴香の方を向く。
耕平
「………Really?」
鈴香
「うん、Really!」
耕平
「この後ぜひ俺の部屋に「おおっと手が滑って酒瓶がお前の口にっ‼︎」ドゴォ‼︎…ゴハァ!」
直様耕平が口説こうとするが伊織達に妨害された。
耕平
「何をする貴様ら⁉︎」
伊織
「抜け駆けとはいい度胸だな、耕平⁉︎」
野島
「てめーは二次元で満足しとけ!」
山本
「そうだそうだ!」
なんて揉めている間に女性陣はトイレに行ってしまった。
緒戦は黒星スタートとなった。
山本
「お前ら、俺のサポートはどうしたんだよ‼︎」
耕平
「んなもん知った事か‼︎」
野島
「お前は自分の担当と宜しくやってろ‼︎」
などと醜い言い争いを繰り広げていたが、
伊織
「落ち着けお前ら。」
伊織が待ったをかけた。
志郎
「どうした伊織?」
伊織
「俺達は仲間だ。嫉妬は何も生まない…チームワークこそが勝利の鍵だ。」
お前にしてはまともな事言ってるな。
野島
「何言ってやがる。」
山本
「綺麗事で彼女が出来るか!」
耕平
「全くだ‼︎」
もちろん男性陣から非難が飛び交ったが…
伊織
「誰かが仲良くなればまた合コンが組める。」
伊織の発想に皆ハッとする。
俺は行かんけどな。
伊織
「今日の合コンは明日の為に…」
野島
「そ…そうか…!」
山本
「北原!」
伊織
「明日の合コンは明後日の為に…!」
耕平
「お前の言う通りだ……‼︎」
志郎
「お前にしてはいい事言うじゃん。」
伊織
「分かってもらえたか?」
耕平
「勿論だ!」
野島
「皆で勝利を掴もう!」
男性陣全員
『今こそ俺達の絆を見せる時だ‼︎』
〜数分後〜
伊織
「ああ、俺もそのドラマ観てたけど。」
かなこ
「本当?面白かったよね〜♪」
俺達の絆は脆くも崩れ去った。
しかも
山本
「何かあの抜け駆け野郎を潰す手は無いか?」
野島
「あのクズだけが抜け駆けなど許されん…!」
耕平
「俺達の絆に抜け駆けなどあってはならないからな…!」
案の定伊織を潰す相談を始めた。
もうここから成功するビジョンが見えないのだが…
耕平
「俺に任せておけ。」
野島
「今村?」
耕平
「お前らの怒りと無念…正義の名の下に必ず晴らしてみせる!」
山本&野島
「「ありがとう…!」」
セリフはカッコいいが、今からやる事は妨害なんだよな…
耕平
「なぁ伊織。」
伊織
「チッ!なんだ耕平?」
耕平
「ただの世間話なんだがな…
最近
なんと耕平、平然と合コンのタブーを犯した。
そこまでして妨害するか…
逆に尊敬するわ。
耕平
「あれぇ?北原って彼女いるんじゃなかったっけ?同じ彼女持ちの天風はあんなに大人しくしてるのになぁ?」
伊織
「お、俺は…」
伊織が弁明しようとしていると、思わぬ助太刀が入る。
愛菜
「あ、デザート頼もうよ。」
清子
「おおー、いいねー♪」
鈴香
「どれにするー?」
なんと愛菜達はそんな事お構い無しに注文し始めた。
山本
「いや…その前にコイツ、彼女が…」
野島
「そうそうこれは凄く大事な事で…」
野島達が困惑する中、女性陣は気にせず注文する。
明らかに伊織のアシストをしていた。
耕平
「ば…バカな…!」
志郎
「あれ、気にしないのか?」
かなこ
「うん、だって…伊織君に彼女がいるって先に愛菜から聞いてるし♪」
伊織以外
『草w』
愛菜のアシストと見せかけての追い討ちに伊織は崩れ落ちた。
女性陣
『じゃあ、ご馳走様でしたー☆』
結局、合コンの結果は惨敗だった。
男性陣が項垂れていると…
伊織
「…お前ら聞こえなかったのか?」
志郎
「どうした?」
伊織
「奴ら…今俺達に背を向けた途端な…」
清子
『面白かったねー♪』
鈴香
『うん!』
恵子
『サイコーだったよ愛菜。』
愛菜
『そう?』
かなこ
『うん、ホント面白かった!』
女性陣
『動物園みたいで‼︎』
伊織
「……って。」
野島
「ほほう。」
山本
「なるほど。」
耕平
「動物園か…」
……………草w
野島
「ざっけんなコラァーーー!!!」
耕平
「誰が動物じゃーーー!!」
山本
「鏡見てから出直してこいやぁーーー!!」
伊織
「テメェらこそピエロみたいな厚化粧だったろうがぁーーー!!」
案の定伊織達はブチギレた。
コイツら見てると、怒ったチンパンジーに見えるのは気のせいだろうか…
まぁそんな事思っていると、志郎のスマホが鳴った。
スマホを見ると鈴香からだった。
志郎
(ん?なんだ…?)
メッセージを見ると、そこには鈴香の連絡先と…
志郎
(………なんで?)
と、呆気に取られた。
すると…
山本
「どうした…?」
野島
「⁉︎」
とスマホを覗いてきた。
野島
「この野郎‼︎
伊織&耕平&山本
「「「何ぃーーー⁉︎」」」
耕平
「キサマぁ…何故連絡先交換してもらえた⁉︎」
志郎
「いや、俺が聞きたいんですけど⁉︎」
先程のメッセージを見て伊織達は一斉に敵意を向ける。
伊織
「何故…何故貴様が連絡先教えてもらえんだ⁉︎」
志郎
「……サポート役に徹したから?」
山本&野島
「「あ〜まぁ〜かぁ〜ぜぇ〜くぅ〜ん‼︎」」
伊織達の敵意は殺意に進化する。
このままでは俺の命が危ない!
どうすれば…
…いや、これならいけるか!
俺は咄嗟にスマホを操作しつつ命乞いする。
志郎
「ちょっと待て、殺すのまだ早い。」
野島
「なんだ命乞いか?」
山本
「どうせ死ぬのに無駄な事を…」
志郎
「耕平、お前に朗報だ。」
耕平
「は?何を言って…?」
すると耕平のスマホが鳴った。
確認すると…
耕平
「……は?」
鈴香の連絡先が入ってきた。
志郎
「いや、鈴香から『耕平とは“魔法少女ららこ”で気が合いそうだから』って。」
しばらくの沈黙があったのち…
耕平
「ああああああああああああ‼︎」
耕平は喜びのあまり絶叫した。
耕平
「今日だけはお前を心の友と思っていい…!」
志郎
「(出来れば毎日思ってくれ。)ああ、礼には及ばん。
…というわけで、後は任せた親友。」ダッ!
耕平
「おう、任せ……えっ?」
予期せぬ言葉にフリーズするが、後ろを振り向くと…
伊織&野島&山本
『いーまぁーむぅーらぁーくぅーん!!』
耕平は残る三人の敵意を向けられてしまった。
耕平
「謀ったな貴様ぁーーーッ⁉︎」
一方愛菜達は化粧を落とした後、近くのカフェに寄っていた。
清子
「ねぇ愛菜、あんな感じでよかったの?」
愛菜
「うん、ごめんね…変な事頼んじゃって。」
かなこ
「別にいいよー、ああいう化粧も面白かったし♪」
鈴香
「私も気の合いそうな人と連絡先交換出来たし。」
恵子
「レポート写させて貰えるわけだしね。」
彼女達はケバメイクに乗り気だったようだ。
清子
「けど愛菜はいいの?」
愛菜
「え?何が?」
清子
「あの中にイイ人がいたかもしれないのにあんな格好で…」
愛菜
「いーのいーの、どうせ散々見せた後だし。」
なんて談笑していると、勢いよく扉を開け閉めする音が聞こえ何事かと振り向くと…
恵子
「ねぇ、あれって…」
鈴香
「志郎?」
志郎が店内で息を荒げていた。
やがて息を整え中に入ってきたので、同席してもらった。
鈴香
「志郎、どうしたの?」
志郎
「ああ、命の危機に瀕したから緊急避難を…」
愛菜
「なるほど分からん。」
すると外が少し騒がしいので窓から覗いてみると、全力疾走で逃げる耕平と血の涙を流しながら追いかける伊織達三人がいた。
鈴香
「あ…耕平追いかけられてる。」
志郎
「あっそうだ、鈴香。」
志郎はスマホを操作し耕平の連絡先を鈴香のスマホに転送する。
志郎
「これでいいか?」
鈴香
「うん、ありがとう!」
愛菜
「あれ、てことは耕平にも…」
志郎
「鈴香の連絡先を入れたからアイツらに追いかけられてる。俺も
かなこ
「そうなんだ…」
恵子
「あれ、きっこ連絡先交換したん?」
志郎
「一応言っとくが彼女持ちだぞ。」
清子
「知ってるよ、鈴香から聞いたし。それよりエロ本好きなんだってね。」
志郎
「二番目に好きなものだ。というかその辺の話も聞いたんだな。」
清子
「私もそういう関連の話好きだし、友達ならいいでしょ?」
志郎
「…別に構わないが。」
そんなこんなでしばらくカフェで談笑しながら時間を潰す事になった。
そんな中ふと思った。
志郎
(…あれ?これって後にバレたら伊織達にはともかく仁美にも殺されるのでは?)
次回、新しい仲間とダイビング
乞うご期待ください。