ぐらんぶる〜とあるカップルとPaBの物語〜 作:あーくこさいん
この日、俺達はティンベルとのテニス勝負の為にテニスコートに来ていた。
勝てば賞金が手に入るので特に一年生の面々は面倒臭いと思いながらも行く事になる。
そんな中、かつてティンベルに所属していた愛菜にとって解せない事があった。
愛菜
「…何で言い出しっぺのアンタが出てないのよ。」
志郎
「何でって指名されてないからな。」
俺はパソコンを操作しながらサラッと答える。
そう、テニス勝負の話を先輩達に持ち掛けたのはこの俺だ。
だが自分は選手に指名されてない為、俺はジャージ等の運動着を着ていない。
耕平
「まあまあそう言うな、ケバ子。」
愛菜
「何よ。てかケバ子言うな。」
耕平
「運動に自信ないから恥ずかしいんだろ?やれやれ情けない奴だぜ全く。」
意外にも耕平が助け舟を出したが、全くフォローしていない。
寿
「しかし工藤達が志郎に連絡するとはなぁ。」
梓
「確かに…まぁ、男コンの時にジャーマンスープレクスをお見舞いしたから知っていても無理はないか。」
梓さんはそう納得するが、仁美が…
仁美
「ねぇねぇ千紗、なんか志郎くんの様子変じゃない?」
千紗
「そう、別にいつも通りだと思うけど…何か気になることでもあるの?」
仁美
「…別に。」
彼女は素気なく返すが、彼の様子がいつもと違うと感じ気になっていた。
仁美
(…後で聞いてみるか。)
彼女がそう思う中、遂にテニス勝負の火蓋が切って落とされた。
一回戦、先鋒は時田先輩と寿先輩が出た。
二人ともテニスはやった事無いが、常人離れした身体能力で相手を全く寄せ付けない試合をかまし、優勢に進めていく………序盤は。
時田
「おっとっと…」フラフラ
寿
「真っ直ぐ立つのがこんなに大変だとは…」フラフラ
今はただの酔っ払いと化している。
こんなんじゃ試合もまともに出来ないだろう。
伊織
「あの二人隠れて呑んでいやがったな…!」
志郎
「気にすんな、伊織。先輩達に禁酒させる事自体無謀なんだ、怒っていてもしょうがない。」
伊織
「そりゃあ、お前は試合に出てないから良いだろうよ!見ろ、あのカメラを!アイツら俺達が負けたらその醜態を晒す気だぞ!」
志郎
「ああ、知ってる。」
伊織
「テメェ、知ってて黙ってたな!」
志郎
「勝ったら賞金が手に入ると言ったが負けても何もないとは言ってない。」
伊織
「詐欺じゃねぇか、この野郎!」
愛菜
「喧嘩してる場合じゃないでしょうが!何か対策を考えないと!」
耕平
「とは言ってもな…あれだけ酔ってる状態の先輩を正気に戻すのは至難の業だぞ。」
俺達は揉めに揉め、苛立ちが募る中愛菜がヤケクソ気味に怒鳴り散らす。
愛菜
「あーもー誰よ先輩達に酒呑ませたのは!」
志郎
「俺。」
愛菜
「…は?」
志郎
「だから、呑ませたの俺。」
俺からの
数秒間の沈黙があったのち…
伊織&耕平&愛菜
「「「何やってんだ(のよ)、貴様ぁ(志郎ぅ)‼︎」」」
愛菜と伊織、耕平の怒号が響く。
俺はすかさず冷静に対処する。
志郎
「落ち着け、仕方なかったんだ。」
伊織
「何がしょうがないだ‼︎」
耕平
「裏切り者は腹を切れ‼︎」
愛菜
「何開き直っているのよぉ‼︎」
志郎
「だから落ち着け。しょうがないだろ、
俺は脅迫されていた事も暴露すると、怒り狂っていた三人も静かになり、
伊織&耕平&愛菜
「「「はぁ⁉︎脅されている⁉︎」」」
仁美
「脅されたって…まさか⁉︎」
梓
「何か心当たりあるの、仁美?」
仁美
「えっ⁉︎いや、その、えっと…」
梓さんに聞かれると彼女は動揺して、恥じらいながらこう答える。
仁美
「ひ…人には言えないコト///」
仁美の返答に伊織達はある光景が思い浮かぶ。
大学敷地内で
↓
それを工藤会長に見られた。
↓
それが原因で脅された。
↓
テニス勝負←今ココ
伊織達がこの光景を思い浮かべた時、俺は呟いた。
志郎
「…と言う訳だ、ガンバ⭐︎」
伊織&耕平&愛菜
「「「ふざけんなぁ‼︎」」」
案の定キレた。
すると少し離れて話を聞いていた千紗が俺に近寄った。
千紗
「ねぇ、ちょっと志郎君!」
伊織
「そうだ!お前も何か言ってやれ、千紗!」
伊織は千紗にも志郎を責めるように言う。
しかし…
千紗
「脅されているって聞いたけど大丈夫なの?何か私に出来ることは無い?」
志郎
「ありがとう千紗。だが大丈夫だ。とりあえず次の試合に勝つ事に専念しろ。」
千紗は責めるどころか脅されている俺の心配をする。
それを見た伊織達は…
伊織
「何でそんなクズを庇うんだ、千紗⁉︎」
耕平
「ていうか、古手川は天風の奴に甘くないか⁉︎」
日頃の行いの差だろ。
というかこのまま暴言を吐かれちゃ埒が開かないので伊織と耕平にある質問を投げかけた。
志郎
「じゃあお前らに聞くが、仮にお前らが脅されて俺達を売れば見逃してやると言われたらお前らはどうする?」
俺からの質問に伊織と耕平は暫く考えて答えを出す。
伊織
「…さてと、じゃあどうやって勝つか考えるか。」
耕平
「まずは先輩達の酔いを覚まさせるかだな…」
志郎
「分かればよろしい。」
愛菜
「そこは仲間を売ることは出来ないって答えなさいよ‼︎」
志郎
「まぁその心配はないな。」
伊織
「どういうことだ?」
首を傾げる伊織に俺はテニスコートの方を指差す。
審判
「勝者、ティンベル!」
志郎
「俺達があーだこーだしている間に先輩達負けちまったから。」
伊織&耕平
「「何やってんだあの先輩達はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」
愛菜
「え⁉︎てことは私達が負けちゃったらここで終わりって事⁉︎」
志郎
「そうだな、だが安心しろ。三回戦で勝てる算段をつけているから、二回戦で勝ってくれ。」
愛菜
「そんな事言われても…」
千紗
「大丈夫だよ愛菜、志郎君。私達は勝つから。」
すると千紗が珍しくやる気満々で試合会場に向かう。
志郎
「頼んだぞ。」
愛菜
「ち、千紗?何でそんなにやる気満々なの?」
千紗
「だって志郎君はこんな試合しなくても伊織達を売って助かる事も出来た訳でしょ?なのにこんな事をわざわざしたってことは、私達が勝つって信じてくれてるからじゃない。だから志郎君の期待に応えないと!」
そう言うと千紗はその場を去っていく。
愛菜は千紗の優しさを感じながら感動に打ち震えていた。
そうして始まった二回戦。
千紗の持ち前の運動神経と愛菜のカバーをうまくやる連携プレーで試合を優勢に進めていく。
だが伊織と耕平が…
伊織
「千紗、ナイスバディ‼︎」
や、
耕平
「千紗、ナイスボディ‼︎」
などと変な音頭をかけてきた。
それにより周りもその音頭を取ってしまい、千紗が恥ずかしさのあまりテニスが出来なくなってしまった。
元凶はシバいたもののこのままではまずい…そう思った俺は、
志郎
「チャージドタイムアウト!」
とすかさず待ったを掛け、周りがざわつく中千紗に紙袋を渡す。
彼女が疑問に思いながら中身を開けると、そこには長ズボンのジャージが入っていた。
そしてそのまま審判に彼女が着替えるから待っててくれと伝えた。
千紗は自分が全力を出せるようにジャージを持ってきてくれたと思い、そのまま着替えに行った。
愛菜
「ね、ねぇ志郎?」
志郎
「ん?」
愛菜
「あんた何でジャージを持ってきてくれたの?」
志郎
「何でってそりゃあ…
服を着替えた千紗は持ち前の運動神経を遺憾無く発揮し、結果…
審判
「勝者、ピーカブー!」
二回戦は千紗と愛菜の勝ちになった。
志郎
「さて、現状出せるのは仁美だけか…」
時田
「もう少し経てば俺達の酔いも完全に覚める。」
寿
「それまで耐えてくれたら後はどうにでもなる。」
志郎
「そうですね…」
俺は倒れている伊織の方へ行き…
志郎
「起きろ。」ビシバシ!
往復ビンタで叩き起こす。
伊織
「はっ!俺は一体…?」
志郎
「伊織、軽くアップしてくれ。もう最終ゲームだ。」
伊織
「あれ?耕平は伸びているが…」
志郎
「安心しろ、伊織は仁美と組んでもらう。」
仁美
「志郎くん、必ず勝つから!」
志郎
「ああ!」
伊織
「お、おお…」
そうして最終ゲームは仁美&伊織ペアで決着をつける。
工藤
「あれぇ?さっき並んでたのは金髪じゃなかったかな?」
伊織
「何、ちょっと早めの選手交代だ。」
工藤
「まだ試合も始まってねぇよ。で、君が金髪の代わりかな?」
仁美
「ええ、そうよ。」
工藤
「君はミスコン二位の子だよね?よかったらウチに来ない?あんな全裸サークルに比べて楽しいよ?」
仁美
「…間に合ってます。」
工藤
「…ふん、まあいい。せいぜい頑張ってくれ。」
こうして最終ゲームが始まる。
そうした中、仁美が伊織に尋ねる。
仁美
「ねぇ、伊織君。最初のサーブ私がやっていい?」
伊織
「…分かった。」
伊織は仁美が
審判
「ゲームプレイ!」
工藤
(一時はどうなるかと思ったが例外は時田と寿だけだ、後はコイツらを出来るだけ無様に倒して……)
ドッ‼︎ バコンッ‼︎ ガシャン‼︎
なんて思っていると、仁美のサーブが炸裂する。
放たれたボールは工藤会長の
彼女は初手でサービスエースを決めた。
これには相手側はともかく、先輩達や伊織も呆気に取られた。
工藤
「………えっ?」
審判
「15-0」
仁美
「次、行きますよ。」
工藤
(いやいや、多分まぐれだ!)
ドッ‼︎ バコンッ‼︎ ガシャン‼︎
審判
「30-0」
会長はそう考えるが、またしてもボールは勢いよく股の間をすり抜けた。
しかも股間スレスレで。
もし数センチ上にズレていたら会長は去勢されていただろう。
工藤
「⁉︎」
仁美
「どうしましたか先輩?このままだと負けちゃいますよ?」
工藤
「いやちょっと待て!さっきからどこ狙って…」
ドッ‼︎ バコンッ‼︎ ガシャン‼︎
審判
「40-0」
今度は有無言わさず股間スレスレサーブをお見舞いした。
ここに来て会長は確信に至る。
彼女が自分の股間目掛けてサーブしている事に。
伊織
「お前…」
仁美
「テニスは高校の時にやってたから得意だよ。さて……どんどん行きましょうか。」
この時の仁美の表情は完全に全国大会に出てた時と同じだった。
そのまま畳み掛けるが腐ってもテニサー、なんとか打ち返しボールは伊織のところへ…
仁美
「伊織君!」
伊織
「おう!」
伊織はスマッシュをかまし、ボールはコートの内側でバウンドした。
伊織の動きはまるでテニス経験者のような動きだった。
伊織のスマッシュで1セット目を取る。
寿
「おっ、もうセット取ったのか!」
時田
「やるもんだな、アイツら。」
仁美と伊織はハイタッチをして工藤会長の方を振り向く。
仁美
「先輩、志郎くんにあんな事させておいて…タダデスムトオモッテルノ、工藤先輩?」ハイライトOFF
明らかに彼女の目に殺意がこもっている。
その後も情け容赦の無いプレーにより、
審判
「勝者、ピーカブー!」
完全試合を決め、テニス勝負はピーカブーの勝ちとなった。
耕平
「仁美は高校の頃、テニスやってたのか?」
仁美
「うん!全国大会で優勝出来たんだ〜♪」
梓
「ということは、伊織も高校の頃やってたの?」
伊織
「高校というか、受験終わってからですけど。」
奈々華
「部活じゃないの?」
伊織
「いや、大学で彼女作るにはテニスが一番と聞いてルールは誰一人知りませんでしたが仲間達と特訓を。」
時田
「浅はかだな。」
寿
「答えが単純だ。」
愛菜
(私と一緒…)
梓
「けどいいの?あんなに特訓したのにテニサーに入らなくて。」
伊織
「良いも何も選択の余地が無かった気が…」
時田
「それは可哀想に。」
寿
「伊織も苦労しているな。」
伊織
「アンタらの記憶はどうなってんですか……まぁでもとりあえずテニスはいいです。」
梓
「そうなの?」
伊織
「今は他にやってみたい事が出来ましたから。」
時田
「ふむ。」
寿
「そうかそうか。」
千紗
「お疲れ。」
伊織
「おお。」
千紗は伊織にタオルをかける。
すると仁美はある事に気づく。
仁美
「あれっ?そういえば志郎くんは?」
愛菜
「最終ゲームの時からトイレに行ったきり戻ってないよ。」
仁美はふーんと言った後、呟いた。
仁美
「…死人出なければいいけど。」
伊織
「仁美、それは無理だろう。」
梓
「だよねぇ、ほどほどに済めばいいけど。」
耕平
「少なくとも去勢は免れないですね。」
時田
「まぁ今回は工藤も悪いから多少はしょうがないな。」
愛菜
「あの…皆は何の話を?」
何の話か分からない愛菜に仁美が説明する。
仁美
「何って…志郎くんがやられっぱなしで黙っている訳ないでしょ。」
愛菜
「…え?」
一方、工藤会長は…
工藤
「クソッ!聞いてないぞ、何なんだあの強さ!」
志郎
「馬鹿だな、先輩。」
工藤会長は悔しさのあまり手を壁に叩きつける。
すると志郎が背後から来た。
志郎
「ダイビングサークルだから勝てるとお前らは思ってたが、勝つなら高校の時にどんな部活に入っていたか調べておくべきだったな。」
突然志郎が現れた事に戸惑うが、脅迫によって何かされる事は無いだろうと思い会長は強気に出た。
工藤
「はっ!なら次でボコボコにしてやればいい話だ!丁度犬がいるしな!」
志郎
「犬?誰のことです?」
工藤
「お前に決まっているだろ!嫌とは言わせないぜ、俺にはお前の弱みが…アレ?」
会長は自分の鞄の中を漁るが
すると志郎は懐からある物を出した。
そう、脅しの材料である写真だ。
志郎
「探し物はこれですかい?」
工藤
「な、何で⁉︎」
志郎
「アンタの鞄から奪った、以上。」
工藤
「馬鹿な、後輩共には俺のバックには触らせるなと伝えた筈⁉︎」
志郎
「ああ、確かにいたが…もう酔い潰れて使い物にならないぞ。」
そう言って志郎は強烈なお酒…『スピリタス』を見せる。
見張りしていた連中のスポーツドリンクに混ぜ、結果全員酔い潰れて彼は写真の回収に成功した。
だが、会長にもまだ切り札があるのか冷や汗を流しながら笑う。
工藤
「あ、甘いな。俺はスマホでこの写真を撮ったんだ!つまり俺のスマホの中には元々のデータがある…」
志郎
「無駄ですよ。確認したらどうです?」
工藤
「はっ!何強がりを…何っ⁉︎」
会長はスマホを操作するが写真のデータは念入りに消されていた。
打つ手が無くなってこれで終わりかと呟き膝から崩れ落ちる会長を彼は滑稽だと鼻で笑った。
彼の報復はこれで終わりでは無いのだから。
志郎
「終わり?何言ってるんですか?
工藤
「は?」
志郎
「あれれ〜?もしかして、
彼はニッコリ笑っているが、目は完全に笑っていない。
会長は本能的な恐怖からか後退りするが、彼の追撃は止まない。
志郎
「そういえば先輩のスマホには色んな女の子のアドレスがあった。まぁ予想はしてたがまさか
工藤
「ま、待ってくれ!まさか…」
志郎
「ええ…目には目を、歯には歯を、女には女でもって、ね♪」
その言葉を聞いた会長は顔面蒼白となり、縋るように志郎の足元に近寄った。
工藤
「待ってくれ、天風!いや天風様!どうか話し合いを!話し合いをさせてください‼︎」
志郎
「勿論構いませんよ。俺も大事にしたくは無いですからね。」
その答えを聞いて会長はホッと溜息を吐く。
だが、会長の目には彼が浮かべる邪悪な笑みは映らなかった。
志郎
「まぁ先輩と話し合いをするのは俺の役目ではなく…
工藤
「は?」
そう言って会長が後ろの方を見ると…
女子大生その1
「ねぇ工藤君?これどういうこと?」
女子大生その2
「私に掛けたあの言葉は嘘だったんだね…」
女子大生その3
「覚悟は出来てるわよね、女の敵が!!」
その九股していた女の子達が鬼の形相でスマホを見せた。
そこには他の女の子と仲良くしている写真やメールの内容、更には裏垢等で呟いていたその女の子達に対する悪口などが事細かく記載されていた。
最早会長がこの後どうなるかは説明するまでも無い…
明らかに目の輝きを失った状態で会長に近寄っている様子を見て、彼はトドメと言わんばかりにこう言い放つ。
志郎
「最後に言いたい事が一つ…仁美を汚していいのは俺だけであって、お前じゃねぇんだよクズが!!」
その数秒後…
工藤
「ぎゃァァァァああああああ!!」
会長の悲鳴が木霊した。
報復が終わって皆の所へ戻ると、どうやら一部始終を見てたのか思ったよりも近くで皆待っていた。
愛菜だけがドン引きしている。
伊織
「流石だな志郎。」
耕平
「クズの鑑だな。」
志郎
「…まぁ今回は褒め言葉として受け取っておくよ。」
寿
「しかし意外ではあったな。」
時田
「ああ。連絡先の削除くらいで済ますのかと思ったが、まさかメールの送信までしてるとは。」
梓
「結構手間だったんじゃない?」
千紗
「何か他に恨みでもあったの?」
志郎
「…別に。」
皆はふーんと言いながら、先輩達が祝杯と行こうか!と完全に呑みのテンションとなり、皆Grand Blueへと向かった。
仁美を除いて。
志郎
「どうした?行かなくていいのか?」
仁美
「ううん、ちょっと聞きたい事があって。」
仁美は俺の方を向くと、こう質問する。
仁美
「どうしてあんな手間の掛かる仕返しをしたの?脅されたから?」
志郎
「…それもあるが生半可な報復じゃアイツら懲りないから徹底的に、入念に懲らしめた。」
仁美
「…ふーん、まぁそういう事にするわ。」
仁美は完全では無いが納得したようだ。
志郎
(…まぁグループLINEに
俺はそう思いながら、Grand Blueへ赴く。
Grand Blueに帰り祝杯を上げる前に先輩達が何か話す。
時田
「…というわけで賞金も手に入れた事だし、合宿をしようかと思う。」
寿
「なんと場所は沖縄だ。」
仁美&愛菜
「「沖縄‼︎?」」
志郎&伊織&耕平
「「「マジですか⁉︎」」」
合宿先が沖縄に決まった事に俺達驚き喜んだ。
その証拠に女性陣は先輩達にお礼を言っている。
沖縄には行った事がない為、俺としても楽しみだった。
耕平
「沖縄とは凄いな…」
伊織
「まったくだ。」
そんな中、ふと目に映るものがあった。
志郎
「ん?時田先輩が持っているの試合前に伊織達が見てた雑誌だよな…?」
伊織
「ああ、確かに。それがどうした?」
志郎
「なんか付箋が貼ってあ…」
雑誌のページに付箋が貼っており、そこには…
『エンドレス⁉︎泡盛一気飲み文化
【オトーリ】とは!』
と書かれてあった。
志郎&伊織&耕平
(((オトーリ⁉︎)))
酒豪揃いのピーカブーメンバーが好きそうな怪しげな飲みに俺達はこう思った。
志郎&伊織&耕平
(((俺達…一体何の合宿に連れて行かれるんだ⁉︎)))
次回は野島達がGrand Blueを訪問する。
乞うご期待ください。