ぐらんぶる〜とあるカップルとPaBの物語〜 作:あーくこさいん
※またレンタカーショップではあんな廃車同然の車は貸しません。あくまでギャグとしてお楽しみ下さい。
俺達は遂に沖縄に上陸した‼︎
仁美
「おおーーーっ‼︎」
志郎
「ここが沖縄…!」
愛菜
「あっっつーい!いかにも南国って感じ!」
初めて訪れた沖縄に俺達は興奮していた。
特に愛菜と仁美は大はしゃぎしていた。
志郎
(…かわいい。)
千紗
「愛菜、仁美、注目されてる。」
愛菜
「ご、ごめん…」
仁美
「えへへ、つい興奮しちゃって……///」
志郎
「まぁ気にする事は無いさ、だって……」
俺達は後ろを振り向く。
そこには………
伊織
「無事到着と地元ビールとの出会いを祝って…」
伊織&耕平&時田&寿&梓&奈々華
「「「「「「かんぱーーーい‼︎!」」」」」」
伊織達が空港前で馬鹿騒ぎしていた。
しかも酒飲んでるし…
志郎
「あれよりはマシだろう。」
仁美&愛菜
「「ええ…」」
千紗
「あっちはもう他人だから……」
ここは暑いので仁美と千紗と愛菜はアイスを買いに行った。
伊織
「それでこれからどうするんです?」
耕平
「さっそくライセンス講習直行ですか?」
時田
「いや、今日はとりあえず宿で一泊だな。店長が離れた場所の貸別荘を紹介してくれてな…」
寿
「そこにレンタカーで向かうんだ。」
志郎
「なるほど…」
………ん?
レンタカー?
伊織達←飲酒済み
伊織
「どうすんですかコレーッ⁉︎」
寿
「しまった無意識のうちについ…」
耕平
「流れるような動きで買ってましたよね⁉︎」
時田
「そう無意識の行動を責めるな。」
伊織&耕平
「「責めるに決まってるでしょうが‼︎」」
志郎
「他の先輩はどうしたんですか?」
時田
「アイツらとは三日後に宮古島で合流だからなぁ。」
伊織&耕平
「「絶望的過ぎる‼︎」」
梓
「大丈夫大丈夫、ちーちゃんも免許持ってるし。」
伊織
「え?そうなんですか?」
奈々華
「AT限定だけど持ってるわよ。」
伊織&耕平
「「良かった…」」
梓
「愛菜や志郎、仁美も持ってるかもよ?」
伊織
「いや、志郎と仁美は持ってるかもしれませんが愛菜は無いかと。」
耕平
「アイツ相当鈍そうですから。」
伊織
「万が一持っていたとしても相当不安です。」
耕平
「アクセルとブレーキくらい平気で間違えそうだもんな。」
好き勝手言ってる。
因みに俺はMT、仁美はAT限定だが二人とも免許証を持っている。
時田
「んじゃレンタカー屋に行くか。」
伊織
「あれ?そういうのって空港に迎えに来ていません?」
寿
「相当格安の店だったからなぁ。」
耕平
「そうなんすか。」
それにしても10人も乗れる車ってもしかして外車か?
なんて事を思いながら俺達はレンタカー屋に向かった。
店長
「じゃ、コイツ使ってくれや。」
千紗←運転席
奈々華←助手席
伊織&耕平&愛菜&梓←後部座席
時田&寿←車の上
志郎&仁美←乗れてない
志郎
「ちょい待てや。」
店長
「どうした兄ちゃん達?えらく辛そうだな?」
伊織
「どうしたもこうしたも…」
耕平
「これにどうやって全員乗れと?」
提供されたのは明らかに四人乗りの車だった。
当然後ろがぎゅうぎゅう溜めだし、二人ほど車の上に乗ってるし、俺と仁美に至っては乗れなかった。
梓
「トッキー予約間違えた?」
時田
「いや、この通り十人乗りを一台予約してあるが…」
店長
「あっちゃー四人と十人を間違えちまったか…どうにも細けえ数字は苦手でなぁ。」
伊織
「普通そこ間違えるか⁉︎」
耕平
「適当過ぎるだろ⁉︎」
志郎
「数学どころか算数苦手な奴でも流石に間違えんぞ⁉︎」
店長
「悪い悪い、今別の車用意すっから。」
耕平
「別の車?」
店長
「間違えた詫びだ。オープンカーを2台
伊織
「マジで⁉︎」
愛菜
「オープンカー⁉︎」
オープンカー2台を
1台目…軽トラ
店長
「どうだ?」
伊織
「確かに広いな……」
耕平
「開放感もこの上ないな……」
……うん。
軽トラは百歩譲っていいとして…
2台目は四人乗りのオープンカー……なのだが、
・フロントガラス殆ど破損
・所々凹み、傷がある上に左側のサイドミラーがガムテープで補強されている
・右側のライトが潰れてる&右側のドアが物理的に取れている
仁美
「……何コレ?」
外車やのうて
店長
「心配すんでねぇ、見た目はボロいけどエンジンやシートベルトは問題なく機能するし、そっちのオープンカーも問題無しっと…」
志郎
「チェーーーンジッ‼︎チェンジお願いします‼︎十人乗りの車もしくはせめてちゃんとした車をーーーッ‼︎」
俺は十人乗りの車もしくは他の車を要求したが、
店長
「他の車は全部貸し出し中だし、そんな大きな車ウチには無ぇぞ?」
志郎
「無いんかい!」
伊織
「何なんだよ、この店は‼︎」
店長
「それじゃ良い旅をー」
そう言うと店長は店の奥へ行ってしまった。
伊織
「どうすんだよコレ…」
耕平
「両方とも
千紗
「じゃあ私この2台運転出来ないけど…」
仁美
「私も…でも志郎くんならマニュアル車運転出来るよ!」
志郎
「ああ、ただ…」
伊織
「ただ?」
志郎
「半年前に取ってから2回しか運転してないから安全は保証出来ない。」
近場なら自転車だし、遠出なら気を付けても事故が起こる車よりも電車の方が安心な上に楽だしな。
伊織&耕平
「「論外‼︎」」
志郎
「空港前で酒飲んでた奴に言われたくねぇよ。」
仁美
「なら軽トラに乗る?」
伊織
「はぁ?何言ってんだ、マニュアル車運転出来るのこの中に志郎しか居な…」
伊織が言い終える前に仁美が指差す。
その方向を見ると…
愛菜
「………」ドヤァ
愛菜が鞄から免許証を取り出す。
しかも条件に『AT車に限る』は書かれてなかった。
志郎
「…どうする?」
伊織
「乗せてください志郎様!」
耕平
「ケバ子に命を預けるのは危険すぎるので!」
愛菜
「アンタら本当に失礼ね‼︎」
二人は即座に土下座した。
結果、
普通車←千紗&奈々華&仁美&梓
軽トラ←愛菜&時田
オープンカー←志郎&寿&伊織&耕平
となった。
因みに、
志郎←運転席(左側)
寿←助手席(右側)
伊織←後部座席(左側)
耕平←後部座席(右側)
伊織
「短い人生だったな…」
耕平
「空があんなにも青い…」
寿
「そういえば仁美はこの車に乗せてないんだな。」
志郎
「流石に仁美を危険な目に遭わせたくありません。」
伊織
「俺達を危険な目に遭わせるのに躊躇は無いんかい‼︎」
店長
「おい、兄ちゃん達言い忘れていたけど…」
志郎
「ん?」
店長
「ここから先走る道路は全部私有地だからな?」
※警察の許可無く公道で人が荷台に乗るのは道交法違反です。
伊織
「堂々とすげえ事言ってんぞこのオッサン…」
耕平
「そこまで言うなら十人乗りどこからか調達してこい‼︎」
志郎
「それじゃあ行きますよ。」
伊織
「皆何かに掴まれ‼︎」
耕平
「
こうして出発した。
車は問題無く動いた。
ただ…
ゴガガガガガガガガ‼︎
伊織
「何か車から変な音が聞こえませんか…?」
志郎
「…エンジンから聞こえてくるんだけど。」
耕平
「本当に大丈夫なんか、この車⁉︎」
正直不安しかない。
すると寿先輩が前方の軽トラを見る。
寿
「しかし愛菜、運転慣れてる感じだな。とても免許取り立てとは思えん。」
伊織
「バカな…ゲハ子がMT車を普通に走らせているだと……!」
耕平
「明日この地に
寿
「何気に失礼だな、お前ら。」
志郎
「…いや、愛菜なら慣れてるかも……」
伊織
「なんでだ?」
志郎
「愛菜は地方出身ですよね?」
耕平
「まぁ都会に憧れているからそうだと思うが、それが?」
志郎
「簡単な算数の問題だ。『地方』×『畑』×『軽トラ』=?」
しばらく考えて先輩が答える。
寿
「なるほど、畑仕事で軽トラが重宝される。それに必然的に手伝いに駆り出されているから慣れているのか!」
志郎
「そう言う事だと思います…ん?」
俺はふとバックミラーを見る。
志郎
「…お前ら何落ち込んでるんだ?」
伊織
「こんな事ならゲハ子の軽トラに乗れば良かった…!」
耕平
「俺の人生もここまでか…!」
好き勝手言ってるが、俺も運転の経験が浅い為強く言えない。
それにしても景色はいい。
まさに南国のそれだった。
ただ…
ビュオオオオオオオオ‼︎
ゴガガガガガガガガ‼︎
エンジンから変な音が聞こえる上にフロントガラスが殆ど割れているので風がダイレクトに当たる。
とても『ビールが飲みたくなる』とか言ってる暇は無い。
寿
「ん?CDがあるぞ?」
伊織
「先輩、CDかけましょう!」
耕平
「そ、そうだな、気分転換に!」
こうしてCDをかけたのはいいのだが…
『…お釈迦様は「生きる事は苦しみだ」とおっしゃいます。苦しみの原因が欲望であるとお釈迦様は……』
流れたのは仏教説語だった。
よりによってそれかよ‼︎
全員
『………』
…とにかく今回の合宿が永久的なものにならないよう祈ることしか出来ない。
祈りが通じたのか無事に到着した。
時田
「ここが今日から三泊する場所だ。」
一年生達
『おおーーー‼︎』
大きな建物な上に内装も結構綺麗だ‼︎
愛菜
「本当にこんな綺麗なところで⁉︎」
時田
「おぅ。」
寿
「その代わり食事は全部自分達で調達する必要があるな。」
志郎
「それはそれで楽しそうですね。」
奈々華
「後でスーパーでも行きましょうか。」
耕平
「プールまであるぞ北原‼︎」
伊織
「なんだと⁉︎」
仁美
「すっごーーーい‼︎海もすぐそばな上に貸し切り状態‼︎」
時田
「ははは、そう慌てるな。」
寿
「まずは部屋に移動だ。」
志郎&伊織&耕平
「「「うーす。」」」
こうして俺達は部屋に向かったが…
耕平
「…かなり窮屈ですね。」
寿
「狭いのは仕方ないな。」
時田
「三人部屋に男五人だからなぁ。」
伊織
「先輩達の体格が良すぎるせいでもあるんですけどね。」
部屋が狭すぎた。
それに体格のいい先輩達の寝相が悪くて腹に腕が落ちてこようもんならおちおち寝ることが出来ない。
…俺は別の所で寝るか。
耕平
「問題は誰が
伊織
「まぁ俺と耕平と志郎だろうな。」
寿
「いいのか?」
志郎
「先輩方は物理的に無理でしょう。俺はリビングにあったソファーで大丈夫です。」
時田
「すまんなぁ。」
耕平
「なら俺と北原がソレで寝るを決めるだけだが…」
伊織
「とりあえず決め方は後で考えるとして…」
寿
「何はなくともまずは海だな。」
時田
「折角の沖縄だからな。」
耕平
「了解です。」
そう言って先輩達は全裸になって外に出た。
幸いにも自分は水着に着替えていたが、先輩達が全裸で外に出た事に疑問を抱かないとは…
俺もPaBに染まったんだなぁ……
仁美&愛菜
「「お待たせしましたーーー‼︎」」
海で遊んでいると仁美と愛菜がやってきた。
2人は不幸にも腰にまで海に浸かり、下半身が見えない五人の元に走る。
愛菜
(ああ…幸せ……これが私の青春の1ページ…心のアルバムを飾る大切な思い出……!)
愛菜の言う通りこの光景はまさに青春そのものだろう………
愛菜(水着)
「あははは‼︎」
志郎&仁美(水着)
「「あははは‼︎」」
伊織&耕平&時田&寿(全裸)
「「「「あははは‼︎」」」」
先輩達が全裸で無ければな。
愛菜
「私のアルバムモザイクだらけ‼︎」
時田
「いや〜貸し切り状態は気兼ねしなくていいな。」
伊織
「全くですね。」
愛菜
「移動しましょう。」
時田
「何故だ?」
寿
「ここなら人がいなくて自由な格好でいられるだろ。」
愛菜
「移動しますよね?」
時田
「お、おう。」
寿
「よく分からんが了解だ。」
愛菜の圧力に押され俺達は普通のビーチに向かう。
もちろん全員水着を着て。
愛菜
「ここならいいですね!」
時田
「普通のビーチだな。」
寿
「お前がいいと言うならここでもいいが。」
梓
「これはこれで楽しそうだしね。」
その後寿先輩、梓さん、愛菜が飲み物の調達へ。
残った俺達はパラソルを無料で借りる為に三人乗りのバナナボートに乗る事になった。
そこで伊織と耕平は今夜の寝床を賭けて勝負をする事に。
ルールは単純で先に落ちた方の負け。
俺と時田先輩、寿先輩の三人が審判をする。
ただ運転手の話によると振り落とされる事は滅多にないと言う。
まぁアイツらの事だから何かしらの細工をしそうなんだが……
その頃伊織達は…
運転手
「そんじゃ、その取っ手にしっかり捕まって下さいねー。」
運転手の指示通りに伊織、耕平、千紗が取っ手を掴む。
すると何やら違和感を感じたので手元を見ると…
サンオイルまみれになっていた。
伊織&耕平
「「キサマァァ‼︎」」
伊織
「なんて卑劣な野郎なんだお前は‼︎」
耕平
「お前こそよくこんなゲスな事を思いつくなぁ‼︎」
千紗
「二人とも同じ事やってんだけど……」
どうやら取っ手にサンオイルを垂らして滑りやすくし落とす作戦だったが、二人とも同じ事を考えていたので同時討ちという結果に。
にも関わらず二人は自分の事を棚に上げて相手を非難している。
そんな事お構いなしに運転手はエンジンをかけ急発進する。
伊織&耕平
「「ふおおおおおっ‼︎」」
思ったより速い上にサンオイルで滑りやすくなっている為足元で踏ん張らないと振り落とされてしまう。
伊織
「どうした耕平…っ!顔が引き攣ってるぜ⁉︎」
耕平
「お前こそ…っ!水が怖くてチビってるんじゃないのか⁉︎な、なんなら片手で勝負してやるか⁉︎」
伊織
「じょ、上等じゃねえか!」
にも関わらず耕平が片手で勝負しろと挑発し、伊織もその挑発に乗ってしまった。
さらにそのタイミングでさらに加速。
最早娯楽というよりかは過酷な訓練のようになってしまった。
愛菜
「いーなー、青春っぽい…」
愛菜は羨ましがっているが、現実は真逆である。
伊織
(いける…!
伊織
「向こうに声優の水樹カヤが‼︎」
耕平
「向こうにAV女優が‼︎」
伊織&耕平
「「なにぃっ‼︎?」」
気を逸らした隙に足元にサンオイルを垂らす作戦に出たがまたしても二人とも同じ事を考えていたので二人の足元にサンオイルが掛かってしまい結果ほぼ同時に落ちた。
時田
「おっ伊織と耕平が振り落とされたな。」
梓
「ありゃま。」
寿
「だらしない奴らだ。」
志郎
「ほぼ同時に落ちましたね。」
海から上がった二人は案の定喧嘩を始める。
伊織
「この卑怯者‼︎」
耕平
「お前がな‼︎」
千紗
「二人ともね。」
梓
「おかえりー」
奈々華
「おかえりなさい。」
愛菜
「ねえねえ楽しかった⁉︎」
千紗
「あの二人は置いといて私は楽しかったけど…」
志郎
「というか楽しかった様に見えたか?」
愛菜
「いいなぁ…私も青春したい。」
なんて愛菜が呟いていると…
伊織
「それならお前も乗るか?」
愛菜
「えっ⁉︎い…いいの⁉︎」
こうして愛菜が乗る事になったが…
愛菜&時田&寿
「「「………」」」
時田
「次、右に曲がるぞ。」
寿
「おう。」
愛菜
(すっごい安定感…っ‼︎)
時田
「どうした愛菜?」
寿
「海水が目に入ったか?」
愛菜は時田先輩と寿先輩と一緒に乗った。
二人は取っ手に掴まらず胡座をかきながら、しかも次にどっちに方向転換するかを瞬時に判断しその方向に体を傾ける事でバランスを保っていた。
その為ボートはほとんど揺れることは無く、愛菜が思っていたシチュエーションとは違っていた。
仁美
「志郎くん、ちょっといい?」
志郎
「どうした?」
仁美
「あのバナナボート、一緒に乗らない?」
志郎
「おう、いいぞ。三人乗りだし、奈々華さんか梓さんでも誘って…」
仁美
「ううん、二人で乗らない?」
志郎
「…分かった。じゃあ行くか。」
こうして俺と仁美はバナナボートに乗る事になった。
運転手
「二人はカップルさんですかい?」
志郎
「はい、一年前に付き合いました。」
運転手
「そうですかい。ならその祝いにいつもより激し目に行くんで気ぃ付けて下さいねー。」
そう言うと勢いよく発進した。
思ったより速くてしっかり掴まっていないと伊織と耕平の様に振り落とされてしまう。
仁美
「風が気持ちいいね。」
志郎
「そうだな。水飛沫も冷たくて、乗ってよかったよ。」
その後も運転手が急カーブをしたりして冷や汗かいたが、それでも楽しかった。
一方…
奈々華
「あらあら、二人とも楽しそうね。」
愛菜
「いーなー、こっちの方が一番青春っぽい…」
伊織
「けっ、リア充が!」
耕平
「奴にもサンオイルの洗礼を受けさせるべきだったか…!」
千紗
「やめなさい、みっともない。」
こうして合宿1日目はビーチで遊びまくった。
遊びまくって疲れたので俺達はソファーに倒れ込んだ。
伊織
「ふぅー遊んだ遊んだ…」
耕平
「疲れた……」
志郎
「まだ初日だが俺もだ……」
そんな俺達の顔に千紗は教本を叩きつける。
千紗
「三人ともっ、明日からはライセンス講習だからね?」
奈々華
「寝る前に教本の復習もしておいてね。」
志郎&伊織&耕平
「「「うーす。」」」
千紗
「愛菜と仁美もね。」
仁美&愛菜
「「はーい。」」
時田
「そういえばお前らのベッドなんだが…」
伊織
「ああ、そうでした。」
耕平
「どっちが勝っていましたか?」
志郎
「同時に着水してた様に見えましたが、果たして…?」
寿
「波の差で耕平だったな。」
伊織
「そんなバカな‼︎」
ショックを受ける伊織とは対照的に耕平はガッツポーズをする。
伊織
「波の差なんて誤差だろ‼︎」
耕平
「男らしく負けを認めろよw」
伊織
「黙れ!再勝負だ‼︎」
案の定また喧嘩が勃発する中、梓さんが時田先輩に事の次第を尋ねる。
梓
「なんだ、そういう事か。」
奈々華
「そんなベッドじゃあちゃんと眠れないんじゃない?」
千紗
「寝不足でライセンス講習は危ないし…」
奈々華
「あら?でも部屋はすべて三人部屋じゃなかったかしら?」
時田
「ああ、それなら…」
寿
「志郎が自分からロビーのソファーで寝るって言ったからな。」
仁美
「それじゃあ志郎くんも寝られないんじゃ…」
志郎
「大丈夫だ。ソファーも大きいから寝る分には困らねえよ。」
仁美
「でも…」
奈々華
「じゃあこうしましょうか。」
ん?どんな提案が…
奈々華
「志郎君は千紗ちゃん達(千紗、愛菜、仁美)の部屋で、伊織君は私と梓の部屋で寝ましょう。」
志郎&伊織
「「は?」」
ー奈々華・梓の部屋ー
梓
「こっちの部屋なら手足も伸ばせるでしょ?」
奈々華
「ライセンス講習の為にもきちんと寝ないとね。」
なんて事を言ってるが伊織にとってこの状況は興奮のあまり寝られない。
というか手足も伸ばせない。
梓
「じゃあおやすみー。」
奈々華
「おやすみなさい。」
そう言って奈々華と梓は寝たが二人は直後に寝返りをうつ。
伊織が左を向くと梓のおっぱいが、右を向くと奈々華のおっぱいが至近距離で見えてしまい余計眠れない。
IORI『全く眠れない。』
IORI『床でもいいからそっちの部屋に入れてくれ。』
IORI『なぁ寝てるのか?』
IORI『お願いします。助けて下さい。』
伊織は耕平にメッセージを送ったが耕平は寝ていて気付かない。
ー千紗・愛菜・仁美の部屋ー
とりあえず状況を整理しよう。
今俺は仁美のベッドで一緒に寝ている。
仁美
「えへへ、志郎くん♡」
仁美はからかっているが、千紗と愛菜がいる手前で事に及ぶ気は無い。
というか俺自身落ち着いている。
まぁ仁美と産まれたままの姿で抱き合って寝る事が何度もあったからかな…
というか………
奈々華
「志郎君、もし千紗ちゃんがいる前で仁美ちゃんとしたらどうなるか…ワカッテルワネ、シロウクン?」
万が一事に及んだら死は免れない。
そんな事思っていると伊織からこんなメッセージが来た。
IORI『全く眠れない。』
IORI『床でもいいからそっちの部屋に入れてくれ。』
IORI『なぁ寝てるのか?』
IORI『お願いします。助けて下さい。』
伊織も伊織で大変だなぁ…と思っていると追加のメッセージが来た。
IORI『それかお前がここで代わりに寝るか?」
IORI『そうすれば浮気になって仁美と別れられるぞ‼︎』
IORI『そしたら俺は超ハッピーだ‼︎』
………とりあえずこう返した。
志郎『死ね。』
次回、ライセンス講習編。
乞うご期待ください。