ぐらんぶる〜とあるカップルとPaBの物語〜 作:あーくこさいん
ーーー仁美sideーーー
愛菜
「不公平だと思う。」
それは愛菜の一言から始まった。
何でも
仁美
(にしては沖縄で思いっきりハメ外しているような……)
そう思いつつ、愛菜はこう宣言した。
愛菜
「だから今日は女子だけで思いっきり騒ぐの!」
梓
「要は女子会だね。」
奈々華
「それも楽しそうね。」
愛菜
「飲み物とかもこのとーり‼︎」
準備とかやっていたから女子だけの飲み会にかける熱意は並大抵のものじゃない。
仁美
(…たまにはこういうのも悪くないかな!)
私は了承し、梓さんや奈々華さん、千紗も了承した。
飲み会は千紗の部屋でやる事になった。
奈々華さんの部屋は……ウン。
こうして始まった女子会。
まずは乾杯をした。
愛菜
「うんっ!これこそ普通の飲み会‼︎」
奈々華
「良かったわね、愛菜ちゃん。」
千紗
「梓さんには物足りないんじゃないですか?」
梓
「そんな事ないよ〜」
仁美
「ねぇ…物足りないと言えばさ、千紗の部屋って飾りっけないよね。」
愛菜
「それ私も思った。」
千紗
「別にこれで充分。」
仁美
「そう?あ、でも化粧品はあるんだ。」
千紗
「それはお姉ちゃんが勝手に…」
奈々華
「だって千紗ちゃん放っておくと何もしないんだもの。」
梓
「確かにねぇ。」
千紗
「まぁ、化粧品くらいならいいんだけど………」
愛菜
「他にもあるの?」
奈々華
「お洋服とかも少しだけね。」
仁美
「とか?」
梓
「へぇ〜どんなの?」
千紗
「ちょっと恥ずかしいですけど…」
そう言って千紗はタンスの中を漁り始めた。
ーーー仁美side 終わりーーー
ーーー志郎sideーーー
部屋で寝ていた俺は起きて、LINEを見る。
メッセージの内容から仁美は女性陣と女子会を兼ねた飲み会をするそうだ。
志郎
(どうすっかな…やる事ないし、店の手伝いでもするか……)
そうして部屋を出ると、大きな音と共に千紗の声がした。
何事かと思って階段を降りると………
千紗が伊織を壁ドンしていた。
志郎
(……どういう状況?)
千紗
「アレはお姉ちゃんが買ったものであって、私のじゃないから。」
伊織
「…そうか。」
千紗
「…本当に分かってる?」
伊織
「大丈夫、分かってるさ…アレは奈々華さんの物だよな……取り込み中に悪かったな、千紗。」
千紗
「取り込み中って何⁉︎何も悪くないけど⁉︎」
こうして一悶着あった後、千紗は部屋に戻った。
俺は伊織に何があったのか尋ねる。
志郎
「なぁ伊織、何かあったのか?」
伊織
「いや、少し責任を感じてな…(千紗に色気のある下着を買う)約束を守らなかった事に……」
志郎
(…絶対誤解してるだろ、コイツ。)
ーーー志郎side 終わりーーー
ーーー仁美sideーーー
下着を伊織に見られて追いかけた千紗が戻ってきた。
奈々華
「おかえりなさい。」
愛菜
「…誤解は解けた?」
千紗
「多分…」
仁美
「千紗の声、ここまで聞こえたよ。」
梓
「でも、これが奈々華のって話は無理があるんじゃない?」
奈々華
「?」←ばいーん
仁美
「ああ…」←ばいーん
千紗&愛菜
「「……」」←スラッ…
すると愛菜が飲みまくって…
愛菜
「神様は色々と不公平だと思う‼︎どうして私
千紗
「たち⁉︎」
仁美
「あはは、どうしてだろうね…」
愛菜
「梓さんや奈々華さんならまだしも仁美まで……何か特別な事してるのっ⁉︎」
そう問い詰められ、どうせなら教える事にした。
仁美
「そりゃあもちろん、志郎くんとのエッチだよ♪」
私のカミングアウトに二人は動揺する。
動揺のあまり千紗は脛をテーブルにぶつける。
愛菜
「ほ、ホントに……⁉︎」
仁美
「うん!元々胸は大きかったけど、エッチを重ねるうちにもっと大きくなったんだ♪」
梓
「確かに、胸の成長って女性ホルモンでしょ?分泌を促すならソッチの刺激が一番だからさ。」
千紗
「う…微妙に理に適っていそうな…」
愛菜
「あれ?とすると…」
梓
「あー…奈々華はホラ…家族愛(意味深)が詰まってるから……」
あー…なるほど……
梓
「要するに刺激が大事ってコトだね♪」
愛菜
「はあ…」
梓
「ねえねえ仁美…」
仁美
「はい?」
すると梓さんは私に耳打ちした。
面白そうと思った私はそれに賛同する。
梓
「ということて…」
仁美
「お二人さんには…」
私と梓さんは手をわきわきさせながら、二人に近づく。
ーーー仁美side 終わりーーー
ーーー志郎sideーーー
店の手伝いをしていると登志夫さんから呼ばれた。
登志夫
「志郎ー。」
志郎
「はーい。」
登志夫
「刺身が出来たからこれも持って行ってくれ。」
志郎
「分かりました。」
こうして刺身が盛ってある皿を持って千紗の部屋へと向かう。
志郎
「おーい、登志夫さんがこれも……クェッ⁉︎」
ドアを開けた瞬間、目に飛び込んできたのは…
仁美
「それそれ〜」もみもみもみ
愛菜
「も…もうゆるひて……///」
梓
「………」もみもみもみ
奈々華
「………」もみもみもみ
千紗
「……っ///」
仁美が愛菜を、梓さんと奈々華さんが千紗の胸を揉んでいた。
梓
「へえ〜お刺身かぁ。」
奈々華
「ありがとう志郎君。」もみもみもみ
志郎
「…仁美、ちょっと来い。」
仁美
「え?あ、うん…」
俺は仁美を部屋の外へ呼びつけた。
仁美
「あ〜志郎くん、言っておくけどさっきのは女同士の悪ふざけであって……」
志郎
「仁美…愛菜に対する百合プレイに関してはとやかく言うつもりはない。」
仁美
「いや悪ふざけってさっき言ったよね?」
志郎
「問題は奈々華さんの千紗に対する行為だ。」
仁美
「え?」
志郎
「千紗はともかく仁美に自覚は無かったかもしれないが、あの行為がエスカレートすれば千紗は奈々華さん無しでは生きていけないように調教されてしまうぞ、エロ同人誌みたいに‼︎」
仁美
「…流石にエロ本の見過ぎじゃない?」
とりあえずソッチ系の話は避けるように伝え、その場を後にする。
ーーー志郎side 終わりーーー
ーーー仁美sideーーー
私が部屋から戻ると梓さんが一本の映画を見つけた。
梓
「ちーちゃん、これって映画?」
千紗
「ダイビングが題材のドキュメンタリーです。」
奈々華
「千紗ちゃんのお気に入りよね。」
千紗
「伊織が見たいって言うから貸していて、昨日返ってきました。」
仁美
「へ〜面白そう!」
愛菜
「私も観てみたいな〜」
千紗
「観てみる?海の中の映像にこだわってる作品で。」
愛菜
「それは楽しみ〜」
仁美
「潜れるようになると一層綺麗に見えますよね!」
梓
「だね〜」
奈々華
「そうねえ。」
こうして私達は映画の鑑賞会を始めた。
ーーー仁美side 終わりーーー
ーーー志郎sideーーー
俺が一階に降りると、伊織と横手先輩が何やら話していた。
志郎
「あ、先輩。今日はどうしたんですか?」
横手
「お、志郎か。いや、伊織からAVを借りたんだが中身が違ってよ。」
伊織
「どうやら入れ違えてたみたいだ。」
志郎
「なるほど…まあ、よくあるミスですよね。」
横手
「確かにな。」
伊織
「ところでこれは何のDVDでした?」
横手
「ああ、ダイビングの映画で…」ズガッ‼︎
横手先輩が話してる最中に伊織目掛けてディスクが飛んできた。
そのまま壁に突き刺さる。
飛んできた方向を見ると…ゴミを見るような目で【潜行します】のハンドシグナルをしてる千紗がいた。
入れ違いになってたディスクをよりによって女子会で流したか…
千紗の怒りは相当な物だ。
横手
「…『
志郎
「いいえ、ただの『
伊織はすぐさま土下座して許しを乞う。
ーーー志郎side 終わりーーー
ーーー仁美sideーーー
意図しない
愛菜
「その…折角の女子会だし、映画観るのも勿体無いよね!///」
千紗
「変に気を遣うのやめて⁉︎」
仁美
「大丈夫だって千紗。多分伊織が間違えて入れたんだと思うよ。」
梓
「私はアレの続きを観てもいいけどね。」
奈々華
「それはちょっと…///」
私としては志郎くんのアダルトアニメや自分達のエッチの動画を二人で観ているからAVくらい観ても動じないけどね♪
すると愛菜が話題を変え始めた。
愛菜
「そ、それより女子会といえば恋バナ‼︎誰か恋愛話を…」
千紗…興味無し
愛菜…何も無し
奈々華…触れるな危険
愛菜
「……梓さん、お願いします。」
梓
「ありゃ、私?」
仁美
「ちょっと愛菜〜、ここは彼氏持ちである私に振ってもいいんじゃない?」
愛菜
「いや、ここは経験豊富そうな梓さんで。」
梓
「ん〜、急に聞かれてもねえ。」
愛菜
「一番最近にあった事とか…」
梓
「最近かあ。最近だと…伊織をエッチに誘ったかな。」
とんでもないカミングアウトに私達は動揺し、頭をテーブルにぶつけた。
仁美
「え⁉︎」
愛菜
「な、な、何を…⁉︎」
奈々華
「それでどうなったの?」
梓
「断られちゃってねぇ…」
愛菜
「まさか梓さんって伊織の事が⁉︎」
梓
「ん?」
梓さんは間を置いてこう告げる。
梓
「うん、好きだよ。」
続けてのカミングアウトに愛菜はさらに動揺する。
反応からして、愛菜って伊織の事…
梓
「そういう愛菜はどうなの?」
愛菜
「え⁉︎わ、私はその…⁉︎そ、それより飲みましょう‼︎折角の女子会なんですから!」
仁美
「あ、誤魔化した。」
愛菜
「かんぱーい‼︎」
奈々華
「はい、かんぱーい。」
それからしばらく飲んでいると…
仁美
「…奈々華さん、酔ってるね。」
愛菜
「奈々華さんってお酒弱いの?」
千紗
「あまり強くはないと思う。」
梓
「奈々華酔ってる?」
奈々華
「全然酔ってないわよ〜」
すると愛菜は何かを思い出し、何かを取り出す。
愛菜
「あ、そうだ千紗にこれあげる。」
千紗
「これって…」
出されたのは一枚のチケットだ。
愛菜
「
仁美
「そういえば
愛菜
「変な人が入れないようにね。」
梓
「ナンパとかうざいしねー。」
愛菜
「今年はOGの有名な声優が来るじゃない、」
梓
「ファンが押し寄せないようチケット制になったってワケ。」
千紗
「そっか。」
奈々華
「伊織君と耕平君が欲しがりそうね〜」
梓
「女子大&声優だからねぇ。」
千紗
「確かに…」
愛菜
「うん、だからねアイツらにはバレないように…」
愛菜が喋っている最中に運悪く志郎くん達三人が入ってきた。
無論青女のチケットと聞いて黙ってる筈もなく…
伊織(普段着→パンイチ)
「さあ、ケバ子。これ以上女子会を汚されたくなければ…」
耕平(普段着→パンイチ)
「おとなしくそのチケットを俺達に寄越すんだ。」
愛菜
「絶対ヤダ‼︎」
耕平
「何故だ⁉︎」
伊織
「何故そんな無体な事を⁉︎」
愛菜
「理由言わなきゃわかんないの⁉︎とにかく絶対ダメ‼︎」
伊織
「そこをなんとか‼︎」
耕平
「減るもんじゃあるまいし‼︎」
志郎
「チケットは減るもんだろ。」
愛菜
「そもそもチケットは千紗にあげたので最後だし‼︎」
伊織
「なんだと⁉︎」
耕平
「バカな…!」
千紗
「そうなの?」
ん?でも確かチケット一枚で最大四人入場出来るんじゃ…
伊織
「耕平、出口押さえろ。」
耕平
「OK」
その事に気付いた二人によって出口が塞がれた。
伊織
「なあ、千紗さんよお…俺とアンタの間にゃ貸しが一つあったよなぁ?」
仁美
「そんなのあったの?」
千紗
「あるにはあるけど…」
耕平
「やるな北原、いつの間に‼︎」
伊織
「フッ…忘れもしねえあの貸し(『7.男コンと逆襲、そして
志郎
「お前が借りてんのかい。」
やっぱり伊織は伊織だった。
当然却下される。
伊織
「なら、俺はボディガードとして‼︎」
耕平
「俺は荷物持ちとして‼︎」
千紗
「いらない。」
伊織&耕平
「「そこをなんとか‼︎」」
伊織
「だいたい学園祭といえばナンパだろう?」
耕平
「変な男に付き纏われないように…」
志郎
「今まさに付き纏われてる状況だろ。」
仁美
「そういえば伊織って千紗の彼氏役なんだし守ってあげるのも…」
千紗
「ヤダ。」
伊織
「即答!…なら仕方ない。」
耕平
「ここは気分転換に…」
伊織&耕平
「「王様ゲームでもやるべきだ。」」
千紗&愛菜
「「却下!」」
仁美
「まさか、いやらしい命令でもするの?」
伊織
「そんな命令は絶対にしない。」
耕平
「この曇りなき眼を見ろ。」
と言ってるけど…
伊織の瞳
《王様になって…》
耕平の瞳
《学園祭チケットGET!》
眼は正直だった。
仁美
「王様ゲーム反対。」
伊織&耕平
「「なにゆえ⁉︎」」
志郎
「あったりめーだろ。」
梓
「私は賛成。」
奈々華
「私も。」
千紗
「えっ?」
愛菜
「どうして⁉︎」
梓の瞳
《奈々華にイタズラ》
奈々華の瞳
《千紗ちゃんにイタズラ》
こっちもこっちで欲望が渦巻いていた。
愛菜
「とにかく王様ゲームはダメです‼︎」
梓
「ありゃりゃ…」
奈々華
「残念……じゃあ代わりにポッキーゲームでもしましょうか♪」
梓
「そうだね♪」
愛菜
「どうしてそうなるんですか⁉︎」
仁美
「奈々華さんって酔うといつもこんな感じなの?」
千紗
「うん、本格的に酔っ払うと…「ち〜さちゃんっ♪」こうやって抱きつきグセも出たり。」
仁美
「ああ…」
私も酔ったらエッチしたい気持ちが抑えられなくて、そのまま沖縄でしちゃったんだよね…
我に返ったら恥ずかしさのあまり悶絶した記憶がある。
千紗
「お姉ちゃん暑い…」
奈々華
「ええ〜?じゃあ代わりに志郎君!」
志郎
「えっ、俺⁉︎」
仁美
「奈々華さん、千紗をどうぞ。」
千紗
「仁美⁉︎」
志郎くんは渡さない!
梓
「んじゃ、私も奈々華に‼︎」
奈々華
「はーい、どうぞ〜」
今度は梓さんが奈々華さんに抱きつき、二人分の体重が乗っかっている千紗が苦しそうにしている。
このイチャイチャした光景に愛菜は赤面する。
愛菜
「女子会なんだから男子は出て行きなさい‼︎」
さらに志郎くん達が見ていることに気づいた愛菜は、三人を部屋から追い出す。
梓
「奈々華また大きくなった?」
奈々華
「少しだけね〜」
千紗
「お姉ちゃ…苦し…」
愛菜
「ていうか、いつまでイチャイチャしてるんですか⁉︎」
この後も女子会は続いた。
ーーー仁美side 終わりーーー
ーーー志郎sideーーー
追い出された俺達は階段を降りていた。
奈々華さん、酔っ払うとあんな抱き癖があるとは初めて知った。
まあ、仁美も酔っ払うといやらしさに拍車が掛かったが。
耕平
「だが、そんな事より今の問題は…」
伊織
「青女の学祭チケットか。」
志郎
「アテがあんのか?」
伊織
「何、あるに決まってるさ…志郎?」
耕平
「お前なら上原経由でチケット貰っている筈だよなあ?」
志郎
「…バレたか。まあチケット一枚で四人入場出来るってあったし、俺と仁美入れても二人余るから丁度いいかな。」
伊織
「フッ…信じてたぜ。」
耕平
「やはり持つべきものは親友だな!」
志郎
「よく言うわ。」
まあ、特に耕平は声優の水樹カヤのファンって聞いたし、喜ぶだろうな。
ーーー志郎side 終わりーーー
次回、青女大学園祭編。
乞うご期待ください。