ぐらんぶる〜とあるカップルとPaBの物語〜 作:あーくこさいん
19巻が待ち遠しいです‼︎
伊織の部屋作りから翌日、新入生を集めて何かをするようだ。
集まったのは、天風志郎
川西仁美
北原伊織
今村耕平
古手川千紗
時田
「新入生諸君、今日はよく集まってくれた。」
伊織
「新入生ってこの面子かよ。」
志郎
「というか何で耕平は真面目に参加してるんだ?」
耕平
「会長から緊急招集が届いたからな。」
そう言って耕平はスマホを見せる。
そこには、
『今日はGrand Blueに声優の水樹カヤちゃんがくるぞ。
10時に店集合』
と書かれていた。
仁美
「水樹カヤって有名な声優さんですよね?」
伊織
「んなモン嘘に決まっているだろ。」
耕平
「Really⁉︎」
時田
「うむ、嘘だ。」
すると耕平はひどく落ち込んでいる。
伊織
「おいおい、いくらなんでもこんな嘘に騙されるなよ…」
伊織はフォローしようとするが……耕平はガチで泣いていた。
伊織
「え⁉︎マジ泣き⁉︎その年で⁉︎」
どうやらよほど会いたかったそうだ。
登志夫
「カヤちゃんは最近特に忙しいみたいだから、当分は来られないだろ。」
志郎
「ん?その言い方だとよく来てたんですか?」
奈々華
「ええ、来てたわよ。」
耕平
「Really⁉︎」
奈々華
「うん、Really」
登志夫
「声優さんとか芸能人もよく来るぞ。」
耕平
「…いや、ウソだ。そうやってまた騙す気に違いない。」
奈々華
「あはは、嘘なんて言わないわよ。」
耕平
「証拠が無ければ信じられません。」
そう言って耕平は食い下がるが…
登志夫
「彼女のウェットスーツなら向こうにあるぞ。」
耕平
「ふむ…ウェットスーツですか。ではテイスティング宜しいか?」
そう来たか…
匂いぐらいなら嗅ぐかと思ったが、まずは味見するとは予想外だった。
伊織
「すげぇ…躊躇のない変態発言だ。」ごくり…。
時田
「まずは味から入るとは予想外のリアクションだな。」
寿
「今年の新人は逸材揃いだ。」
伊織
「そもそもお前はオタクをやめたんじゃなかったのか?」
耕平
「心配いらない。一般人としての普通のテイスティングだ。」
伊織
「広いなお前の中の一般人カテゴリ。」
太平洋並みに広いんじゃないか?
登志夫
「味見云々はともかくダイビングやってりゃ合う事もあるさ。」
耕平
「俺、やる気が出てきました。ダイビングの事教えて下さい‼︎」
志郎
「現金な奴だな。」
仁美
「まぁいいじゃない。興味持てたんだし。」
寿
「今日はその為に集まって貰ったんだからな。」
と話していると…
千紗
「それは私も参加しないといけませんか?」
時田
「ん〜経験者の千紗ちゃんには必要ないなぁ。」
千紗
「それなら私は不参加で。」
登志夫
「折角なんだし、千紗も参加してきなさい。」
千紗
「なんで…」
登志夫
「インストラクターを目指すのなら初心者の挙動を勉強するのは大事だぞ。それに先生二人に対して生徒四人というのは、ダイビングする上でどうかと思うぞ。」
千紗
「…そこまで言うなら。」
伊織
「俺は見学でいいですか?」
志郎
「一人だけサボる気か?」
伊織
「そうじゃねぇ。俺泳げないんだよ。」
時田
「そうだったのか。」
伊織
「なので俺の事はほっといて…」
時田
「そんな事は気にするな。」
伊織
「いや、気にしますって!」
すると寿先輩が意外な事を言った。
寿
「
これには俺も仁美も驚いた。
伊織
「え?海に潜るのに?」
耕平
「それ大丈夫なんですか?」
時田
「泳げる事に越した事はないが…」
寿
「それほど大きな問題では無いな。」
時田
「じゃあその辺の説明から始めるか。」
寿
「そうすっか。」
表に出て説明が始まる。
志郎
「なんで海に入るのに泳げなくても問題ないのですか?」
時田
「それは水泳と全く状況が異なるからだ。耕平、これを持ってみろ。」
そう言って時田先輩はダイビングで使うタンクを耕平に持たせようとする。
すると…
耕平
「はあ…おっ…結構重い……」
重い為持ち上げられなかった。
寿
「10kg以上あるからな。水中では浮力が働くから、重さはそこまで気にならないが、背中に担ぐとかなり動きづらいぞ。」
仁美
「確かに、クロールは出来そうにないですね。」
時田
「そもそも泳げない人の大部分が苦手なのは息継ぎだ。息継ぎをしなくていいダイビングは勝手が違う。」
耕平
「なるほど、水泳の技術はほとんど関係ないですね。」
寿
「まぁ、何らかのトラブルが原因でタンクを外して水面を泳ぐ状況もあり得なくもないが、そういう時は下手に動かずBCD(※浮力調整装置)に
時田
「だから伊織。」
寿
「泳げないからって遠慮する事はないぞ。」
伊織
「いや、でも…」
時田
「やってみる前からそこまで否定するな。」
寿
「もったいないぞ。」
伊織はしばらく考えて…
伊織
「そういう事なら、ちょっと参加してみます。」
それから俺達はプールに来た。
時田
「…というわけで、今日はレクリエーションも兼ねた水泳の練習を行う。」
伊織
「えっ、さっき泳げなくてもいいって言ってたのに?」
時田
「泳ぎの技術自体はさして重要じゃない。水に慣れておくのが重要なんだ。」
寿
「そう言った意味では水泳は大事だな。」
伊織&耕平&志郎&仁美
「「「「???」」」」
時田
「んじゃ、さっさと水着になるぞ。」
千紗
「私も着替えるんですか?」
寿
「そりゃそうだろ。千紗ちゃんには仁美ちゃんを任せるから。」
千紗
「…分かりました。」
仁美は千紗と一緒に女性更衣室に行き、俺達は…
時田
「泳げない奴は水に恐怖心を抱いているだろう?」
寿
「ダイビングではそれはまずい事なんだ。」
と、先輩達は真剣に説明しているがーーー
志郎
「すいません、まずは下をはいてもらえませんか?」
耕平
「内容が全く入ってこないです。」
全裸の為、話の内容が入ってこない。
伊織
「それは水の中を楽しめないからですか?」
寿
「いや、水中のトラブルに対してパニックに陥りやすい。」
時田
「マスクが外れた時なんかが顕著だな。」
寿
「それと恐怖心で効率のいい呼吸を保てず酸素の消費量が多くなるんだ。」
志郎
「効率のいい呼吸とは何ですか?」
時田
「ゆっくりと大きく深く呼吸する事だ。これが一番効率が良く、浅く小さい呼吸は効率が悪い。」
寿
「怖がると呼吸は浅く小さくなるからな。」
時田
「水中では常に平常心を保つ事が大事だ。」
耕平
「なるほど…そんで水に慣れる必要があるってわけか。」
時田
「別に泳げなくても構わないが、水中で平常心を保てるようにはなってもらう。」
伊織
「驚いた…ダイビングには真面目なんですね。」
時田
「分かったならさっさと着替えろ。あとはお前ら二人だけだぞ。」
俺と伊織は話に夢中で着替えるのを忘れていた。
そうして伊織は寿先輩が、俺と耕平は時田先輩がコーチとして見ることになった。
時田
「お前ら、まずは水中で目を開ける練習だ。」
志郎
「分かりました。」
耕平
「では…」
そう言うと俺と耕平は潜る。
潜った後、俺達は目を開ける事に成功した。
時田
「よし、次は装備を使った練習に入るか。」
そう言うと先輩はゴーグルを渡す。
俺達はゴーグルを付け、また潜った。
志郎
(よし、よく見える…)
そう実感し、耕平の方を向くとーーー
時田先輩が耕平の海パンを脱がし、俺は耕平のチ○コを見てしまった。
俺は呆然としていると今度は俺の海パンを脱がそうと時田先輩がこちらに迫る。
そうはさせまいと俺は咄嗟に回避行動に移る。
志郎
「危ねぇ‼︎」
時田
「やるな志郎、咄嗟に回避するとは。」
耕平
「いきなり何するんですか‼︎」
時田
「装備が外れてもパニックにならない練習だ。」
耕平
「外すなら普通ゴーグルでしょうが‼︎」
耕平が抗議している中、俺は違和感を覚えた。
志郎
(ん?何で股間がスースーしているんだ…?)
そう思い下を見ると…
履いてある筈の海パンがなく、俺のイチモツが露出していた。
志郎
「…あの〜、俺の海パンは?」
時田
「確かに回避は見事だった。だが海パンが無事とは言ってない。」
志郎
「…クソが!」
耕平
「ザマァないな‼︎」
なんてやりとりしながら、先輩から奪還した海パンを履いて伊織の方を向くとーーー
寿
「どうだ伊織?」
伊織
「う〜ん、なんとも…」
全裸の伊織がプールを風呂に入る感覚でくつろいでいた。
志郎
「…伊織、まさかと思うが風呂とプールの区別がつかないって感じ?」
伊織
「志郎、これは風呂でくつろぐ感覚で水を克服する訓練なんだ。」
などと話しているとーーー
千紗
「キモッ…」
千紗と仁美が見ていた。
伊織
「違うぞ千紗⁉︎これは水を克服する為の訓練で…そうですよね先輩?」
寿
「しかしお前も脱ぐのが好きだな。」
千紗
「…変態。」
伊織
「先輩ィィイ⁉︎とにかく俺に露出の趣味は無い‼︎分かってくれるよな、千紗?」
千紗
「それで、何やっているんですか?」
寿
「伊織を水に慣れさせる特訓中だ。」
伊織
「なぜ俺の話を聞いてくれないんだ、千紗‼︎」
時田
「どんな感じだ?」
寿
「芳しく無いな。」
時田
「そうか…お前と千紗の二人でもダメなのか…」
千紗
「やめて下さい。私はあの変態の奇行とは無関係です。」
伊織
「俺は変態じゃないのに‼︎」
千紗
「私はあっちで仁美を見ていますので適当に頑張ってください。」
寿
「さ、伊織、続けるぞ。」
時田
「水の中を楽しむ為に頑張ろうぜ。」
伊織
「水の中?…いえ、正直水の中なんて興味が失せたっていうか…どうした、千紗?」
千紗
「…別に。」
その後、先輩方は伊織に水に対する恐怖心を克服しようとしたけど、その方法が伊織を後ろからつかみバックドロップをする様に水に投げ込むという凶行に出た。
当然、伊織の水に対する興味が余計に失せてしまったが、奈々華さんの提案で一緒に水族館に行き、無事に伊織は水の中に対する興味を抱いたのだ。
そして、翌日ーーー
俺達は初めてダイビングを行う。
先輩方がダイビングに使う道具についての説明があるのだが…
時田
「これがダイビングの道具一式だ。」
・フィン&マスク&シュノーケル
・ウェットスーツ
・ウェイト
・BCD(ダイバーが装着する浮力調整装置)
・レギュレーター
・ダイビングコンピュータetc…
・男性用の制服×2
・女性用の制服
明らかにダイビングに関係ないものが紛れていた。
志郎
「ちょっと待ってください。なんか異質なものが…」
寿
「ああ、それはだな…」
そう言って一枚の紙を渡す。
そこにはダイビング器材のレンタル料金などが書いており、その金額が高かった。
仁美
「結構掛かるんですね…」
伊織
「社会人ならともかく俺達には…」
耕平
「マイエンジェル係数に支障が…」
時田
「とまぁここまで話せばもう分かるだろ?」
志郎
「…まさか、
時田
「ああ、そうだ。」
伊織&耕平
「「ふむ。」」
耕平の想像
制服→スカウト→ミュージシャン→儲かる&モテモテ
伊織の想像
制服→女装→掘られる♂
耕平
「…(ニヤニヤ)」
伊織
「…(ぷるぷる)」
千紗
「なんだか凄い想像をしてるみたいですけど…」
時田
「たくましい想像力だな。」
寿
「本当におもしろい奴らだ。」
志郎
「ロクな想像では無いがな。」
時田
「お前ら“伊豆春祭”って知ってるか?」
伊織
「はい?」
耕平
「知りませんけど?」
寿
「五月にやるうちの大学祭の事だ。」
伊織
「はぁ…」
耕平
「それが何か?」
寿
「“サークル対抗ミスターコンテスト”ってイベントがあってだな、優勝サークルには賞金が出るんだよ。」
伊織&耕平
「「ふーん、そうですか。」」
と二人は渡された制服を見る。
俺達は制服の使い道が分かってしまった。
志郎&伊織&耕平
「「「まさか俺達に出ろと?」」」
時田&寿
「「正解‼︎」」
伊織&耕平
「「嫌じゃぁぁぁ‼︎」」
時田
「我儘を言うな。」
寿
「これも立派なサークル活動だ。」
伊織
「裸で酒飲んだり女装してミスターコンテストに出るのが活動だと⁉︎」
耕平
「ホントにここは何のサークルなんだ⁉︎」
志郎
「ホントそれな。」
仁美
「アハハ…」
寿
「因みにこのイベントは男子コンテストとも呼ばれていてな。」
時田
「俺達は男コンと略している。」
伊織
「最低だ‼︎」
耕平
「最低の略称だ‼︎」
仁美
「そういえば千紗は知ってたの?」
千紗
「一応、去年とかも見てたから…」
耕平
「ふぅ、俺は御免です。そんな服着て笑い物になるなんて冗談じゃない。」
いや、四六時中アニメキャラがプリントしてあるTシャツを着ている奴が今更何言ってるんだが…
時田
「なぁ耕平。」
耕平
「なんですか?」
時田
「お前は美形だ。」
志郎
「確かに。」
耕平
「なっ、何を…」
時田
「お前が出ればきっと勝てる。」
寿
「サークルの為にお前の魅力を貸してくれないか?」
耕平が美形なのをいい事に先輩方は言いくるめようとする。
伊織
「じゃあ俺は必要無いですね。」
寿
「なぜだ?」
伊織
「だって耕平がいるじゃないですか。」
時田
「なぁ伊織。」
伊織
「なんですか?」
伊織も美形だからそれを口実に言いくるめるつもりか…?
時田
「お前はネタ枠だ。」
伊織
「ぶち殺しますよ。」
志郎
「草。」
それにしても女装もありか…なら…
志郎
「先輩、ちょっといいですか?」
時田
「ん、なんだ?」
俺は耳元で
志郎
「…という感じでどうでしょうか?」
時田
「お前がいいならそれでいいぞ。」
承諾してくれた。
時田
「まぁこっちの話はこのくらいにしておくか…」
寿
「出ると決めた志郎はともかく他の二人は最終的に出ると言うまで追い詰めたらいいだけしな。」
伊織
「サラッと聞き捨てならない事言ってんぞ。」
耕平
「隙を見て闇討ちした方が良さそうだな。」
などと話した後、俺達四人はウェットスーツを着た。
着てみたら正直苦しい感じがするが、先輩曰く隙間が出来ていなければOKだと言う。
果たして、海の中というものはどんなものなのか…
俺達は楽しみにしているーーー
次回、初めてのダイビングに挑戦。
乞うご期待ください。
【新規投稿小説】
新しく投稿する予定の小説について発表します。
※あくまで予定ですので、いつ投稿するかは未定であり、もしかしたら投稿しないかもしれません。
○その1 『仮面ライダー(仮)』
オリ主が仮面ライダーに変身し、世界の破滅を目論む組織と戦いを繰り広げる物語です。
世界観は“名探偵コナン”と“あっちこっち”をクロスオーバーさせたものになります。
○その2 『あっちこっち(仮)』
“あっちこっち”と“ぐらんぶる”のクロスオーバー。
あっちこっちの世界観にオリ主とぐらんぶるのキャラ(主に五人)を入れた日常系です。