1日オーバーしてしまいました。
ちょっと最後の方とか雑になってます。
レーティングゲームを行うと決めたその直後。
御坂とインデックスから事情を聞くよりも先にリアスが言った。
「レーティングゲームの為に使い魔を探しに行くわ」
リアスは部員メンバー――主に上条とアーシア――に告げた。
「使い魔? いや、それよりも俺はインデックスとみさ……美琴から色々と聞きたい事があるんだけど」
「でもレーティングゲームをする以上、色々とやる事があるんだよ」
「悪いけど、話はレーティングゲームが終わってからね」
上条の願いをインデックスと美琴は申し訳無い表情で「受けられない」と言った。
何かやる事があるようで、上条に断って部室を後にした。
「ごめんねトウマ。今はレーティングゲームに集中したいから話は2人も言ったように全て終わった後にお願いしたいわ」
「分かりました」
今はリアスの問題を解決してしまうのが一番だと実感していた。
その為に使い魔が必要だと。
話を元に戻そう。
使い魔とは悪魔にとって手足となる使役する存在だそうだ。
悪魔の仕事だけでなく、戦いでも役立てる事ができる。
「ちなみに私の使い魔はこのコウモリよ」
リアスの周りを赤いコウモリが飛び回る。
朱乃は手乗りサイズの小鬼、小猫は胸に白い猫をいつの間にか抱いていた。
「それが皆さんの使い魔ですか?」
「そうよ」
木場が使い魔を見せていないので、紹介をしようとした矢先だった。
「それより早く行かない? レーティングゲームの日取りまで時間はないわよ」
レイナーレが割り込んできた。
すぐさま上条の隣に近寄り、小声で告げる。
「感謝しなさいよ。あんたの為にやってあげたんだから」
何の事なのかと上条は首を傾げる。
レイナーレの隣に木で出来た扉があった。
扉だけが存在している事に上条は一瞬だけ考え込んだ。
しかし、すぐに理由は判明する。
きっと使い魔を得る為には通常の交通手段では行けないのだ。
どこぞの魔法使い学校に行く為の駅のホームを探したり、鏡の世界に行く為に専用のカードデッキが必要なのと一緒な訳だ。
「向こうの管理人には話は付けてあるわ」
「ありがとうレイナーレ」
口振りからレイナーレは行かないようだ。
バイサーも同じようで、レイナーレの隣に立つ。
「では、行きましょうか。朱乃、付いてきて」
「分かりましたわ」
「祐斗と小猫は特訓していて」
「分かりました部長」
「分かりました」
リアスの号令の下、上条、アーシア、リアスと朱乃は扉を潜った。
上条は右手で触れてしまわないように特に注意を払っていた。
「着いたわ」
リアスの言葉で上条とアーシアは周りを見渡す。
森だ。まごうことなき森だ。
使い魔を得るには野生のモンスターでも捕まえろと言わんばかりだ。
「ゲットだぜ!!」
突如、木の上から飛び降りて見事着地する人影があった。
キャップを後ろ向きに被っている男だった。
「話は堕天使から聞いてるぜ。俺はマダラタウンのザトゥージだ。使い魔マスターを目指してる」
「ど、どうも……」
一瞬、肩に電気ネズミが居ないかを確認しようとしてしまった。
それにしても奇抜な登場の仕方である。
「使い魔が欲しいんだってな? 俺に任せな。どんな使い魔でも即日ゲット!!」
力強くザトゥージは言った。
使い魔を捕まえるのに自信が見える。
「付いてこい。お前ら2人の使い魔を見付けるぞ!!」
勝手にテンションの上がっているザトゥージが先陣を切って行く。
上条とアーシアはポカーンとしていた。
残る2人は慣れたものなのか何の疑問も抱かずに付いていく。
歩き始めてしばらくしてザトゥージから使い魔にするオススメを上条は説明されていた。
何故上条なのかと言えばアーシアは決まってしまったからだ。
雷撃を放つ蒼い鱗のドラゴン。
本来、悪魔になつかないとの事だが心が清らかなアーシアになついたとの事。
今は子龍で、成龍……成長すれば見上げる程の大きさになるようだ。
名前はラッセーとの事で。
「ふむ。なかなかに決まらないな」
「面目無い……」
上条が見付けるのはスライムだったり、戦闘力のない魔物ばかりだ。
こんな時にまで軽く不幸属性が発動するとは思わなかった。
「まるで神様に嫌われているかと勘違いする位に不幸だな」
「いや、全く間違ってない。合ってますとも」
ザトゥージの例えは例えではない。
今日も上条当麻は絶賛不幸に愛され中だ。
「これは出直してきた方が良さそうだな」
「そうしてくれると助かる」
ザトゥージの提案に上条は乗っかる。
このまま無作為に探し続けたとして、上条の使い魔が見付かる保証もない。
時間を無駄に過ごすなら修行を付けるのが良い。
「そうね。今の私達には余裕はないわ。トウマには悪いけれど使い魔はまた今度にしましょう」
「そうですわね」
リアスの号令に全員が従う。
朱乃はリアスの意見が通りやすくする為に同意を言葉にした。
ザトゥージも帰り道を案内しようとし――
「ゴラァァァッ!! 来るのが遅ぉぉぉおおおおい!!」
上条の脳天にぶつかってきたものがあった。
星空が見えたのだが、頬を引っ張られた事ですぐに消え去った。
「遅いぞ貴様!! どれだけ待たせるんだ!!」
右耳に怒鳴り声がした。
右肩に何かが乗っかっている感触があった。
「お前……」
そちらに顔を向けた。
予想外の人物(?)に目を丸くさせてしまった。
毛皮のコートの下に黒装束、尖った鍔広の帽子という魔女を彷彿とさせる隻眼の少女――身長は15センチしかないが。
名前はオティヌス。北欧神話の主神「オーディーン」の名を冠する「魔術を極め過ぎて神の領域に到達した魔術師」の魔神と呼ばれる存在だ。
「え? オティちゃん!? なんだってこんなところに……」
「ええい!! “オティちゃんと『理解者』でも馴れ馴れしく呼ぶなと何度も言っただろうが!!”」
その発言に上条は目を丸くさせた。
知っているのだ。
オティヌスは上条当麻の事を知っている。
「これは驚いた……オティヌスと知り合いだとは」
「何だ? どういう事だ?」
問い返したのはオティヌス本人だという。
自分がどんな立場なのかをはっきりと分かっていない御様子で。
「この森に生息するオティヌスと名乗る存在を使い魔に出来れば使い魔マスターへの道が一気に近付くとされているんだ」
「なんつう噂を流すんだよ!!」
「俺じゃないぞオティちゃん!! ギブギブ!!」
頬をつねってくるオティヌスを何とか宥めようとする。
「悪いが使い魔になる気はな――」
「凄いな君は!! 俺を弟子にしてくれ!! そして目指そう……使い魔マスターを!!」
目を クワッ!! と力を入れて上条を勧誘してくる。
どこぞの怪しい宗教勧誘と被る。
「いやいや!! そんなのになる気はないって!!」
「そんな事を言わずに!!」
この日、上条が後日にマダラタウンの森に来る約束を取り付けられた。
そして、使い魔マスターを目指すザトゥージに気に入られてしまうはめになったのでした。
オティヌスはとりあえず上条家に居候する運びとなりましたとさ。
彼女とは使い魔の契約もしていないのであしからず。
しようとしたらオティヌスがぶちギレる事間違いなしなのでしていない。
上条の使い魔に関しては見送りとなりましたとさ。
如何でしたでしょうか?
ザトゥージ、そしてオティヌスの登場です!!
最後が雑ですいません。
そして、眷「属」を間違えて眷「族」にしていたのであとで修正します。
作者の腕では眷属を全員連れて行っても発言等をしないと思ったので連れて行きませんでした。
次回の更新は恐らく再来週の火曜日ですが延びるかもです。
その時は活動報告にだらけなければ書きます。