FAIRY TAIL 〜『大地』の滅竜魔導士 〜   作:紅蓮大地

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第三十六話 エキシビジョンマッチ グランvsガイヤ

 

『これにて、大魔闘演武四日目の競技、バトルパートは全て終了しました!!いやー、最後のタッグバトル・・・・妖精の尻尾vs剣咬の虎との対決はとても素晴らしいものでした!!自分、まだ興奮が治りません!!』

 

『とても熱かったですね!!ありがとうございます!!』

 

『普段であれば四日目はこれで終了・・・・なのですが、本日は特別に妖精の尻尾と剣咬の虎とのエキシビジョンマッチが行われるのですが・・・・』

 

『闘技場がボロボロだね・・・・』

 

ナツとガジル(まぁ途中からいなくなったが)とスティングとローグとのバトルが終わり、次はいよいよグランとガイヤのエキシビジョンマッチが行われるのだが・・・・ヤジマも言ったように闘技場がボロボロ・・・・というか大きな穴が空いており、正直このままできるとは思えない状態だった。

 

『ですので、少々お時間をいただきまして、闘技場の修理を行いますので皆さんそのままで・・・・ってこれは!?』

 

『なんと・・・・闘技場が』

 

『少しずつ直っていますね!ありがとうございます!!』

 

闘技場にポッカリ空いた穴が端から埋まっていく。その闘技場両端には二人の人物がいる。それは今からエキシビジョンマッチで戦う二人だった。

 

「・・・・無駄に深い穴空けやがって。・・・・お前らちゃんと躾けとけよ」

 

「え〜、でもしょうがないでしょ?テンションあがっちゃったら誰でもこうなっちゃうよ。」

 

グランとガイヤの二人が軽口をたたきつつ闘技場を治していき、徐々に近づいて行く。

 

そして穴が完全に埋まり、闘技場の中央で睨み合う。

 

『こ、これはもう既に両選手が闘技場に降り立っていたーーーっ!!』

 

『グラン君もガイヤ君も、どちらも大地を操れるんだったね』

 

『ええ!グランはご存知の通り“大地”の滅竜魔導士・・・・対しガイヤは今までの大魔闘演武の戦いで、大地を自由自在に操って相手を圧倒していましたが・・・・この戦い、どちらかといえばグランの方が有利といえましょう!!・・・・それではお待たせいたしました!!妖精の尻尾グランvs剣咬の虎ガイヤ!!大魔闘演武特別エキシビジョンマッチ!!いよいよ、激突の時!!』

 

両者が共に睨み合う・・・・その一瞬、会場に静寂が訪れた。まさに嵐の前の静かさというべきな。

 

『試合・・・・・・・・・・・・開始ぃ!!!!』

 

ゴォーーンッ!!と、音が鳴った瞬間先に動いたのは・・・・グランだった。

 

なんの躊躇もなくガイヤに殴りかかるが、ガイヤはそれをひらりと避けていく。その後もニ撃、三撃と続けて攻撃するが避けられる。

 

「地竜の・・・・剛拳!!!」

 

そして、剛拳をガイヤに向けて放つ。それをガイヤは避けつつ、受け流すようにして、グランの拳を闘技場へ向かわせる。

 

その一撃で、闘技場全体に亀裂が走る。せっかく綺麗に直ったのに、自分で壊してるよ。

 

『開始早々にグランが仕掛けていくーーっ!!だが、全て避けられしまっているが、その一撃で闘技場はもう既にボロボロだぁーーーっ!!』

 

『凄まじぃ力だね』

 

『すごいですね!!ありがとうございます!!』

 

そのままグランの攻撃が始まる・・・・と、そう思っていたが、ガイヤが驚くべき行動に出ていた。

 

「これ、もらうね?」

 

バキィィッ!!っと、グランの腕をへし折ってしまった。観客達は悲鳴をあげ、驚愕する。

 

『な、なんとーーーっ!!?ガイヤがグランの腕をへし折ったーーーーーっ!!?グランは大丈夫なのかァァっ!!?』

 

「・・・・普通折ってからいうかよ」

 

グランは平然としながら、折れてなくなった腕を生やしていった。

 

『全く問題ないようだ!!ガイヤのあの細腕に・・・・一体どこにあれ程の力があるのか!?』

 

実況も観客も、ガイヤの行動にどんな意味があるのか、全く分からない・・・・だが、その理由はすぐに分かる事になった。

 

「それじゃ・・・・()()()()()()()

 

ガイヤはへし折ったグランの腕に()()()()()。ガリっ、ゴリッと音を立てながらグランの腕を食べていく。

 

何故こんなことをするのか?・・・・その答えもすぐに分かった。

 

「・・・・ご馳走様!じゃっ!いくよ〜。」

 

彼女はそう言いながら、息を大きく吸い・・・・そして放った。

 

「地()の・・・・怒号!!」

 

ガイヤの放ったブレスは、黒か染まった大地の咆哮・・・・それを見た観客も剣咬の虎以外のギルドも驚愕した。そして、それは闘技場を削りながらグランに迫っていく。

 

「地竜の咆哮!!」

 

それに対し、グランは特に驚く素振りを見せずブレスで対抗する。

 

ぶつかり合う二つのブレス・・・・そのぶつかり合いにより凄まじい爆風が起きる。大きく舞う砂埃・・・・それは天高く舞い上がっていく。

 

「・・・・テメェ・・・・やっぱりそうか」

 

「うん、そうだよ?君が思ってる通り・・・・ボクは大地の滅神魔導士だよ!!」

 

ガイヤの魔法・・・・それはグランと同じのようで違う魔法・・・・“大地”の滅神魔法だった。この事実に、またもや会場中がざわめき出した。

 

これでこの大会に、滅神魔法の使い手が三人いる事になる。・・・・まぁグランにはどうでもいい事だったが。

 

「それじゃ・・・・・・・・もっといくよ!!地神の砂嵐(セティ)!!」

 

ガイヤは両手に黒砂を纏い、そして黒い砂嵐を撃ち放つ。

 

「地竜の剛腕!!!」

 

それをグランも砂嵐で対抗していく。ぶつかり合う砂嵐の中に突っ込んでいくグラン。それに応じるように、ガイヤも突っ込んでいく。

 

「地竜の剛拳!!」

 

「地神の巨拳(ギガス)!!」

 

そして二人の拳がぶつかった時、その砂嵐を吹き飛ばすほどの衝撃波が放たれる。

 

しばらく拮抗し合っていたが・・・・先に吹き飛ばされたのは、グランだった。

 

吹き飛ばされるグランへさらに迎撃していくガイヤ。グランも対抗しようとするものの・・・・全ていなされるか打ち消される。

 

「その程度?」

 

「・・・・まだまだ、これからだが?」

 

・・・・そうは言っているが・・・・誰の目から見ても、追い詰められているのはグランだった。これまで、グランの攻撃はまだ一撃も入っていないからだ。

 

グランはガイヤに殴りかかるがガイヤはそれを避け、そのままグランを蹴り上げた。空へ大きく蹴り上げられたグランは・・・・重力に従って落ちていく。

 

そのグランの上に飛び上がっていくガイヤ。そして、そのまま魔力を高めていく。

 

「知ってる?この壮大な大地を作ったのは神様なんだよ?・・・・だから君の大地も作り替えてあげる・・・・

 

テラ・ペリーレ!!!」

 

そして膨大な魔力がグランに向けて放たれ・・・・闘技場を破壊し、ナツ達が戦った場所まで落ちていくグラン。

 

「・・・・・・・・せっかく直したのに。」

 

「逆さまになりながら言ってもね〜」

 

地面に頭から落ちたグランとそれを追って一つの瓦礫の上に降りてきたガイヤ。その光景を見ている者達は・・・・皆、見えてしまった。その立ち位置が、まるで二人のその差を表しているようで。

 

「・・・・ボクはね。別に滅神魔法の方が滅竜魔法より優れているとは思ってないんだ」

 

「・・・・あ?」

 

突如と口を開いたガイヤ。そのまま、瓦礫から降りてグランに近づいて行く。

 

「でもね・・・・やっぱり一番は剣咬の虎・・・・それ以外はその下・・・・それは絶対だと思うんだ。・・・・だからあなた達妖精はボク達に潰されなきゃいけないの!!」

 

「・・・・ぐおっ!」

 

そのままグランを蹴り上げ、グランは宙に浮く。そして、そのままグランにもう一発蹴りを入れていく。

 

「地神の大鎌(ハルパー)!!!」

 

「・・・・ヅッ!!?」

 

その蹴りをくらい、鮮血を出し建物を壊しながら吹き飛んでいく。建物はどんどん崩壊していく。それからもガイヤの猛攻は止まらない。・・・・大地の神の拳は、地竜の鱗を砕き、大地の神の脚は、地竜の体を裂き、大地の神の叫びは、地竜を内側から破壊する。止まることのない攻撃。グランも反撃はするが、全て吸収されていくか避けられる。ほぼ一方的な激しい攻撃は止むことなく続いていく。段々と立ち上がる土埃で映像が見えなくなっていく。・・・・そして、土埃が治まった時、映っていたのは・・・・倒れているグランと全く無傷のガイヤの姿だった。

 

「・・・・分かったでしょ?あなた達が下・・・・ボク達が上ってことが。」

 

『こ・・・・これは予想外の展開だぁーーーーーっ!!!妖精の尻尾のグラン、剣咬の虎のガイヤに手も足も出ないーーーっ!!!これが大地の滅神魔導士の力・・・・剣咬の虎の実力かーーーーーーっ!!?このままなす術なくやられてしまうのかーーーーーっ!!?』

 

妖精の尻尾のメンバーも驚愕の表情を隠しきれない。あのグランがこうも一方的にやられていくのが、信じられなかった。

 

「うそだろ・・・・あのグランがここまで一方的にやられるなんて・・・・」

 

「・・・・それほどまでにあのガイヤという少女が強いのか?」

 

「それでも、あのグランが手も足も出ないなんて・・・・」

 

「あのグランが・・・・」

 

「大体誰が相手でも、割と適当に相手しても勝っちまうあのグランが・・・・」

 

「大体が私情で戦っては他の空気を全く読まずにサラッと勝利しちまうようなグランが・・・・」

 

「それぐらい理不尽な強さなグランが・・・・・・・・・・・・何もできずやられるか、普通?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・いや、ありえないな」

 

なんか変な空気になってきた。そもそもおかしな話だ・・・・あのグランがほぼ何もできずにやられるなんて・・・・・・・・何企んでんだろうな、アイツ。

 

と、妖精の尻尾が微妙な空気になっていった後、倒れていたグランがゆっくりと立ち上がる。普通の人ならばその顔に写るのは圧倒的な実力差に絶望するところだが・・・・

 

『だが、グランはまだ諦めていない!!どれだけ傷つけられても、決して挫く事なく前に進む・・・・それが妖精の尻尾の魔導士なのでしょうか!!!今立ち上がったグランの表情には痛みに耐えながらも決して諦めずに相手を睨みつけるような・・・・ような・・・・・・・・んん?』

 

実況の声が途中で止まってしまった、というか、観客全員がポカンとした。立ち上がったグラン、その顔は・・・・何というか・・・・とてもガッカリとした表情だった。

 

こんな感じ→(´・  ω  ・`)

 

「・・・・え?何その顔?」

 

「・・・・・・・・いや、思ってたより弱くて」

 

「え、誰が?あなた?」

 

「・・・・いや、お前」

 

「ボクッ!?」

 

何とこいつ、あそこまでボコボコにされてたのにも関わらずその自分をボコした相手を弱いとぬかしやがる・・・・まぁ、よく見たらグランの体は、さっきまであった傷が全くないのだが。

 

グランの発言でまたもや会場中がざわめき出す。そんな空気など知ったことかというように、グランは話を続ける。

 

「・・・・滅神魔導士と戦うのは、これで二回目なんだよな、実は。」

 

「二回目?・・・・一回目は、だれ?」

 

「・・・・お前が知ってるか知らんが・・・・悪魔の心臓にいた、炎の滅神魔法の使い手の・・・・ザンクロウってやつ。」

 

ザンクロウと言えば・・・・天狼島でグランを襲い、見事に返り討ちにされた挙句、ゼレフのよく分からん何かに殺されて、今天狼島で埋葬されている・・・・まぁ、なんか可哀想な奴だ。

 

「・・・・奴の炎は・・・・今だから言えるがめちゃくそ熱かった。正直、ナツの炎よりもな。・・・・今は知らんが、だからまぁ・・・・楽しみにしてたわけよ。お前が滅神魔導士なのは何となく分かってたからな・・・・だから、思ってた以上に弱くてガッカリしたんだよな」

 

コイツ、相手が思ってたよりも弱かったから手ぇぬいて戦ってやがった。

 

「へぇ・・・・じゃあ何?それはただの言い訳?さっきまでボクに手も足も出なかったのは、ボクが弱かったから?妖精さんは、面白くもない冗談が好きだね?」

 

「・・・・まぁ、それと・・・・お前と戦ってんのは、ルーシィが・・・・仲間を必要以上に傷つけられたからなんだがな・・・・ふと、思ったわけよ。・・・・・・・・・・・・なんでコイツと戦ってんの?って。やるんなら、あのミネルバじゃね?って。」

 

・・・・・・・・そこに今触れんの?・・・・もうちょいなんかあるでしょ?ないの?コイツ?やっぱなんかズレてるよ。

 

「・・・・まぁ、そんな訳で色々考えていたんだが、もうめんどくさくなった。・・・・よって、さっさと終わらせる事にする」

 

グランは大きく息を吸い、ブレスを放つ準備をする。ガイヤは先ほどまでのグランの物言いに文句を言おうとしたが・・・・それは、グランが放ったブレスによって・・・・その文句が全て吹き飛んだ。

 

()()()()()()()!!!」

 

グランから放たれたのは地竜のブレスではなく・・・・真っ黒な炎のブレス・・・・炎神の炎だった。

 

「はぁっ!!?」

 

流石に度肝を抜かれたガイヤはそのまま黒炎に飲み込まれて吹き飛ばされる。その黒炎は、周りの建物も巻き込んで破壊していく。

 

会場全体が、今日イチの驚愕の表情を浮かべるのも束の間に、グランはそのままガイヤにむけ、巨大な炎の剣で斬りつける。

 

「・・・・レーヴァテイン」

 

振り下ろされ、爆炎と爆風を撒き散らかす。先ほどまで、土埃と砂塵しか見えなかった場所は・・・・瞬く間に、黒炎と黒煙に包まれていく。

 

「ゲホッ・・・・ゲホッ・・・・お、おかしいでしょ!?なんで滅神魔法使えてんの!?しかも属性違い!!?それにそれ!今さっき話してたザンクロウ?の魔法だよね!?」

 

「・・・・なんか・・・・色々あって・・・・できるようになった」

 

「色々って何!?」

 

「しらねぇよ、色々は色々だ」

 

「・・・・・・・・頭痛くなってきた」

 

「・・・・大丈夫か?」

 

「あなたのせいでね!!?・・・・もうなんかよく分かんないけど滅神魔法が使えたってボクには敵わないからね!!!」

 

話しても無駄だと思ったガイヤは、グランに向けて駆け出していく。そしてぶつかり合う地神の拳と炎神の拳・・・・いや、炎神の炎を纏った地竜の拳は・・・・大地の神の拳を吹き飛ばした。最初とはまるで逆・・・・いや、最初からグランの方が勝っていたかも・・・・いや、そういやコイツ最初手ェ抜いてたな。

 

グランによる猛攻が、ガイヤを襲っていく。地竜の拳が、炎神の焔が、大地の神を打ち砕き、燃やしていく。

 

地竜の力と炎神の力が混ざり合った・・・・というよりはまるで・・・・地竜に吸収されていったようなその力に・・・・ほぼなす術なくやられていった。

 

「・・・・ハァ・・・・ハァ・・・・ッ!!」

 

「・・・・こんなのはありえないって顔だな」

 

「・・・・っ!!」

 

先ほどと立場が逆転し・・・・今度はガイヤがグランに見下ろされる形となった。

 

『こ・・・・これはすごい展開だぁーーーっ!!ガイヤの猛攻をモノともせず、まさかの炎の滅神魔法を使うとは!!?まさに圧倒的実力ーーーーっ!!!!彼は一体・・・・我々をどれだけ驚かせれば気が済むのかーーーっ!!!』

 

観客も最初は驚いたが、それと同時に大いに盛り上がっていった。

 

(ありえない・・・・こんな筈はない・・・・ボク達は最強のギルド・・・・・・・・これ以上の失態は犯さない!!!)

 

ガイヤの魔力が今まで以上に跳ね上がる。恐らく、次で終わらせるつもりなのだろう。ガイヤの魔力で、大地が震えていく。対し、グランにも変化が訪れていた。

 

建物を、闘技場の地下を燃やしていた黒炎が全てグランへ集まっていったのだ。

 

「・・・・神は地に堕ちたぞ」

 

「・・・・はぁ?何言ってんの?」

 

「・・・・地に呑まれ・・・・地に沈む・・・・どんどんどんどん沈んでいく・・・・・・・・地に堕ちて沈んだ神の行く末は・・・・・・・・地獄だけだ」

 

瞬間、会場が、大地が、震えた。大地から湧き上がる黒炎・・・・それら全てもグランへと吸収され、グランの体がひび割れていく。その割れた場所から、吸収した炎が漏れ出していく。グランの目が怪しく光る。赤いようで黒い色・・・・まさに獄炎の如く。

 

「・・・・何・・・・それ・・・・冗談でしょ!?」

 

「・・・・冗談に見えるか?」

 

その姿・・・・まるで地獄をそのまま表すかのような姿(まぁ地獄なんて行ったことないが)・・・・・・・・名付けるなら・・・・地獄竜

 

もうなんでもありだな、コイツ。

 

「・・・・モード“地獄竜”・・・・ってとこか」

 

「・・・・無茶苦茶でしょ」

 

「・・・・おら、さっさと来いよ・・・・次で終わらせんだろ?」

 

「・・・・上等じゃん・・・・・・・・やってやるよ!!!」

 

ガイヤの魔力が莫大に跳ね上がる。それに応えるように、大地の魔力が流れていく。

 

「母なる大地に・・・・還りなさい!!滅神奥義・・・・テラ・マーテル!!!」

 

放たれる滅神奥義・・・・全てを大地に還す魔法。それをグランは、いつものように・・・・ただ真っ正面から討ち払う。

 

 

「地獄竜の・・極哮!!!」

 

 

そのブレスは・・・・全てを焼くつくさんとする獄炎を纏った・・・地獄の大地。赤黒く輝くそのブレスは、ガイヤを魔法ごと呑み込んでいく。闘技場の地下を・・・・いや、闘技場もろとも吹き飛ばすほどの大爆発を起こし、巨大な火柱が立つ。黒煙が立つ中、地下が丸見えになっていく。そして、最後まで立っていたのは・・・・グランだった。

 

『し・・信じられません!!劣勢かに思われたグランがまさかの大逆転!!!闘技場もろとも吹き飛ばす強力なブレスを放ち、あのガイヤを・・・・剣咬の虎を討ち破ったーーーー!!!大魔闘演武、エキシビジョンマッチ・・・・これを制したのは・・・・妖精の尻尾のグランだぁーーーーーーーーーっ!!!!!!』

 

これにより、会場中が大熱狂の嵐を巻き起こした。妖精の尻尾のメンバー達も、大いに喜んで騒いでいた。

 

・・・・剣咬の虎のマスターだけは・・・・静かに怒りを溜めていた。

 

 

「・・・・生きてるか〜」

 

「・・・・お陰様でね・・・・しばらく動けないけど」

 

一方、試合が終わったグランは、たおれて、ほぼ黒焦げになっているガイヤに話しかける。

 

「・・・・最後まで手加減したでしょ?・・・・あーあ。あんだけ啖呵を切っといて負けたんだから・・・・情けないなぁ〜」

 

「本当情けないな」

 

「・・・・そこ普通は慰めるとこじゃないの?」

 

「だって事実だろ?」

 

「・・・・・・・・もう本当、君と話してるとボクおかしくなりそう。・・・・あーー、帰ったら絶対めんどくさい事になってそうだなぁ」

 

「・・・・・・・・まぁ、いいや。ある程度は気が晴れたからな。・・・・次はないって伝えとけ」

 

そのまま、その場を去っていくグラン。これで、本当に大魔闘演武四日目が終了した。

 

残るは最終日・・・・そこでいよいよ、本当の一番が決まる。

 

 





歩く天狼島グラン・・・・加護?その2“炎の滅神魔法(もう吸収されて無くなった)”
島に眠っていた時、埋葬されていたザンクロウから魔法を・・・・なんやかんやあって吸収して、使えるようになった。今回で使うのは最初で最後になる。

モード“地獄竜”
炎神の炎を吸収・・・・というより自らの地に沈める事で獲得した。属性に炎がつく。ただ、グラン本人も(・・・・これ体に沈めたらどうなんだろう)ぐらいに特に何も考えずにやったため、原理などは全くわかっていない。放つブレスや拳は赤黒い色の何かに変わる。



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