FAIRY TAIL 〜『大地』の滅竜魔導士 〜   作:紅蓮大地

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第四話 撃退と救出・・・・そして再会

 

「うおおおおっ‼︎‼︎らあっ‼︎‼︎!」

 

ドゴォッ

 

「ぐわっ」「がっ」「ぎぇー」

 

まずナツが炎をぶつけ敵を吹き飛ばす。そして敵も面白いようにぶっ飛んでいく。

 

そしてグレイも氷を用いて敵を倒していく。

 

「・・・・すっげ」

 

「ちょっと、アイツらばっか見てたら「よそ見してんじゃねぇぞっ‼︎‼︎」ほらぁっ!!!」

 

そんな中、グランはシャルルを守りながらナツとグレイの戦闘をチラッと見ていたが、それをシャルルに注意されたその瞬間に襲われる。

 

振り下ろされた剣はグランのみならずシャルルにも襲い掛かろうとしていた・・・・が

 

パリィィィィィンッ!

 

「・・・・・・・・え?」

 

グランがその身を盾にし、剣は砕け散った。

 

「・・・・・・・・・・・・おい」

 

「ヒッ!?」

 

「・・・・・・・・シャルルに当たるとこだっただろうがああああああっ!!!!」

 

ドガァァァァン!

 

「「「「ギャアアアアアアアっ!!!!!!」」」」

 

剣を振り下ろした奴とその周囲にいた奴らもろとも吹き飛ばした。とばっちりと言えばとばっちりだが、まぁ敵だし仕方ない。だが今ので大半の敵は吹き飛んでいった。

 

「おおっ!!」

 

「やるな、アイツ」

 

その強さを見ていたナツとグレイの二人はグランの実力を見て驚きと感心を持つ。

 

「無事か、シャルル?」

 

「ありがと、グラン。でもそもそもアンタがよそ見してたから狙われたんでしょうが!!!」

 

もっともだ。

 

「まぁ、すまん。だが、オレが守ってやるから安心してろよ」

 

「フンッ!当然よ!!さっさと終わらせなさい!!!」

 

「ヘイヘイ」

 

こうして、闇ギルド、裸の包帯男(ネイキッドマミー)との戦闘は続いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だは────っ」

 

「ぶは────っ」

 

「・・・・いや意外と強かったね、コイツら」

 

それからしばらくして、戦いは終了し、三人の周りには闇ギルドのひと達が倒れていた。だが、ただの寄せ集めかと思いきや流石は一ギルド。特にリーダー格の二人が意外と手強くナツとグレイは少しボロボロになった。対しグランはその二人が戦っている中、その他の連中を相手にしていた為、そこまでダメージは無いものの思ってた以上に敵が強く体力を消耗していた。

 

「何だよコイツら。ザコじゃなかったのかよ」

 

「意外とやるじゃねーか・・」

 

「他の奴らも意外としぶとかったしな」

 

「当たり前じゃない‼︎!相手はギルド一つよ!‼︎何考えてんのアンタたち‼︎!‼︎」

 

と、途中からグランに安全な場所へと移動されたシャルルが木の後ろから怒鳴る。

 

「オイ!‼︎ぎゃほザル‼︎!‼︎おめえらのアジトはどこだ‼︎!?」

 

「ぎゃんっ」

 

と、ナツが倒れたうちの一人の胸ぐらを掴みアジトはどこかと詰め寄っていく。

 

「言うかバーカ。ぎゃほほっ」

 

ゴン

 

「オイ‼︎!でかザル!‼︎」

 

「・・・・いつもこうなのか、この人?」

 

「まぁ、大体はな」

 

「本当めちゃくちゃね、アンタたち」

 

答えないなら用はないと言わんばかりにぶん殴り気絶させ、もう一人の方に詰め寄る。そんな光景を見て、グランはグレイに質問し、シャルルはその光景に半ば呆れるようにつぶやく。

 

そして見事に口を割らす事に成功した一同は、六魔将軍の拠点とされる西の廃村へと向かっていき、そして到着した。

 

「ハッピー‼︎‼︎ウェンディー‼︎‼︎」

 

「ちょっと‼︎!敵がいるかもしれないのよ!!」

 

「ウェンディ─────!!!」

 

「グランはもっとうるさい!!!」

 

到着して早々、ナツが大声でハッピーとウェンディの名前を叫びそれを注意するシャルルの横で更にでかい声でウェンディの名前を叫ぶグラン。それはもうグレイだけでなく、先に大声を出したナツも引くほどに。

 

「・・・・ん?」

 

シャルルに乗っかられながら全く痛くない猫パンチをポカポカと殴られながら廃村の方を見ていたグランは、何かが近づいてくる気配と()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「っ!!シャルル、危ねぇ!!」

 

「え?」

 

その瞬間、高速で近づいてくる何かがきた。

 

ゴオオオオオオオ ズギャッ!

 

「ぐあぁっ」 「ぐはぁっ」 「あでっ」

 

その高速の何かに吹き飛ばされるナツとグレイ。シャルルを守りながら喰らうグラン。

 

「またアイツだ!!」

 

「グラサンにモヒカン・・・・あれがレーサーか?」

 

「ここはまかせろ!!お前らは早く下に行け!!!」

 

「おし!!!」

 

「分かった!!」

 

六魔将軍の一人、レーサーを前に一人立ちはだかるグレイ。

 

「行かせるかよ、おっ?ぎゃっ!?」

 

再び走り出そうとしたレーサーだったが、その前にグレイがレーサーの乗っていた木を凍らせ、その氷に足を滑らせ落っこちる。

 

「シャルル‼︎!今だ、羽!!」

 

「いや、それよりこっちのが早い」

 

そう言ってグランは地面に手を置くとグランとナツとシャルルを乗せ動き出す。

 

「のわ!?」

 

「ちょっと!!」

 

「行くぞ!!!」

 

そして地面が形を変え、下に向けて大きく伸びていった。

 

「おおおおおお───────っ!!!」

 

「きゃぁああああああ─────っ!!」

 

だが思ってた以上の落下スピードに、ナツは少し楽しそうに、シャルルは悲鳴をあげていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぷ・・」

 

「酔ったの!?」

 

「おえ・・」

 

「何でグランも酔ってんのよ!!」

 

下に着いた途端、少し揺れていた為かナツは少し酔い、何故か操作していたグランも酔った。

 

「ナァ────ツ────・・・・」

 

「ハッピー!!!」

 

「あの中よ」

 

「ウェンディもそこか!!」

 

廃村の中を探している中、洞窟の中からハッピーの叫ぶ声が聞こえそこに向かう。

 

その洞窟の中には五人いた。六魔将軍の二人、ミッドナイトとブレイン。そして攫われた二人、ウェンディとハッピー・・・・そして、

 

「な・・何だ・・コレ・・・・」

 

「そんな・・‼︎!」

 

「・・・・・・・ジェラール?」

 

「ごめん・・・・・・・・なさ・・うぇっ、うぇっ。この人は私の・・私たちの恩人・・・・な・・の」

 

そして泣き崩れていくウェンディ。ナツのこの表情、それにブレインのあの表情を見る限りナツとジェラールの関係はあまりよろしくなく、ブレインにとって恐らくプラスになる事があるのだとグランは感じ取った。

 

グラン自身も久々に会った恩人との再会を喜びたいが今はそんな状況ではないし何か様子もおかしかった。

 

「ん?ウェンディ、まさか治癒の魔法使ったのか?」

 

「何やってんのよ!!!その力を無闇に使ったら・・・・」

 

とシャルルが言った直後、ふらっ、と倒れてしまうウェンディ

 

「ウェンディ!!!」

 

「クソッ!!」

 

急いでウェンディに駆け寄り倒れそうになった体を支える。外傷は特になく安心するグラン。だが、その安心もそう長くは続かなかった。

 

ジェラァァァァァァァル!!!

 

突如ナツが拳に炎を纏いながらジェラールに突っ込んでいった。そんなナツに対しジェラールは手を突き出し

 

ゴッ

 

と凄まじい魔力を放ちナツを吹き飛ばす

 

「うあああっ」

 

「ナツ!!!」

 

「相変わらず凄まじい魔力だな、ジェラール」

 

そんなジェラールに近づき話しかけるブレイン。だがそんなブレインに対し魔法を放ち地面を崩して落とす。

 

「ぐぉああああっ」

 

「・・・・おいおい、何やってんだジェラールのやつ」

 

そんな光景をウェンディとシャルル、そしてハッピーを守りながら見ていたグランは、以前とは違うジェラールに少し困惑していた。

 

その後、ジェラールはグランたちに目もくれずそのまま洞窟を出ていった。

 

「ジェラール‼︎‼︎」

 

ジェラールが出ていったタイミングで岩に埋まっていたナツが飛び起きてジェラールがどこにいったのかと聞いてくる。

 

「どこだ!!!」

 

「行ったわ」

 

「・・・・アンタとジェラールの間に何があったのかは詳しく知らんが、今は後だ。とりあえず今はウェンディを連れて帰るのが重要だ」

 

「グランの言う通りよ。エルザを助けたいんでしょ!!」

 

グランの言葉の後にシャルルがそう付け加える。

 

ナツは、ジェラールのことも気にはしていたがそれよりもエルザを助ける事が先であると分かっていた為、すぐに納得した。

 

「行くぞ‼︎‼︎!ハッピー‼︎‼︎」

 

「あいさ!!!!」

 

「シャルルはウェンディを運べ。俺は走ってく」

 

「分かったわ!!」

 

そして、ハッピーとシャルルは飛び立ち、グランは走って洞窟を出た。ここに降りてきた時のように大地を操ってもよかったが少しでも魔力を温存する為だ。

 

だが、この廃村は周りを囲むように壁があるため登るのは時間がかかる。そこでグランは地面に手を置き、その部分の性質を変え、ゴムのように跳ねやすいものへと変えた。

 

そこに勢いよく飛び乗り、その反動で高く飛んで移動する。すると、ちょうどナツたちが飛んでいた後ろまでこれた・・・・が

 

「きゃっ」「うおっ」「わっ」「何で!?」

 

勢いよく近づいてきた何かに攻撃され地面に落ちる。その際、シャルルとウェンディを抱き寄せて自身が盾になるように落ちる。

 

「がっ」

 

「ぐぇっ」

 

そしてナツと同時に落ちたグラン。すぐに飛び立とうとハッピーとシャルルに話しかけるナツだったが、今の攻撃で二人とも気を失ってしまった。

 

「シャルルとウェンディは俺が運ぶ!!アンタはハッピーを!!」

 

「おう!!」

 

グランはウェンディとシャルルを抱きながら走り出しナツもハッピーを掴んで走り出す。

 

「行かせねぇって言ってんだろ!!!」

 

「また来た!!」

 

だがそれを止めようとレーサーが突っ込んでくる。すぐに迎え撃とうとするが

 

「アイスメイク“城壁(ランパート)‼︎‼︎”」

 

その前にグレイが巨大な氷の壁・・・・城壁を創り出しレーサーを止める。

 

その城壁は更に大きくなり、道を完全に閉ざした。

 

「グレイ」

 

「行けよ・・・・こいつァオレがやるって言ったろ」

 

息をきらせながらそう言うグレイ。だが今の魔法で大量の魔力を消費した筈だ。一人で戦うのは無茶である。

 

「アンタ、今ので魔力相当使ったろ、無茶だ」

 

「そうだ!!それにボロボロだろ、お前!!!」

 

「いいから、行きやがれ」

 

そんなグレイを止めようとするグランとナツ。だがそれでも引かないグレイ。

 

「ここは死んでも遠さねぇ‼︎!行け‼︎エルザの所に!!」

 

「・・・・分かった、ナツさん行こう。」

 

「んぐぐっ・・・・うおおお〜〜〜〜っ!!!!必ずエルザを助けるからな!!!!!」

 

グランは頷き、まだ少し渋っているナツに行くように声かけ、勢いよく走り出す。それに続きグランも走り出す。今は一刻も早くエルザの元へ戻るために、エルザを助けるために走り出す。

 

 

 

 

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