5人兄弟とセカイの関わり方 欠落少女編 作:エビデンス海老天むす
今回でニーゴ編最終回。感動のラストを見逃すな。
誰もいないセカイ
「はぁ、なんとなったのかな?それにしても本当にめんどくさいやつ」
「まぁまぁ、でもよかった、えななんもそう思うでしょ?」
「さあね」
少し遠くで見ていた絵名と瑞希も解決したことを察し、安堵の表情を浮かべている。
「そういえば……OWNの曲全部聞いたよ。」
あの量の曲を全部聞いたの?もうなんかあれだな、凄いな
「そう」
「やっぱり全部雪がいた、雪の音がしたよ。」
「そっか…………今度教えてくれる?わたしの音ってどんな音か、」
「うん。……そういえば愛美、その車椅子どこで見つけたの?随分古いみたいだけど…」
セカイにきた時、近くにポツンと車椅子が置いてあった。だれがおいたのかもわからないし、前来た時は見つからなかった。
「うーん、分かんないけどどっかで見た気がする。」
そんな曖昧な返答をする。本当に見たことがあるけどどこだっけ…
すると突然今までのやりとりを黙って見ていたミクが突然喋り出した。
「よかった、本当の思いを見つけられたんだね。これでやっと一緒に歌えるね」
「歌えるってどうゆう事?」
「本当の想いから歌が生まれようとしている、ほら」
ミクがそう言うとセカイから歌が聞こえてくる。
「なんか聞こえる」
「もしかして、これがミクが言ってた。」
「この歌がわたしの本当の想い?でも私はまだ、何も見つけれていないのに…」
「ううん、まふゆは見つけられたんだよ。セカイが…そして歌がここに歌があるのがその証拠」
「ここに…私の想いが…」
「うん、だから一緒に歌おう」
「ミク……ありがとう。」
「さあ、みんなで歌おう」
「え?なんで私たちまで…」
「本当の想いはあなたたちがいなければ見つけることができなかった。4人ともきてくれてありがとう」
「べ、別に私は雪に文句を言いにきただけだから。」
「ミク、私も歌いたいのは山々なんだけど、私は歌えないの」
そう、わたしは歌えないのだ。というより、歌っていると肺が苦しくなって最後まで歌えなくなる。歌えたとしても何テイクにも分けて歌うしかできない。せっかくセカイから歌ができたのに私は…
「大丈夫、信じて、」
ミクはそういうと歌い始める。
〜〜〜♪
セカイが音楽がながれる。
「〜〜♪」
歌える。歌える!なんで?全然疲れない。楽しい。久々にこんなに気持ちよく歌えるなぁ。
〜〜〜♪
歌い終わっても私が疲れることはなかった。
ファミレス
「あ!きたきた!おーいこっちこっちー」
わたしがファミレスに着くとAmiaこと暁山瑞希がこちらを呼ぶ。先に向かうと昨日見た4人が座っていた。
「お待たせみんな。」
「待ってない。」
少し紫がかったいろのかみをポニーテールでまとめた少女、雪こと朝比奈まふゆ。
「あんた座ってる4人の中で最後に来たでしょうが。」
茶髪のボブカットで神高の制服を纏った少女、えななんこと東雲絵名。
「愛美、1番に奥に行く?わたし一回立つね。」
いつも通りのジャージと銀の髪をストレートになびかせるKこと、宵崎奏
「ありがとう、奏」
そしてわたしを含めた5人の「25時、ナイトコードで。」通称ニーゴは初のオフ会を開いていた。
「それじゃあまず自己紹介タイム行ってみよー、まずはボクから………
自己紹介タイムはまふゆの番になった。そういえばまふゆの名前ってわたし以外知らないんだっけ?
「これからもよろしく、まふゆ」
「うん………迷惑かけてごめん」
「ねぇ、それほんとに悪いと思ってるわけ?」
「どうなのかな…自分でもよくわからなくて…」
やっぱり本当に失感情症なんだ…いや、大丈夫。わたしがなんとかすればいいのよ!
「あんた…もしかしてこれからずっとこんな感じなの…」
「あーもーはいはい、注文しよ、注文。ボクもうお腹ぺこぺこ〜絵名は何にする?」
みんな順番に注文していく、わたしはオレンジジュースとサラダを注文した。
「わたしもそれで」
まふゆはわたしと同じ注文をする。
「まふゆ、お腹減ってないの?」
「ううん、普通くらい。」
「わたし、少食だから別のにした方がいいんじゃない?お腹いっぱいにならないよ?」
「じゃあ奏と同じの」
「ウーロン茶とワンタン麺だね、オッケー。すいませーーん」
注文し終わり、ほんの数分ほどすると飲み物が先にやってきた。
「じゃあニーゴ初オフ会を祝してカンパーイ」
「「「「カンパーイ」」」」
いかがでしたでしょうか、
オタク解説入りますと、愛美ちゃんがセカイで歌を歌うことができたのはまふゆの想いによって、歌えるようになったという裏設定で、出来ております。