5人兄弟とセカイの関わり方 欠落少女編   作:エビデンス海老天むす

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休んでたのでどんどん行きます。

タイトルで察しのいい人はわかると思いますが、あの二人のことです。


第5話「迷子のアイオライトと孤独だったアメトリン」

わたしはミクに触れられる瞬間雪の方に倒れ込んだ。

 

「っ!!!」

 

雪は倒れ込む私を受け止めた。なんでわたしが倒れたかって?そう、わざとである。

 

「あれ?雪?私たちのこと、いらないんじゃないの?」

 

「……うるさい」

 

「じゃあ、昔話しよっか、……

 

わたしはなぜ今のわたしが出来上がったのかを話した。その話を聞いても雪の表情は変わらなかった。

 

……今のわたしの話を聞いてどう思った?」

 

「わからない…」

 

「そっか、雪はさっき、わたしのことを消えたがってるって言ったけど本当は違うよ。わたしはね、消えれなかったんだよ。消えようとしたらやってくるのよ、救世主ってものはどんなところにでも手を伸ばしてくる。」

 

わたしはわたしを救ってくれたひとを思い出す。

 

「……」

 

雪はもう何も言わなかった。

 

「わたしが言いたいのはそれだけ」

 

わたしは立ち上がって、雪を抱きしめた。

 

「あ、最後に名前だけ聞いてもいい?私は九十九愛美。」

 

「………」

 

雪は何も返してくれなかったので、ミクに返してもらうように頼んだ。ミクの手を握ったところで雪がつぶやいた。

 

「まふゆ、朝比奈まふゆ」

 

「そっか、じゃあねまふゆ」

 

わたしの視界はホワイトアウトしていった。

 

 

 

 

数日後

 

 

わたしは学校に来ていたわたしのクラスは2年B組、普段のように女友達と話しているとある噂が聞こえた。その噂とは奇妙な格好をしている一年生がいると言う噂だった。その生徒は不登校であまり出くわすことがないそうだ。わたしは別に興味がないので友達と別れ、夕方の廊下を歩いていた。すると、教室の中に瑞希がいた。中の授業が終わってるように見えたので話しかけてみた

 

「あれ?瑞希じゃん、瑞希って神高だったの?」

 

瑞希はびっくりしたような顔をしてこちらへ向かってきた。

 

「ええ!愛美!?そっちこそ神高だったの!?」

 

お互い話していると私の同級生の男子が話しかけてきた。私ではなく瑞希に、

 

「なぁ、暁山ってお前の事だろ?」

 

「そうですけど…」

 

「あれ?九十九さんもいたんだ、今帰り?」

 

「ええ、かわいいかわいい後輩と一緒に帰ろうと思ってたの。」

 

「そんなーかわいい後輩だなんて〜照れちゃうな〜、それでセンパイ?ボクに何かようですか?」

 

「用ってわけじゃないけど気になってさ。暁山ってなんでそんな格好してるわけ?」

 

「そんな格好って瑞希は、自分の好きな格好してるだけじゃないの?」

 

「え?九十九さん知らないの?変な格好してる一年の噂、あれ暁山のことだよ。」

 

 

 

瑞希side

 

(あーあ、終わっちゃった…せっかくニーゴでは隠せてたのに…)

 

ボクはいつも自分らしくいたいだけなのになんでいつもこうなっちゃうんだろう

 

「それが?何か問題でも?」

 

「えっ?」

 

思いもやらぬ回答にボクは思わず声がでてしまった。愛美はそのまま続ける。

 

「○○君って確か進学希望でしたよね?」

 

その言葉から愛美の雰囲気が、変わった。何が変わったとかは分からないが、まるで、この前見た雪のようだった。

 

「あ、ああ、そうだけど…」

 

センパイはたじたじに答える。

 

「では、いじめの証拠として、この音声を学校側に提出しますね。」

 

というと、愛美はスマホを録音モードでセンパイに見せた。

 

「いじめってただ質問しただけだろ?」

 

「そうでしょうか、現代の社会ではこう言った問題には敏感なのはご存知ですよね、学校に言ってしまえば進学で大きく不利になってしまいますね。」

 

「………」

 

黙り込むセンパイ。まだまだ愛美は喋り続ける。

 

「では質問を変えます。さっきした質問、わたしにもできますか?そうですね例えば「九十九さんはなんでそんな杖なんかついてるの?」とかでしょうか?」

 

「そ、それは…

 

センパイは苦しい表情をしていた。愛美がこうなってしまった理由を知っているからだろう。

 

「差別に厳しい現代社会では、そのような考え方では生きていけなくなってしまいますよ?わたしの言ってることが理解できるなら……瑞希に謝ってくれない?」

 

愛美は最後だけいつもの愛美だった。雪は愛美が消えたがってるっておもったのが信じられなかったけど全然間違ってないのかも知れない。

 

「あ、暁山。俺の言動は配慮に欠けていた。すまなかった。」

 

論破された先輩は素直に謝ってくれた。呆気に取られているボクは曖昧な返事しかできない。

 

「え?あ、うん。大丈夫ですよ?ボク全然気にしてないですし」

 

「そ。そっか、じゃあ、俺ら帰るから」

 

そういうと、センパイたちは走り去ってしまった。

 

「じゃあ、帰ろっか、瑞希」

 

「あ、愛美…その、このことは…」

 

「言わないよ。」

 

「えっ?」

 

「この話は瑞希が直接みんなに話すまで言わない。」

 

「うん…ありがとう…」

 

「じゃあ、雪を連れ戻す作戦でも立てましょっか!」

 

全く、ボクの気心も知らないで…

 

気づけばボクの目には涙があった。

 

 

 

 




はーい、てことでね、まふゆのお話でした〜。

タイトルは「トリコロージュ」の歌詞からとったよ。みんな気づいたかな?

今日はもう一話投稿したいな、できるかな、ワカンネ(予約投稿)
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