憑依F   作:剣霊

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憑依者2

駒王という土地、それは表向きは普通の街だが裏では悪魔が管理をしている土地である。そんな駒王だが人外が跋扈する土地でもあり、悪魔だけではなく裏に属する人物達が多数存在している。

 

 

そんな駒王の夜にとある集団が歩いていた。ただ歩いてるが、歩いてる一人である白髪の少年の手には血塗れの異形な何かが掴まれていた。

 

 

「はぁ、この土地に入ってから何回目だぁ?はぐれ、はぐれ、はぐれ、はぐれ…はぐれ悪魔ばっかじゃねぇか。いつからはぐれは群れるようになったんだぁ?」

 

 

「数が多かったですね。もう数十体ですか?」

 

 

「あー、そんなもんかぁ?取り敢えず討滅した証拠に心臓抜き取ったけどなぁ」

 

 

「ふ、フリードさん、よく平気ですね…」

 

 

「んー?まぁ、慣れだなぁ、はぐれは賞金かかってる奴も居るからな。取り敢えず体の一部は取ってるんだが、なら心臓でいいっかなあってなぁ?」

 

 

白髪の少年、フリードの手にはフリードが討滅して、消滅したはぐれ悪魔の心臓が幾つも棒で突き刺された状態で血が垂れて地面を血で濡らしていた。

 

 

「こいつらのDNAが分かれば討滅したってことで賞金貰えるからなぁ、儲けもんさぁ」

 

 

「ふ、フリード様、神器所持者ですけど…」

 

 

「あん?あー、そういうやそうだったなぁ」

 

 

黒髪で背中から黒い翼を生やした女性、レイナーレが恐る恐るフリードへと声をかけた。

 

 

 

 

 

 

 

おっす、フリードでーす。誰に挨拶してるか不明だがまあいいわ。駒王へと到着して数分と経たずにはぐれ悪魔の襲撃があったが、人間を見下ししてる雑魚ばっかりだったわ。悪魔にでもなって調子にのってる奴等しかいなかったけどな。

 

 

「おい、ドーナッツ?、これ換金しておけ」

 

 

「わ、私はドーナシークですが、わ、わかりました」

 

 

「そうだったかぁ?んー、興味ない事は覚えないんでなぁ」

 

 

俺はレイカネ?の配下の一人ドーナッツ?に心臓串刺し棒を投げ捨て換金に行かせた。持っていく際に青ざめた顔をしていたような気もするが気のせいだろ。

 

 

「そんで神器所持者だったなぁ、オーダーは皆殺していいのかぁ?それとも保護かぁ?」

 

 

「っ!」

 

 

レイレ?の顔が先程よりも強張り息を飲んでいた。

 

 

「フリードさん、フリードさん、怖い顔になってますよぉ~そんな表情も素敵です!」

 

 

常時運転中のアーシアは兎も角、俺はどうやら殺しという単語に余程反応してしまっているらしい。恐らく狂気の笑みでも浮かべてるだろうなぁー

 

 

「いいじゃねえか。人外は沢山討滅してきたが、人間は殺したことなかったからなぁ、気分が高揚してるだよぉ」

 

 

「で、出来るだけに、し、して」

 

 

「まっ、依頼主がそういうならそうすっか!」

 

 

「私も行きます!フリードさんの居る所にアーシア有りです!」

 

 

「あー、グロいぞ?」

 

 

「フリードさんの狂気の笑みよりですか?」

 

 

「ハッハッハッ!」

 

 

「フフフッ」

 

 

「言ったなぁこいつめぇ!」

 

 

「きゃー、フリードさんに襲われるー」

 

 

「「「………」」」

 

 

青ざめていたレンズ?達を他所に、俺は苛めてほしそうに発言したアーシアに抱きつき柔らかい頬っぺを突っついたり、伸ばしたりする。

 

 

他人からは襲ってるようもいちゃついている様にも見えただろう。そんな感じでいたのだが……

 

 

「イケメン死ねーーー!!」

 

 

そんな俺達の所に憎しみを込めて叫びながら飛びかかってくる男が居た。学生服を着用した男でその男からは神器の気配があった。

 

 

 

 

 

ーーーーーーへぇ

 

 

 

 

 

飛びかかってきた男の攻撃をアーシアをお姫様抱っこする形でアーシアを抱き抱え回避する。

 

 

「威勢がいいなぁ、いきなり襲いかかってくるなんてよぁ」

 

 

「うるせぇーーー!!美少女、美女複数といちゃついている奴何言われても憎しみしかねぇんだよ!!」

 

 

「はぁ?」

 

 

「「「「え?」」」」

 

 

アーシアとしかいちゃついた覚えはないが??というかこの男、まさか俺と一緒に女性が複数いて、イケメンだから襲ってきたのかぁ?

 

 

「馬鹿かぁ」

 

 

「誰が馬鹿だーーー!!」

 

 

「はぁー」

 

 

折角やる気が少しは出てきたんだがなぁ、まさかのいきなりの当たり赤い龍の神器所持者だったんだからな、だけど攻撃してきた理由で白けてしまった。

 

 

「見逃してやるから、とっとと失せろぉ」

 

 

「俺はお前の顔面に一発いけるまで失せるきはねぇよー!」

 

 

「ふぅん、じゃあ死ね」

 

 

「ーーーーーーーえ?」

 

 

まだ襲いかかってくる男に向けて腕を振るった。

 

 

「あっ、えっ、ぐっ…!」

 

 

「こいつが何だか分かるかぁ?」

 

 

俺は腕をを振るって男から抜き出したとある物を右手を上げて見せた。男は右胸を抑えて、俺の手に有る物を目が霞んでる状態で見ている。

 

 

「ーーーー」

 

 

「お前の心臓だぁ!」

 

 

そう言って俺はその心臓を握り潰し、周囲に血が飛び散り地面に血の池が出来た。

 

 

「もう聞こえてねぇだろうが、次回からはもっと利口に行動するんだなぁ」

 

 

「ーーーー」

 

 

「「「………」」」

 

 

「やっぱりフリードさんはいい匂いがします~」

 

 

この惨状の中アーシアだけはお姫様抱っこされているという状況で、フリードにお姫様抱っこされてるいるという幸で周囲の事が全く見えていない。

 

 

「アーシア、血塗れだけどいいのかぁ?」

 

 

「ん~」

 

 

「良さそうだなぁー」

 

 

一人だけ状況と全く異なっているが、抱き付いて感極まっているアーシアの頭を撫でながら血の池から背を向けた。

 

 

「ターゲット一人目、クックッ、オーダー通りいこうか」

 

 

「え、え、ええっ……!」

 

 

完全に顔を青ざめているレイナー?に声をかけここを去る。その途中後ろを振り返りーーーー

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーー【今度また会おうぜぇ、主人公悪魔くん】ーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

俺の独り言にレイパターン?達は首を傾げていたが、俺に付いてくる様にも後を去った。

 

 

背後では赤色の魔方陣が展開され、魔方陣から出てきた赤髪の女性によって血塗れの池に沈んでいた男は悪魔となった。

 

 

その後俺達は無事に廃棄された教会へとたどり着き、本格的に行動することとなった。

 

 

 

 

ーーー精々生き残れよなぁ、こっちも楽しみたいからなぁーーー

 

 

 

駒王にて最初の事件となり、表側では心臓無し死体事件であり、裏側では神器所持者連続死亡事件の開幕だった。

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