白雪に染る夜叉   作:ほがみ(Hogami)⛩

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投稿できない期間が続いてすみません
ちょっと家で事情がありまして…執筆する時間が少なくなってしまいました。これからは頑張って執筆していきます

そういやすり抜け後にナヒ―ダ引きました。やったね















7話 緊急対策

――凝光side――

コツコツと鳴り響くきれいな足音。群玉閣はいつもこのような静かな空間がひろがっていた

だけど今日は少し慌ただしい。それは連日の事件が関係して、凝光含む璃月七星ははその対応にずっと追われているのだ

―凝光は自室に寝かせた友人の容態をみるために少し席を外す。その友人もかの事件の被害者であり、事件の事を調査している人でもあった。彼女はかなり腕の立つ人であるのだが、そんな彼女も被害者になってしまった

 

凝光「…入るわよ」

 

寝ている可能性もあるため、凝光はゆっくりと扉を開いて様子を伺う

自室は変わらずの部屋模様であり、寝具には彼女、夜蘭が休養を取っていた

 

夜蘭「なにかしら?」

凝光「体調はどう?なにか欲しい物とかあるかしら」

夜蘭「特にないわ。もう体もかなり回復して来たし、明日には例の事件の調査を再開できる」

 

それを言うと、凝光は「それはしなくても大丈夫」と一言

夜蘭には体を完全に休めてほしいという願いもあるが、一度被害者になってしまってここまで意識がはっきりとしているのはなかなかいない。それ故、次に襲われてしまえば、何が起こるかわからない―という願いがある

それに、この事件の依頼のあと、層岩巨淵の最終調査も残っている。あそこは彼女でなければ調査することは困難だ

 

夜蘭「…そうね。層岩巨淵の調査もあるから、黙って置かないと行けないわね」

凝光「ありがとう。でもあなたの調査のおかげでいい情報が得られたわよ。これ、ちょっと目を通して見なさい」

 

夜蘭は凝光に差し出された報告書に目を通す

その報告書にかかれていたのは、前に旅人が目にした写真と瀞の証言が書かれていた

―瀞がその謎の魔物と関係があり、しかもそれが瀞のもうひとりの人格であると。そしてその瀞はかつて死したと伝承されていた仙衆夜叉の螺巻大将であると知る

だが、夜蘭含め凝光は驚きはしなかった。所詮伝承。仙人は実在すると知っていても、それを求めたいとは思わないからだ

 

凝光「どう?なにかわからない?」

夜蘭「夜叉……なるほどね。私が記憶を失ったけど気が狂わなかったのは、様々な痛みに強いからかしらね。業瘴はその体に酷い痛みを伴い、そして精神を蝕む。彼らと私の違うところは経験の違いね。様々な苦難を乗り越えた私にはその猛威が最小限に収まったのかしら」

 

すると扉が勢いよく開かれ、そこにかの船長の凛々しい姿が現れる

 

北斗「凝光、緊急の連絡だ」

凝光「連絡なら付き人を通してほしいのだけれど」

北斗「そんな暇はないんだ。話を聞いてくれ」

 

北斗は凝光に要件を話し始める

その話はつい先程のことで璃月に来るはずの商船が来ず、北斗が調査したところ一隻の舟が璃月近くの海で漂流しており、その舟を見て見るとその舟の船員が倒れており、何者かにやられたような跡であった

だが争った形跡はなく、一方的にやられたような跡…そしてその船員を率いている船長の姿はどこにもなかった

そのことについて、北斗が倒れた船員に話を聞くと、運良く記憶も残っているが錯乱している船員を発見した

―その彼から聞いた話は雷鳴と共に赤き閃光が現れ、次々に襲われた。そして船長を荒れる海に投げ飛ばし、どこかに消えていった…とのことであった

 

北斗「そして最後に妙な事を言っていたんだ」

凝光「へぇ…それはどんな?」

北斗「手合わせ願いたい――降魔大聖がいるじゃない…ってな」

 

それを聞いた凝光は考える。その船員たちの症状。そしてその襲った者が何者かを察した

 

―それは近日噂になっているモノに襲われて時と同じような症状であり、業瘴に飲まれた者の末路でもあった

 

凝光は自分の部下を呼び、伝令を始めた

 

凝光「…直ちに旅人に伝令しなさい。かの降魔大聖の元へ急ぐように伝えるのよ」

 

その言葉を聞いた凝光の部下は千岩軍を通じて旅人にその内容が届くように手配する。早くしなければ璃月を影で護っている降魔大聖とそのモノが戦闘を始め、最悪の場合、降魔大聖が敗退してしまう危険性がある

もしものことに備えて璃月中に外出時には警戒するように呼びかけ、千岩軍も総動員して守りに徹する。その間、ファデュイに変な動きがあった場合には北斗や万葉が対応するような形を取ることにする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――旅人side――

 

一通り聞き込みを終えた蛍は瀞に話を聞く。新たなる証言などは手に入らなかったものの瀞の決意は確定していた

 

―彼女は確実に自らの力を調整している。そして今頃はもう制御が出来ているぐらいになっているだろう。そして長年業瘴に蝕まれていた瀞の体には山のように積まれた業瘴が留まっているため、かつての彼女よりも遥かに強くなっているのかもしれない

 

千岩軍「旅人さん。天権様から伝言があります」

パイモン「凝光から?なんだかこわいなぁ…」

千岩軍「ええ、実際そのようです。急ぎ降魔大聖の元へ向かい、例のモノから彼を守ってほしい―とのことです。例のモノというのは、おそらくわかっていると思われますが…」

瀞「…濫」

 

瀞は静かに呟く

その言葉にはまさか彼女がという感情ではなく、悔しさ。悲しさような感情が含まれており、瀞が思っていたことが本当に起こってしまったのだと

早くしなくては魈に危険が及ぶかもしれない。魈だから大丈夫という安心感はない

かの夜叉は魈の実力と比較したことはないが、今も業瘴に侵されている魈とその業瘴を糧に戦う濫。どちらが優勢かと言われれば一目瞭然だろう

 

瀞「行きましょう…早く行かなきゃ金鵬が…」

蛍「うん。急ごう」

 

蛍達は急いでその場を離れ魈の元へ急ぐ

早く行かなくては彼女にやられる危険性があり、また手がかりが消えるかもしれない




まだまだ伐難の伝説任務は終わりませんが、アンケートよろしくお願いします。また終わりそうになったら連絡しますが
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