東北新幹線・みちのく三陸海岸殺人事件   作:新庄雄太郎

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そして、事件は起きた。


第2章 海岸で死んだ女

そして、事件は起きた。

 

「あのー、すいません。」

 

「はい、何でしょうか。」

 

「実は、私の友人を探しているんです。」

 

「おう、なるほど。」

 

「すいませんが、ここへ来ていませんか。」

 

「さぁな、俺はあいつとは関係ないからね。」

 

と、男は言った。

 

「なんて人なの、少しは心配してあげてよ。」

 

「さぁね、俺はあいつとは縁切ったんだから、俺は知らないからな。」

 

そう言って、女はそのまま去って言った。

 

三陸海岸とは南から順に陸前、陸中、陸奥と区分された「陸」の文字がつく三つの地域の総称で、地形的には隆起した海岸が続き雄大な光景を見せてくれる北部と沈降海岸が続き入りくんだ入り江や島々が点在する南部に分けられます。以前はいくつかの国立公園に分け指定されていましたが、現在は東日本大震災を機に策定された「三陸復興国立公園」に一括して指定されました。また2013年には「三陸ジオパーク」として日本ジオパークにも認定されています。見どころは多数あり個々のページで詳細を紹介しますが、最大200mもある断崖が続き迫力ある光景が続く北部と瀬戸内のようなのどかな光景が広がる南部と特徴は大きく2つに分かれます。この2つの光景の分岐点となるのが宮古市で道路、鉄道などの交通の要衝ともなっていますので三陸海岸を旅行する際には宮古市を中心にプランを練るとよいでしょう。なお三陸海岸を北の八戸市から南の気仙沼周辺までくまなく旅する場合には総延長270km丸2日を要します。三陸の旅は海岸沿いの一本道ですので、電車による旅も魅力あり楽しいのです。

 

三陸海岸

 

「おや、なんだありゃ。」

 

と、漁師は何かを見つけた。

 

「おい、どうしたんだ。」

 

「見ろよ、海岸に何か浮かんでいるんだよ。」

 

「おお、それ本当か。」

 

「ええ。」

 

「もしかしたら、海岸に人魚が来たのか。」

 

「そうかもな。」

 

と、引き上げて見ると。

 

「あっ、こ、この女死んでるわ。」

 

「えーっ、何だって。」

 

「おい、海におぼれたんか。」

 

「そうかもな。」

 

「おーい、何があった。」

 

「海岸で、女の人が死んでるよ。」

 

「えーっ、それ本当か。」

 

「ええ。」

 

と、行って見ると海岸は騒ぎとなり、人々が集まって亡骸を引き上げてやりました。

 

「何と可哀そうにな。」

 

「こんな若い女が一体どうしたのかい。」

 

「とにかく、警察呼んで。」

 

「はい。」

 

「おーい、女の死体を発見したのは誰じゃい。」

 

「あんたー、この子達よ。」

 

「お前らが見つけたのか。」

 

「ええ。」

 

暫くして、岩手県警のパトカーが到着して捜査は開始された。

 




この事件は特捜班はどう挑むのか。
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