紅茶のおかわりはいかがですか?りめいくっ!   作:橘田 露草

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コンバトラー!
くーさんこと露草と申します。

Twitterやってるのですがその日思ったこととかをホントにテキトーに書いてます笑
更新情報とかも書くのでよかったらフォローしてください、普通に相互します(*´ω`*)
ちなみに最新ツイートは風邪なうですw

紅茶第3話、投稿します。


御籤と放課後

ある日の放課後のアジュガ寮。

寮にいたのは、狛犬と御籤の2人だけだった。

風鈴同様、生徒会メンバーそれも会長だから普通に忙しいはずなのだが。

なぜか今日は共同リビングにて寛いでいた。

 

ちらっ。

彼女の隣で紅茶を飲みつつ視線を向ける。

ちらっちらっ。

気付いてくれるかと何度も見るが御籤はテレビに集中してるのか見てくれず。

 

「あのぉ…‥会長さん?」

「‥‥」

 

隣に向かって呼びかけるが、御籤は全く向いてくれない。

流石に小さかったかと狛犬はさっきよりも大きな声を出す。

 

「会長さん‥‥ご相談があるのですが」

「‥‥」

 

だが御籤は無反応、全く狛犬を見向きもしない。

流石にこれ以上話しかける勇気はなく狛犬も黙り込む。

と、隣で体を揺する音がした。

というより笑い声だ。

 

「くっくっく‥‥全く可愛いなぁアンタは」

「会長さん‥‥?」

「すまないすまない、君の可愛いところが見たくてね。つい無視してしまった」

 

それを聞いて狛犬の行動は早かった。

飲み終わったカップをキッチンスペースに置くとリビングを出て自室に----行こうとしたタイミングで御籤に肩を掴まれる。

 

「ごめんごめん、本当にごめん!相談があったんでしょ、聞くよ!」

 

強引にソファに戻される拗ねた、というより半泣きの狛犬。

しばらく話しにくくしてるが、相談があるのは事実なので口を開く。

 

「実は‥‥」

 

そして10分後、説明が終わる。

御籤はどこかのアニメの探偵のように顎に手を当てる。

そんな姿も様になってるから美人というのはすごいと思う。

 

「なるほどねぇ。フゥの気持ちがどうやったら察せられるか、ね」

 

話したのは昨日の風鈴とのやり取り。途中までは怒られつつも穏やかだったはずだが、あの後結局風鈴は怒って部屋に戻ってしまった。

夕飯には出てきたが正面なのにずっと狛犬の方を向いてくれなかった。

という訳で、彼女の親友にして幼馴染の御籤に相談したのだが。

 

「はい。会長さんや風羽ちゃん程じゃなくてももう少しは察せるようになりたいな、と」

「自慢する気はないけど、これは長い付き合いだからできる芸当だからねぇ。君が辿り着くまでには10年はキャリアが必要だろうな」

「だったら僕とっくに成人しちゃいますよー」

「ふむ、成人した君の姿か。アリだね」

 

呆れた目をする狛犬に気付いたのか、コホンと咳払いをする御籤。

 

「先に言っとくけど、多分ふぅは君のことかなり気に入ってるよ」

「そうなんですか?めっちゃめっちゃ抓られるし怒られるし」

 

昨日の、というか普段の風鈴の姿を思い浮かべる。

無言の訴えを間違えて抓られたり、察しようとして間違えて抓られたり、なんやかんやあって抓られたり。

どう考えても気に入られてるとは思えない。

嫌われるって言った方が納得するレベルだ。

 

「むしろ私としては、あんなにあの子が自分気持ちをわかって欲しいってアピールしてることに驚きだよ」

「してるんですか?」

「してるとも」

 

御籤が言うならそうなんだろうと思うが。

と、結局最初の相談が解決してないことに気付く。

 

「それで、副会長さんの気持ちを察するには‥」

「努力あるのみだな。少なくとも私に頼ってるようじゃダメダメだ」

 

そう言って御籤は立ち上がる。

カップを流し台に置くと狛犬の方を振り返る。

 

「で、君が気になるのは風鈴のことだけなのかな?」

 

ニヤリと笑いながらそう言う御籤。

狛犬は意味が分からずキョトンとなる。

 

「例えば、風羽ちゃん。例えば、開かずの部屋の住人。そして、例えば‥」

 

その続きは口パクで聞こえなかった。

答えを考えるまでにリビングを出ていく御籤。

出ていく直前、微かに呟きが聞こえた。

 

「やっぱり君は可愛いねぇ」

 




○西宮 御籤【Mikuji Nishimiya】
年齢:16歳
学年:高等部2年C組
身長:160cm
髪の色:緑がかった黒
瞳の色:同じ
家族構成:祖父、父
好きな食べ物:ナポリタン(パスタ全般)
嫌いな食べ物:パン
寮の部屋:104号室

☆呼ばれ方
狛犬‥‥会長さん
風鈴‥‥ミク
風羽‥‥御籤さん
希‥‥?
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