岸辺露伴は走らない   作:ボンゴレパスタ

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岸辺露伴は調べない2

 

 

 

 

晴れ渡る空の下、男はストップウォッチを握ってターフのはるか向こう、向こう正面を走る彼女の姿を注意深く見つめていた。夕陽を横から受けて、彼女の見惚れするほど美しい黒髪が鈍く光り輝いていた。まるで映画のワンシーンを切り抜いたかのようなその光景に吸い込まれながらも、彼は抜かりなくストップウォッチと彼女の走りの細かいポイントに注視しており、その職務を遂行していた。

 

 

 

「お疲れ様」

 

 

 

今さっきまで向こう正面にいた彼女があっという間にこちらまで戻ってくる。彼女は自身がねぎらいの言葉を口にしながら手渡したタオルで額に浮かんだ汗をぬぐい取りながら、スポーツドリンクを呷るのだった。日常の動作ひとつを切り取っても美しいオーラをまとう彼女を見据えたのち、彼はストップウォッチに視線を落とす。本格化が過ぎたというのに彼女のラップタイムは絶好調そのものだった。

 

 

 

「良い走りだったよ、エアグルーヴ」

 

 

 

「当然だ」

 

 

 

彼女の名前はエアグルーヴ。トレセン学園の生徒会副会長として、そしてその功績と走り、そして自他問わず律するその振る舞いから「女帝」と呼ばれ恐れられていた。彼女はスポーツドリンクを飲み切ると、涼しい視線をこちらに向けながら口を開いた。

 

 

「最終カーブの踏み込み、どう感じた?」

 

 

 

その問いにトレーナーとして彼女に及第点を頂戴できる回答をするため、彼は顎に手を当てて少しの間沈黙を保ったが、やがてその手を放すと言葉を発するのだった。

 

 

 

「やや踏み込みが浅いように感じた。蹄鉄を少し重いものに変更してみるのはどうだろう?」

 

 

 

「…ふん」

 

 

 

口ではそう言った彼女だったが、耳や尻尾の動きからおよそ彼女が求めていた解を導き出すことに成功したようだ。彼女の…「女帝」の杖として担当についてから早3年近くが経過する。先の秋の天皇賞も見事1着で収め、自身と彼女のコンビも世間に注目されるようになったのは、数年彼女の担当を務めあげた甲斐があるというものだろう。

 

 

…数年?僕が担当についたのは、ついたのは…

 

 

 

突如心の中に湧きあがった、些細な違和感。それでもその代物は彼の心に拭い去るには少々歪な重しを彼の心に据え置くことになった。突然のことに立ち止まり、顔をしかめているとエアグルーヴはこちらを見据えて鋭い視線と言葉を投げかけるのだった。

 

 

「貴様…何を上の空になっているんだ」

 

 

 

「ご、ごめん…ちょっと考え事しちゃって…」

 

 

 

「全く…貴様は自分が「女帝の杖」であることを自覚しろ」

 

 

女帝の杖…メディアが献身的にエアグルーヴを支える自身の姿を揶揄するかのように付けたその名称だったが、彼女がその呼び名を頻りに引用しているのは不思議と嫌な気分はせず、寧ろ彼女の役に立てていると誇らしい気持ちになった。エアグルーヴの叱責に首を縦にふることで答えると、男は徐に口を開くのだった。

 

 

 

「それじゃあ明日は土曜日だし蹄鉄、探しに行こうか?」

 

 

 

その言葉にエアグルーヴはぴたりと動きを止めて、こちらの顔を覗く。その表情はみるからに不機嫌に様変わりしており、それは日頃鈍感と評される男でさせも察するほどの烈火であった。

 

 

 

「…エ、エアグルーヴ…?」

 

 

 

おずおずと口を開こうとする男だったが、エアグルーヴの顔に宿らせた激情は、ほんの一瞬でまたいつものようにその表情を元に戻ると言葉を口にするのだった。

 

 

 

 

「いや、その日は行く必要はない。蹄鉄は私の方で用意しておくから心配するな…それより貴様、来週の金曜日までの予定を共有しろ…何処かに出かけたりする予定はあるのか?」

 

 

 

「あー、そうだな…平日は何もないけど、日曜日に気分転換で外出でもいこうk…」

 

 

 

「却下だ。今週の休日は外には出るな」

 

 

 

どうやら彼女が憤っていた理由は、自身が外出したいと言ったことに由来するようだ。一体それの何が問題なのか理解することができない男が首を傾げると、エアグルーヴは視線に怒気を込めて言葉をつづけるのだった。

 

「休日返上で申し訳ないが、貴様には生徒会の運営について手伝ってほしいことがある…恐らく外でのんびり時間をつぶす、という時間を作ることは難しいだろう」

 

 

それにしては彼女が激情を内包させる理由として理には適っているというには少々、いやだいぶ無理があるが、彼女の様子から見てその理由を聞きだすことは難しいだろう。普段の賢しい彼女からは予想もできない事態ではあるが、彼女とのトレーナーとしての距離感を勘案すると、その問いに頷く以外の選択肢は残されてはいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「結局、土日も仕事か…」

 

 

 

 

 

エアグルーヴと別れたのち、仕事を切り上げた男は自室のソファに身をゆだねながらそう一言つぶやいた。やはり常人である以上、休日を犠牲してまで働きたいかと問われればそれは嫌だと言わざるを得ないが、それが担当ウマ娘である彼女のためだというのならば、それも致し方ないだろう。女帝の杖ということは、それすなわち彼女のレースはもちろん、生徒会の役員としての実務のサポートをすることも含まれている。それが彼女の横でその景色をともに見る時に決した覚悟であり、そこに例外は存在しない。

 

 

 

「もう寝るか…」

 

 

 

彼女の仕事の手伝いをしなければならない以上、早々に寝て明日に備えた方が賢明だろう。男は身支度を整えると、ベッドに向かい床についた。

 

 

 

―――お前さぁ、注意するの何度目だよ?…今日も残業して終わらせろ。俺の分のももちろんやっておけよ?

 

 

 

…そうやって謝るのだけはいっちょ前だな。お前の代わりなんていくらでもいるからな?

 

 

 

兄貴、最近大丈夫?なんだか元気ないみたいだけど…

 

 

 

お前におすすめのアプリ教えてやるよ、最近流行ってるんだけどよ…

 

 

 

 

――――ようこそ、この世界へ

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

 

 

悲鳴にも似た叫び声をあげながら、男はベッドから飛び起きる。自身の額や首筋、脇といったありとあらゆる体の箇所から滝のような汗が流れ落ちていた。男はおろおろとベッドから身体を引きずり起こすと、洗面台に置かれたタオルを取って浮き出た汗をぬぐい取るのだった。

 

 

 

今の夢は一体…

 

 

 

夢の中で見た深層体験。それでもそこで見た景色や感じたことは、とても夢の中だけで完結する出来事とは考えられなかった。確実に、自身がかつて体験したことを追体験したことを確信していた。

 

 

「だったら、今の俺は…」

 

 

 

そういえば、考えたらおかしなことがいくつもある。確かにトレセン学園に数年前に就職したことには間違いないのだが、どうやってその試験に向けて勉強し、受けたのか。そしてそれより以前にどうやって生活を送ってきたのか全く記憶にない。まるで初めから存在していなかったように、すっぽり自身の記憶から抜け落ちてしまっていた。

 

 

 

だとしたら、今俺は…トレーナーとして生きている俺は何者なんだ?

 

 

夢の中で起きたことを体験した自分が本来の自分であるとすると、今ここにいる自分は果たして何者なのか、そしてどういう経緯でここにいるというのか…

 

 

 

しばらくその答えをひねり出すために頭を悩ませた男だったが、いくら考えても埒が明かないと悟った男は少し頭を冷やそうとラフな格好ではあるが外出用の服装に着替えると深夜のトレセン学園へと足を向けるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冬の到来が間近に迫った外の夜風は、容赦なく男の肌を突き刺していく。これならもう少し厚手なアウターを着込んでくればよかったと内心後悔しながら男は夜のトレセン学園を散策していた。昼の時とは打って変わって静まり返った学園を散策するのは、さながら肝試しに来ているみたいだと思いながら、男は学園の見取り図が張られたボードの前で立ちどまり、それを見つめるのだった。

 

 

 

やはり、ここの敷地を把握できていない。

 

 

どうして今の今まで気が付かなかったのだろうか。数年間ここで住み込みで働き続けたというのならば、ここの敷地の構造ぐらい把握できていなければおかしいはずだ。頭を冷やすために散策に来たというのに、結局その疑念をますます深めてしまっただけのようだ。

 

 

 

違和感が連鎖となって、次々に花を咲かせ始める。

 

 

 

今立っているこの場所も、エアグルーヴとともに苦楽を共にしたトレーナー室や、秋華賞や天皇賞で彼女が1着を取ったあの光景も、全部全部仮初の日常ということなのだろうか?頭の中に突如、急速に流れ込んでくる衝撃的な事実と疑念に眩暈を覚えた男は地面に膝をつくのを何とか抑えると、フラフラとそこから離れようとした。

 

 

 

「た、助けてくれ…!」

 

 

 

突如背後から聞こえる声。こんな時間に自分以外に人がいると思っていなかった男がその方向に顔を向けると、そこには一人の人物…服装からすると、どうやらこの学園に勤務するトレーナーの一人のようだ。助けてと言われ自分に声を掛けられたとばかり思っていたが、どうやらその男は自身の方向を見ておらず、こちらからは見えない横道の方へと顔を向けていた。

 

 

 

 

助けを求める人がいるならば、そこに向かって助けてやることが本来であれば正しい判断といえるのだろうが、男は反射的に植え込みに飛び込んで姿を隠すのだった。なぜそうしたのかは男自身もわからない。人間としての勘と本能がそうさせたとしか説明のしようがなかった。

 

 

 

「か、帰してくれ…!俺にだって元の世界の生活がある!」

 

 

 

地面に尻餅をついた男は、顔を恐怖で歪ませており、その目には涙をにじませていた。やがて男が見つめていた方向から一人の人物が男の方へと近づいてくる。その人物は頭に特徴的な耳、そして腰からは尻尾が生えていた…ブロンドの髪をなびかせながらそのウマ娘は男へと近づくと、まるで死刑執行人のように顔の表情筋をピクリとも動かさず、淡々と男に言い放つのだった。

 

 

 

「アタシにはアンタしかいないって言ったじゃん…」

 

 

 

彼女の顔は、まるで現代彫刻と比肩するような均整の取れた美しい顔立ちだったが、その顔も内包する激情があふれ出ている無表情では、その恐ろしさをより一層際立たせていた。

 

 

 

「人形みたいって人の気も知らないで言ってきた奴らと違って、アンタは本当のアタシを見てくれた…そんなアンタがこの世界に来てくれたっていうのに、帰すわけないでしょ?アンタは一生、アタシと一緒に暮らすの」

 

 

 

「い、嫌だ…この世界は元々アプリなんだよ!シチー、君はゲームのキャラクターに過ぎないんだ!」

 

 

激情を宿した相手にかけるべき言葉として、男はかけるべき言葉として最悪の悪手を選択した。シチーと呼ばれたウマ娘はつかつかと男のもとへと歩み寄ると、足を大きく引き上げる…そして尻餅をついている男の顔の横に向けて思い切り足を振り下ろし、地面に大きなクレーターを作るのだった。

 

 

「…口で言ってわかんないなら、ちゃんと教育してあげる」

 

そう言いながら粉塵と埃を伴わせた足を引き上げると、男は恐怖がとうとつピークを越えて、気を失ってしまっていた。シチーは先程の表情と打って変わり、恍惚とした表情を浮かべ軽々と男の身体を肩に乗せると、先程姿を現した方向へと姿を消すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女の姿が完全に見えなくなったことを確認すると、男は転がり出るように植え込みから姿を現した。恐怖が心臓を強く打ち出し、動悸が早くなったのを感じる。男は恐怖のあまりしゃがみこんでしまっていたが、やがてフラフラと立ち上がりある方向へと歩き始めた。

 

 

 

―――逃げないと

 

 

 

やはり自分は、この世界の人間ではなかった。今のやり取りを見た男は、完全に記憶を取り戻していた。自身の名前は安藤基樹、この世界に来る前は杜王町に住んでいた。自分も先程連れていかれてしまった男と同じように、この世界―――「ウマ娘プリティーダービー」というゲームの世界へと連れてこられた人間の1人だ。

 

 

 

状況から察するに、自分たちがこの世界に来たのはウマ娘たちが原因であることは間違いないようだ。一体何の目的で、どれほどの人数がこの世界へと連れ込まれたのだろうか?頭の中に湧き出る疑問は尽きないが、一番に解決するべき問題は既に提示されていた。

 

 

「元の世界にどうやって帰る?」

 

 

 

これが分からない以上、自分は一生この仮初の牢獄に囚われ続けることになるだろう。男は何とかここから脱出しようと頭をひねらせたが、やがて一つの答えにたどり着くのだった。

 

 

…ここから出てみよう。

 

 

そういえば日中、エアグルーヴが外出をしようとする自分を引き留めた。それがもし、自分を元の世界に帰らないようにしたというのならば、彼女が一瞬のぞかせた怒りにも説明がつく。目的地が決まった基樹は、学園の正門に向かって歩みを進めていくのだった。

 

 

 

 

ウマ娘プリティーダービー…

 

 

 

 

元の世界で所謂ブラック企業に勤めていた僕が、試しに始めてみたアプリ。その世界観や、ひたむきに夢に向かって突き進むウマ娘の姿に感動し、気づけばのめりこむようにはまっていたが、まさかその世界に引きずり込まれてしまうとは思ってもみなかった。

 

 

 

そしてエアグルーヴ。彼女は自身が一番育成し、時を過ごしたウマ娘だった。「女帝」として自他問わず厳しく接する彼女だが、それは偏に母の背中をひたむきに追っていたゆえであり、基樹も彼女を一番に育成したのは、その姿に強く惹かれたからだ。

 

 

 

彼女と会えなくなることは寂しいかと問われれば、決してそう思わないとは言えないが、それでも彼には元の世界で待つ家族がいる。聡明な彼女のことだ、話したらわかってくれるかもしれないが、目に焼き付いている先程の光景がそれを踏みとどまらせた。そうこうしているうちに、基樹は正門まであと100メートルのところまでたどり着くのだった。

 

 

 

あとはもう、正門に向かって真っすぐ進むだけだ。

 

 

 

落ち着いているつもりだったが、やはり気持ちは急いてしまっているのだろう。徐々にその足は駆け足になっていく。

 

 

 

―――元の世界に帰るんだ

 

 

 

正直あの門をくぐれば元の世界に戻れるという保証はどこにもない。それでも、一刻もはやく先程の惨劇が繰り広げられるここから離れたかった。もしこの世界から出ることが出来なくても、一度ここから出て状況を把握して対策を練ることもできるはずだ。

 

 

自分が果たして何者なのか。形容のしがたいこの気味が悪い感覚から解放されたい。元の世界に、杜王町のあの日常に戻るんだ。

 

 

80メートル、60メートル、40メートル。

 

 

荘厳な装飾が施された門が近づいてくる。心臓が強く脈打ち、男は力を引き絞ってそのスピードを速めた。

 

 

あと数メートル。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――おいたわけ。こんな時間に何をしている」

 

 

門まであと10メートルを切っていた。ゴールまであと一歩というところで、突然道端から姿を現し門の前に姿を現した愛バの姿は、さながら死刑執行人のように映った。壊れかけのおもちゃのように不自然に身体を止めた基樹は、乾ききった口をパクパクさせてエアグルーヴのことを見つめていた。

 

 

「もう一度聞く。この時間に何をしている」

 

 

門限を過ぎてこんなところで何をやっているんだと聞き返したいところだが、それは今この場面に限っては得策ではないだろう。

 

 

「ちょっと夢見が悪くてね…夜風にあたろうと思って」

 

 

基樹はわずかな可能性…すなわち彼女が自身がこの世界に引きずり込まれたことに気が付いた、ということに気づいていないという可能性にかけ、しらばっくれるという選択を取ったのだった。

 

 

それに夜風にあたりにきたという方便も、あながち嘘ではない。現に先程の光景を目撃するまでは本当に頭を冷やすつもりで外出をしていた。今の格好も、きっとその方便の裏付けをしてくれるだろう。

 

 

「明日も生徒会の仕事があるだろう?ほら、早く寮に戻りなよ」

 

 

念押しのために、彼女に寮に帰るように告げる。いずれにしても、彼女がそこから退いてくれなければ門を潜り抜けることはできない。

 

 

 

両者の間には寒風が吹き抜け、あたりは水を打ったように静まり返る。基樹の言葉を聞いたエアグルーヴは腕を組んだその姿勢を崩すことなく笑みを浮かべる。彼女の笑みなどほとんど見たことがなかった基樹が動揺すると、彼女は徐に口を開くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

「…貴様は嘘をついたり後ろめたいことがあると、左肩をわずかに後ろに引く。心理学的に説明すると、相手にそのことが悟られないように自然と防御姿勢を取ってしまうといったところだろうな」

 

 

 

 

「照れた時は頬を右手の人差し指で掻く。機嫌がいいときにやる鼻歌はフランクシナトラの「That’s Life」……そして」

 

 

 

 

 

「会社の上司に怒られた時、涙をこらえて唇をかみしめる。自炊する暇もなくて最近はコンビニのご飯ばかりだったな…まだ言う必要があるか?…ずっと私は貴様のことを見てきた。画面越しの貴様をずっと見てきたんだ。私に隠し事が通用すると思うな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その言葉に、基樹は背中に悪寒が走るのを感じる。ばれていた。この目論見も、自身が記憶を取り戻したこともすべて。絶望した基樹はじりじりと後方へと引き下がりながら、かろうじて言葉を紡ぐのだった。

 

 

 

 

 

 

 

「ど、どうして僕をこの世界に…?」

 

 

 

 

 

 

「簡単なことだ」

 

 

 

 

 

 

つかつかとエアグルーヴが基樹のもとへと歩み寄っていく。先程の光景がフラッシュバックした基樹は、恐怖のあまり両手で頭を抱え、防御姿勢を取るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間、自身の身体が暖かい感触に包まれるのを感じる。おそるおそる目を開けると、基樹は自身の愛バに抱きしめられていることに気が付くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

「貴様を愛している。それだけだ」

 

 

 

 

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