ふと、「あ、これいいんじゃね?」的に閃いたので書かせていただきました。
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これは個人的な気持ちですが
霊夢にはね!妹属性があってもいいと思うんだ!お姉ちゃんにだけ見せるような表情があってもいいと思うんだ!若干シスコンになったり、シスコン拗らせた霊夢もいいと思うんだ!(ただし、シスコンになったり、拗らせたり、表情を見せたりするかは未定である)
以上、癖のぶちまけでした。
というわけで1話目どうぞ!
朝の時間帯、いつものごとく魔理沙は博麗神社の境内に降り立つと珍しい光景を目にした。
なんということでしょう、あの霊夢が朝の時間帯からせっせと掃除をしており、境内は葉っぱ1枚すら残さず掃除されているではありませんか。
「......霊夢が壊れたか?」
「変なこと考えてるとぶちのめすわよ。私だって掃除する時はするわよ」
「うっそだぁ、何か特別なことがある訳でもないのにか?だって、あのぐーたら巫女の霊夢が?こんなの異変に決まってるぜ」
今まで霊夢とつるんでてこんな光景見たことがないんだ、これくらいは言わせてほしい。
「いや、巫女なら神社の掃除をするのは当たり前でしょ?」
「いやいや、お前がこんな朝っぱらから真面目に掃除してるのがおかしいんだよ。普段、特に掃除なんてしてないじゃないか」
「散らばってて汚いと思ったからやっただけよ」
そう言われると納得したくなるが、霊夢が言うと話は別だ。実際、魔理沙が把握してる限りでは博麗霊夢という少女は無気力でマイペースだ。
そんな霊夢が誰かに言われずに自主的に掃除をするということ自体が正直言っておかしい。
「で、なんでこんな朝っぱらから掃除なんかしてるんだ?本当の理由があるんだろ?」
「無いわよ。別にいいでしょ、さっきも言ったけど汚いと思ったから掃除するって決めたんだから帰りなさい。何も面白いことなんてないわよ。ほら帰った帰った」
「ほんとかぁ?怪しいなぁ」
見るからに怪しい。普段なら小言やぼやきは漏らしてもなんだかんだ一緒に付き合ってくれるし、怒りとイライラとかの感情をあんまり出さない霊夢がこうも露骨に嫌そうな顔をして自分を帰らせようとしていると『どうぞ怪しんでください』と言っているようにしか聞こえない。
さーて、怪しんでくれと言ってるわけだし、推察をしてみようか。
真面目に汚いと思ったから掃除をした?いや、これはありえない。何年もの付き合いだがただちょっと汚いからといって掃除をするなんてことはしなかった。むしろ言われてからやってたしな。
次に真面目に巫女の仕事をやれと誰かから意見を貰った?あまり考えられない。仮に言われたとして、やり始めても多分昼頃からやるはずだ。私が言った時はそうだった。それを踏まえて朝にやるなんておかしい。というか、そんなことを言いに来るやつがそもそもいないはずだ。
と言いたいが、実はさっきから、台所の方からお腹が減りそうないい匂いがする。誰か来てるんだろう。そして、その誰かに『掃除しろ』って言われたんだろうな。
「知り合いが来てるのか?」
「....まぁ...そう....ね」
魔理沙の導き出した掃除の理由を叩きつけると霊夢は言葉を濁して目を逸らした。ビンゴだ。
「誰がいるんだ?私の知ってるやつか?」
「嫌よ教えるわけないじゃない。とっとと帰りなさい」
「いーや、断る!一目見させてもらうぜ!霊夢」
それを聞いた霊夢は、しばらく頭を抱えて考え込んでいたが諦めたのだろうか深くため息をつくと口を開く。
「今日ウチにいるのはね、先代よ。先代博麗の巫女」
先代の巫女。まだ生きてたんだな。てっきり死んで代替わりしてたのかと思ってたぜ。
「お前よりも前にここに住んでた人だっけか」
「ええ、どうせあんたのことだから死んで代替わりしたと思ってるんでしょうけど、まだ全然元気よ。今は人里で接骨院を兼任してマッサージ屋やってるわ。お年寄りとかに大好評らしいわ。個人的な感想だけど先代のマッサージは最高の一言に尽きるわ」
げ、バレてら。てか、マッサージ屋やってんだな。霊夢が最高と言うのであれば是非行ってみたいもんだ。
「ほーん、マッサージ屋かぁ。今度行ってみるか。ま、それは置いとくとして、しっかりと先代の言いつけは守るんだな」
多分掃除してるのは『やりなさい』って言われたからだろう。
そう思っていたら霊夢は魔理沙の発言に一瞬ムッとした表情を見せるがすぐに気をなおして箒から雑巾に持ち変え、縁側の掃除を始める。
「そりゃ言いつけくらい守るわよ。だって家族だし、それに私を育ててくれた人よ?」
「へ?」
その日、魔理沙は霊夢と知り合って以来、1番の衝撃を受けたのだった。
まさか誰がが霊夢を育ててたなんて....!そもそも育てた人がいたなんて....!
軽く読心されたのか少し睨まれた。割と悪かったと思ってる。
その後、魔理沙は霊夢の雑巾がけを手伝う事にした。縁側の雑巾がけを終わらせると、霊夢と共に居間でお茶飲むために、台所へ向かうことにした。道中、改めて先代について聞き直すことにした。
「それにしても、お前に家族がいたんだな。てっきり私と会う、ずーっと昔からここで1人で住んでるのかと思ってたぜ」
「流石にずっと1人で暮らしてはないわよ。一人暮らしを始めたのは、私が博麗の巫女を継いだ辺りよ。そうね、だいたいあんたと会う少し前辺りね。それに家族って言ってもね、別に血は繋がってないわよ?」
「そうなのか?お前、身内のことなんてぜーんぜん話さないから、普段の振る舞いからてっきり天涯孤独かなんかだと思ってたぜ」
「別にいいじゃない、そういう話をしなくたって。知らなくたって困るもんじゃないんだから」
「別に言ったところで減るもんでもないだろ?なら隠さなくても良かったじゃないか」
「隠してないわ、言わなかっただけよ」
「いやいや、言ってくれよ。私は親友として是非とも先代に会いたいぜ?
それに月に1〜2回来るって割と高い頻度で来てるじゃないか。それなのに私が全然会えなかったのが不思議でならないぜ」
「月に1〜2回くるんだから。タイミングが合わなかっただけよ。別に来るなって言った事ないでしょ?」
「うーん....私の運が悪いだけかぁ....?なーんか、釈然としないな....。ま、いいか。
そういや、先代ってのはどういう人なんだ?」
「別に、今いる場所に向かってるんだから説明しなくても会えば分かるわよ」
「なんだ?会ってからのお楽しみってやつか?」
「ま、そんなところね」
「そういやお前、1ヶ月に数回しか会わないって言ってたけど、割と寂しかったりするんじゃないか?」
「べ、別に寂しがったりしてないわよ....」
霊夢は唇を尖らせて、そっぽを向いてしまった。
あ、これ、割とガチで寂しがってるヤツだ。これはこれでからかい話のタネが手に入ったし、後で射命丸に流してやろうかな?あ、でも後でぶちのめされそうだな。やめとこ。
「ロクでもないこと考えてたわね...。すーぐ調子に乗って....。今教えなくても、もうすぐ着くんだから、大人しくしてなさい」
魔理沙は道中霊夢に先代のことを聞くが、 霊夢は詳しい説明を意図的に曖昧にして教えてくれることだけを教え、その後の説明を放棄した。口で説明するより実際に会った方が早いと言わんばかりだった。
台所へ到着するとそこには巫女服の上にエプロンを着た、どこか清楚な感じの少女がいた。
「あら霊夢、その子はお友達?」
その言葉に霊夢は少し微笑みながら返す。
「えぇ、私の親友よ。
はい、というわけで短いですが1話目でした。
次回の更新も気長に待っててくれると嬉しいです!