チルノにウエディングドレスを着てもらいたいなと思う今日この頃。
別に自分はロリコンとかではないけど、普通にめちゃくちゃ似合うと思う。
まぁそんなことは置いといて、紅魔郷編第2話です!どうぞ!
チルノが見つけてくれた扉の先は地下行きの階段となっており、下っていくとこれまた地下行き階段の扉よりも豪華な如何にも中にいるのが上の立場っぽそうな大きな紅い扉があった。何とも言えない謎の威圧感がある。チルノもそれを本能的に感じたのか大人しい。
「チルノ、私が先に入るから後に続いて」
「わかった」
扉を開けると、そこは寝室のようだった。ただ、部屋の中は割られた花瓶や内側から弾けたような壊れ方をしたぬいぐるみが目立つ
「このぬいぐるみ...どうやったらこうなるんだ....?」
「分からない。でも分かるのは明らかにおかしい壊れ方をしているってことだけ」
いるはずであろう部屋の主を探すために私達は部屋中探し回ったが見つからず、最後に残ったのは布団だけとなった。
「...布団を捲っても、誰もいないね」
「そうね.....部屋主は不在かしら?」
「いいえ。いるわ」
「ッ!」
突然、後ろから声をかけられすぐに振り向くとそこには宝石のような綺麗な羽をした金髪の女の子がいた。
「貴女は?」
「人に名前を尋ねる時は自分から、じゃないかしら?」
「そうね...。私は博麗霊華。こっちの子はチルノ」
「わたしはフランドール・スカーレット。貴女達はここに何しに来たの?」
「この館を起点に起こっている異変の解決をしに来たのよ」
「異変....?どういうこと?」
異変の事を伝えると、フランドールは今初めて異変が起こされてると知ったような顔をしていた。
関係者だと思ったが違うのだろうか。少し話を聞いてみるとしよう。
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霊華がフランドールの部屋へ入ったのと同時刻。霊夢と別れた後、魔理沙は宣言通り地下方向へ向かっていた。が、たどり着いた先はとても大きな図書館だった。図書館はかなりの高さがあり、飛ばなければ届かない本も多数ある。
そんな図書館で魔理沙は、1冊の魔導書を抜き出していた。
「はぁ....すっげぇ....。こんだけあるんだ1冊くらい死ぬまで借りてっても平気だろ」
「勘弁してくれないかしら?」
「誰だ!」
突然声が聞こえ、その方向へ向くと病弱そうな少女がそこにはいた。だが、魔理沙は直感的に自身と同じ魔法使いであると認識していた。
「私は霧雨魔理沙!お前も名乗れ!」
「.....パチュリー・ノーレッジ。ここは、悪魔の住む館よ。肝試しにでも来たならさっさと回れ右して帰りなさい。今は忙しくてね、生憎肝試しに付き合う暇はないのよ」
「残念だったな、私はこの異変を解決するために来た!さっさと負けてお縄につきやがれ!」
「嫌よ、コレはレミィの願いのための第1歩だもの」
「レミィ...それが今回の黒幕だな?私が勝ったらその『レミィ』とやらの居場所を吐いてもらうぜ!」
「貴女のような見習い魔法使いに私が倒せるかしら?」
パチュリーはスペルカードを見せる。それを見た魔理沙は獰猛な笑みを浮かべて答える
「はっ!やってやるさ!見習い魔法使い舐めんな!」
魔法使いと魔法使いの弾幕ごっこが始まった。
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所変わって霊夢は現在、先程倒したメイドの情報を元に黒幕のいる一際豪華な扉の前にいた。
ドアノブを使わずに強引に蹴り開けると、その部屋の奥には多大な妖力を放つ幼女がいた。
「アンタが黒幕のレミリアね。洗濯物に色がついて迷惑だから、さっさとこの霧を消しなさい」
「お断りよ、コレは私の願いを叶えるための第1歩だもの」
「だろうと思った。どうしてもやめないんだったら、問答無用でやめさせるまでよ」
「やれるものならやってみなさい」
レミリアの圧倒的な魔力にものを言わせた、弾幕は先程のメイドよりも激しく、濃く、とても美しい弾幕だった。
霊夢は新たに繰り出される度に難易度の上がっていくスペルカードの針の目を縫うような狭い隙間を抜け、最後のレミリアのスペルカードをブレイクした。
「これで決着ね。観念して、霧を消しなさい」
霊夢に完膚なきまでにやられたレミリアは泣いていた。
「あの子のための第1歩だったのに....!」
「あの子?」
「私の妹よ...。この異変さえ成功すればあの子は戻ってきてくれるはずだったのに...」
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「なるほど、霧と完全に無関係ね!」
少女は、親玉ではなく無関係の妹だった。残念、チルノの勘は外れていたみたいだ。
「むしろ、私が知りたいくらいだよ。お姉さまも何をしてるのか...」
「そういえば、なんでフランドールはこの部屋に?」
「.....私の能力が危ないから....」
「能力?」
私が聞くと、フランドールは自身の能力のことを教える。また、なぜこの部屋にいるのかもついでに教えてくれた。
本人曰く、『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』が発現した時に能力がいずれ暴走して誰かを傷つけてしまうかもしれないと感じ、約400年前に自主的にこの部屋に閉じこもっていたという。実際に閉じこもって200年くらいしてからになるが、いつの間にかモノを破壊していたこともあるらしくいずれ暴走するというフランドールの予想は当たっていたようだ。
なるほど、部屋に入った時の変な壊れ方をしていたぬいぐるみはそれで壊れてたのか。
だけど、私には能力の暴走でいつの間にかモノを破壊するというのはおかしいと感じていた。
「そういうわけで、私はここにいるのよ」
「なるほどね....。で、今はなんともないの?破壊衝動ソレ」
「今のところはね。でも、いつ出てくるか分からないから.......」
突然フランドールの動きが止まった。
「フランドール?」
「ふふふ、貴女達って壊していいのかしら?」
先程まで話していたフランドールの目とは違い、私達の事を見る目には狂気が宿っていた。これがフランドールの言っていた暴走か。
だが、私にはやっぱり暴走には見えなかった。どうにも似たような状態を人里でも見た覚えがあるのだ。思い出そうとすると、それよりも先にフランドールが行動を起こした。
フランドールはチルノに手を向ける仕草をしたのだ。
「答えは聞いてないけどね。きゅっとして......」
そう呟くとフランドールは手を握ろうとする。悪寒が走った私はすぐさま、霊力を込めながらある札を取り出す。それとほぼ同時にフランドールが手を握ると、何かが弾ける音が響き、私とチルノの全身が赤く染まった。
「れ、霊華.....」
チルノは自分の体に付いたモノと私を見て酷く動揺しており、腰が抜けたのかへたりこんでいた。私たちに体に付着した赤いものは血だった。それに、チルノの全身には血以外にも、肉片らしきものが付いていた。
「どうしたの、チルノ」
「いや、だって....手が....」
そう、弾けたのは私の右手だった。先程取り出した札は身代わり用の札で、身代わりをし切れなかった分の余波で札を持っていた私の手が弾けた飛んだのだろう。右腕の肘から先がまるまる無くなっていた。
流石に目の前で人の肉が弾け飛んで、血だけじゃなく肉片も全身に飛んでくるなんて光景、初めて見るだろうし、少し動揺するのも無理はないか。
とりあえず止血だけしとこう。
「アレ?おかしいなぁ....確実にそこの青いのの『目』を潰したはずなんだけど。.....さっき取りだした御札かな?お姉さん、面白いことするね」
フランドールは何故かチルノに能力が発動しなかったことを面白がっていた。
「お褒めに預かり光栄ですよ、フランドール。それよりも、もっと面白い事が流行ってるんだけどやってみない?最新も最新、今の流行ド真ん中の面白い事よ。
ルールはシンプル。お互いに弾幕を張って、コレを当てて相手をぶっ倒したら勝ちよ」
私は無事な左手で霊力弾を生成するとフランドールに見せつける。凄まじく雑で嘘の紛れたルール説明だがどうせ詳しく説明しても守ってくれないだろう。それならこれくらい雑なくらいがいい。
「いいわ、やってあげる」
「それじゃ、外に行きましょうか。この部屋じゃなくて外でなら楽しめるわよ?」
「ふふふ。とても、とっても楽しみね...。あぁ、わざわざ部屋を出なくても道くらい作ってあげるわ」
フランドールは天井に手を伸ばし、握ると天井が粉微塵になり外への通路が開通した。外へ出てチルノを何とか言いくるめて逃がすと距離を離し、フランドールと向かい合う。
「それじゃ、フランドール。始めましょうか」
「えぇ、貴女はコンティニューなんてさせてあげないわ。ここで壊してあげる」
「コンティニューなんていくらでもやってやるわ」
煽りあいを皮切りに、私達はお互いに弾幕を展開した。
というわけで、紅魔郷編2話でした。
多分紅魔郷本編部分は次で終わります。多分。
というか主人公ちゃんの喋り方がなんとも安定しない...ぐぬぬ
次のお話も読んでいただけたら嬉しいです!