コレも面白すぎるサンブレイクのせいです。
はい、冗談です。
最近、漫画の新刊を買ったのですが新刊置き場が分からず本屋で同じところをうろちょろしてました。恥ずかしいですね。
幽霊三姉妹との弾幕ごっこを終えて、冥界へ突入すると目の前に現れたのは博麗神社よりも長い階段であった。
流石に黒幕がこの先にいるであろう場所に徒歩で向かうのは体力面から見てもよろしくないので、飛んでいくことになった。
てっぺんを目指して飛びながら私は考え事をしていた。
それは個人的に自覚してきたある事だ。さっきの弾幕ごっこを見てて私は霊夢や魔理沙と違い、弾幕への反応が数テンポ遅いことだ。
そのせいで何度被弾しかけたことか....。
なんでだろうか。弾幕ごっこのない昔みたいに一つ一つしっかり見てから避けてるはずなんだけどなぁ.....。もしかして
顔に出さないように悩みつつもてっぺんが近くなったので、一旦考えるのをやめる。
階段を上りきるとそこにいたのは刀を2本携えた白髪の少女だった。
「こんにちは、冥界へようこそ。生きてる人はお呼びではないのでさっさと回れ右して帰ることをおすすめします。あぁ、名乗りが遅れました。私は魂魄妖夢といいます」
「ご丁寧にどうも。私は博麗霊夢よ。こっちの白黒が霧雨魔理沙で、私と似た巫女服着てるのが姉の博麗霊華よ」
博麗の名を出した途端、妖夢とやらの気配が変わった。
「博麗.....あぁ、なるほどそういう事ですか。それならあなた達をここから先、通す訳には行きません」
「それはこの異変の中心がココって返答でOKね?」
「ええ、その通りです。通りたければ私を倒していってください。負ける気は毛頭ありませんが」
「ハッ、上等よ。あんたをぶっ飛ばして無理やりにでも通ってやるわ」
いや、喧嘩っ早いな。2人揃って。
魔理沙も同じ事を思ってたようで、ちょっと呆れた顔をしていた。
妖夢の弾幕ごっこは見事なもので、剣術を織り交ぜたとても美しい弾幕だった。だが、霊夢にはあと一歩及ばず、敗北してしまった。
「くっ....。弾幕ごっこは得意じゃないです....やっぱり実戦の方が得意です....実戦なら負けないのに...」
へぇ。それはそれは。実戦なら負けないと。ほうほう。こいつは実戦というものを舐めてるな?
「妖夢、それなら私と実戦でやり合わない?」
「え?あなたとですか?」
「そうよ。あぁ、でも弾幕ごっこで疲れてるだろうしハンデをあげるわ。私は片手しか使わないから倒してみなさい」
それを聞くと妖夢の顔は如何にも舐めてんじゃねぇと言わんばかりの顔になっていた。多分キレたかな?
「えぇ、いいでしょう。その条件でいいですよ。負けても文句言わないでくださいね!」
言い切ると妖夢は、地面を蹴り居合切りのように下から上にかけて斬りあげてくる。
いいスピードだ、だけど遅い。
私はその斬り上げを右手だけ、それも人差し指と親指で摘んで止める。
まさか止められるとは思ってなかったのか妖夢は驚いた顔をしていた。
「うっわ、あんな速度の斬り上げよく止めたわね....目で追うのがやっとなのに」
「ダメだ。私には見えん。どんな目と反射してるんだあの人」
外野がなんか言ってるがスルーだ。今は妖夢に集中しよう。
摘んだ刀を上にグッと上げると妖夢は浮き上がる。一瞬驚いていたがすぐに気を取り直し、妖夢は刀から手を離す。
「舐めるな!」
自由落下し始めると同時にもう一本の刀を抜き、さらに早い速度で振り抜き私の腕を切断する。切断された腕は飛んで行き、魔理沙がキャッチした。魔理沙の顔が真っ青になっていた。なんかごめん。
「よし....」
「そこ、油断しない」
斬った瞬間勝ったと思ったのか、油断が見える。私は見逃さず、無い腕で妖夢の顔面をぶん殴った。その際私の血が妖夢の顔と服にガッツリ付いたが、異変起こした必要経費として諦めて欲しい。
後ろから悲鳴じみた声が聞こえるけどスルーだ。
「......え?」
妖夢は何に殴られたのか理解が追いついておらず、殴られた所を手で触れる。生暖かい液体、つまり私の血に触れ、何に殴られた理解したのか顔を青くさせた。理解はしたが、その答えに行きつくのがあまりにも理解が出来ないといった感じだった。
「な、な、なんで.....」
「なんでって、実戦でしょ?指が無くなったら指の無い手で、手がないなら手首で、腕が途中から切断されたなら切断されたところで殴ればいい。使えるものはなんでも使って、割り切るものは割り切る。
そして殺される前に何がなんでも相手を殺す。それが実戦よ。さっきの弾幕ごっこが実戦だったらあなたは死んでるわ。
あんな『実戦だったら負けない』なんて発言してる時点であなたは負けよ。
魂魄妖夢、あまり実戦を舐めるんじゃない。舐めてると殺すぞ」
少し、圧をかけると妖夢はへたりこんで涙目になっていた。あれ?そんなに怖かった?そんなに強く圧をかけたつもり無かったんだけどなぁ
「妖夢、大丈夫?」
「は、はい.....だ、だ、大丈夫です....」
いやどう見ても怯えてるじゃない。腰抜かしてるし。
「ほら、手をかしてあげるから立ちなさいな」
切断されてない左手で妖夢を引き上げる。
「あ、ありがとうございます....。実戦を教えてくれてありがとうございます.....私はまだまだ未熟なのを改めて理解しました.....」
「どういたしまして。で、私の勝ちでいい?」
「はい....私の完全敗北です....。あ、は、早く止血しないと...!」
「ん?あぁ、それなら大丈夫よ。魔理沙、持ってる
「いや、投げ渡さないって!」
魔理沙は投げ渡さずに私に渡してくる。切断面から零れた血でエプロンが汚れてしまっていた。魔理沙ほんとにゴメン。
「れ、霊華さん。それをどうするつもりですか?」
妖夢はオドオドしながら聞いてくる。
「あぁ、こうするのよ」
私は切れた腕の切断面と切断面を無理やりぐちゃぐちゃと音を立てながらひっつけてると周りから『ヒッ...』という声が漏れる。
私はそれを無視し能力を発動する。するとあら不思議。切られる前と全く変わらない腕になったじゃありませんか。種も仕掛けもある手品みたいなものだけどね。
魔理沙がキャッチしてくれて助かったよ。さすがに砂とかくっついたりしてたら不味かった。
まぁ、その時は廃棄してたけどね」
「は、廃棄?」
ん?あれ?なんで、妖夢の顔がまた青く?
「もしかして声に出てた?」
「出てたぜ、魔理沙がキャッチってところから....」
「さ、流石に物のように扱うのはどうかと....」
「だって、無くなっても生やせるもん」
「姉ながら大事な価値観が欠如してる....」
そんなこんなで妖夢を捕虜として連れて、私達は黒幕の元へ向かうのだった。
読んで頂きありがとうございます!
次も是非お待ちください!
それはそうとウマ娘書きてぇなぁって思ってしまう。