ドラゴンボールIF   作:桂ヒナギク

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2.全宇宙ツフル化計画再始動

「モモン、この星はなんという惑星なんだ?」

「ヤードラットよ」

「ヤードラット?」

「うん。この星の人々には瞬間移動能力があるのよ」

「瞬間移動? あいつが使ってた技か」

「あいつ?」

「ああ。もっとも憎いサルの悟空がな」

「悟空? あの赤いサイヤ人?」

「ああ」

「あなたが尻尾巻いて逃げるくらいだから、強いんでしょうね?」

「ああ」

「この後はメタモル星の制圧よ」

「メタモル星?」

「フュージョンって聞いたことない?」

「確か、ベジータの記憶の片隅にあったな。二人のパワーを同じくらいに保って融合する技だ」

「ベビー、あなたも来て」

「メタモル星にか?」

「うん」

「構わないが」

 モモンとベビーは空港に向かう。

 宇宙船に乗り、メタモル星を目指して飛び立った。

 メタモル星に着き、二人は降りた。

「なんだお前たち?」

 と、男が訊ねる。

 モモンはジェル状になると、男に飛びかかった。

「うわああああ!」

 男の体内にモモンが入り込んだ。

「ベビー、あなたも何かに入った方がいいわ」

「何かと言われてもな」

「キーファ、どうしたの?」

 と、男の連れらしき女が現れる。

 ベビーはジェル状になり、女に覆いかぶさった。

「きゃああああ! なんですの!?」

 ベビーが女の体に侵入した。

 二人は次々にメタモル星人に寄生していき、あっという間に全員を奴隷に変えた。

「この星にもう用はないわね」

 モモンとベビーはヤードラットに帰還するため、宇宙船に乗って飛び立った。

「ベビー、ついでだからドラゴンボール探そうか?」

「そうだな」

 二人は帰還する前にドラゴンボールを探し集めることにした。

 一行が最初に寄ったのは、惑星ゴンザレス。

 人気のない場所に宇宙船を止め、地上を散策する。

 やがて街が見え、中に入る。

 モモンのお腹が鳴る。

「お腹空いたわ」

「何か食べていくか」

 モモンとベビーはレストランへと入った。

「二名様ですね? あちらのお席へどうぞ」

 指定された席に二人は座る。

「この星もツフル化しましょう?」

「もちろんだ」

 二人は料理を頼んだ。

 少しして料理が運ばれてくる。

 二人は料理を食べ、レジへと移動した。

 だが、この星のお金を持っていなかった。

「金の代わりに卵を置いていってやろう」

「卵?」

 ベビーがジェル状になり、店員の体内に入り込んだ。

「うわああああ!」

 苦痛に悲鳴をあげる店員。

「どうしました!?」

 他の店員が駆けつける。

 モモンも駆けつけた店員の体内に入り込んだ。

「非戦闘員なんてこんなものか」

 二人は店員の体から飛び出し、店を離れる。

 通行人に声をかけ、ドラゴンボールを見たことがないか訊ねて回る。

 だが、有力な手がかりは皆無だった。

「この星にはないのかしら」

「ないんだったら長居は無用だ。とっととツフル化して行くぞ」

 二人はゴンザレス星人をツフル化し、宇宙船で飛び立った。

「そういえば、地球のブルマという女がドラゴンレーダーというものを作っていた気がするが」

「地球に行ってみる?」

「しかし、地球には悟空のやつが」

「バカだなあ。体をいただいてしまえばいいだけの話じゃない。殺すにしても、操り人形にすれば、自殺させれるじゃん」

「その手があったか」

 宇宙船は進路を地球に変えた。

 

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