「モモン、この星はなんという惑星なんだ?」
「ヤードラットよ」
「ヤードラット?」
「うん。この星の人々には瞬間移動能力があるのよ」
「瞬間移動? あいつが使ってた技か」
「あいつ?」
「ああ。もっとも憎いサルの悟空がな」
「悟空? あの赤いサイヤ人?」
「ああ」
「あなたが尻尾巻いて逃げるくらいだから、強いんでしょうね?」
「ああ」
「この後はメタモル星の制圧よ」
「メタモル星?」
「フュージョンって聞いたことない?」
「確か、ベジータの記憶の片隅にあったな。二人のパワーを同じくらいに保って融合する技だ」
「ベビー、あなたも来て」
「メタモル星にか?」
「うん」
「構わないが」
モモンとベビーは空港に向かう。
宇宙船に乗り、メタモル星を目指して飛び立った。
メタモル星に着き、二人は降りた。
「なんだお前たち?」
と、男が訊ねる。
モモンはジェル状になると、男に飛びかかった。
「うわああああ!」
男の体内にモモンが入り込んだ。
「ベビー、あなたも何かに入った方がいいわ」
「何かと言われてもな」
「キーファ、どうしたの?」
と、男の連れらしき女が現れる。
ベビーはジェル状になり、女に覆いかぶさった。
「きゃああああ! なんですの!?」
ベビーが女の体に侵入した。
二人は次々にメタモル星人に寄生していき、あっという間に全員を奴隷に変えた。
「この星にもう用はないわね」
モモンとベビーはヤードラットに帰還するため、宇宙船に乗って飛び立った。
「ベビー、ついでだからドラゴンボール探そうか?」
「そうだな」
二人は帰還する前にドラゴンボールを探し集めることにした。
一行が最初に寄ったのは、惑星ゴンザレス。
人気のない場所に宇宙船を止め、地上を散策する。
やがて街が見え、中に入る。
モモンのお腹が鳴る。
「お腹空いたわ」
「何か食べていくか」
モモンとベビーはレストランへと入った。
「二名様ですね? あちらのお席へどうぞ」
指定された席に二人は座る。
「この星もツフル化しましょう?」
「もちろんだ」
二人は料理を頼んだ。
少しして料理が運ばれてくる。
二人は料理を食べ、レジへと移動した。
だが、この星のお金を持っていなかった。
「金の代わりに卵を置いていってやろう」
「卵?」
ベビーがジェル状になり、店員の体内に入り込んだ。
「うわああああ!」
苦痛に悲鳴をあげる店員。
「どうしました!?」
他の店員が駆けつける。
モモンも駆けつけた店員の体内に入り込んだ。
「非戦闘員なんてこんなものか」
二人は店員の体から飛び出し、店を離れる。
通行人に声をかけ、ドラゴンボールを見たことがないか訊ねて回る。
だが、有力な手がかりは皆無だった。
「この星にはないのかしら」
「ないんだったら長居は無用だ。とっととツフル化して行くぞ」
二人はゴンザレス星人をツフル化し、宇宙船で飛び立った。
「そういえば、地球のブルマという女がドラゴンレーダーというものを作っていた気がするが」
「地球に行ってみる?」
「しかし、地球には悟空のやつが」
「バカだなあ。体をいただいてしまえばいいだけの話じゃない。殺すにしても、操り人形にすれば、自殺させれるじゃん」
「その手があったか」
宇宙船は進路を地球に変えた。