「あら?」
地球の座標に辿り着くが。
「地球がない?」
「あれは違うの?」
「あれは俺がドラゴンボールで作ったツフル星だ」
「いったんあそこに行きましょう」
宇宙船がツフル星に着陸する。
「あなたはここにいて。顔が割れてるでしょ? 私が行ってくる」
「ああ」
モモンは宇宙船を降りる。
(あっちの方に大きな気がたくさん)
モモンはたくさんの気が集まる方へと向かった。
「ん?」
地上にオレンジのバンダナをつけた女の子を見つける。パンだ。
モモンはパンの前に降り立った。
「誰?」
「あなた、サイヤ人?」
「え?」
「ちょうどいいわ。あなたで試そうかしら」
モモンはジェル状になると、パンに覆いかぶさった。
「いやああああ!」
悲鳴をあげるパン。
モモンはパンの体内に侵入した。
そこへ悟空が現れる。
「パン、今の悲鳴はなんだ?」
(こいつが悟空か……)
「なんでもないよ、おじいちゃん。それよりドラゴンレーダーが必要なんだけど」
「何言ってんだ? ギルならベビーに壊されちまったじゃねえか」
「そういえばそうだったわね」
(卵も産んだし、こいつに乗り換えておこうかしら)
パンは悟空の腹部に拳をねじ込んだ。
「ぐえ!?」
よろめく悟空。
「いきなりなにすんだ、パン?」
「私はパンじゃないわ」
「なに?」
パンが前に体を曲げると、背中からモモンがニュルッと姿を現す。
「おめえは!?」
「モモン。ツフル人よ」
「ツフル人だと? おめえ、ベビーの仲間」
「ベビーなら間一髪のところで救出させてもらったわ」
「なんだって?」
「悟空、あんたの体をもらうわよ」
「そう簡単に行くかな?」
モモンは超サイヤ人に変身する。
「おめえ、サイヤの血を引いてんか?」
「ご名答」
「だったらオラだって」
悟空も超サイヤ人になる。
「赤くはならないのね」
「おめえなんて普通の超サイヤ人で十分だ」
「私もなめられたものね」
モモンと悟空が戦闘を始める。
目にも留まらぬ速度で殴り合い、吹き飛ぶ。
「おめえなかなかやるなあ」
「あんただって」
「おめえが悪いやつじゃなきゃ、オラたち仲良くなれたんじゃねえか?」
「望み通り仲間にしてあげるわよ」
パンが起き上がり、悟空の前に躍り出る。
「パン、下がってろ」
「……………………」
「パン?」
「パン、やっちゃいな」
「はい、モモン様」
パンが悟空に襲い掛かる。
悟空はパンの攻撃から身を守る。
「おめえ、パンに何した?」
「卵を産み落としただけよ。流石のあなたも、孫には手は出せないんじゃない?」
「くっ!」
タコ殴りにされる悟空。
(仕方ねえ!)
悟空は超サイヤ人4に変身した。
「もう赦さねえ!」
パンの鳩尾に拳をねじ込み、気絶させる悟空。
倒れるパン。
「野蛮なことするのね」
「貴様だって残酷なことしたじゃねえか」
悟空がモモンの背後に回り込んだ。
(しめた!)
モモンはジェル状になり、悟空を包み込む。
(しまった!)
モモンが悟空の体内へと侵入する。
(何よこの出鱈目なパワーは)
「はああああ!」
モモンは悟空の気で体から追い出されてしまう。
(追い出された? まあ、でも卵は産み落としたわ)
「貴様に俺の体を支配するのは荷が重たかったみたいだな」
「どうかしらね?」
「……!?」
悟空は頭を押さえた。
「うわ!」
悟空の瞳が赤く染まる。
そこへベビーがやってくる。
「ベビー、貴様!」
悟空がベビーに気づくと攻撃を仕掛けた。
「やめなさい、悟空!」
「は!」
すんでのところで攻撃を止める悟空。
「悟空、ベビーに指一本でも触れてみなさい。赦さないわよ」
「申し訳ありません、モモン様」
「フハハハハ。愉快だ愉快」
と、ベビーが悟空を嘲笑う。
超化を解く悟空。
「悟空、ドラゴンレーダーを用意するのよ」
「はい」
悟空がブルマのいるところへと飛んで行った。
「大きな気を持ったやつがいると思ったら死に損ないのツフル人か」
空中に浮かびながらそう言い放つのは、ベジータだった。
「ベジータ」
と、ベビー。
「もう一度君の体を提供してもらうぞ」
「二度も同じ手でやられる俺様だと思うなよ?」
ベビーとベジータが戦闘を始めた。
モモンはパンに歩み寄り、声をかけた。
「いつまで寝てんのよ? いい加減起きなさい」
パンは意識を取り戻し、起き上がった。
「不覚でした、モモン様」
「パン、ご両親を連れてきなさい」
「かしこまりました」
パンはそう言って飛び立った。