ドラゴンボールIF   作:桂ヒナギク

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5.裏切り

 ツフル星を発って半年。

 モモンは立ち寄った惑星の生命をツフル化しながら、七つ目のドラゴンボールを探しに、惑星シバンへとやってきた。

 シバンは荒廃した惑星で、生命は存在しない。

「こんな寂れた場所に願い球って……」

 ドラゴンレーダーが反応する。

「位置はここね。ということは、地中に?」

 モモンは地面を掘り出した。

「あった!」

 地中からドラゴンボールを発見する。

 モモンは宇宙船に戻り、ツフル星に向かって飛び立った。

 ツフル星に着くと、モモンはドラゴンボールを手にベビーの元へ移動した。

「ドラゴンボール集めたけど、これ使うと使った星が壊れるから使わない方がいいわ」

「そうか」

「ツフル化の方は?」

「地球人には再び卵を産み落としておいた。だが悟空だけは始末させてもらった。あいつはお前の言いつけ通り俺には一切手を出さなかったな」

「そっか。殺しちゃったのか。別にいいけどね」

「それ以外は平和な毎日で退屈だ」

「じゃ、私、ビルス様のとこで修行してるから」

 モモンはそう言って、ウイスに連絡を取る。

「モモンさん、なんでしょうか?」

「そっちへ行きたいんだけど、迎えに来てもらえないかしら?」

「わかりました」

 ウイスが現れる。

「行ってくるね」

 モモンはウイスと共にビルス星へと移動した。

 眠そうな顔で出迎えるビルス。

「お目覚めですか、ビルス様」

「なんだウイス、モモンを連れてきたのか?」

「はい。こちらに来たいと(おっしゃ)ってましたので」

「瞬間移動で来ればいいじゃないか」

「ビルス様の星、遠くて。それに神の気は探れなくて」

「ところでモモン、お前もサイヤ人なら知らないか?」

「なにをです?」

「超サイヤ人ゴッド」

「超サイヤ人ゴッド?」

 モモンは疑問符を浮かべながらそう聞き返す。

「ああ。この間、夢で見たんだよね」

「その超サイヤ人ゴッドってのがどうかしたんです?」

「わかるだろ? 名前からして、神の領域に到達した超サイヤ人だ」

「でも、夢なんですよね?」

「ビルス様は予知夢を見ることが可能なんですよ」

「ツフル星に願い球を持っていったよな?」

「なんでそれを?」

「ウイスの持つ杖で見ていた」

「待って。あのドラゴンボールは使っちゃいけないんですよ。使うと星が消滅しちゃうんです」

「ボクはね、あのベビーってやつがいまいち気に入らなくてね。破壊したいと思っている」

「そういえばビルス様、一度取り憑かれたことありましたね」

「全く、生意気な青二才だよ。神であるボクを操ろうなんてね」

「なんでビルス様は平気なんですか?」

「それはボクが破壊神だからだよ。卵を破壊したんだ」

「なるほどね。そのベビーの破壊、私にやらせてもらえないですか?」

「君がか?」

「はい。わざわざビルス様が手を下すほどの相手ではないですよ。あんなやつ、私で十分です」

「仲間じゃないのか?」

「寄生生物は二人もいらない」

「ふん。面白い。それじゃ、見事打ち倒してみたまえ」

「お任せ下さい」

「それではモモンさん、あなたをツフル星に送りますね」

 ウイスはモモンをツフル星に送った。

「ありがとう」

 モモンは額に指を当てる。

(界王神は……)

 モモンは界王神界にいる界王神の気を探る。

 その様子を水晶玉で見ている老界王神と界王神が焦る。

「ままま、待て! あいつこっちに来るのかあ!?」

(見つけた!)

 モモンは界王神界へ瞬間移動する。

「うわああああ! 本当に来おわったわい!」

 モモンは老界王神を見遣る。

「あんたが界王神ね? 私も超サイヤ人4に変身できるようになりたいの。協力してもらうわよ」

「断る」

「下僕にしてやってもいいのよ?」

「待て待て! なんで前さん、超サイヤ人4になりたいんじゃい?」

「ベビーを消す。それだけよ」

「お前さん、自分で助けたのに、なぜ?」

「ビルス様がベビーを破壊したがってるからよ」

「ビ、ビルス様が!?」

「うん」

「よ、よかろう。ワシの修行でお前さんを超サイヤ人4にしてやる」

 モモンは老界王神に稽古をつけてもらうことになった。

 

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