Muv-luv BreakThrow 技術チートで変える未来   作:あるすとろめりあ改

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13『十三参り』 1983.4.3

1983年4月2日

京都 上京区 久賀家屋敷

 

 

「十三参り、ですか」

「ああ、あまり関東の方では馴染みがないかな?」

「そうですね、こういう類のは七五三ぐらいしか……」

 

 

 京都をはじめ関西の方では、子供が数え年で13歳になると虚空蔵菩薩を本尊とする寺へ智慧と福徳を授かるために参拝する十三参りという風習がある。

 古くから由緒のあるもので、あの弘法大師として知られる空海もこの十三参りを経て飛躍的に記憶力が増したという謂れがあり、知恵詣りや智恵もらいとも呼ばれ、子供の成長や大成を願う。

 そして久賀家の次女である玫依(まい)ちゃんは今年に中学校への進学を控える数えで十三歳であり、明日は嵐山にある法輪寺でその十三参りを行うというわけだ。

 

 

「十三参りの時に女の子は、初めて垂らしていた前髪を結い上げて日本髪にして振り袖を着ることになる。髪上げや裳着(もぎ)とも言ってね、いわゆる元服としての意味合いもあるんだ」

「へぇ……元服ってもっと後の歳にやるものだと思っていました」

「ああ、うん。武家の長兄だと十五から二十歳までに烏帽子をかぶる昔ながらの元服をやったりするんだけど、一般の家や女児にはそういうのが無いから、十三参りの時がそれにあたるんだ」

「なるほど……」

 

 

 これが大陸派兵や本土侵攻の影響で武家の次期当主になる男児の死亡者数が増加すると女性当主というのも珍しくなくなるが、今は未だ『家を継ぐのは長兄である』というのが一般的であり、特に封建制度の影響が色濃い武家では尚更その傾向が強いと言えた。

 とは言えそれでも血筋の方を優先するきらいもあったりして、例えば久賀家では次期当主は長女である澪月さんが継ぐことが決まっているし、政威大将軍においても女性将軍というのは歴代にはそれなりにいたりする。

 まあ、そうやって女性の権利がある程度容認される社会だったからこそ、この世界では1990年代後半頃から後方の軍部を殆ど女性が占める様になっていても成り立っていたのは、そういった背景も関係しているのかもしれない。

 

 

「お父様、入っても良い?」

「ああ玫依、着付けが終わったのか。良いよ、入りなさい」

「はーい」

 

 

 襖が開くと、振り袖で着飾った玫依ちゃんが部屋に入ってきた。

 薄桃色の生地に紅い牡丹の花柄が彩やかに散りばめており、帯はそれを引き締めるかの様な黒色のもので、赤や青に金色などカラフルな色彩の鞠の柄が踊っている。

 髪を結うと言っていたが、今日は試しに振り袖を着ただけなのだろう、髪は下ろしている様だ。

 しかし普段から和服を着慣れているからだろうか、不自然だったり過度に飾っている感じでは無くお洒落をしているといった感じであった。

 

 

「えへへ、どう?どう?似合ってる?」

「ああ、とてもよく似合っているよ」

「ありがとうお父様!恭太郎さんはどう思いますか?」

「うん、と……そうだね、普段の着物よりも大人っぽい感じがするかな?上手くは言えないけど、柄や色が派手過ぎないから玫依ちゃん自身を引き立ててくれてる、感じ?」

 

 

 まさか着物の批評なんて出来る筈もないので、何とか言葉を選びながらそれとなく紡いだものを口から捻り出す。

 しかしそれは実際に事実思った通りの感想であった。

 晴れ着や正装というのは過度に派手な柄や色合いでのものがどうしても多かったりするが、そうなってしまうと服そのものに視点が向いてしまう。

 玫依ちゃんの着ているものは、数少ない記憶にある振り袖のデザインと比較しても幾らかシンプルなもので、何処か一点に視線が集中することもなく自然と全体を俯瞰する事ができる。

 故に、玫依ちゃんの少女から大人の女性へと移り変わる過渡期における刹那な幼さを残したあどけない可憐さと、その中でも仄かに覗く艶やかさや艶美さが共立した顔立ちをありありと窺えた。

 

 とりあえず、その様なことを正直に伝えてみることにした。

 

 

「…………へぇ、恭太郎さんって意外とお上手なんですね」

「なに?どういうこと?」

「んー、あまり、父親の目の前で娘を(たら)し込むような言葉を聞かせないで貰いたいのだがね?」

「いやいやいや、そんなつもりは……?!」

 

 

 本当に、ただ思い付いた言葉を述べただけなのだが……

 やはり女性の褒め方や扱い方というのは難しいもので、自分には理解出来そうにもない。

 ただ、流石に雅匡(つねまさ)さんも今の発言は冗談だった様で、それ以上追求してくる様なことはなかった。

 

 

「実は、その振り袖は咲恵が着ていたものを仕立て直してもらったんだよ」

「お母様の……」

 

 

 詳しい話は知らないのだが、雅匡さんの奥さんであった久賀咲恵さんは数年前に亡くなってしまったのだと言う。

 着物は、生地が丈夫なので親の着物を子が仕立て直して着たりするのも珍しくはない。

 この振り袖は玫依ちゃんにとっては母親の形見でもあるので、何か思うところがあるのだろう。

 

 

「咲恵もきっと玫依の十三参りを見たかっただろうからね、咲恵の代わりにその振り袖に玫依の晴れ姿をちゃんと見せてあげて欲しいんだ」

「うん……わかった」

 

 

 粋、というのだろうか。

 故人を想い、親の愛を子に伝える雅匡さんの姿がとても眩しく見えた。

 こういった言葉をサラッと言ってのけられる様な人に、自分も成りたい……そんな風に思えた。

 

 

 

 

 

1983年4月3日

京都 西京区 法輪寺

 

 

 十三参りというものが特別なものであるという事は、その近くに来た頃には思い知らされた。

 周囲を見渡せば、玫依ちゃんと同じ年頃の子が振り袖や袴で身を包み、親兄弟や親族と共に群となって練り歩く姿はまさに圧巻の一言だ。

 何も十三参りは京都の法輪寺だけで行われている訳では無いのだが、やはり法輪寺における十三参りというのは格式が高いらしく、大阪や奈良、兵庫といった周辺の府県をはじめ、遠方では東北や九州からも十三歳になる子を祝福する為にこの場に集ってくるのだという。

 

 

「矢口、この辺りで大丈夫だ」

「畏まりました。では、後ほどにお迎えにあがります」

「ああ、頼む」

 

 

 流石に渡月橋の周辺は車も人も列になっており停められそうにもないので、桂川を挟んだ三条通りの方で車から降り、そこから歩いて法輪寺を目指すことに。

 春も真っ盛りという事もあり、嵐山の周囲は梅や桜、桃といった木花(このはな)によって赤や白色に彩られている。

 時折吹く風によって花弁が舞い、まるで春に包まれているかの様な景色だった。

 

 

「嵐山もご無沙汰だね。丁度、澪月の十三参り以来だから……4年ぶりにもなるのか」

「そうなりますね」

「そう言えば、お姉様の時は何の文字を奉納したの?」

「ええと……確か“進”でしたね」

「……?」

「ああ、十三参りではね一文字写経といって、願いを込めた漢字一文字を紙に書いてそれを奉納し、祈祷するんだ」

「へぇ……」

「昔は本当に写経を書いていたらしいんだけどね。玫依は、何を書くのか決めたのかい?」

「ええ、勿論!」

 

 

 そんな風に会話を弾ませながら列に合流し、渡月橋を渡る。

 渡月橋は桂川の中洲である中之島までを繋ぐ橋であり、そこから嵐山までは更に渡月小橋を渡ることになる。

 そして、そのまま道なりに進むと目的地である法輪寺に到着……とはならない。

 山門を過ぎると、そこそこに長い石階段が待ち受けていた。

 その段数は丁度煩悩と同じ108段であり、つまりここで煩悩を祓ってから本堂へと赴く。

 

 

「凄い人の数ですね……」

「ああ、少し並ぶ事になりそうだ」

 

 

 丁度、世間的にも入学式前の最後の日曜日ということもあってか百や二百ではきかない黒山の人だかりができていた。

 そのまま列に並び、事前に雅匡さんが用意していたご祈祷料の包みを納め、先程の話に出てきた一文字写経の紙を貰い設置されていた机へと向かう。

 玫依ちゃんは既に決めていたと言っていた通りにサラサラと素早く綺麗な文字をしたためたが、その字は────

 

 

「あら、“恭”ですか 」

「うん!恭太郎さんの恭の字!」

「えっ、僕の?!」

 

 

 偶然ではなく、本当に僕の名前から取って決めたのだと言う。

 しかし、何故……?

 

 

「だって、私は虚空蔵様に智恵を授かりに来たんですよ?智に肖るのでしたら、大学へ飛び級して国事の一端を任せられる事になった恭太郎さんをおいて他に相応しい人はいないですよ」

 

 

 雅匡さんも澪月さんも至極合点がいったとばかりに深く何度も頷いていた。

 

 しかし、こうやって面と向き合って直接褒めちぎられるというのは、思ったよりも気恥しい。

 内容も事実の列挙である為に否定もできず、いやいやと曖昧な謙遜にもならない様な弱い声を返すことしか出来なかった。

 

 

「昨日のお返しですよ!」

「昨日のって、ああ……」

 

 

 そう言われて、改めて玫依ちゃんの姿を見返す。

 昨日は振り袖だけだったが、今日は髪を結い上げ、よく見ると白粉(おしろい)(べに)というのだろうか、薄らと化粧をしている事に気がつく。

 濃すぎず、玫依ちゃんの整った容姿を引き立てるメイクで、楚々で清淑な雰囲気を帯びていた。

 

 

「うん、昨日よりも更に綺麗になってると思うよ。お化粧も派手過ぎないから玫依ちゃんの素の可愛さが出ているというか……」

「あ、あの……だから恭太郎さんっ!そういうのを人前で言うのを止めてください!!」

「えー、だって先に人前で褒めてきたのは玫依ちゃんの方じゃない?」

「むううう……っ!」

 

 

 次に表情を羞恥の色で染めたのは玫依ちゃんの方だった。

 まさに売り言葉に買い言葉といった感じで、些か罪悪感を覚えるものの、どこかこの言葉の応酬を楽しんでいる節がある。

 

 

「須和さん?」

「あっ、はい」

 

 

 背後から一閃された様な鋭い冷たさが背中を通り抜けた。

 

 

「あまり玫依のことを揶揄(からか)わないでください」

「はい、すみません……」

 

 

 しかし、それを悪ふざけと捉えられたのか、澪月さんに咎められてしまう。

 悪戯心の様なものがあったのもまた事実なので、反論の余地はない。

 それで雅匡さんの方はどうかとチラと覗くと、意外や意外、こちらは何と高笑いをしていた。

 

 

「お父様、どうして笑っていらっしゃるんですか!」

「ハハハハハ、いや、すまない。澪月みたいに恭太郎くんも何時もは澄ましている様な子だけど、案外に年相応な子供っぽいところもあるんだなと思ったら何だか可笑しくてね」

 

 

 いや、確かに16歳の少年なんて雅匡さんから見れば幼い子供なのかもしれないが……真っ正直に言われると、クるものがある。

 

 

「まったく……折角のハレの日なんですから皆ちゃんとしてください!」

 

 

 

 

 

 

 玫依ちゃんも書いた一文字写経などを虚空蔵菩薩に捧げる護摩祈祷までまだ時間があるというので、少し寄り道をさせてもらうことにした。

 本堂から離れ脇道に逸れる様に進むと木が生い茂った砂利道の先に、小さなお社の様なものがある。

 ちゃんと立派な鳥居もあり、その札には『電電宮』という名が刻まれていた。

 元は雷の神様である電電明神を祀るお社であったが、江戸時代末期に消失し、それが戦後になってから電気と電波の祭神として再び祀られる様になったという歴史がある。

 

 浄財と記されている箱に小銭を入れてから手を合わせて、電電宮に手を合わせる。

 態々この場所にまで来たのは、これから邦畿計画やその外で行っていく事業やプランの決意表明の様なものをする為であった。

 

 この電電宮とは別に山門の方に電電党というものもあり、そちらでは電球やトースターやアイロン等の家電を発明したエヂソンと、電波による通信技術を確立させたヘルツの肖像が掲げられていたりする。

 ある意味、これから須和恭太郎が行っていく施策とは、そんな彼らの功績に肖るかの如くものだった。

 

 一つは新たな発電システムの開発。

 自律稼動フレームの採用や、将来の戦術機に盛り込むレーダーや兵装、推進システムの殆どを電動化させる為には戦術機に搭載可能な小型で大出力の発電機……つまり最終目標は核融合炉なのだが、その前段階となるものが必要となる。

 

 一つは通信インフラの整備。

 現状では電話はFAXなどがメインであり、画像や映像などの大容量データをリアルタイムで即時にやり取りをするには余りにも非力と言わざるを得ない。

 なのでISDNやADSLといったメタル回線を利用した形式ではなく、光ファイバを利用した光通信による大容量・低遅延の通信インフラを構築する必要がある。

 

 そして、ある意味これが一番重要かつ最優先事項であるが、半導体のプロセスルールの微細化。

 例えば、現状における世界の最先端であるシンセルのCPUのプロセスルールはおよそ2μmであるが、これを1990年に入る前に100nm、2000年までに10nmまでに微細化をしてしまいたい。

 2μmが2000nmであるから、あと7年で20倍、更にその先の10年で更に10倍の微細化を目指す訳だ。

 半導体の製造とは、極端な話をすれば写真の現像と同じであり、その紙にあたるフォトレジストやそれを焼き付ける為の露光装置、その光を縮小する為のレンズなどを改める必要がある。

 類似する技術を用いる為、この分野ではカノン*1やニッコー*2といったカメラメーカーが得意とする技術だったりする。

 この露光装置というのが、BETAのいる我々の世界ではあまり個人用のコンピューターの技術が発展しなかった為に小型化という方面への技術革新が進まず……シンセルが細々と研究を続けるが、微細化や多コア化が大きく遅れる。

 逆にBETAのいない世界ではオランダの一企業が技術的に独占をしている都合上、どうしても装置が高額になり……微細化のために数百億から兆単位の投資が必要になってしまう。

 

 もちろん、半導体技術を飛躍させるのは並大抵のことではない。

 しかし、20年以上の先の未来で培われた技術を先取りしようとすればどうしても高性能なコンピュータの存在が必要不可欠になる。

 設計を行うためのワークステーション、素材や設計のシミュレーションを行う為のスーパーコンピュータ、大容量のデータを高速で運用するためのRAMやフラッシュメモリ……総て、現状の技術では足りなさすぎる。

 

 現行の技術でも、不知火やタイフーンの様な第三世代の戦術機を作り出すこと自体は可能だ。

 その設計に必要なコンピュータの計算結果をカンニングして図面の紙に書いてしまうことができるから。

 しかし、それでもただの模倣であり……そんなものでどうにかなるのであればオルタネイティヴ計画なんてものに多額の予算を費やす必要はないのだが、そうはならなかったから世界はプロミネンス計画ではなく00ユニットやG弾に縋ったのだ。

 では戦術機なんて決定打にならないものを開発する意味はあるのかと問われれば──ある。

 結局、ミサイルや艦砲、戦車砲では殲滅しきれないから戦術機が投入される訳だし、それにハイヴに直接侵攻できるのは戦術機しかないのだから。

 

 本当にそんな事が可能なのか、失敗してしまい周りから見放され技術の底上げが停滞してしまったらどうするか、例え総ての技術と知識を出し尽くしても人類を救うことが出来なかったら……

 そんな不安が、技術や未来の事を考えている時は常に頭の中で過ぎって、まるで針の海に漂い身体中を突き刺され続けるかの如く苦しみと痛みに心が苛まれる。

 本音を言えば、それなりの無難な成果を定期的に出して何となく世間に評価され、そして堅実な生活を営む事ができるのであればどれほど心が楽であろうかと夢想してしまう事も少なくはない。

 だが、やらねばならぬのだ。

 須和恭太郎がやらねば誰がやる──まるで映画の宣伝文句の様であるが、しかしそれが事実であり、他の誰も代わりを務める事ができないのだ。

 

 ああ、だから、只人である事が許されぬのであれば修羅にも鬼にもなろう。

 この世に導ける先達の者がいないのであれば神にも縋ろう。

 たとえこの使命感が独り善がりのエゴであろうと、しかしそれでもそれを受け容れて突き進もう。

 

 

「…………」

 

 

 無言のまま眼を閉じ、手を合わせて神に祈りを捧げる。

 口に出してしまえば、そこから綻んで弱音が漏れだしてしまう気がしたから。

 それで何かが変わるわけでも救われるわけでも無いのは理解していた。

 ただ、それでも何か……けじめをつけたかったのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 その後、玫依ちゃん達の十三参りの護摩祈祷を終え、皆で帰途につく。

 

 

「十三参りからの帰りは、渡月橋を渡り終えるまでは振り向いてはいけないというお約束があるんだ」

 

 

 もしもそれを破り振り向いてしまうと、虚空蔵菩薩から頂いたご利益を喪ってしまうのだという。

 これはある種の(まじな)いの様なもので、約束を守れる大人になるようにとか、後ろを振り向かずに前進を貫けとか、そういう類の願掛けなのだとか。

 周りを見てみると、それに則ってか後ろから声を掛けたり肩を叩いて振り向かせようとしている姿がちらほらと見ることができた。

 

 

「振り向くな、か……ふふっ」

 

 

 もしも振り向かずに渡月橋を渡ることで虚空蔵菩薩への祈りが成就するというのならば、同じ法輪寺の境内にある電電宮への祈りも、ついでに成就しては貰えないだろうか……

 思わずそんなことを考えてしまい、そしてそんな信心深そうなことを考えてしまっていた自分に驚きつつ、それにらしくないなと自嘲から苦笑してしまう。

 神道や仏教的な宗教行事や風習などは行うし、全くの無神論者というわけでもないが、信じれば救われるなどという熱心さを持ち合わせているわけでもない。

 だから、ここで振り向いてしまっても何も変わらない筈だ────

 

 

「恭太郎さん?」

 

 

 しかし、そのすんでのところで玫依ちゃんが手を伸ばしてきた。

 そしてその手を握ってきて、まるで親が子を引っ張る様にしてくると、不意打ちだった為に僅かばかりその身を引き寄せられてしまう。

 

 

「どうしたんですか?帰りますよ!」

「ああ、うん……」

 

 

 そうだ、帰ろう。

 振り向いた先には帰る場所などない。

 ならば前を向いて、その場所が無くならない様に……その為に前を進もう。

 今、自分にできるのは、その為の道を築いていくことだけなのだから。

*1
キヤノン

*2
ニコン

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