〝鬼の女中〟と呼ばれる女   作:悪魔さん

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第二章です。
この時点でクロエは23歳、エマは20歳です。

第14話のアンケートを思い出したので、ロジャー処刑の前に急遽ぶち込みました。(笑)


第2章 大海賊時代
第28話〝大海賊時代開幕〟


 エマと共に「クロエ海賊団」を旗揚げしたクロエは、仲間を集め新たな航海を始めていた。

 自由な航海を志すクロエの一味だが、〝鬼の女中〟の悪名を狙う者は多く、クロエはそれらを真っ向から薙ぎ倒す。彼女の攻撃性も相まって、余程の強者か命知らず以外は顔を見るなり逃げ出していった。

 そして、なおも挑む者もいる。

「想像以上に強いじゃないか」

「それは貴様もだろう、〝鬼の女中〟」

 クロエはこの日、ある男と戦っていた。

 対峙するは、ロングコートを素肌に直接着用した黒髪の青年。まるで鷹のように鋭い瞳と威風堂々たる佇まいは、年下ながらも同等の威圧感を醸し出している。

 何よりも目に入るのは、到底腰には差せない大きさの十字架型の黒刀――最上大業物の一振りである〝夜〟だ。それを片手で難なく振るってクロエと戦えてるあたり、彼自身の戦闘力がいかに高く、剣の技量に秀でているかが伺える。

 

 青年の名は、ジュラキュール・ミホーク。

 後に世界最強の剣士として名を轟かす、〝鷹の目のミホーク〟である。

 

「〝神威〟!!」

 武装色の覇気を纏った斬撃を飛ばすクロエ。

 ミホークもまた、覇気を纏った黒刀を振るい、受け止めて弾いた。

 その隙にクロエが肉迫し、蹴り技や鞘での攻撃を織り交ぜながら剣を振るう。時々放たれる飛ぶ打撃も、ミホークは冷静に対処し、斬撃を放って牽制する。

(……この女の戦い方は、間違いなく総合格闘術。それも独学だけではない)

 刹那の攻防を繰り広げるミホークは、クロエの強さの本質を捉えていた。

 クロエは剣術・拳法・覇気の三つを軸とした戦闘術。剣士が苦手とする遠距離攻撃は苦も無くこなせるし、剣抜きでも十分に強い上、拳法も刀に衝撃を伝導させる遠当て技も可能としており、六式の月歩(ゲッポウ)も会得してるので空中戦も対処できる。

 全ての敵と全ての間合い、全ての戦場に対応できる真のオールラウンダー。それがミホークから見たクロエの()()()()()だった。

(やはり一筋縄ではいかないか)

 剣技だけならば上だと自負できるが、格闘術や覇気の練度を含めればクロエの方が遥かに上だ。多くの強者と斬り合ってきたミホークでも、〝鬼の女中〟は別格だった。

(……これは骨が折れるな)

 対するクロエも、ミホークに手古摺っていた。

 剛の剣も柔の剣も鍛え抜いている彼は、クロエの強大な覇気を纏った斬撃を相殺はできずとも的確に捌いており、漆黒の長刀も自分の化血(あいとう)よりも重いのか、一太刀受け止めただけで結構な衝撃を与えてくる。

 クロエは多くの猛者と斬り結んできたが、ミホークはその中でも剣技だけなら最高峰の手練れだ。これでまだ全盛期じゃないのだから、恐ろしい限りである。

「……ただの覇気で倒せる相手じゃないな」

 クロエは微笑みながら覇王色の覇気を纏い、黒い稲妻を迸らせた。

 覇気を全開放した彼女に、ミホークも一筋の汗を流す。ここからが正念場だ。

「心を込めて、お前を倒そう」

 クロエがそう言った時だった。

 

 ――ガガガガガガン!!

 

「「!」」

 突如立て続けに鳴り響いた轟音。

 それと共に、黒くて丸い何かが急接近してくる。

 砲弾だ。

「海軍か」

「わざわざ艦隊を率いるとは……センゴクの差し金か」

 ミホークとクロエは、互いに斬撃を放って弾幕を打ち破る。

 視線の先には、海軍の軍艦が十隻以上迫ってきているではないか。

「フッ……随分な人気者じゃないか」

「余計なお世話だ」

 軽い調子で会話していると、問答無用に次の砲撃が襲い掛かる。

 だが、二人が得物を構えた途端、弾幕はいきなり爆発して黒煙に包まれた。

「クロエ、大変だよ!!」

 そう言って駆けつけたのは、クロエの親友にして相棒のエマ。

 その手には愛用する片手用のライフルが握られている。先程の砲撃は彼女の狙撃で阻止されたようだ。

「海軍なのはわかってる」

「それだけじゃない!! おつるが来てる!!」

(……〝大参謀〟か。成程、知略で捕らえる気か?)

 クロエは眉をひそめた。

 クロエはガープやセンゴクとは相対してきたが、彼らの同期である〝大参謀〟つるとは一度も交戦経験がないのだ。あらゆるものを洗濯する〝ウォシュウォシュの実〟の能力者であることや、自身の部隊は全員が女海兵で構成されているとか、噂こそ耳にするが実際に会ったことがない。

 ある意味では未知の敵だ。

「――勝負は預けよう、クロエ・D・リード」

「……今はその方が互いに利点があるか」

 あのセンゴクやガープと並ぶ海軍屈指の英傑を相手取るには、これ以上の戦闘は不毛。

 早々に切り上げることに同意し、この場での刃は収め、エマと共にオーロ・ジャクソン号へと帰還した。

「ったく、やっと終わったか」

 クロエとエマが甲板に降り立つと、呆れた声が上がった。

 現れたのは、得物である(せん)(つい)を肩に担いでタバコを吹かす一人の青年。黒髪で目元を隠し、機動性重視の恰好の上にコートを羽織っており、その雰囲気は若くも歴戦の強者のそれだ。

 

 男の名は、ミリオン・ラカム。

 旗揚げ後に最初に加入した記念すべき一人目の船員(クルー)で、クロエのスカウトを承諾した一味待望の優秀な船医である。

 

「そんで、あの艦隊はどうする? おつるは厄介だぞ」

「そんなに強いの?」

「そりゃあ英雄ガープの同期だからな。おつるの軍艦見ただけで逃げに徹する奴も多いぞ」

 警戒を促すラカムに、エマは溜め息を吐いた。

 現状()()()()()()()()()に、大物海兵が率いる艦隊を差し向けるとは。

 思わず「世界政府は知覚過敏なのかなァ」と変なことをボヤいてしまう。

「クロエ、どうする?」

「決まってる。正面突破だ」

 クロエは迷いなく宣言すると、三人でテキパキと帆を張り、海軍の艦隊と相対しながら作戦会議を始めた。

「海戦は物量と兵力で明らかに不利だが、この海域は潮の流れが速い。舵輪を破壊してコントロールを利かなくさせる」

「……船の舵はおれがやっとこう」

「じゃあ、遠距離狙撃で砲台を無力化させとく!!」

「決まりだな」

 クロエは艦隊に臆することなく、不敵に笑った。

 

 

 クロエ海賊団と海軍艦隊の海戦は、つるにとって好ましくない戦況になっていた。

「全く……ロジャーの奴、とんでもないじゃじゃ馬を世に放ったねェ……!!」

 つるは苦い顔で本音を漏らした。

 ロジャーは先日逮捕――本当は自首なので海軍にとっては()()()()()()()()だが――したが、その結果として〝鬼の跡目〟と〝鬼の女中〟を好き勝手させる状況となってしまった。政府上層部は想定内だとしてロジャーを処刑して心を折ってから捕らえればいいと考えていたが、つる自身は長年の経験からすぐに捕らえるべきと判断した。

 クロエ海賊団はたった三人だが、そのうち二人は海賊王の元船員(クルー)。しかも素性を調べれば、クロエは〝錐のチンジャオ〟に育てられ、エマに至ってはあの〝王直〟の寵愛を受けている。エマの件に関してはセンゴクとガープ、ゼファーも想定外だったらしく、報告を聞いた途端に一斉にお茶を吹いていた。

「これは引かざるを得ないね……」

 立て直して捕縛に動くのは困難だと、つるは判断した。

 というのも、クロエは〝月歩〟で空を駆け、船に乗り込んでからは舵輪を破壊し、マストを斬り倒している。潮の流れの速さで有名な海域なので、船のコントロールが利かなくなれば戦陣を組むのは不可能。

 幸い、クロエはこちらを皆殺しにするつもりはないようだが、彼女の実力を考えれば艦隊を容易く壊滅できるのも事実。ここは悔しいが、作戦失敗として彼女らを取り逃がす他ない。

「全海兵に告ぐ!! 鬼の女中の捕縛は失敗!! 負傷者の救助を優先せよ!!」

 電伝虫で指示を飛ばすと、つるは盛大な溜め息を吐いた。

 まさか海戦で完敗とは。ガープ達に笑い者にされそうだ。

「この私が、こうも一方的に……」

「おつるさん!! 危ない!!」

「!?」

 つるの前に、突如クロエが降り立った。

 海兵達は一斉に銃口を向けたが、つるは片手で制した。クロエから戦意を感じなかったからだ。

「……何のつもりだい」

「これをセンゴクに渡してくれ」

 クロエがコートから取り出したのは、茶葉の袋だった。

 意外なモノを受け取ったつるは、目を大きく見開いた。

「それと監獄のロジャーに伝言を頼む。「貴様が船長でよかった」と」

 クロエはそう言い残し、月歩で空を駆け、艦隊を通り抜けるオーロ・ジャクソン号へと戻っていった。

 つるはその背中を黙って見届け、負傷者の手当てを命じるのだった。

 

 

           *

 

 

 海軍の艦隊を突破し、クロエ海賊団は大海原を行く。

 そんな中、ラカムは酒の席で二人に明かしてない秘密を語った。

「ええっ!? ()()なの!?」

「ああ。前世の名は(むら)(かみ)()(おん)だ」

「二度あることは三度あるならぬ、二人目いれば三人目もいるということか」

 何と、ラカムはまさかの転生者三人目だった。

 その内探せば百人出てきそうだなと、クロエは暢気に思った。

「前世、何してたの?」

「医学生。トラック事故に巻き込まれて〝こっち〟に来た」

 ラカムはブランデーの瓶に口を付け、グイグイと飲んでいく。

 医学生というあたり、大学生くらいの年齢で転生したのだろう。

「そっちこそ、前世あるんだろ?」

「……私は黒江沙織。元一般職」

「私は吉池恵麻! クロエの親友である元小説家だよ」

「吉池恵麻? ――まさか、あの吉池先生なのか!?」

 ラカムはエマの前世を知り、驚きの声を上げた。

「こいつ、そんな有名人だったのか?」

「異世界転生……なろう系の小説家として有名だった。しかし、まさか本人も転生とは……」

「何の因果なんだろうね、ホント」

 エマは溜め息交じりに笑った。

 前世持ちが三人もいる海賊の一味など、この世界の歴史上ではクロエ海賊団だけだろう。だからこそ堅苦しい思いをせず、互いにコミュニケーションをとって信頼関係を築いていけるのだろうが。

「……それで、例の件はどうする? ローグタウンは大騒ぎになるぞ」

「……怖気づいたか?」

「誰が降りるっつった? 世界政府の鼻をへし折る(ネタ)は乗るっつったろ」

 灰皿にタバコを押し付け、ラカムは問い掛けた。

 クロエ達は今、〝東の海(イーストブルー)〟のローグタウンへ向かっている。

 その理由はただ一つ。ロジャーだ。

「ゴールド・ロジャーの遺体を盗もうってんだ。これ程連中に屈辱を与えることはねェ」

()()()()・ロジャーだ。……あいつを愛した者として、世界政府に渡したくないだけだ」

 クロエは新聞を手に取り、哀しげに笑う。

 数日前、ロジャーは海軍に自首した。海軍と世界政府にとっては「最も屈辱的な決着」であったため、自分達の威光の為に逮捕と報じた。

 新聞では一週間後に生まれ故郷のローグタウンで公開処刑をすると決まり、すでにロジャーの身柄を護送中との事で、その最後を一目見ようと多くの人間が集まっているという。先程剣を交えたミホークも、ロジャーの処刑に興味を持った為、小型のボートで向かって行った。

 なお、ロジャー逮捕の号外が配られた当日、真実を知らない〝金獅子のシキ〟はマリンフォードで暴れたようで、センゴク・ガープ・ゼファーの三人にボコボコにされて捕まったそうだ。

「……しかし、まさか海賊王が不治の病だったとは」

「え? ラカム君、マンガ読んでないの?」

「おれはサンデー派だ」

「本題から逸れてるぞ。最終確認をするからよく聞け」

 クロエは二人の会話を止めさせ、当日の動きを説明する。

「ロジャー処刑後、私が覇王色を放って群衆の意識を奪い、その隙に回収してラカムが処置を施す…………以上だ」

「いつ聞いてもシンプルだな」

「シャンクスやバギーがいたら?」

「先に見聞色で探知して、それ以外を気絶させる。私にとっては造作もない」

 その上で、クロエはスピード勝負だと念入りに告げた。

 というのも、突如として世界政府は、処刑当日に軍艦を十隻派遣すると世間に公表したのだ。見物に来る海賊達の牽制もあるだろうが、〝金獅子のシキ〟の襲撃を考慮した海軍上層部の進言が起因だと新聞は報じている。

 おそらくだが、世界政府と海軍はバレットとクロエを警戒している。彼らに処刑を阻止されると判断し、新聞を介して警告しているのだ。もっとも、クロエにとっては何の意味もなさないが。

「……お前らにはすまないとは思ってる。こんな我儘に付き合ってもらって」

「気にしないで。ロジャー船長を晒したくないのは、私も同じだから」

「せっかくの第二の人生だ。この一味で謳歌させてもらうからには、船長の無茶ぶりくらい慣れないとな」

 エマとラカムの返事に、クロエはゆっくりと微笑んだ。

 

 

           *

 

 

 〝東の海(イーストブルー)〟、ローグタウン。

 生まれ故郷で海賊人生が終わるロジャーは、処刑台の上でドカッと胡坐を掻いて群衆を見下ろした。

 そんな中、一人の男が「〝ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)〟は何処に隠したんだ!!」と大きく叫んだ。

「くく……わはははははは!!!」

 ロジャーは広場に轟く程の大笑いをした。

 そして静寂が訪れたところで、群衆の質問に答えた。

 

「おれの財宝か? 欲しけりゃくれてやる。探せ! この世の全てをそこに置いてきた!」

 

 処刑人は慌てて剣を振り上げる。

 命の炎が消えるまで、あと数秒。その数秒の間、ロジャーはクロエのことを思い返した。

 

 なァ、クロエ。

 シャンクスとバギー、バレットの面倒見てくれてありがとよ。これからもエマと一緒にあいつらを頼んだぜ。()()()()()()()はガープに頼んだしな。

 前世の話も楽しかったな。生きた世界が違うと何もかもが異なるってのァ、いい勉強になった。おれも転生しちまったらどうすっか考えねェとな!

 それとおつるを介しての伝言、ガープから聞いた。おれもおめェが仲間でよかった。船長として冥利に尽きる。

 悔いはねェ。むしろ大満足だ! おめェのような強くて(おも)(しれ)ェ女と出会えたこと自体が奇跡だ。それも何かの運命なのかもしれねェな。

 だからよ、クロエ。幸せになれよ。前世(ぜんかい)みてェになんなよ?

 

 ドッ……!

 

 刃が身体を貫き、ロジャーは死んだ。

 その直後、広場にいる者達は一斉に沸き上がった。海賊王は自らの死と引き換えに、死に際に放った一言で新たな時代の扉を開いたのだ。

 海賊王が遺した、〝ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)〟。海の覇者がこの世に遺した伝説を、手に入れられるとしたら……!

 死んで時代を変えた男を称えるようにローグタウンが熱狂に包まれた、その時だった。

 

 ドォン!! バリバリバリィ!!

 

『!?』

 強大な覇王色の覇気が、処刑台広場を襲った。

 海賊、海兵、民間人……シャンクスとバギーを除いた無差別の威圧に、ほぼ全ての人間が泡を吹いて倒れた。気を保てた強者も数名はいるが、その者達も冷や汗を掻いていた。

 その覇気の持ち主は、コートをなびかせながら現れた。

「「クロエ……!?」」

 シャンクスとバギーは、突如現れた姉貴分に動揺する。

「……逝ったか、ロジャー」

 クロエが処刑台に上がると、その先には二振りの処刑人の剣で心臓と肺を貫かれ、血だまりの上で笑顔のまま息絶えた海賊王が鎮座していた。

 頬に触れると、屍らしいひんやりとした冷たさを覚えたが、ほんの少しの温もりも感じ取れた。

 気づけば、空は曇りポツポツと雨が降り始め、あっという間に大雨になった。

「……黄泉への餞別だ、受け取れ」

 クロエは今にも泣きそうな声で呟くと、ロジャーの遺体を優しく抱きしめ、額に短く口づけを落とし、軽く唇を合わせた。

 死んで時代を変えた偉大なる亡き船長への手向けであり、愛であり、決別でもあった。

「……こんな部下で済まない。もう少しだけ付き合ってくれ」

 大雨でずぶ濡れになりながらも、クロエはロジャーの亡骸を抱いて処刑台を降りる。

 そこへ、涙を流しながらシャンクスとバギーが駆け寄った。

「せんちょぉ……!!」

「船長……!!」

 歯を食いしばりながらも、止まらない涙を流す弟分。

 そこへ、今のクロエの仲間であるエマとラカムも駆けつけた。

(クロエ……)

 ロジャーの亡骸を抱くクロエに、エマは沈痛な表情を浮かべた。

 半年程度の付き合いである自分と違い、年単位の長い付き合いだったのだ。情が湧かないはずがない。そしてその抱いた感情の中に、愛があったのは明白だ。

 感情を押し殺し、涙を流しても意地で微笑み、クロエは口を開いた。

「シャンクス……バギー……ロジャーは私達で弔う。……来るか?」

 クロエはそう声をかけると、二人は号泣しながらも首を縦に振った。

「――遺体の処置は最善を尽くす」

「……頼むぞ、ラカム」

 夏の雨に打たれながら、それぞれの夢と覚悟を背負い、クロエ達は海賊王(ロジャー)の故郷を出航した。

 

 〝海賊王〟ゴールド・ロジャーの処刑と、クロエ海賊団による遺体強奪事件は、世経の一面であっという間に世界に報じられた。

 ロジャーの処刑は海賊達の心をへし折るどころか心に火を灯す結果になった上、その亡骸をかつての部下に盗まれるという、世界政府の歴史上類を見ない大失態。

 大海賊時代開幕の伝説の一つとして、大海賊〝鬼の女中〟の伝説として、後世まで語り継がれる事となる。




はい、第二章開幕です!
今回の話は色々なネタを盛り込んでます。

三人目の転生者であるミリオン・ラカム君の名前のモデルは、あの〝キャラコ・ジャック〟で知られるジョン・ラカム。メアリ・リードを従え、海賊モノでよく見る「二つの剣を交差させた海賊旗」の持ち主です。ジャンプよりサンデーを愛読した彼の前世も含めたプロフィールは、またいつか。
なお、転生者はこれ以上出しません。クロエ海賊団は「転生者三人、ゲームキャラ一人、あとは原作キャラ」の構成と決めているので。

おつるさんがここで登場したのは、伝説の海兵なのに今まで出さなかったから。作者が完全にド忘れしました。(笑)

そして海賊王処刑と、遺体の強奪。
クロエの覇気に耐えきったのは、ドフラミンゴ・クロコダイル・ミホーク・モリア・ドラゴンの五名だけ。シャンクスとバギーはクロエが当てないようにしたので例外で、他の群衆は軒並み失神してます。
ちなみにロジャーの遺体がクロエに盗まれたと世経にチクったのはドフラミンゴとモリアです。(笑)


次回はロジャーの弔いと新しいクロエ海賊団の仲間を出します。
〝赤の伯爵〟って言えばわかるかな?
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