〝鬼の女中〟と呼ばれる女   作:悪魔さん

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オハラのあたりを読み返してるんですけど、やっぱり五老星はオハラを滅ぼす気はなかったんじゃないかなと思います。頭を抱えるコマが、苦渋の決断というか、不本意って感じがすごく強いので。
王国の存在に気付いたあたりまでだったら、原作のように「大胆な仮説」で済ませるつもりだったんだけど、王国の名前まで知っちゃったから完全にアウトで庇いきれないって感じなんです。

まあ、あくまで自分の個人的な考察なんですけどね。
でも「五老星、実は敵じゃない説」は案外あり得ると思います。


第36話〝せいぜい強くなれ〟

 バスターコールを受けたオハラは、島のほとんどが焼き尽くされた。

 クロエ海賊団の介入により、学者達は命を拾い、島民達は海軍の誘導の下に避難を完了した。

 それでも、彼らが負った〝傷〟は大きい。

「もはやオハラは終わりじゃ……この島で研究の続行はできん」

 髪の毛と髭が三つ葉のクローバーを思わせる、考古学の世界的権威であるクローバー博士は、ラカムの手当てを受けながら項垂れる。

 クロエが全知の樹を薙ぎ払ったおかげで、どうにか時間稼ぎができて火の手から全ての書物を守れたが、研究の設備は軒並み灰となり、実質ゼロからのやり直しに近い状況だ。

 しかし、クロエが来なければオハラの意志は次代へ継ぐことができなかった。島が滅んでも、学者達は生き残ったのだから上等な結果だ。

「クロエ海賊団、お前達には何と礼を言うべきか……世間の評判はアテにならんな」

「里帰りにたまたま通りかかっただけだ、本来は助ける義理もない。それに見殺しにしていたら寝覚めが悪いだろう」

 頭を下げるクローバー博士に、クロエは冷たく返す。

 海の覇権にも〝ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)〟にも興味が無いのだ。世界の真実が暴かれようが暴かれまいが彼女にとっては至極どうでもいいことに過ぎない。ただ、仲間ごと堅気に手をかけようとした顔見知りの判断が、自分の信条として許せなかっただけだ。

 それでも、結果的にはオハラの恩人とも言えるとクローバー博士は笑った。

「それで、これからどうする? 考古学の権威なのだから、相応の伝手ぐらいあるだろう」

「……うむ……決して無いという訳ではないが……」

 クローバー博士は、二人の顔馴染みならば望みはあると語る。

 

 一人は、「自勇軍」という組織を率いる男・ドラゴン。

 もう一人は、極めて優れた研究技能を有する世界政府所属の天才科学者・ベガパンク。

 

 この二人は、文献を求めて世界中を探検した若い頃からの付き合い――言わば「旧知の仲」だという。

 今は立場の都合で表立った交流はできないが、それでも信頼に足る人物との事だ。

「……お前達、引き揚げるぞ」

「え? まさかクロエ、このまま里帰りする気!?」

「行く宛てがないならともかく、あるならそいつらに一任するべきだろう」

 クロエはここにはもう用はない、とキッパリ告げ、そのままオーロ・ジャクソン号へ戻ろうとする。

 その時、クローバー博士が背を向けたクロエを呼び止めた。

「待ってくれ!! 一つだけ尋ねたい!!」

「……何だ?」

「……海賊王の一団は……ロジャー海賊団は()()()()()()()()()!?」

 クローバー博士の言葉に、その場は静まり返った。

 

 前人未到の世界一周を成し遂げた海賊王の一団は、最後の島で何を見て、何を知ったのか。

 〝ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)〟が眠る島に、〝空白の100年〟がわかる何かがあるのか。

 自分達の求める答えが、世界の果てにあるのか。

 

 歴史の真実を知りたいという想いが詰まった質問に、クロエは答えた。

「私はラフテルに行っていないが、レイリーあたりなら知っているだろう」

『!!!』

 その言葉に、学者達は息を呑んだ。やはりロジャー海賊団は、歴史の全てを知ったのだ。

 クロエは言葉を続ける。

「私は〝空白の100年〟にも〝古代兵器〟にも興味はない、が……歴史を知るだけでは何もできないだろう。……ロジャーもそうだった」

 クロエはロジャー海賊団の最後の宴の夜を思い返した。

 

 

           *

 

 

「クロエ、おめェに〝夢〟はあるのか?」

 世界一周を達成したロジャーは、泣き止んだクロエと一対一(サシ)で飲んでいた。

 最後の宴が終わり、愛する船長に想いを伝えてから、これまでの航海を振り返った時に問われ、クロエは返した。

「……自分の人生を完成させることだな。前世を持つ身としては、二の轍は踏みたくない」

「わっはっは! そうか、頑張れよ」

「そういうロジャーこそ、どうなんだ」

 クロエはロジャーに航海の理由を尋ねた。

 すると、一口酒を呷ってから「世界をひっくり返すためだ!!」と快活に答えた。何事も派手にやることを好むロジャーらしい理由に、クロエは笑った。

「まあ……()()()()がな」

「〝偉大なる航路(グランドライン)〟の制覇だけでも世界の常識をひっくり返せそうだと思うぞ? 不可能と言われてきたんだから」

「わははははは!! そりゃあもっともだ!!」

 クロエの一言にロジャーは爆笑する。

 不可能を可能にすることも、今までの世界の常識をひっくり返すという意味では間違いではないだろう。

「……それで、()()()()というのはどういう意味だ?」

「ん?」

「莫大な宝も見つけ、海賊王になったにもかかわらず、夢は果たせなかった……そういう言い回しに聞こえたからな」

 真意を尋ねると、ロジャーはニィッ……と笑って「何でだと思う?」と返した。

 クロエは呆れ返った様子で酒を呷り、想像した。

「……〝ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)〟を見つけるだけじゃダメだった……とかか?」

「ほう……何でそう思う?」

「何となくだ」

「わははははは!! そうか、何となくか!! わははははは!!」

 相変わらず無愛想なクロエに、ロジャーは肩をバンバンと叩きながら爆笑した。

 そんな中、彼女はふと思い出した。

「そう言えば……私もお前もミドルネームが〝D〟だな……アレには何か意味があるのか?」

 クロエもロジャーも、海軍のガープも〝D〟の名を持つ。

 少し前からゴールド・ロジャーと呼ばれてはいたが、ラフテルに到達してからは手配書から新聞に至るまであらゆる情報ツールがフルネームで表記しなくなった。まるで〝D〟の名を知られたくないかのようで、クロエ自身もその内「クロエド・リード」みたいになるのかと考えてたくらいだ。

 その理由もまた、最後の島(ラフテル)にあったのだろうか。

「……ある。聞きてェか?」

「……少し気には、なる……」

 クロエはウトウトしながら、頬杖を突いて呟く。

 酒が回って気がよくなったロジャーは、「よォし、教えてやろう」と笑いながら語り出したのだが――

「クロエ、これは遥か昔の話だが……」

「やっぱいい……長い話は、嫌いだ……」

「ハァッ!?」

「……すぅ……すぅ……」

 睡魔に負け、欄干に頬杖を突いて立ったまま器用に寝始めたクロエに、ロジャーは言葉を失った。

 

 

           *

 

 

(ちょっと待て、あの時の私って立ちながら寝てたのか……?)

 海賊王と過ごした夜を思い出し、嫌な汗が流れた。

 別にミドルネームの真実を知りたければ、〝ロード歴史の本文(ポーネグリフ)〟の写しが全て手元にあるので自力でラフテルに行けばいい話だが……無性に恥ずかしくなってきた。

(……まあ、これでオハラの学者達は世界政府に執拗に狙われるだろうが……私には関係のないことだ)

 クロエは自由で在る事を信条とし、同時に()()()()の自由にはなるべく干渉しないようにしている。自由には責任が伴い、それは己自身が負わねばならないからだ。

 ゆえに、自分達の自由に従って動いていたオハラの学者達を、クロエは決して阻もうとしないし、止めようともしない。

 ――たとえその先に、破滅が待ち構えていたとしても。

「……せいぜい強くなれ。力無き者は全てを奪われる。()()()()()()真の平和や平等はない」

 圧倒的強者である自分から言えるのは、それだけだった。

 法律という名の理不尽、腐り肥えた天竜人(ぶた)共が治める矛盾した世界、巨額の金で人権を得る不条理……それらから解放されるには、圧倒的なチカラが求められる。

 オハラには、それがない。ゆえに信頼できる後ろ盾がなければならない。

(全ての生ける者が平等なのは、産まれた瞬間と死ぬ瞬間のみで、それ以外は全て不平等……もし世界が真に平等であったのなら、私の前世はもっとマトモだったはずだ)

 死は皆平等に訪れても、その多くは不本意だ。思うように生きて、一番納得のいく死を迎えられる人間など、ほんの一握りだ。

 だからこそ、クロエは「人生の完成」を求めて突き進む。生き様も死に様も、納得のいくカタチにするために。

「……行くぞ。海賊が学者(かたぎ)の選んだ道に口を出すな」

 強い口調で言うクロエに、仲間達は無言で頷き、その後を付いていく。

 その背中を、クローバー博士は涙ながらに見届ける。

「……恩に着る!」

 たとえ受け入れることがなくても、クローバー博士は礼を述べた。

 どれ程の悪名で恐れられる海賊だろうと、彼女が未来を守ったのは事実。それは、決して忘れてはならない。彼女によって拾われた命を、無駄にしないためにも。

 すると、エマが何かを思い出したのか、クローバー博士に声をかけた。

「そう言えば博士、五老星と会話できたんだって? せっかく繋げられたんだから、ハッタリかませばよかったじゃん」

「? ……どういう意味じゃ?」

 あっけらかんとした様子で言うエマに、クローバー博士は眉をひそめた。

「いや、ちょっとウソついて「これ以上は資料があまりにも少なくて仮説も立てられなかった」って言っとけば、実際に研究に携わった人達への罰は確定だろうけど、バスターコールは回避できたんじゃない?」

『あっ……』

 その言葉に、空気が凍りついた。

 

 今思えば、五老星はクローバー博士が「かつて栄えた、ある〝巨大な王国〟」の名を言おうとした瞬間に口封じを命じ、バスターコールの発令を指示した。

 だが五老星は、クローバー博士がその王国の国名を言うまでは、何もせず黙って聞いていたし、王国の存在に気づいたところまでは「大胆な()()だな」と言ってもいた。そしてオハラへのバスターコールの口実は、「研究が世界政府の想像を越える域に達している」というもの。

 それはつまり、五老星はオハラが〝巨大な王国〟の存在に気づくあたりまでは想定内で、それが()()()()()()であった可能性があるのだ。

 もし、クローバー博士の報告が王国の存在に気づいたところまでに留めておけば、学者達の処罰や研究資料の押収は不可避だろうが、バスターコールでオハラを焼き尽くすという選択を五老星はしなかったのではないか。

 

 よりにもよって海賊のエマが、その可能性の是非を口にした事で、オハラの学者達は膝から崩れ落ちた。

「えっ!? 何か言っちゃマズかった!?」

「見事に止めを刺したな」

「本当に変わらんな、その遠慮の無さは……」

 エマのせいでどんよりとした空気を纏う学者達に、申し訳ない気持ちを抱きながらクロエ海賊団は港を発ったのだった。

 

 

           *

 

 

 翌日。

 世経の号外は、やはりオハラが一面を飾っていた。

 

 ――「考古学の聖地」を襲った惨劇!!

 ――踏みにじられた歴史への探究心

 ――〝鬼の女中〟がオハラ壊滅に関与?

 

「……何かおれ達がやったかも的な記事になってるな」

「それ、擦りつけられてんじゃん!」

 新聞を読んでいたラカムがボヤき、エマが憤慨する。

 世界政府はオハラのバスターコールをなかった事にし、代わりに近海にクロエ海賊団の目撃情報があった為、何らかの理由で〝鬼の女中〟に滅ぼされた可能性がある――という形で情報操作したようだ。

 犯人がクロエだと断言しないあたり、下手に挑発するような内容の記事は武力衝突に直結すると判断したのだろう。世界政府にとってクロエは相当恐ろしい存在のようだ。

「……予想通りといえば予想通りだな」

「……結構冷静だね」

 修行で疲れて眠ったヤマトの頭を胸に抱え込むクロエは、意外にも怒ってはいなかった。

 無責任な事には怒りを覚える彼女にしては珍しい、とエマは目を細める。

「世経の独断で載せた可能性もある。世経のスタンスを考えれば、世界政府の情報操作命令を無視するだろう」

「あー、あそこの社長はね……」

「まあ、本当にこの記事が世経の独断で載せたなら、暫くは海軍もビクビクするだろうよ。向こうの胃痛は相当だろうな」

 タバコの火を灰皿で消しながら、ラカムは「いい気味だ」と笑った。

 

 

 時同じくして、マリンフォード。

 オハラでクロエに秒殺されたサカズキは、治療塔の病室で目を覚ます。

「っ!! ぐお……!!」

 ガバリと起き上がった瞬間、全身に激痛が走る。

 歯を食いしばりながら耐えていると、少しずつ痛みは引いていく。

 それと共に思い出すのは、オハラへの無差別攻撃命令(バスターコール)と、なぜか姿を現した因縁の女海賊の怒りの表情だ。

「――よう」

「……クザン」

 気配を感じて目を向けると、片手を挙げて挨拶をする同僚の姿が。

 相変わらず飄々とした態度に、サカズキは険しい顔を浮かべた。

「あんま動くなよ。医者は2週間は安静にしろっつってたぞ」

「……オハラはどうなったんじゃ」

「島自体はもう終わりだ。来年からは地図から抹消される。学者達は、政府上層部が今後どうするか話し合ってるってコングさん達が言ってた」

 クザンの言葉に、サカズキはギリッと歯を食いしばる。

 本来ならば、学者達はすぐにでも捕えに行かねばならない。だが政府上層部が対応を検討している以上、指示があるまでは独断での取り締まりは厳罰対象だ。

 悔しさをにじませるサカズキに、クザンはあの日のクロエとのやり取りを伝えた。

「……「犠牲の伴わない正義はないとしても、あの判断は頭に来る」……クロエはそう言ってた。理解はできても納得いかないってヤツだ」

「……!」

「お前の正義じゃなくて、お前の判断が〝鬼の女中〟の逆鱗に触れちまったんだってこった」

 とにかく命があってよかったよ、と安堵した表情でクザンは呟く。

 幸いにもサカズキは五体満足で生還したが、彼の軍艦に乗っていた海兵達はほとんどが後遺症を遺す結果となり、前線勤務が困難になった者もいるという。

 これが〝神殺し〟として名を上げ、海賊王の部下として活躍した大海賊の――〝鬼の女中〟と呼ばれる女の圧倒的武力。あの〝鬼の跡目〟ダグラス・バレットを超える脅威と目されるのも、納得がいく。

「……わしがあの時――」

「お前のせいではない。あれはどうしようもなかった」

「「センゴクさん!?」」

 そこへ現れたのは、大将センゴクその人だった。

 彼曰く、コング元帥はクロエがオハラ近海を通るという報せを知り、自らが全責任を取る形でバスターコールを中止させようと動いていたという。だが、その命令をスパンダインが自らの保身と出世を優先してシカトした為、クロエ海賊団の強襲をサカズキ達は受けるハメになったのだ。

 その時のコングの怒りは凄まじく、その場にいたガープとゼファーをも縮こまったという。

「私がゴールデン電伝虫を渡したのも、今回の件の一因だ……申し訳ない」

「センゴクさんが謝る事じゃありゃあせん」

「サカズキの言う通りですよ。……で、スパンダインは?」

「……長官の地位は()()()()()そのままとなった……〝魔弾〟まで怒らせたせいで人手不足だ……」

 センゴクは溜め息交じりにボヤいた。

 先日のオハラにて、エマの狙撃によってCP9は壊滅的な打撃を受け、新しい長官を据え置くのが困難になったとの事で、続投せざるを得なくなったようだ。ただ、流石の五老星も今回の一件を顧みてスパンダインに様々な権限を譲るのはマズいと判断し、かなりの制限を設けるとの事だ。

 世界政府の最高権力ですらも重い腰を上げたのだ。スパンダインは相当窮屈な思いをするだろうが、自業自得だ。

「……今回はご苦労だったな。しばらく休み、傷を癒すことに専念しろ」

 センゴクは一言告げると、病室を後にする。

 それと共にクザンも立ち上がり、サカズキの肩を軽く叩いて見舞い品を置いて去っていく。

 

 

 その頃、シャボンディ諸島。

 海賊王の右腕としてその名を馳せた〝冥王〟シルバーズ・レイリーは今現在、13番GR(グローブ)にある酒場「シャッキー'S ぼったくりBAR」に居付き、コーティング職人として生計を立てている。

 そんな生ける伝説の最近の楽しみは、五人の若輩達の活躍だ。ロジャーの背中を見続け、あるいは追い続けた若葉達が新聞に載る度、ついつい昔を思い出してしまう。それが何とも言えない享楽なのだ。

 そして今回の新聞――オハラの件に関して、レイリーは懐疑的であった。

「……あり得んな、あいつに限って」

「レイさん、何か心当たりでも?」

 元海賊であるバーの女店主のシャクヤクが、タバコを吹かしながら目を向ける。

 レイリーは、クロエがオハラ壊滅の犯人ではないと確信しているようだ。

「ラフテルどころか〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟にすら興味を持たなかったクロエが、今になってオハラを蹂躙する理由がない。ロジャーの影響を強く受けているし、独立後の悪い噂もあまり聞かない」

 クロエにとって、海賊達の夢やロマンの象徴である〝ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)〟に一切関心がなく、ラフテルに至っては「暇になったら行く」と豪語していた程だ。そんな彼女が、なぜオハラを滅ぼす必要性があるのか。

 彼女の思想信条と、新聞の報道が全く一致していない。そうなると考えられるのは、世界政府の情報操作になる。

「時折彼女の情報は聞くわ……気まぐれで攻撃的だけど、強欲や狡猾とは無縁よ。レイさんの勘は当たってると思うわ」

「やはり、世界政府のバスターコールか」

 つまり真相は、オハラを滅ぼしたのは世界政府で、クロエはその現場にたまたま居合わせていたということになる。

「しかし、なぜ〝西の海(ウエストブルー)〟にいたのか……」

「レイさん、クロエちゃんは八宝水軍に拾われたのよね? なら、里帰りじゃないかしら?」

「チンジャオに会う為か? ――わははははは!! そうだとすれば、世界政府はとんだとばっちりを食らった事になるな」

 シャクヤクの推測に、レイリーは思わず吹き出すのだった。




これは余談ですけど、クローバー博士達はこのあとドラゴンとベガパンクに救助されます。
ロビンとオルビアはドラゴンと、サウロとクローバー博士はベガパンクと共に行動することになります。ただ、世界政府はCP-0を動かすので、ほとんどの学者は仮面の殺し屋達に始末され、オハラの学者じゃない住人もあの「豚共」におもちゃにされるルートが残されてるので油断大敵です。
そしてロビンは、麦わらの一味のメンバーに加入させる予定なので、そこそこ辛い目に遭うことになります。クローバー博士は年齢も年齢なので、オルビアの方に何かが起こるんでしょうかね……?

本作の「修正力」は、はっきり言って質が悪いです。

次回は里帰りです。
花ノ国ではチンジャオの涙と氷の大陸がテーマとなります。

ここからは一気に時系列を進めようと思います。
テゾステ、脱獄後の金獅子、赤髪海賊団への子育て支援、ビッグ・マムとの抗争……色々やりたいことがあるので、ちゃっちゃと更新しようと思います。
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