尾形は将校になりたいのだと口数少なく呟いた。
はてさて真偽はいかほどだろうか。
「それで、まずはアンタに死んでもらう」
「おう」
「……やけに素直だな」
「もう手を組むと決めたからな」
「へえ……随分と素直に従うんだな、妾の息子風情に」
「ハッ」
自嘲するように眉を寄せながら、口の端を吊り上げる尾形を思わず鼻で笑う。
そもそも機会を窺って逃げるつもりだからとは言わずとも察してほしい。
ムッと口を結ぶ尾形の喉仏を人差し指で指し示す。
「俺を従わせたいなら、きちんと手綱は握れよ。隙を見せたら喉元食いちぎってやる」
「ははぁ、そうでなくちゃあなあ……」
そうするとまた表情は一転し愉しそうに尾形は頰を緩めた。
これまで見てきた尾形よりも随分とコロコロと表情が移り変わる。
それほど私が勇作を撃ったことが、花沢の醜聞を握れたことが嬉しいのだろうか。
そんなものわざわざ私を介さずとも少し掘り下げればゴロゴロと埋まっているというのに。
もしくは勇作の片割れ、というのが尾を引いているのだろうか。
何にせよ、今は私が尾形に従うことで状況は確定している。
恐らく影にあるだろう鶴見中尉の思惑には一切触れず、尾形は私に死んで欲しい理由を説明し始めた。
云はく確かめたい。
「本妻との息子たちが揃って消えれば、その報せを父上が聞いたとき、無視し続けた妾の息子が愛おしくなるんじゃないか、と……確かめたい」
また表情は変わっていて、そう抑揚のない声音で告げる尾形の顔から表情の一切というものが抜け落ちている。
本当にコロコロと変わるもので、尾形がどれだけ本心を語っているのか、どこまでが騙りであるのかも分からなくなる。
……流石に前世で読んだきりの漫画の内容を逐一暗記して思い出せるわけもない。
覚えているのはあくまでも金塊を巡る争いの大まかな流れくらいのものだ。
こうして目の前で生きた本人がいるのに、原作がどうだとか我ながらクソだとも思う。
でも目の前の尾形を、どこまで信じればいいのか分からないから仕方ないと言い訳しておこう。
尾形は鶴見中尉のことについて、やはり一言も発することはなかった。
尾形の指示はまず私が戦争内で偽装工作を行い死んだことにして潜伏しろというもの。
しかも偽装工作やらは自分で都合しろと、あまりに大雑把な指示だった。
「ハハッ、適当だな」
「それでどうなんだ、アンタには"どこまで"出来る」
思わず吹き出すが尾形は無表情である。
私に対しても何か確かめようとしているのかもしれない。
「どこまでも」
でも多分、今世の私ならやろうと思えば何でも出来る。
とにかく尾形を信用させてから機会を窺うか……。
つーか、潜伏中にいくらでも逃げられるわな。
戦争のどさくさに自分と体格のよく似たロシア兵を捕獲した。
私と尾形とロシア兵以外に周囲には誰もいない。人のいない場所と時間を選んでいる。
何をするでもなく尾形は私の作業をじっと眺めている。全く……監視のつもりか?
「Что ты делаешь? Отстань от меня!」
「
「Что вы имеете в виду?」
これ以上の会話は必要ない。
ロシア兵に猿轡を噛ませ、作業に集中する。
まあ、腹を銃で撃つんだけど、とロシア兵から鹵獲したモシンナガンM1891で腹部を撃つ。
「……ロシア語が話せるのか」
「あくまで日常会話程度だがね。興味があるのか? やる気があればすぐに覚えられるさ」
「ふん」
ロシア兵の腹部にできた傷の形を確認して、治療を始めた。
ここから私と全く同じ傷痕にするのだ。
「わざわざ治療までするのかよ」
「念には念をってやつだ。死体を偽装しても勘のいいやつは気づく……あの狙撃を俺のしたことだと気がついたおまえみたいにな」
「ははぁ、やっと認めたな」
勝ち誇った笑みを浮かべる尾形へ肩をすくめる。
もうとっくにバレている相手にいまさらだろう。
「それで? 潜伏して、そのあとはどうしたらいい」
「……北海道へ向かえ」
「何故?」
「……」
北海道は父が師団長を務める第7師団のお膝元である。
せっかく偽装工作までして潜伏するのに、何故北海道なのか。何も知らなければ当然の疑問だと思う。
まあ、どう考えてもアイヌの金塊ですよね〜〜。
私も争奪戦に参戦か〜〜??
尾形は目を逸らすと、それ以降無言である。
答える気も、教える気もないと理解して自然と大きなため息が出た。
「まあよかろう。俺は明日にでも見物人の多いところで爆発するから、それでおさらばだ」
「そうしろ」
「北海道に着いたら知らせを送る」
「フン……」
尾形が口の端を吊り上げる。
能面を貼り付けたみたいな顔で一体何を考えているのだか全く予想がつかない。
「じゃあな、尾形。せいぜい死ぬなよ」
「──、……」
ロシア兵を引きずって、その場を離れた。
振り返ることはしなかったため、そのあと尾形がどんな表情をしていたかは私には知る由もないことだ。
★
部下たちの目の前でド派手な入れ替わり爆発トリックを行なった。
なお入れ替わった方は死ぬ。
一等兵の制服へ着替えて、その後の一部始終を見守る。
「小隊長!! 小隊長ッ!!!!」
「おいッ!! 何をしている!! 早く運べ!! まだ息があるぞ!!」
将校用の肋骨服を纏う体の半分、頭の半分が吹き飛んだロシア兵を部下たちが取り囲んでいる。
風に乗り、出征前に母から贈られた香水の香りが漂ってくる。
同じものを勇作も持っていて、お互いにお守り代わりに持っていた。
その話は部下たちに何度か聞かせている。
あの様子ではロシア兵もすぐに死ぬだろう。
「……うん」
問題なさそうだ。
恐慌する部下たちに背を向けて軍帽を目深に被り直す。
そうして、そのまま立ち去った。
大混乱の戦地から一人が脱走するくらいわけないのである。
しかし目的地が北海道……。
まず陸路でロシア領を通って、どうにか樺太に上陸してから、って感じになるのかルートとしては……?
でも今、日本とロシアとは戦争中なんですよねえ!?
いざ実践してみるとなかなかどうして無茶な指示出されてんなあ!?
となると移動は終戦を待ってからか……。
言われた通り北海道には行くんだって?
いやだって、実際のところ軍に入った目的は果たしてるわけですし……。
生死不明とはいえ、勇作が本土にいるなら私にも戦う理由はないわけですよ。
そう言う意味では、尾形の提案というか指示は渡りに船というものだった。
そうして北海道に辿り着くころには一年の月日が経過していた。
道中ロシア人と殴り合ったり、酒を飲んだり、少数民族と意気投合したり、喧嘩をしたりと色々あったが割愛。
いやよくぞたった一年で北海道に辿り着けたよ、もしかして私って天才なんじゃないのか。
海の向こうに遠く見える樺太へ達成感とともに敬礼を、突然強風に煽られて──足を滑らせた。
ぼちゃん。
海に落ちて、真っ白な小さな泡で視界が埋まる。
外気よりもいくらか暖かい水温であるが……死ぬわ、これェ!!!!!
北海道の海に落ちたという状況にもう大混乱である。
「平気か!? シサム!!」
海面に顔を出して、どうにか浮かぼうと両手を動かしているところ小舟に乗った少女が懸命な表情で私へ手を差し出していた。
「冬じゃなくてよかったな。冬だったら死んでたぞ」
「……ありがとう、アイヌのお嬢さん」
「それでも海に飛び込むなんて馬鹿のすることだ」
助けてくれたのはアイヌの少女だった。
小舟を漕ぎながら少女は私へ責めるように眉を吊り上げている。
その少女の漕ぐ小舟に乗って、砂浜に降りた。
……いや、落ち着けば私も泳げるんですけど。飛び込んだんじゃなくて足を滑らせたんですけど……、カッコ悪いから黙っておこう。
砂浜で少女が焚き火をしてくれた。
「服を乾かせ、濡れた服は体温を奪い続ける」
「いやはや、何から何まで……ありがとう。アイヌの少女」
「アイヌの少女ではない。アシㇼパだ、飛び降りシサム。おまえは?」
「……英作で〜す……」
よくよく見れば少女の瞳は美しい青色で、一瞬だけ言葉を失う。
小樽あたりにいるはずのアシㇼパさんがなんで稚内にいるの???
なんでも用事があって親戚の村を訪ねてきていたらしい。
これはもしや世界が私に黄金争奪戦に関われと告げているのだろうか。
樺太から来たというとアシㇼパは興味を持ったのか、樺太での暮らしについて随分と質問をしてきた。
いや、私もそんな詳しくない。
「興味があるなら、一度行ってみるといいよ。自分の目で見て音で聞いて、体感すればいいんだ。体験は伝聞に勝る」
「私はまだ子供だから、あそこまではいけない。船に乗るにもお金を集めなきゃならない」
アシㇼパは小さく首を横に振る。
自分で色々と決めて考えている様子だった。これ以上はアシㇼパにとっても余計なお世話だろう。
「飛び降りシサムはこれからどうするんだ? また飛び降りるのか?」
「う〜〜ん呼び方ぁ。あとそれ誤解だからね、そうだなあ。とくにやることがあるわけじゃないしなあ。う〜ん、アイヌたちのことを教えて?」
「私たちのことを? 何故?」
思いつきを口にすればピクリとアシリパの眉が動いた。
わずかに目が険しくなっている。
「何故って知りたいから? アイヌの文化についての文献って少ないからなぁ。そうだ、アイヌの文化を記録に残して本でも書こうかな? どう思う?」
「どう思うもオソマもない。意味がわからない」
「残そうと思わなきゃ残らないものもあるってことで、アシㇼパさ〜〜ん、お願いしますよぉ」
くねくねとシナを作ってお願いする。
とくに本気でもないお願いだった。関わると言うかなんというか、ひとまずの目的だった北海道に到着して何もすることがないからである。
尾形に知らせを送る気も今のところない。
私は自由だ。
自由って何をすればいいんだっけな……。
「分かった。近くの親戚の村に案内してやる、そのお願いは親戚にしなおせ」
「警戒してるね。厚かましいお願いをしてくる初対面の相手には正しい対応だ」
「……自覚はあるのか……飛び降りシサム、こっちだ」
「ハイハイ」
そう稚内近くにあるアイヌの村まで案内してもらった。
そしてそこにしばらく逗留することに決めた。
北海道は我が父のお膝元である。大きな街に行けば自然と軍人と顔を合わせることになってしまううわけだ。
アイヌの村に潜伏。我ながらいい考えだ。
そしてさらに時は流れて小樽周辺の森にやって来ていた。
「よぉ、尾形」
「…………」
「見てみろ、すごいぞ。ほらクソでかストゥ」
「いやアホか、アンタ」
上川盆地らへんのアイヌの村で貰った制裁棒を尾形へ手土産として渡した。
スン、とした表情の尾形は握らされたストゥをノータイムで放り投げる。
あ〜ん、せっかくの土産〜。
尾形が小樽にいると聞いたので物乞いに伝言を頼んだのである。
緯度と経度で、森のど真ん中を指定した。
物乞いには何がなにやら分からなかったことだろう。逆に尾形はよく分かったとすら思う。
「……おいアンタ、なんで」
「いやあ、長らく放置しましたし、そろそろ連絡しとくかと思ってな?」
「……」
眉間に皺を寄せて、尾形が睨んでくる。
その表情になんとなく察するものがあった。
おそらく尾形は私が本当に北海道に来るとも、接触してくるとも思っていなかったのだ。
私の手綱など握るつもりは初めからなかったというわけだ。
それにどういう狙いがあるのかまではまだ分からないけど。
純粋に本妻の息子が邪魔で消えて欲しかったのなら、原作で勇作にしたように私のことも戦争のどさくさで撃ち殺せばよかったのにな。
「大人しく消えていればいいものを、花沢家の次男殿が自ら首輪で繋がれるのがお好みだとは……何故戻ってきた、花沢英作……!!」
絞り出した低い声で尾形が私を睨みつけて言った。
私は一度気になったことは、確かめなければどうしても気が済まない質であるのだ。
「つい先日。どうしておまえが将校になりたいのか。聞いていないと思い出した」
勇作を撃った日、協力しろと言われた日。
薄暗い野戦病院で、尾形は私に将校になりたいと告げた。
そのときの私は真実かは分からないと思ってそれ以上の追求をしなかったけれど、もしも本当だったならそれはどうしてだろう。と思い至ってしまった。
一度気になってしまったら立ち止まれない。
とんでもない形相で私を睨みながら尾形が鼻で笑う。
「ハッ……そんなことのためにわざわざ? 流石、高貴な生まれのお方はやることが違いますねえ」
「よせやい。それで? どうして将校になりたいんだ?」
「あの日適当に言った、そんな戯言を信じてらっしゃったとはね……」
「なんでなんだ?」
「……チィッ……」
いやマジで、めちゃくちゃ怖い顔で尾形が睨みつけてくる。
完全に人を殺してる目だ。
私も尾形も人は殺してるけども。
尾形が私から顔を背けて軍帽を外した。
嘘でも理由を言わなきゃ私が引かないと悟ったのだろう。
「……将校になれば、幸せになれるのでは……?」
目もとを手で覆い隠しながら、聞き逃しそうなほど小さく尾形が呟いた。
そこで、うん? と思った。
『…幸せになってほしいな。どんな人生を歩むかに生まれは関係ないよ、本妻の息子が言えることじゃないけど』
以前、運ばれた野戦病院で勇作と間違えながら尾形に言った言葉は頭をよぎった。
もしかしてアレ?
いや流石に自意識過剰がすぎるよな……。
「幸せになりたいのか、尾形は」
「……ええ、まあ。おかしいですか? 俺がそんな馬鹿げたことを言うのは」
「そんなことは言ってないだろう……」
顔を背けていた尾形にまた睨みつけられた。
そんなに睨むことないじゃん……。
幸せになりたいって言うのが馬鹿げたことなら世の中の大半は馬鹿になるじゃん……。
「個人的な見解だが、幸せになることと将校になることってのに因果関係はないと思う。俺が将校であるときに幸せじゃなかったから」
「…………」
「幸せになるっていうのも、そもそも幸せの定義自体が各個人によっていくらでも変化するものだから、なにをすれば幸せになれる、ということを一言で断言は出来ないんじゃないか、知らんけど」
「知らねえのかよ……」
地を這う低音で尾形が呟く。
「……じゃあどうしたら幸せってもんになれるんですかねえ、俺は」
「それこそ知らねえわ……」
「……チッ」
また舌打ちをされた。
苛立たしげに尾形がそっぽを向く。
珍しく感情表現が素直だった。
いつもは能面かはりつけた作り笑いばかりだったのに。
「そもそもなんで、幸せになりたいんだ……いや、幸せを求める生き方ってのも立派な生存意義ではあると思うけど」
「アンタが言ったんだろう、俺に幸せになってほしいって。じゃあアンタの考える幸せってなんだよ」
「……」
「おい」
この感情を言い表す言葉が私の中に存在しなかった。
北海道の真冬の森だ。
それなのに、何もかも燃え尽くす勢いの熱風が心の中を駆けて行った。
ドキドキと心臓が早鐘を打ち始める。
なんとも言い表せない。
「おい、聞いてんのか英作ッ!」
眉間に皺を作り不機嫌ですと言わんばかりの表情で尾形は吠える。
衝動だった。
「ッ!?」
「……わかった、私にできることがあるなら、おまえにいくらでも協力する」
「な、な……」
腕の中で目を点にして尾形が唇をワナワナと震わせている。
おかしいもので、さっきまでクソ能面キッショくらいにしか感じなかった尾形が急に可愛く見えるのだ。
なに、これ……なんか、呪い?
尾形が可愛く見える……。
尾形が可愛くてムカつく。
それでも今度こそ、今ならば、尾形のためにどこまでもやれる気がした。
「離せよ、気色わりいな……」
睨みつけられながら言われて、背中に回していた腕を離す。
よろけながら尾形は私から距離を取ると、また顔を背けた。
「……兄弟っつーのはどこまでも似るもんなんだな……」
「ははぁ、さては勇作にも抱きしめられたか、いつだ?」
「……」
尾形は答えなかった。
そして勇作のことが頭に浮かんで、弾んでいた鼓動は一気に落ち着いた。
あのあとの勇作のことを私はまだ知らないでいる。
もしもを考えると恐ろしく、とても確認ができないのだ。
「……アイヌの黄金の話を知ってるか」
そんな出来事があり、尾形はしようとしていることを話し始めた。
鶴見中尉のこと、アイヌの黄金のこと、中央のスパイとして裏切っていること。
やはり目的は将校になることだと、話してまた感情のない目で私をじっと見つめてきた。
「俺のような生まれのものが父上と同じ席に座って、アンタらも無価値だと証明したいんですよ、俺は」
ただ口の端だけは吊り上がっていて、私と、私を通しておそらく父ときっと多分勇作を揃って嘲笑っているのだと感じた。
何かのバグで私はそんな尾形も可愛いと感じてしまい頰が勝手に緩む。
「そうか、分かった。おまえがしたいのなら、そうしよう」
「……」
嘲笑が掻き消え、また尾形の眉間に皺が寄った。
目の中に浮かぶ疑惑を隠せていない。
いつもはもう少しきちんと能面なのにな?
どうしたぁ? 尾形?
「何を企んでる」
「なんと、おまえに協力すると言っているのに信じてくれないのか」
「たりめえだ ッ……ああ、金塊か? そうだな、中央に流す前にアンタに多少は分け前をやっても……」
「別に金には困ってないからいらん」
「……」
何故か尾形は脂汗をかいている。
何をそんなに動揺することがあるのか。私が尾形に協力するのは、そもそも尾形の最初の計画の通りではないのか?
「勇作の件で私を脅してまで協力を求めたのはおまえだろ」
「それはアンタが逃げて流れた話だ」
「今ここにいる。おまえの目の前に」
尾形へ向かって両手を広げる。
何故かたじろいで、尾形は後退りをした。なんでだよ。
これじゃあ埒があかない。
ため息を吐きながら、頭を掻く。
「目的があるんだろ? ならそれに利用しろよ、私のことくらい」
「…………アンタの協力なんざいらねえ」
すごい。
なんでそんな言ってることが二転三転するんですか?
尾形の考えていることが何も分からないし伝わってこない。
ジッと尾形を見つめれば、また睨みつけられ今度は背を向けられた。
「さっさと北海道から出てけ、アンタなんか誰も必要としてない」
「ははあ、なんてひどいことを言うんだ……流石に今のは傷付くぜ」
「……」
冗談混じりに言ってみても、尾形は振り返りもせずに去っていってしまった。
う〜〜ん、でも協力するって決めたしなあ。
とりあえずアシㇼパのところに行くか……。
そうして私は自らアイヌの金塊を巡る争いに飛び込んでいくことを決めたのである。
理由のある支離滅裂尾形