エクストラダンガンロンパZ 希望の蔓に絶望の華を 作:江藤えそら
Advance to the "extra"
◆◆◆
黒板にチョークで文字を刻む心地よい音を聞きながら俺は目を覚ました。深く深く熟睡していたようで、目を開けた後もしばらく脳が働いていなかった。ぼんやりと視界に移るのは、教卓に腰を掛けて黒板に何かを書く白衣姿の男性の背中だった。
授業中だったのだろうか。いや、俺は。
「おう、遅かったな」
その言葉は妙に俺の意識を研ぎ澄まさせ、現実に引き戻させた。その言葉を発したのは目の前にいる白衣の男だった。記憶にない顔だ。いや、そもそもここはどこで俺はどうやってここに来た?
「お前が起きねえから黒板が埋まっちまったじゃねえか。こんなことするのはガラじゃねえが、黒板に板書するってのはなかなか新鮮な気持ちになるな」
男はひょいと教卓から飛び降りた。くせのある黒髪と顎の無精髭が一番に視界に入る。俺と同年代か、少し上くらいの人だろうか。黒板には何か複雑で学術的な内容がびっしりと書いてある。図のようなものも添えてあるが、内容はさっぱり分からない。
「………」
「うん~? ああ、何が何だか分からねえってか。安心しろよ、オレもだ」
白衣の男は薄ら笑いを浮かべて俺の方に近寄ってくる。いろいろ思考したいし対話したいが、俺の頭はまだ半分寝ている。
「さて、名前が分からきゃ会話もできねえな。 オレは
「……釜利谷」
ぽつりと反復したことに意味はなかった。だが、彼が発した言葉で俺はいくつか思い当たることがあった。”超高校級”。そうだ。俺は”超高校級の脚本家”としてこの学園に招かれたんじゃなかったか。
「はは、寝起きで脳が動いてねーのか? 脚本家さんよ。わりぃな、あんまり無防備だからコレ見ちまった」
そう言って釜利谷三瓶と名乗った男性は胸ポケットから一枚の学生証を取り出した。俺の名前と才能が書いてあるこの学園の学生証だ。彼は特に執着も見せず学生証を俺が座っている机の上に置いた。
”超高校級の脚本家” 葛西幸彦
そこには間違いなく俺の名と「才能」が書いてあった。こんな学生証を貰った記憶はない。俺はいつどうやってどんな経緯でこの学園に呼ばれて、どうしてここにいるのか。そうだ、この学園は―――。
―――『私立 希望ヶ峰学園』は、「希望」と呼ばれる高校生を集め、育成するための学園である。
入学できる生徒は学園からスカウトされた人間のみで、その条件は二つ。
現役の高校生であることと、各分野において超一流であること。
俺が覚えている限り、希望ヶ峰学園はそんな場所だ。俺はこの学園に”超高校級の脚本家”として呼ばれたのだ。
正直言って、才能の有無で人を区切るシステムはあまり好きではない。その才能というものも、不特定多数の人間が恣意的に決めたものに過ぎない。だが、才能を認可された俺がこんなことを言うのも、選出されない人達からしたら嫌味に聞こえるだろうか。
そんなことを言いつつも、俺はこの学園の招待を承諾した。世の中のためになりたいとか、名誉や栄光が欲しいとか、そういう大きな展望はなかった。ただ才能あふれる”希望”達の中で自分がどれだけ輝けるか試してみたかった。それで折れるようなら自分はそれまでだったということだ。
俺はただやりたいように脚本を書いてきた。この学園でもそうあれれば満足だ。
――そんな学園への思考が一瞬で脳内を通り過ぎ、机に無造作に置かれている学生証が俺を眼前の世界へと引き戻した。
「…こんな学生証、貰った記憶はないけど」
俺は確かに入学を受理したが、学生証を貰った記憶はない。今こうして目の前にあるこれは一体なんだ?
「そうなのか? まぁポケットに入ってただけだからなぁ。寝てる間に誰かが忍ばせたのかもな…」
釜利谷と名乗った男はわしゃわしゃと髪をかきむしりながら言った。知らない場所にいる知らない男だというのに、何故か敵意や違和感なく会話ができる。まるで慣れ親しんだ昔馴染みのような…。違和感がないこと自体が違和感だ。
「ここは…学校? 教室みたいだけど」
俺は率直に気になっていることを尋ねる。ポケットに手を突っ込むがスマホも財布もない。私物がないのは一体どういうことだ。常に肌身離さず持っていたはず。
「ここは希望ヶ峰学園だよ。俺らが入学するはずだった場所だ」
釜利谷君は平然な面持ちでそう言った。キュッキュッと音を立てて黒板消しを黒板にこすりつけ、自らが書いた複雑な板書を惜しみもなく消していく。
「…そうなの?」
気の抜けた返事しか出なかった。
「ああ、そうだよ。廊下を出たところに案内板があってな。希望ヶ峰学園特別分校って書いてあった。ソイツを鵜吞みにするならここは希望ヶ峰学園ってコトだ」
釜利谷君はやけに淡々とした様子でそう告げる。俺は希望ヶ峰に入学しようとしていたのだから、ここが希望ヶ峰なら納得ではある……いや、納得できるはずがない。そもそも俺は今朝どこで目を覚まして、どういう動線でここに辿り着いた? 何故教室で寝ていた? 何故私物がなくなっている? 俺の脳裏にはその答えとなるようないかなる記憶も呼び覚まされることはなかった。
◆◆◆
「おっ、ここにいたのか」
俺の思考は第三者の明るい声にかき消された。茶髪でぱっちりと大きい目をした青年が教室の入り口にいた。見知らぬ人物だが、漂う雰囲気からは不審者のようには思えない。
「もうみんな体育館に集まってるぞ。お前達も早く……ってこの人誰だ?」
青年は俺の方を見て目をぱちくりさせる。俺も同じ気持ちだ。
「ああ、こいつはこの教室で寝ていたオレ達の仲間だ。”超高校級の脚本家”、葛西幸彦だとよ」
釜利谷君が青年に向けて説明した。青年とは知り合いだろうか。
「ふ~ん。ここにも人がいたのか。俺も気付いたらここにいてさ。普通に怖いよな…。な~んか現実味がねえんだけど。とりあえず俺は
彼は不安そうな顔を見せながらも、すぐに屈託のない笑みに切り替えて手を差し出す。幸運などという才能もあったのか。希望ヶ峰学園の選出基準はよく分からない。
「ああ…うん。よろしく…」
言いたい紹介を全て釜利谷君に言われてしまったので、ぼそぼそと独り言のような挨拶しか出てこなかった。どうも初対面の人物との距離の詰め方が分からない。一人で籠りきりで脚本を書き続けていたせいか、人付き合いは得意な方ではないのだ。
前木常夏と名乗った青年の手は細いが温かかった。
「そういうわけで体育館に行こうか、葛西」
俺達の握手を見届けた釜利谷三瓶がそう切り出す。
「実はな、オレ達のようにいつの間にかここに連れてこられた生徒が結構いてな。同じ境遇の者同士、顔と名前くらいは合わせといたほうがいいだろ?」
釜利谷君はすらすらと俺達が次に行うべき行動を告げてゆく。何故かこの男には俺や前木常夏という男……これからは前木君と呼ぶべきだろう。彼のような動揺や不安が感じられない。一体どうしてなのだろうか。
教室を出ると扉が並ぶ廊下に出た。床も壁も白く、病院や高級オフィスのように綺麗で新しい。確かに希望ヶ峰学園というならそれくらい綺麗な校舎でもおかしくはないが、未だにここが希望ヶ峰学園であるとは俄かに信じがたい。
「こっち」
と先導する前木君は迷いなく廊下の奥へと俺と釜利谷君を連れて行く。彼らは俺が目覚めるよりも前からこの建物の中を散策していたのだろうか。
やがて俺たちはエレベーターの前に辿り着いた。体育館に行くと言っていたが、今俺達がいる場所は一階ではなかったのか。
「ここ、何故か階段がなくてさ。エレベーターで上下移動するしかないんだよ」
そう言って前木は階層のボタンを押す。階層ボタンには「1F」「2F」…「4F」と続き、「4F」の上には「屋上」のボタン。そして「1F」の下に「体育館」というボタンがあり、さらにその下に何も書いていない空白のボタンが一つ。
「お前が起きる前にいろいろ試したんだが、1階と体育館以外のボタンは全部反応しなくてな。オレらが今の時点で行けるステージはこの二つだけってコトだ。ゲームみたいで面白いよなあ」
釜利谷君が危機感のない笑みを浮かべる。そんな悠長に構えていられる状況なのだろうか。
「三ちゃんって不思議だよな~。こんな状況でそんなジョーク言えるかね?」
「”三ちゃん”ってのはオレのことか? はっ、そんな風に呼ばれたのは初めてだ」
エレベーターの中の軽快な会話を俺はぼんやりと聞いていた。確かに不思議だが、その姿が自然にも見える。釜利谷君もだが、俺自身も何か既視感のようなものを持っているのだろうか。
エレベーターの扉が開くと、薄暗い廊下の奥に大きな扉が開いていた。廊下の左右にはガラスに覆われた陳列台とその上に並べられた各種トロフィーが飾ってある。どれも世界大会レベルの表彰で、確かに希望ヶ峰学園なら持っていそうな代物ばかりだ。
「行こうぜ。みんな待ってる」
釜利谷君が廊下の先へと歩き出す。前木君がそれに続き、俺も続いた。それ以上の会話はなく、はやる気持ちが体育館への足を早めさせた。
開いている扉の向こうには、眩しいくらいの照明と広々とした空間。天井付近に鉄骨が走ったよくある体育館だ。エレベーターで来たということは俺が寝ていた教室の真下にあたる空間のはずだが、この建物の構造がよく分からない。ともかくその広く、少し肌寒い空間の中央に見慣れない男女が集まっていた。
「よォ、新入りだ。そっちも何人か増えてるな」
釜利谷君が陽気に笑いながら彼らの方へと歩を進める。「ほら、自己紹介しようぜ」と前木君が俺の袖を引っ張って後に続いた。
◆◆◆
「へぇ~~、脚本家ね。なんかそんな人いるって聞いたことあるかも?」
数分後。簡単な自己紹介を済ませると、キャップを被った水色の髪の少女が答えた。彼女のことは知っている。超高校級のダンサー、
「吾輩は知っておるぞよ~! いつも自作のストーリーの参考にさせてもらっておるのでな~」
茶髪を三つ編みにしたベレー帽の少女が続く。言動と恰好から察するに漫画家…だろうか。顔は知らないが、彼女は俺のことを知っているらしい。
「…皆さんも、気づいたらここに?」
「その通り。上の教室や休憩室など、様々な場所で目を覚まされたとのことで…。この状況に全く心当たりがなく困っているのですよ」
俺の問いかけに青いスーツで銀髪の青年が答えた。爽やかで清潔感のあるその姿、テレビかどこかで見たような記憶がある。彼も相当な有名人なのだろう。
「でもまあ? 同じ境遇の奴らがこんだけいるならなんとなく安心だな! なんてったって俺たちは”超高校級”なんだからな!」
と、前木君がどや顔で言い放つ。全く根拠のない自信だが、確かに彼らの能力はある分野においてはずば抜けている。思えばこんなわけの分からない状態でも平然と自己紹介と雑談をしている時点でだいぶ肝の太い人達だ。この状況に対する答えが早めに見つかればいいのだが……。
「って思ってるとこ悪いんだけどさぁ」
その空間に衝撃が走る。突然流れ込んできた声はここにいる誰のものでもない。体育館全体に響くスピーカー越しの声だったのだ。
「なんだ!?」と前木君が叫ぶや否や、それは起きた。
◆◆◆
体育館のステージ中央に鎮座する台。校長先生が朝礼の時に前に立つような、ありふれたマイク付きの台。その台の後ろから、何かが高く飛びあがった。目を凝らす間もなくそれは台の上に着地し、両腕を高く掲げてポーズを決めた。そう、それには確かに腕があった。腕と足と、丸い耳に斑模様の入った目……。
「パンダ…?」
俺は思わず呟いた。パンダの人形が台の上に悠然と腰かけている。片眼は黒くつぶらな、もう片方は赤く細い不思議な形状の瞳をしている。これは一体なんだ?
「呼ばれてないけど飛び出てじゃじゃじゃじゃじゃじゃーん!!」
そのヌイグルミは唐突に甲高い声で語呂の悪い決めセリフを言い放った。「わっ!」と数人の驚く声が体育館に響き渡る。
「オメーラよく来たなあ!! テンポよくここまで集まってもらっちゃって助かっちゃったぜ! 冒頭のグダグダって毎回内容同じな割に長くて書くのめんどいからな!」
「何コイツ……コイツが喋ってんの?」
水色の髪の少女――ダンサーの亞桐さんが怪訝そうな顔で言う。
「ボイチェンを介してリアルタイムでナレーターが話しているんじゃないかしら。こういう技術は見たことがあるわ」
横に立つ黒髪で黒いコートを着た少女がそう告げる。そういえばまだ自己紹介の途中だったが、彼女もどこかで見たような顔をしている。
「それではこれから全校朝会を始めるぜ! 出席番号1番! 入間ジョーンズ!」
ヌイグルミからは相変わらず高い声が響いている。誰かの名を呼んだようだが、この場にいる生徒の中でそれに答えたものはいなかった。
「…そんな技術があるとして、ここでヌイグルミが出てくることの説明にならないだろ。一体どういうことだ?」
黒髪の少女の言葉を受けて前木君が口を尖らせて言ったセリフはまさにその通りで、俺を含め誰もがこの状況に混乱しているようだった。何一つ状況が読み込めない。
「えーっと、いろいろ分からないことはあると思うんだけど、人生ってのはある事象の答えが出るまでじっくり待ってくれるモンじゃなくて」
戸惑う俺達をよそにそのパンダのヌイグルミは話し続けていた。一応俺達の喋っている言葉は認識しているようだが、向こう側に操作している人間がいるのなら会話もできるのだろうか。
「腰を据えて考えようとすればあっという間に終わっちまう、つまり答えの見えない事象こそがデフォルトであってだな」
「おい、質問に答えろよ! 引率の先生とかはどこにいるんだよ?」
「あー……だから答えを見つけるまで先に進まないってのは悪手で、何が何だか分からない状況だからこそガムシャラに前に進むのが若いうちは必要だなと」
前木君が苛立たし気に尋ねるが、全く会話が嚙み合っていない。発展途上のAI技術か何かなのだろうか。希望ヶ峰学園が何か新しい発明品でも披露して俺達を迎えようというのか?
「もう!! いい加減にするでありんすよ!!」
ヌイグルミよりさらに甲高い女性の声が響く。振り向くと、和服に身を包み、栗色の髪を
「気付いたらいつの間にかこの学園にいて、ワケも分からないままヌイグルミに出迎えられて、生徒を何だと思ってるでありんすか!?」
独特の口調で少女は拳を激しく震わせながら怒鳴りつけた。言い方は荒いが、思っていることは皆同じだろう。
「あ? ちょっと待て…」
何故かその声を聞いて釜利谷君が眉をひそめた。「あ……?」と不可解そうに顎に手を当てている。俺達と同様にこの状況に混乱しているだけだと思ったが、和服の少女が声を出してから露骨に釜利谷君の動きが変わったようにも思う。知り合いか何かだろうか?
「えー、だからオメーラもアレコレ口答えやら質問やらする前に、まず恩師たるオイラの言葉と言いつけをよく聞いてだな、余計な自立心と自尊心は持たずにオイラ達の歯車として己の役目をただ黙々と」
「ダメだなコイツ話が通じねえ。とにかく先生とかどっかにいるだろ、探そうぜ」
「ほんとでありんすよ!! 天下の希望ヶ峰学園が聞いて呆れるでありんす!!」
前木君と和服の少女は謎のヌイグルミとの対話を諦めて仲間達にそう呼びかける。皆不安と困惑を抱えつつも同意し、体育館の出口へと歩いていく。
「えー、夜時間は食堂と浴場が閉まるので、昼時間の間に用事は済ませ、ゴミ出しはトラッシュルームの」
ヌイグルミはまだ何か言っていたようだが、もう彼の話を聞く者はいなかった。いろいろと不気味だが、とにかく話の分かる大人を探そう。俺も重い腰を持ち上げ、体育館を後にしようとする。
何が起きたのか分からなかった。視界に強烈な光が焼き付き、両耳を爆音が貫き、脳が震えた。あまりに一瞬で唐突な破壊的事象にリアクションを取る暇もなく、数秒遅れて誰かの悲鳴が聞こえてきた。
「っ!!?!?」
この場で何が起きたのか。硬直していた肉体に強制的に指令を行き渡らせ、俺はぐるりと体育館を見回した。
体育館の床に立つ黒い柱を見たことろで、俺はその場に急速に広がりつつある焦げ付いた臭いを感じ取った。その柱は1.6mほどで表面はザラついており、ゆらゆらと煙を放っている。
そう―――それが何であるのか理解するのに数秒を要した。その柱から左右に突き出ている物体が”腕”であると気付くまで。
先ほどまで生きて喋っていた和服の少女が立っていた場所に、一体の焦げた死体が現れた。一瞬の閃光と爆音の間に、生身の生きた人間の姿が黒い柱へと変貌したのだ。
理解が追いつくよりも前に、ヌイグルミの甲高い声が再び響き渡る。
「はい、皆さんが静かになるまでに一人死にました」
その声に反論するものも、その声を無視して歩き出すものもいなかった。今この瞬間、「ぼんやりとした非日常」は「確かな非日常」に変わったのだ。
奇妙な目覚め。謎の学園と超高校級の生徒達。突然現れた喋るヌイグルミ。珍妙に思いつつもどこか現実味と共に危機感を持たずにいた俺達に突き刺さった一人の少女の死。その現実は、俺達に自身が置かれた現状を否が応にも認識させる上で十分すぎる効果があった。
「もう一回だけ言うからよ~く聞けよ。今から始まるのは超高校級の生徒達による絶対絶望の”コロシアイ学園生活”、そして」
日常、平穏、変わらぬ日々。何も考えず、何も感じず、ただ当たり前のように続くと思っていた人生。それが突然にして崩れ去り、永遠に戻ってくることはないのだと、それだけははっきりと認識できた。まだ何一つ分からない頭でも、それだけは。
何も分からないまま、何も理解できないまま、何も納得できないまま、俺達の人生の崩壊は始まろうとしていた。
「幾度とない試行錯誤の末に生まれた”究極の脚本”。希望の蔓へようこそ、絶望の華たちよ!!」
人生とは、この世で最も奇妙な脚本である。
長い時を経て再び動き出した物語。
先は長いですが、諦めません。末永く宜しくお願いします
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【生徒紹介】
”超高校級の脚本家”
男子生徒/164㎝/51㎏
【好きなもの】落ち着けるもの、漬け物
【苦手なもの】押しが強い人、トマト
【人称】「俺」「苗字+君」「苗字+さん」
本作品における視点キャラクター。劇作家の父を持ち、幼少期から作品を発表する機会に恵まれ頭角を現す。その活動範囲は劇のみならずドラマ、映画、小説原案からプロレスのブックまで多岐に渡る。広い知識を持ち冷静沈着だが精神面・人生経験では年相応の青年である。創作者としての性なのか、言葉を話すよりも脳内で独り言を言って完結させてしまうことが多い。やや人見知り気味で、対人では気弱な態度を取ることが多いが、その実脳内では強気な口調で話していることも多い。
”超高校級の脳科学者”
男子生徒/176㎝/67㎏
【好きなもの】寝ること、楽しいこと、塩辛
【嫌いなもの】めんどくさいこと、リア充
【人称】「オレ」「苗字呼び捨て」
白衣を着た天然パーマ気味の男子生徒。日本脳科学の権威である
”超高校級の幸運”
男子生徒/170㎝/58㎏
【好きなもの】楽しいこと、ノリのいい人
【嫌いなもの】卑屈な人、酸っぱいもの
【人称】「俺」「苗字呼び捨て」
特に実績をあげているわけではないが、定期的に抽選で募集されている”超高校級の幸運”と呼ばれる生徒の一人。感性、人格共に至って普通の男子高校生であり、人懐っこく明るい性格をしている。あまり考え事や勉強は得意な方ではなく、どちらかといえば体育会系。よく言えば常に輪の中心にいる、悪く言えばスクールカーストの上位に位置するタイプ。年相応に思いつめたり悩んだりすることもあるが、基本的に深く突き詰めることはしない。周囲の超高校級に比べて特段才能がないことは認めつつも、”所詮は同じ人間”と捉えている節があるため、特段壁を感じずに絡むように心がけている。
”超高校級のダンサー”
女子生徒/167㎝/54㎏
【好きなもの】ダンス全般、おしゃべり、チョコレート
【嫌いなもの】悲しいこと、協調性のない人
【人称】「ウチ」「苗字呼び捨て」
SNSでのフォロワー数は100万人を超えるという人気インフルエンサー。現役女子高生にしてダンスチームの一員として活躍する多忙な人物であり、世間での認知度も非常に高い。その知名度を鼻にかけることもない純真無垢で素直な性格をしている。若くして大人と関わる世渡りの厳しさを知っているため、等身大で会話できる同級生達には安心感を覚えているようだ。真面目な一面があり、どれだけダンスやタレント業が忙しくなっても勉強は人並みにちゃんとやりたいと思っている。頭はさほど良くないが人懐っこく仲間思いの性格で、この学園のメンバーの中では常識的な性格と言える。