無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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お久しぶりの方は久しぶり、初めましての方は初めまして!

カグ槌です!さて久しぶりのアナザーライダー投稿!

当座の予定ですが 番外編数話挟んで→AXZ編ですね

前回の短編 紅蓮の絆編が間に入るような感じになるので時系列ややこしいですが、宜しくお願いします


シンフォギアAXZ編
番外編 未来からやってきた?


 

 

 

逢魔王国の議事堂にて

 

「ふぅ…」

 

最後の書類にハンコを押して背伸びをするハルト、留守中は影武者に業務代行させていたがやはり直接俺の採択を仰ぐ部分が残っていたのでキャロルの事件後は仕事に忙殺されている、皆との時間が取れないのは寂しいが王としての責務も果たさねばならない

 

「お疲れ様ですハルト様」

 

本当、テスタロッサと補佐のモスがいなければ何度過労死していたか…いやマジで

 

「ありがとう、テスタロッサ」

 

「いえ当然の事をしたまでですわ」

 

「いやいや留守もそうだけどアリヤミー殲滅やルシファーの襲撃を未然に防ぎ、この間の乱戦参加の功績は大きいよ3人には特別報酬も考えてるから楽しみにしてて」

 

 

「それは…身に余る光栄ですわ」

 

 

「そんな大袈裟な…よし終わりだなテスタロッサ、最近の情せ【!!!】っ!何事!!」

 

 

最近の逢魔王国を取り囲む状況を確認しようとした時、突然謎の光と衝撃が建物を地震のように揺らしたのである

 

 

「空島で地震!?」

 

 

「収まりましたわね…今のは一体…」

 

 

「取り敢えず被害状況の確認!テスタロッサはここに残って情報収集をお願い俺は現地に向かうよ警邏のべ集団も招集!」

 

 

「かしこまりました…しかしハルト様お一人では危険です是非護衛を」

 

 

「大丈夫だよ」

 

カリュブディスアルターブックを見せながら事件現場に向かおうとした

 

 

「あのハルト様…そちらは窓ですが」

 

「こっちのが早いから行ってきます!」

 

『剣・ジャックフォーム』

 

アナザー剣・ジャックフォームになり目的地まで飛翔するのであった

 

 

 

そして目的地に到着すると街の外れでクレーターが目立つのと人集りが目に入ったので降下、着地と同時に変身解除して駆け寄る

 

 

「お前達、大丈夫か!」

 

 

すると警邏をしていたべ集団のグロンギとハイオークの1人が気づいて敬礼する

 

 

「ハルト!来たのか!」

 

 

「はい我々は大丈夫です!」

 

 

「そうか他に被害は?」

 

 

尋ねると2人は気まずい顔をして恐る恐る報告する

 

 

「人的被害はありませんが…その…」

 

「何だ?」

 

「アレ」

 

と指さされた先を見ると

 

 

「は?」

 

 

「だから言ったじゃねぇか!危険だって!」

 

 

「うるさい!そもそも使おうって言ったのはお前だろ見てみろよここは逢魔じゃない!」

 

そこには壊れてるマシンがあり赤みかかった髪と濡羽色の髪をした2人の男性、特に濡羽色の髪をした男が腰に帯刀している得物には凄い見覚えがある…てか顔立ちが完全に似てると頭を抱えたハルトに気づいた小さい子がいた

 

 

 

「…………ねぇお姉ちゃん」

 

 

「はぁ……もうこのバカ弟2人は…ハルキまで放っておいて」

 

 

 

 

「エルフナイン?」

 

 

 

「ってちょっ!バカ弟達!!」

 

 

眺めているのは、何処か上の空な少年と金髪で少し垂れ目の女の子である…見間違えるはずがない程のそっくりな子な俺を見るなり

 

 

「「誰がバカだ!!」」

 

 

「アレ!!」

 

 

と俺を指差す失礼な子だな

 

「あ?…っ!」

 

 

「嘘でしょ!!」

 

 

「「「「お父さん(親父、パパ)!!」」」」

 

 

何処かに、この子の親がいるのか…全く少しお話しせねばならないな

 

 

『お前だろ?あの子達の感じから見るに』

 

 

「いや何のことかさっぱりわからない」

 

 

「「はぁ!?」」

 

 

「嘘でしょ…」

 

 

共周りが驚いているが取り敢えず厄ネタの香りがしたので

 

 

「……………?」

 

 

ハルトは惚けてみる…知らんぞ俺にはクロエ以外に子供はいない、そう言う行為はしたがこの子達みたいな子はいない出来れば報告するし年齢が合わない

 

 

「父…と言うことはハルト様の御子息!?」

 

 

「ウソだろ!いつの間に作ったんだ!」

 

 

「いやいや…今の俺にクロエ以外の子供はいないから…」

 

 

と言うなりウソ!?って顔になった4人は

 

 

「はぁ!何で俺たちの………あ……なぁ今何年だ?」

 

 

「ん?〜〜年だが?」

 

 

この世界の暦で良いと思い答えると

 

 

「ってことは……25年前!?」

 

 

「そりゃ俺達生まれてないから信じられないか…ってか親父の外見変わってねぇんだけど!」

 

 

「お父さんが普通の人みたいだ!」

 

 

と騒いでるところ悪いが

 

 

「イラついた一言があったが…それより誰だお前たち、何で俺を親父と呼ぶ」

 

 

「そりゃ……未来から来た、あんたの息子だし?」

 

 

「っ!」

 

 

ほほぉ…ってことはつまりと思うなり

 

 

「お前たち下がれ!こいつらは娘、息子に擬態した未来からの侵略者だ!多分俺を殺す事で歴史改変とか狙ってるパターンの敵だ!」

 

 

『『『な、何だってーーー!』』』

 

 

『いや、いきなり過ぎるだろ』

 

 

共周りも武器を構えて威嚇するしハルトもアナザーウォッチを構えたアナザーライダー達も驚いている冷静なのはアナザーディケイドだけだ

 

 

「「「ええええ!」」」

 

 

驚いている所悪いが俺は騙されんぞ!

 

 

「きっと未来の子供に化けてるパラドックスロイミュードに違いない…残念だったな!その辺のネタはドライブ劇場版で予習済みだ!その手には乗らんぞ!!」

 

 

残念だな俺には『撃っちゃダメだ!父さん!』は通じない!!とドヤ顔すると

 

 

『アナザードライブ、何か言いたい事はあるか?』

 

 

『ごめんなさい全面的に私が悪いわ』

 

 

『なぁどうするよコレ?』

 

 

『泳がせておけコレは面白い茶番だ』

 

 

相棒達が話してるがそれどころではないと警戒してると

 

 

「うおおおおい!昔聞いたいきなり自称子供が現れた時と全く同じ対応してるぞ、このバカ親父!」

 

 

「ヒューマギアみたいに情報照会…あぁ俺達生まれてすらないならそれもできないか…あ、親父!」

 

 

と濡羽色の髪をした千冬似の少年は帯刀した刀を掲げる

 

 

「母さんから譲り受けた王の剣サタンサーベルだ!」

 

 

「そ、それよ!逢魔王国王子の証明…これならきっと」

 

 

「なぁ、けど今見せんのは…」

 

 

「なっ……未来の千冬を殺してサタンサーベルを奪ったのか……絶対許さん!!」

 

 

勝手にヒートアップしてるハルトに思わず

 

 

「ほらぁ…父さんに見せるのは悪手だよ」

 

 

と冷ややかな目をする

 

 

「譲り受けたって言ってるだろ!あと母さんを殺せるかぁ!あの人とうとうクロックアップを目で追えるし、オーロラカーテンまで両断できるようになったんだぞ!」

 

 

悲報 千冬、人間辞めてた件について

 

 

「俺の大事な人を手にかけたその罪!死んで償「何をしている馬鹿者」え?あいたぁ!」

 

 

さぁ変身というタイミングで後頭部に強い衝撃が間違いない

 

 

「な、何すんのさ千冬!?」

 

 

「テスタロッサから聞いたのだ事件調査の為に飛び出したとな…しかし……いきなり窓から飛び降りる奴がいるか!常識を考えろ!」

 

 

「アナザーライダー達と契約してから世間一般の常識とかゴミ箱に投げ捨てました」

 

 

『いや元からないだろ』

 

 

うるさいとアナザーライダーにツッコミを入れると

 

 

「それならもう一度教えてやろう」

 

 

「い、いやそんなことより未来からの敵だって!」

 

 

「敵だと?…あぁ」

 

 

と目線を向けると

 

 

「「「「千冬母さん(ママ)!!」」」」

 

 

4人は安堵するのを見て千冬も柔らかい表情となり

 

 

「お前たちだな…未来の束から話は聞いている、バカ夫が迷惑をかけたな」

 

 

「え?未来の束?え、何言って…」

 

 

『バカ夫云々はツッコミしないのだな』

 

 

「だって先を見据えたお付き合いしてますし」

 

 

「この子達は未来から来た私達の子供だ、擬態したロイミュードやワームではないぞ」

 

 

「……マジ?」

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

逢魔王国議事堂

 

 

「やっぱりここは変わってないね」

 

 

「そうなんだ君達の時代にも議事堂はあるんだね」

 

 

「寧ろ新築の匂いだからびっくりだよ」

 

 

 

話しているのはハルトの未来の子供?である

先程まで喧嘩していた赤髪の子、常葉綴は束との子、綴と喧嘩していた黒髪の子は常葉知秋、千冬との子、そしてまとめ役のように振る舞っている金髪の子はノエル、キャロルとの子…嘗ての宿敵の名前をつけるとは未来の俺やキャロルは何を考えているのだろう、そして先程からボーッとしている子供は春樹、錫音との子らしいが

 

 

聞けば全員、ライダーに変身可能との事だ

詳細は内緒らしいがノエルはオーズ系、ハルキは恐らく指輪の魔法使いだろうな

 

しかし知秋と綴に関しては全くわからないのだが

 

 

 

「…………………」

 

 

楽しく談笑する中 ハルトのみ訝しむような視線を絶やしてない

 

 

「ねぇまだ疑ってるの?」

 

 

「当たり前だろ…未来から来たならアナザーデンライナーやアナザータイムマジーンを使えば良いのに…なんで束のタイムマシンで?」

 

 

「それは父さんが貸してくれないからだよ、歴史改変が何たら〜とか…あ、そう言えば『昔の自分と会ったら、多分ロイミュードと思って信用しないから気をつけろよ』って言ってたな」

 

 

『まんまの行動を取ってんじゃねぇか!』

 

 

うん、絶対俺なら貸さないと納得したしよく分かってると思ったが

 

 

「そんな事より何で過去に?」

 

 

何か重大事件でもあるのかな?と首を傾げてると

 

 

「それはね若いパパ達に会いたいって束ママとキャロルママに頼んだらタイムマシンを作ってくれたよ」

 

 

「理由ショボ!?」

 

 

「え!?未来の束さんはタイムマシンを作れたの!」

 

 

「ほぉ…オレはそんな事までしてるのか錬金術を極めると時間遡行まで可能なのか…」

 

 

「そんな錬金術が、あってたまるか!」

 

 

「まぁその実験失敗でここに居るんだけどな…ったく安全確保してから使えっての」

 

 

「綴、お母さん達にそんな話し方はダメですよ」

 

 

その中、クロエはそれはもう凄い良い笑顔で未来の弟の頭を撫でている、娘が幸せなら良い事だ

 

 

「っせぇよ、やっぱりクロエ姉はこの時もうるせぇな…ったく心配してんじゃねえよ」

 

 

「ふふふ…私にとっては可愛い弟、妹達なのですから心配にもなりますよ」

 

 

「…………おう」

 

 

満更でもないようだが

 

 

「ほほぉ…君は束さんの子供って事だろうけど態度が悪いねぇ少しOHANASHIする?」

 

 

「そうだなオレも参加しよう…修正が必要なようだ」

 

 

「っ!こ、怖くないぞ!」

 

 

「なら俺も参戦しよう!!」バンッ!

 

 

「魔王がなんぼのもんじゃない!!」

 

 

「いや足震えてますよ?大丈夫ですか?」

 

 

「こ、怖くない!ファウストローブの糸とスパイトネガで物理やら精神的にも拘束された所にゼロツービックバンを叩き込まれたくらいで母さん達の説教を恐れるものかぁ!」

 

 

「いやよくトラウマにならないでいたね!それと流石の束さんも大事な我が子にはそんなことしないよ!精々クラスターセル使うくらいだよ!」

 

 

「それも問題だぞ束!?」

 

 

「そうだな俺も流石に子供には手加減するさ」

 

 

「……具体的には?」

 

 

「アナザー響鬼で爆裂怒涛の型?」

 

 

「十分トラウマになるわ馬鹿者!前にオルコットとの決闘でしたことを忘れたか!」

 

 

「記憶にございません!」

 

 

「覚えていろ馬鹿者共!!」

 

 

と話してるのを見て

 

 

「うわぁ…一夏叔父さんに聞いてたけど、昔から母さんって苦労してんだな」

 

 

 

「あのさぁ私も聞きたいんだけど…その…パパの膝に座ってる子って…誰?」

 

 

「ん?キャロルだけど?」

 

 

「え!」

 

 

「全くオレの娘?ならもう少し聡くあれ…これは間違いなく、この鈍感さは夫に似たな」

 

 

「誰が鈍感だ!これはその…あれだ!その…あの……ゴルゴムの仕業だ!」

 

 

『飛んだ冤罪だぞ!!』

 

 

「ほぉ…反論出来るのか?人に言われるまで好意に気づかないような男だろう」

 

 

 

やれやれと被りをふるが娘はそれどころではないようで

 

 

「ウソでしょ!この子がキャロルママ!?25年前だけど……ママ…子供じゃん!何!父さんってロリコンなの!光源氏だったの!!」

 

 

キャロルナインみたいな感じなのだが

 

 

「あ、お前…俺の娘だよ間違いないな」

 

 

「あぁ本当にそっくりだな無自覚に余計な一言を言うところがな!」

 

 

キャロルとの娘(仮)の発言にキャロルと俺は目が笑ってない良い笑顔で、とあるロックシードを解錠するとギターの音と共にクラックが開き頭上から

 

 

「あ……ごめんなさ…あいたぁ!」

 

 

金だらいが直撃した後に

 

 

「誰がロリだ恥を知れ!」

 

 

「そうだぞ!キャロルは自在に大人と子供モードを切り替えられるんだぞ可愛いと綺麗が両立してんだ、それに実年齢から行けばキャロルの方がショタコ「ハルト…貴様もタライを落とされたいか?」何でもありません!」

 

 

女性に年齢の話はタブーだったと冷や汗を流すと

 

 

「け、けど私の知るキャロルママは大人で…」

 

 

「あぁ…未来では子供の姿は見せてないのか……ならば刮目せよ!」

 

 

とキャロルは膝から離れると同時に大人モードになると娘はハッとなり

 

 

「キャロルママだ!」

 

 

「そうと言っただろう…まぁハルトは大人と子供どちらでも大「おーと、キャロル少しお黙ろうか?」まぁ良いだろう」

 

 

「それよりさ…束は何してんだよ…タイムマシンの実験に子供使うとか」

 

 

「い、今の束さんじゃないよ!未来の束さんだよ!」

 

 

「せめてやるなハルト、未来の束と話したが本当に申し訳無さそうに謝っていた…まさかあの束が未来では人並みの思いやりを持てているとは……」

 

 

「ちーちゃんの中で束さんは良心を持てない人だったのかな?」

 

 

「長年お前とハルトに振り回せてくれら、そう思うさ」

 

 

「あはは〜それは〜……ごめんなさい」

 

 

「まぁそう言う事だけど後は…ウォズ!!」

 

 

最終確認とばかりに呼び出すと

 

 

「はっ!参上しました……っ!若君達何故此処に」

 

 

「よかったー!やっと知ってる人に会えたよ!」

 

 

その態度を見てやはりかと思うしかなかった

 

 

「俺の……ふむ、やはり本物か」

 

 

 

ふと思い息子達に近づき頭を撫でてみた

 

 

「父さん!」

 

 

「うん…この年齢でクロエくらいの実の子がいるのは複雑なんだが…未来の俺は良い父親になれてるか?」

 

 

「うん!良いパパだよ!」

 

 

「そうか….良かった俺は仮面ライダーの父親ロクデナシ説の親には該当しなかったみたいで…どうだろうか好きな子はいるかな?」

 

 

「はぁ!?いる訳ねぇだろンなの」

 

 

「この間、首都リムルで獣人族の子と楽しそうにデートしてた」

 

 

「へぇ〜隅に置けないねぇ〜」

 

 

「あ、アレはデルタの買い物に付き合ってただけだ!そう言う綴だって学校で、いつも女の子といるじゃねぇか!」

 

 

「誰もデルタとは言ってない」

 

 

「そうかそうか知秋、未来に帰ったらその彼女を家に連れてきなさい歓迎しよう」

 

 

「だ、誰が連れてくか!まだそんな関係じゃ」

 

 

「まだという事はいつかはあるのだろう?」

 

 

「千冬母さんまで!?」

 

 

「知秋は勘違いしてるだけ俺は彼女なは勉強教えてるだけ」

 

 

「はい嘘ー!絶対に違うだろう!このムッツリが!」

 

 

「本当…鈍感なのは父さんと一夏叔父さんだけで十分」

 

 

「おい待て、あの愚弟はまだ鈍感なのか!?」

 

 

千冬は別の意味で弟の心配をするのを見てハルトはニヤニヤ笑いながら

 

 

「こう見ると年相応だな俺には普通の青春なんてなかったからさ…羨ましいよ」

 

 

「安堵する所がその辺、父さんらしいね…まぁさっきの綴みたいに私達がやらかしたら色々お仕置きするけどね」

 

 

「え、マジで?」

 

 

「この前なんて綴と知秋が喧嘩してたのを見てー

 

ーーーーーーーー

 

 

未来

 

 

「テメェ、表に出ろや!」

 

 

「前から気に入らなかった顔面を愉快な彫刻に変えてやる!!」

 

 

胸ぐら掴んで威嚇し合う2人に周りの市民はオロオロしている中

 

 

「綴、知秋 喧嘩は辞めな」

 

 

「ハルト様!?」

 

 

「ったく周りの人がビビっているだろう?全く…仮にも次代の逢魔王国を担う『世紀王』のお前達が喧嘩などお父さんは悲しいよ!アレか!この間見せた『仮面ライダーBLACK』に影響されたのか!別にブラックサンとかシャドームーンに感化される年頃かもしれないがな…」

 

 

 

「っせぇ、この場面でクソダサTシャツ着て説教してんじゃねぇ!!」

 

 

知秋の言う通り、ハルトは『和を持って尊しとなす』とプリントされた文字Tを着こなしていた

 

 

「そうだよ!ガキの喧嘩に割って入んな!」

 

 

「へぇ…なら王として国を騒がす乱闘に対処するとしよう」

 

 

満面の笑みのハルトを見るが2人は理解した

 

 

 

「あ……」「やべ…」

 

 

父がキレたのを

 

 

『はぁ…ハウンド、頼んだ』

 

 

 

「お任せを…さぁ皆さん此方へ!!」

 

 

 

その時、ハルトの怒りを察した市民はクローントルーパー達誘導の元、慣れた手つきで避難し始める

 

 

 

「お仕置きの時間と行こうか大丈夫…少しの間、悪夢に魘されるだけだから」

 

 

『エターナル』

 

 

『NIGHTMARE MAXIMUM DRIVE』

 

 

「っ逃げるぞ知秋!あの親父、ナイトメアメモリで悪夢見せ続ける気だ!」

 

 

「わかってらい!あの親父にはやると言ったらやる凄みがある!!」

 

 

「待てやぁ!この服をクソダサ文字Tシャツと言った事は許さんぞぉ!」

 

 

「「いやそっち(か)!?」」

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

「てな事がありました」

 

 

「大人気な!?つか色々気になるワードが沢山あったんだけど!!」

 

 

何!クローントルーパーとか世紀王とか!俺未来で創世王とか名乗ってるの!?と動揺していると

 

 

「話し過ぎちゃった…これはパパに取って未来の事だったね」

 

 

「急なウォズムーブ辞めぃ…だがダメな事はダメと叱れる父親になれたんだな俺は」

 

 

『お仕置きの方法がぶっ飛んでいるがな』

 

 

「いいじゃないか殴ったりしてないんだから」

 

 

『いや悪夢で精神攻撃してんじゃネェよ』

 

 

「そうか…こうなった時は俺の超能力で『それを止めろ!』わかったよ……あ、あとは最高最善の王様になれてるかな?」

 

 

「うーんそうだなぁ……国は平和だし…あ、最近アナザーライダーの皆が担いだ神輿に乗って【祭りだ!祭りだー!】って騒いでるよ」

 

 

「アナザーライダーに【お供達!】って言ってたりしてるし」

 

 

「出会う人に【そこのお前、俺と目があったな!これでお前とも縁が出来た!】とか」

 

 

「おやつがキビ団子だった」

 

 

「え、何があったの未来!?俺そんなやばい感じなの!?」

 

 

 

『つーか何、俺達実体化してんだよ!!』

 

 

『未来では神輿を担いでるのか?』

 

 

『何それ?アナザーオーマジオウ化するよりもカオスな未来じゃない?』

 

 

「いや今も大体そんな感じだろう?」

 

 

「は、どうせ未来から送られた特撮を見て影響されたのだろうさ…このバカならやりかねん」

 

 

キャロルの推察の通りである事実、老ハルトからの贈り物であるドンブラザーズを見た結果であった

 

 

「だろうな!何せ未来の俺だし!」

 

 

と自慢するようにジャケットを脱ぐと下にはキャロルに賛同するかのように『そのとおり!』の文字Tを見せる

 

 

「まだ着てたのか…いい加減にしろ」

 

 

「似合うと思うんだがなぁ………そうか未来でキャロル、束、千冬、錫音と」

 

 

「な、何だよ…」

 

 

「千冬に似てるのも何というか分かるな顔立ちが一夏に似てんのも納得…君が長男だっけ?」

 

 

「わ、悪かったな!俺が第一王子でよ!けどいつかは俺が逢魔王国の王になってやるんだ!」

 

 

「なるだけじゃダメだよ、未来でも言われなかった?」

 

 

「は?」

 

 

「王になるだけじゃダメ、その先のビジョンをきちんと考え無いと王位なんて夢のまた夢だよ王ってのは下にいる人の事を第一に考えないと…まぁ後これは個人的な意見だけど」

 

 

ハルトは目を細めて

 

 

 

「俺を超えられない青二才が継げるほど、この国の王は甘くねぇよ」

 

 

 

仮面ライダー 時の王 仮面ライダージオウ

 

 

アナザーライダー 偽りの王 アナザージオウ

 

 

成り行きで玉座を得たが国を作り、慕うものが増えた、人一倍愛着がある皆が笑顔で暮らせ飢えない国、それを託すのが王になるのが目的になっている奴には渡せない

 

 

「っ!」

 

 

「此処は俺の大事な家であり帰る場所…此処で暮らす奴等は皆、俺の家族だ…だからこそこの場所を守る奴はそれを飄々と当たり前のように笑顔で背負えるくらいでないと俺は安心して王位を譲れねぇ…俺は伊達や酔狂で魔王を名乗る程、その言葉の意味を軽んじた覚えはないがな」

 

 

「……………っ!」

 

 

「…………我が魔王!」

 

 

何故か号泣しているウォズ達を見て、ハルトは呆れた顔をする

 

 

「はぁ……なぁ、何でお前等泣いてんの?」

 

 

別に感動する要素なかったじゃんと尋ねるが

 

 

「感動したよ魔王ちゃん!俺達の事を家族って思ってくれてたなんて!」

 

 

「例えこの身が朽ち果てても私は貴方のお側に!」

 

 

「僕も心は同じです!!」

 

 

「カゲン、フィーニス…朽ち果てて死ぬのは俺が許さん、死ぬなら俺より後で…それも畳と布団の上で死ね」

 

 

「………はっ!」

 

 

「我が魔王…今のセリフを逢魔王国民全員に放送させて頂きました」

 

 

「あのさぁ…恥ずかしいから辞めてくれないかなぁ!」

 

 

「手遅れです、させて頂きました」

 

 

「はぁ!?何勝手にしてくれてんの!」

 

 

この預言者め、説教と近づこうとしたが

 

 

「ハルト様!…我等を家族などと何と勿体無きお言葉…我等一同今後とも貴方の為に!」

 

 

「ちっ…こうなるだろうから連中に聞かせたくなかったんだよ」

 

 

「先程の言葉を聞いた皆が歓喜で震えております!」

 

 

「何で!?」

 

 

『お前は自分の言葉の意味をきちんと理解しろ』

 

 

 

「や、やっぱり父さんは理不尽だ、それって国を継がせないって言ってるようなもんじゃ無いか!」

 

 

「んな事言ってねぇが、今の言葉で理不尽と感じるようならお前に王は夢のまた夢だな、くだらんプライドと野心を持ってるようじゃな」

 

 

「んなっ!」

 

 

『お前もくだらんプライドで割とやらかしてるだろ』

 

 

『あぁ色々とな!』

 

 

ーそのプライドで助けられた事あるだろ?ー

 

 

『まぁな…だが遺伝すんだなプライドの高さとは』

 

 

ーだから俺の子に同じ過ちは犯して欲しくない…俺と違って生まれながらの王だからなー

 

 

「ふざけるな俺は既に王位を継ぐに相応しい人間だ実力も実績もある!なのに何故誰も認めようとしない!」

 

 

『……何故だろうな凄い既知感を覚えるのだが』

 

 

ーそりゃあ、お前の中の人(スウォルツ)に似てるからだろうさー

 

 

「そのつまらんプライドが弱さだって言うんだ、実力があるなら見せてみろ腰のサタンサーベルは飾りか?なら今すぐ千冬に返せ、生半可な覚悟でつけて良い剣じゃねぇよ」

 

 

「言ったなクソ親父!」

 

 

「今の俺にはクロエ以外の子はいないよ、お前に継がせるくらいならクロエに継がせる来いよ若造、俺の戦い方を教えてやる」

 

 

2人は互いの得物を構えると周りの子供もあたふたし始める

 

 

「はぁ…昔の親父とも喧嘩かよ」

 

 

「いい加減に勝てないの分からないかなぁ」

 

 

「……………知秋兄ちゃん負ける?」

 

 

「負けるよだって世界平和になる前の逢魔王国黎明期の全盛期パパが相手だよ」

 

 

それは彼、彼女の母も同じで

 

 

「まったくハルト…お前は子供とのコミュニケーションにしては過激過ぎるぞ」

 

 

「ちーちゃん!?コミュニケーションにはしては派手じゃないかな!?ちょっとハルくん!此処で暴れたら大変だよ!」

 

 

「よせ束、今のバカには何を言っても聞かんさ錫音頼んだ」

 

 

「はいはいお任せあれー」

 

 

『テレポート…ナウ』

 

 

すると逢魔王国外れの無人区間に転移した

 

 

「ありがとう錫音」

 

 

「いいともさ変わりにご褒美は期待して良いかい?」

 

 

「任せておけ…ほらこいよ」

 

 

「せやあああああ!」

 

 

挑発と同時に走り出す成る程確かに鍛えられている数度かわして感じ取ったが、この剣筋は

 

 

「ほぉカレラ…いやアゲーラ辺りに剣を習ったか悪くねぇな…来い!」

 

 

『無銘剣虚無』

 

 

呼び出した無銘剣虚無でサタンサーベルを受け止めると簡単に鍔迫り合いに勝ち、腹を蹴り押し退ける

 

 

「ガハッ!」

 

 

「だが、まだまだだな」

 

 

「ちっ…零拍子!」

 

 

まさかの千冬や束が使う技術で来るとはな…意識外からの接近技術だけど…

 

 

「もうちょい踏み込みを強くしてみろスピードが変わる…ってこの技は千冬達に教わった方が良いか」

 

 

「っ…なら!親父から教わった…カラミティストライク!」

 

 

サタンサーベル持ってカラミティストライクを放つ息子にハルトは

 

 

「甘いぞ、カラミティストライクはこうやるんだ!」

 

 

まさかのカラミティストライクで迎え撃った結果は息子が吹き飛ばされるだけで終わった

 

 

「な、何で…同じ技なのに!」

 

 

「それは簡単だ、お前には色々足りないが1番は…【愛】が足りない!!」

 

 

「何故そこで愛!?」

 

 

「この技を単なる技としか思っていない、そこに至る研鑽を思いを何よりサタンサーベルの性能を剣聖ビルゲニアよりも活かしきれていない!その剣は王の為にある剣だ、その気になれば色々と不思議なことを起こせる…俺を殺す事も可能だ、その事にも気づかないとは愚かだな」

 

 

「………は?」

 

 

「もっと自由にしてみろ逢魔王国の王とは誰よりも自由と浪漫を求める多元世界屈指の我儘な男が周りを巻き込んで作った国だ、その次期王候補…いや世紀王とも言うべきお前が王という型にはまってどうする、自由であれ未来の息子よ」

 

 

「………っ!親父!」

 

 

 

「まだ親父ではないがな…さぁ来い!」

 

 

 

「ったあああああ!」

 

 

 

結果は……語るだけ野暮であろう

 

 

 

 

 

そして数日後

 

 

「治ったよタイムマシン!さっすが天才束さんだぁ!!これで元の時代に帰れるよぉ!」

 

 

「オレの力も必要だったがな」

 

 

さてお別れかなと思うと寂しいかなぁ

 

 

「何だよ親父、悲しそうじゃねぇなぁ」

 

 

「そりゃあな未来で嫌というほど顔を合わせるんだ当たり前だろ?」

 

 

「それもそっか……あ、そういやぁ未来の親父が会ったら【頑張れ】って…何の意味だ?」

 

 

 

「ん?」

 

 

頑張れ?確かに教会やファルムス王国の後始末などもあるが…まさかネオタイムジャッカーの残党が何か仕掛けるのか?と思考を巡らせるがどれもあり得るな…と結論つけてたらだ

 

 

 

「そう言えば他のママはいないんだね」

 

 

この娘はとんでもない爆弾を投下しやがった

 

 

「は?ママ?」

 

 

「未来…お母さん沢山いる…アンティリーネ母さん、唯一母さん、二亜母さんと…」

 

 

「へ?いや、ちょっ!」

 

 

「あ、マシンが起動する…またねパパ!!」

 

 

「ばいばい」

 

 

「おい待てお前達、サラリと爆弾発言残してんじゃねぇ!?」

 

 

 

「「「「ほぉ……」」」」

 

 

怪しく目が光る4人に思わずハルトは恐怖し

 

 

「お前らも何でピンポイントで聞いてるかなぁ!?ウォズ!教えろマジでいるのか!?」

 

 

「未来の事を話すのは禁則事項ですので」

 

 

「今更そんな初期設定持ち出すなぁ!」

 

 

拝啓 元の世界の両親へ

 

色々ありますが俺は楽しくやっています…いつか帰りますので楽しみに待ってて下さい

 

追伸 妹が心を病んでると思うのでケアをお願いします

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

その夜

 

 

「あ、あのぉ…皆さん?どうして俺は縛られてるのでしょうか?」

 

 

ベットの上で四肢を縛られてしまったハルトは恐怖に震えていた

 

 

「何、まだ嫁を増やす節操なしの未来を聞けば誰もが怒るだろう」

 

 

「そうだな…まさかまだ増やす気だったとはな」

 

 

おかしいキャロルの目が笑ってない…

 

 

「いやいや、それは可能性世界の俺な訳でして今の俺は増やすなんて考えては」

 

 

よ、よしこうなったらアナザーウィザードの転移魔法で

 

 

「残念だけど君の転移魔法は無効化させて貰ってるよ」

 

 

錫音の言葉に絶望が宿る…ならば怪人としての怪力で!

 

 

「ハルくんのデータを元に作ってる力技で突破は出来ないよ」

 

 

「素材はオレの錬金術で補強している無理だ諦めろ」

 

 

「何で他ならぬ最愛の人達が1番俺を追い詰めてるのかなぁ!?」

 

 

「いやぁ〜まさかハルくんとの子供かぁ〜」

 

 

「そうだな…色々刺激的な体験だったな」

 

 

「いやぁ実際に触れてみると欲しくなるものだねぇ…」

 

 

「そう言えばオレはまだだったからな色々ゴタついていた分、楽しませてもらうぞハルト」

 

 

目の前には4匹の肉食獣…まずい色々搾り取られる!

 

 

「た、助けて相棒!」

 

 

『あ〜すまん俺達は、今呼吸で忙しいんだ後にしてくれ』

 

ー雑な理由で逃げてんじゃねぇよ!!ー

 

 

「い、いやちょっ……ま、まさか!」

 

 

『頑張れってさ』

 

 

知秋が言ってた頑張れって

 

 

 

「この事かぁ!」

 

 

 

 

 

この夜に何があったか語るのは野暮だろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





まずはベタな展開ですね、では簡単な息子、娘の紹介を


長男 常葉知秋 
ハルトと千冬の子 父と叔父に似て感情的な性格、後継者としての責任感を感じ空回り気味、しかし過去の父に諭され自分らしく頑張る事にした デルタなる獣人族と良い感じらしい


次男 常葉綴
ハルトと束の子 激情屋の兄と違い淡々とした口調だがキレると兄と同じように凄むが兄弟仲は悪くない、両親に似て知識欲が旺盛で最近はイータという女の子と学問に励んでいる

三男 常葉春樹
ハルトと錫音の子 兄2人と違い上の空でいる事が多く少し天然で無自覚にファントムを飼い慣らしている、末っ子なのもあり兄姉達から溺愛されている。


長女 常葉ノエル
ハルトとキャロルの子 他の兄弟のまとめ役でいる事が多い苦労人気質
感情的になりがちな兄弟のストッパーでもある、恋愛には興味があるが過保護な親の事もあり 恋に恋をしているような感じ


因みに未来の話は予定でもあったりしますかね


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