「お久しぶりです我が名はウォズ、この本によれば普通?だった青年 常葉ハルト、彼は未来において最低災厄の魔王 アナザーオーマジオウになる未来が待っている」
「何か最近疑わしいけどね」
「いかにも」
「こほん…前回、我が魔王は苦渋の決断で因縁の相手だったSONGsと同盟を承諾、妥当パヴァリア光明結社に向けて準備を進めております」
「まさかアイツ等と組むとはね〜」
「予想外です…キャロル嬢の時はイレギュラーと思ってましたから」
「キャロル様の説得もあるが、以前なら断固として否定しただろうな」
「えぇ」
「けどこれってキャロルちゃんの時と同じだよね、自分の不始末というか…」
「そして「おいウォズ!妾の出番はまだか!」っ!」
「ちょっと!何で出てきてるんですか!」
「そうだ、簡易総集編にちょっと出たのだろ!」
「黙れ!!貴様等こそ長い間出番を得ているのに新参者にもあった強化フラグの一つもないなど恥を知れ!」
「メタいよ!!本当に!」
「あの……誰なんですか?この人?」
「ん?おぉ主が噂のフィーニスか!妾は「では最新話参りましょう!」「「賛成!!」」おい待て貴様等!」
SONGsと同盟締結後 SONGsの拠点となっている潜水艦にて
「潜水艦とは存外、広いのだな内陸国の逢魔では海上など縁遠いから新鮮だな」
「あのさぁキャロりん?」
「何だ束?」
「この辺はキャロりんの担当なのになんで束さんが此処にいるのさ!」
「オレが指名した、連中で科学方面を安心して任せられるのがお前しかいないからなスズネは畑違いだし他2人は脳筋だからな」
その時、千冬とアンティリーネはくしゃみをしたのは誰も知らない」
「ま、まぁね、このてんっさい科学者の束さんの手にかかれば…ってキャロりんのせいかぁ!」
「あと、お前は放っておくとハルトと過ごす夜が増えそうで怖い」
「な、何故それを!」
「やはりか…千冬と相談して正解だったな、この三月うさぎめ」
「ちーちゃん!お前もか!!ってこんな所いられるか!束さんはハルくんの場所に帰る!」
「フラグ立ったよ!やめて縁起でもない!キャロルちゃん、束ちゃん…見たでしょう?魔王ちゃんだって泣いてたの?それにさ心配だって俺や超精鋭のコマンドー部隊までつけたんだよ?ほら!」
「はっ!我等クローンコマンドーのオスカー、マイク分隊が奥方様達を必ずやお守り致します!」
「ぶー!クーちゃんもいないし…はぁ…兎は寂しいと死んじゃうんだよ」
「なら死ね、オレ達に割いてくれる時間が増えるからな」
「っ!死んでたまるかぁ!」
「その息だ、三月うさぎはキリキリ働け」
不機嫌な態度一杯のキャロルと束を宥めるジョウゲン、そしてコマンダー部隊の面々である
何故彼女達がSONGsにいるのか、それを明確にするには時系列を遡る
今回の共闘にあたりSONGsが要望したのはlinkerの生産と量産の確立である、それをするにはキャロルの知恵と技術が必要となり、此方の拠点に来て欲しいとなったのだが
「やなこった!何で大事なキャロル達をお前たちに預けないとならない!」
『そ、それについてはlinkerの研究の性質上、どうしても来てもらわないと「どうせそんなこと言ってこの間の事件をほじくり回して逮捕するとか俺への人質カードに使う気だろ!」ぜ、絶対に我々はそのようなことはしない!!』
「口では幾らでも言えるんだよ!上の命令絶対遵守のお前たちの言葉なんか信頼出来るか!!今でも特殊部隊の件許してねぇんだからな!」
ハルトは露骨に不平不満を伝えるが
「オレは別に構わんぞ?」
「え……キャロル!?」
「どうせエルフナインとモルモットには仕置きをせねばと思っていたからな丁度良い…そもそもはlinkerを作れない方が悪いんだからな…」
「いや待て考えろ連中だぞ、どうせ来た途端に不意打ちとか捕まえたりとか…食事に毒とか…」
「貴様はオレが連中に遅れを取ると?」
「い、いやそんなこと…」
「それにだ錫音の魔法やお前のオーロラカーテンを使えばいつでも会える心配いらん、もし襲われたらサゴーゾやシャウタコンボで潜水艦など沈めてやる」
「キャロル……わかった…おい此方からは武装した護衛を出す それくらいは良いだろ?そっちが何もしなければ良いだけだ」
『あ…あぁ、しかし爆発物などは辞めてくれ』
「善処はする、ハウンド!!」
「はっ!」
「選りすぐりのコマンドー部隊を二つ選べ…何なら連中の拠点近くに別働隊に潜水艇で見張らせろ!」
「お任せを奥方様をお守りする為の精鋭を選抜いたします!」
「頼んだ、さてジョウゲン」
「了解、俺は?」
「万一の備えだ、向こうのライダーが出張ったら止められる戦力がないとな…すまない長期任務って事を考えると、この辺りの事を信頼できるのがお前しかいないんだ…」
ウォズ、フィーニス、カゲンは一癖強く俺の影響からか排他的な側面もある、その点ジョウゲンは態度は緩いが周囲の当たりは比較的緩い、戦闘能力も長年の信頼関係から言うまでもないなと判断した
「大丈夫だよ任せて魔王ちゃん」
「任せた…もし皆に危害加えようものなら見敵必殺だオーバー?」
「承知…けど魔王ちゃん大丈夫?寂しくて泣いたりしない?」
「何心配してんだ?前だって別々にいたんだ今更悲しいなんて……かなし…い…なんて………」
その目に大粒の涙が浮かぶのを見て慌てるジョウゲン
「いや魔王ちゃん泣かないでよ!!」
「な、何をしたのですがジョウゲン!」
「まさかハルト様に無礼なことを!」
「ご、誤解だって魔王ちゃんの情緒が不安定になったんだよ!」
「何だ、いつものことか」
「なら放っておいたら治りますね」
「驚かせないでくださいよジョウゲン」
「これ本当に俺離れて大丈夫!?魔王ちゃん!」
「ご安心を私がついてます」
「頼んだよ」
「お任せあれ…情緒が不安定になればスタンモードで射撃しますので!」
「ある意味一番信用おけないね!!」
ジョウゲンは別の意味で心配になるのであった
「ウォズちゃん、あの人呼ぶ?ちょっと今色々面倒だよ人手多い方が良いって…てか魔王ちゃんが奥方様以外で信頼できる人員が少ないよ!!」
「検討せねばなりませんね…しかし…」
「俺は反対だ!あの人を呼ぶなど…」
「私もです…あの方は苛烈すぎる」
「だよねぇ『味方も恐れ敵は視界に入っただけで絶望する』って触れ込みだしねぇ〜」
「あの…誰の事なんですか?」
「未来に残っている我等の仲間です」
「本当ならウォズちゃんとその人が派遣される予定だったんだけど…ちょっと性格に難があってね変わりに派遣されたのが俺達な訳」
「あの未来のハルト様も若い頃の己に会わせるのは問題と判断したのだ」
「あ、あの傲慢を絵に描いたような魔王様や嬉々として付き従う先輩達が問題児認定するような人格破綻者が未来にいるんですか!?」
「「「へぇ……」」」
「あ……ま、魔王様助けてくださいませええええ!」
「お、俺ってフィーニスにそう思われてたの?」
「い、いえ違いますよ!!けど客観的に見たらと言いますか…」
「……絶望が俺のゴールだ」
『落ち着け馬鹿者ども!!』
今日も今日で締まらない一団であった
ーーーーーーーー
その頃 老ハルトのいる逢魔王国で
「ふぅ……今日も世界は平和だなぁ…」
別邸で楽しく余暇を満喫している老ハルトはそこで流れる時間をお茶を飲みながら満喫していた
「確か…そろそろ結社との抗争かの…いやぁ懐かしい…「??」…おぉジャマトよ、お前達もそこに座って飲まんか?良いお茶か入ったんだ…いつもなら喜んでくる奴がいるんだが最近いなくてな…この桜の木を見ながら飲むのも風情があるからと喜んでいるのに」
「じゃ……はっ!」
「???」
「はっはっは!おい水を用意してくれ…それとアルキメテルに差し入れも頼む」
「かしこまりました」
「さて、どこ行ったのやら…この間キャロルと過去へ行ってから姿を見ておらんのだ?」
「?」「みてない」
「……………キャプテン・ロメオに繋いで大至急、タイムマジーンの予備機を数えさせろ」
しかし時遅く
『陛下大変です!今、タイムマジーンが発進しました!』
「であるか彼奴め…まったく……面倒な事よ…まぁ悪い奴ではないのだがな」
『彼女をそう言えるのは陛下だけです、それと止められるのも陛下だけです』
「そうじゃな…うむ!頑張れ若い俺!」
と丸投げたのであった
ーーーーーーーー
ハルトのいる世界に件のタイムマジーンが着陸すると
「かーかっか!ここが魔王様が結社と抗争をしていた時代か!先の事件は逢魔建国や奥方様の件故に介入はしないでいたが、今回は純粋な闘争……ならば妾が参加しても問題あるまい!」
そう笑うものがいた小柄な体躯の少女で軍服を着ており使う言葉が少し古風でもある
「しかし魔王様も酷いのウォズと私だけで十分な仕事を何故、ジョウゲンとカゲンなどクォーツァーあがりの外様者に任せる彼奴等も手練れなのは認めるが妾の方が良いだろう」
しかし、その場所が悪かった
「おい止まれ」
哨戒中のクローントルーパーの一団と邂逅したのである
「何者だ何故、タイムマジーンを保有している?それは逢魔の財産だ返してもらおう」
「ん?装甲服が少し違うが主等はクローントルーパーだな…妾を知らんとはピカピカか?お前たち認識番号を、あぁそうか過去だから知らんのも当然だな……しかしマゼンタのペイントとくれば話に聞く初代逢魔親衛隊か?」
「初代?いや何故俺達の事を…」
「まさか…ネオタイムジャッカーの残党?」
「っ!大至急ウォズ様達に連絡を取れ!」
「ここは我等が時間を稼ぐ!」
「待てお前達、安心せよ妾は敵ではない味方だ武器を下ろせ」
「ならば何故、タイムマジーンを持っている?」
「これは未来から故あって借りておるのだよ一応専用だぞ?」
「いよいよ信用ならんな未来から来たならば、ウォズ様達が来るまで動かないで貰いたい」
「それは困る、そろそろ魔王様とサンジェルマンの第一戦が始まる時間じゃ…それを見逃すのは妾の本意ではないのでな押し通るぞ、若い魔王様への挨拶が遅くなるのは本意ではないのでな」
その会話の間にもトルーパー達は包囲するように散開、部隊長のハンドシグナルに従い冷静に行動する
「ほぉ流石は未来にその名を残す初代親衛隊じゃ練度が高いのぉ…伊達に魔王様に鍛えられておらん戦争を知らん平和ボケしたピカピカ世代とは大きい違いじゃ」
「兄弟の侮辱は辞めてもらおう」
「そうだな謝罪しようすまなかった、何せ主等は逢魔国防の要、ここから何十年、何百年と逢魔に尽くす同胞じゃ…まぁ少し位は遊んでも良かろう?なぁ見せてくれ親衛隊、その強さを!」
「構えろ来るぞ!!」
「安心せい命までは取らんさ、まぁウォズが来るまでの暇潰しにはなるかの?」
そう言い、手を前に突き出すと
「出番じゃ、コウモリ」
「じゃあ行きますか?ドロンドロン…」
「変身」
「撃てー!」
ーーーーーーーーー
そんな謎の未来人と親衛隊がバトルしているなど知らないハルト達は二手に分かれて行動を開始した
キャロル、束、ジョウゲンはSONGsで研究と護衛
「ほら、この公式通り進めてみろ」
「は、はい……っ!凄いですキャロル!」
「当然だ、おい束よ素材だが「準備出来てるよー!」よくやった」
エルフナイン1人よりも凄いスピードで研究が進んでいくのを見て
「これが逢魔の叡智か」
「改めて恐ろしいですね今まで停滞してた研究まで…それに」
「あぁ…かなりの訓練を積んだ精鋭だな、それに」
「はい魔王の側近まで…何というか信用されてませんね」
「色々あったからな」
「そもそも僕たちに協力を求めたキャロルの一件に関しては相当にイレギュラーだったんでしょうね」
「だろうな、しかし」
と玄十郎の目は付近に待機しているクローンコマンドー達とジョウゲンである
「見た事ない武器と装備やはり異世界の技術か…彼等に何かして此処から漏洩しようものなら…」
「世界滅亡ですね冗談ではなく」
「彼女達には必要最低限の接触としよう…もし他国や家の連中がちょっかいをかけようものなら俺が止める」
「そうですね…本当に」
緒川も冷や汗かいているくらいには危険であると判断したのである
ーーーーーーーーーーーー
その頃、ハルト達はと言うと街で買い出しに出ているのだが
「はぁ……なーんで、お前が一緒なんだよナツキ」
「しゃあないだろ、お前この世界じゃ特A級のテロリストなんだから…俺が見張ってるってしとかないと市街地の買い出しはダメなんだって」
そう言ったのでハルトはクローントルーパーの何名かを補給担当として各国に派遣、大量に食糧や酒などの嗜好品を大量に購入しポータルを介して逢魔に流して売っているのである…はいそこ!異世界転売なんて言わない!
「それ、お前達側のせいだけどな?フロンティアの件は別だけど…つか建国しなかったら今回みたいに対話じゃなくて武力行使してきたろ?」
アレに関しては加害者側なので責めるつもりはないが
「ありえそうだから返す言葉がない、けどSONGsの皆は悪い奴じゃないんだ約束は守るって信じてくれ」
「そう言われて信じたら自国ならず海外の特殊部隊まで投入されましたが?」
「アレは別の派閥の奴らが…」
「つか魔女狩りの時点で愛想尽きてる…ったく何でキャロルや束まで行くんだよ…はぁ…何で格下連中を助けにゃならねぇんだ…いやキャロルが言った事も一理あるよ…けどさぁ、それなら俺達のラボに来てやる方が機材や設備も良いのに…ったく国家機関つーのは、つまんねーマウント取らないと気が済まないのかねぇ、なぁナツキどう思う?」
良い笑顔だが心から笑ってないのを理解したのでナツキも
「ほんっとうにごめんって!けど俺達の状況も理解してよ!逢魔はこの世界だと非合法武装組織なんだって内緒で提携してるのがバレようものなら大変なんだって」
「知らん、敵なら倒すし滅ぼすぞ?それに証拠隠滅なら任せろ俺の国には比喩なく星を破壊できる火力(スターデストロイヤー)の船が何隻もあるからな」
「辞めてくれない!?」
「だからさっさとサンジェルマンの居場所見つけろよ」
「そんな簡単に見つかる…あ、アナザーWに頼めば良いじゃん」
「よし出番だ相棒、早急に探してくれ」
『おーよ……つか検索しなくても近くにいるぜ』
「っ!そう言うことか!」
「へ?え、えええええ!!」
とハルトは迷わず横っ飛びして避けるがナツキは訳もわからずに立ち尽くしていると何かの爆破に巻き込まれ車田飛びと車田落ちをした
「へぶぅ!」
「そこっ!」
『いや一応は介抱してからウテよ!』
気配のする方向へファイズフォンXを銃モードにして発砲するも外れた
「やっぱり射撃下手か俺?今度ハウンドに教えてもらお」
「やるわねハルト」
「サンジェルマン?いつもの2人はどうした?」
「別件で動いているわ…それと今回来たのは組織ではなく個人的な話でよ」
念の為に控えさせている親衛隊が遮蔽物に身を隠しながらブラスターライフルを構えているのだが
「だから待機してる護衛を下がらせてくれないかしら、物騒なものを向けられては話も出来ないわ」
「何言ってんの?仮にも一国の王が護衛なしで敵対勢力の幹部と会話なんてできる訳ないじゃん」
「アナザーライダー達は護衛じゃないのかしら?」
「あいつ等は俺の半身だから俺って訳よQED」
「いや、その理屈はおかしい」
まさか彼女にツッコミを入れられるとは思ってなかったな
「んで何のようだよ「っててて…っ!サンジェルマンさん!?」うるせぇな」
「久しぶりねナツキ、さて私が聞きたいのは君達の所でクーデターを起こした人達の処遇や安否って所かしら」
「あぁ連中なら捕縛して今は監獄の中だな、安心しろ拷問はしてねぇよ尋問はしたがな」
「そう…」
そうだなウルティマのアレは拷問ではなく平和な尋問や取り調べだ…そう、逢魔では合法だ、頭の中覗くとかセーフ!
『いやアウトだろ』
「知らん、つーか俺としては逢魔が育った段階で乗っ取り企てたのが驚きだよ」
「それは局長始め、一部の過激派の仕業よ私も事態を知ったのが最近…それこそクーデターの一報を受けてからだったわ」
「つまりアダムの独断と?つか組織の長が動いたなら組織の意思じゃねぇの?」
「違う…と言いたいけど否定しても意味ないわね、実際今のフロンティア…逢魔には強引にでも奪おうとするメリットがあるから」
「もう俺達だけのワンマンチームでもないからな攻め落とすなら、軍艦でも引っ張ってこい」
三人娘や傘下の悪魔、クローントルーパー達もいるし簡単に揺らぐ組織ではないと胸を張ると
「一つ聞かせて貰えるかしら」
「何?」
「貴方にとって王とは何?」
それは彼女が一番聞きたかったことである
己の奴隷として扱われた境遇から支配者層への恨みがある彼女であるが生まれながらの特権階級にいなかったのに関わらず王へとなった男への純粋な問い
だからハルトは迷わず告げる
「俺みたいなのを慕う連中全員を幸せにそして連中に害をなす存在を根こそぎ滅ぼすもの」
その答えは己の過去にあった
奪われ続けた人生と彼等に選ばれたことで変わった人生で自分の心に従い選び続けた
身軽な1人旅のつもりだったのに気づけば色んな人と出会い、仲間が増え…そこにある全てを守りたいと思えた
大事な初めての居場所と沢山の仲間達…そしてそんな俺を好きと言ってくれ寄り添ってくれる彼女達
逢魔には居場所を追われて流れついた者も多い だから一部を除き奪われる悲しみを知っているから俺はそれから守る、それに必要ならば
「あそこで暮らす奴らは皆、俺の特別だ…手を出すなら自分の居場所を滅ぼされる覚悟をしてから来いの俺が…俺達が地獄を見せてやる」
喜んで災厄の魔王となろうと威圧する
「そう…」
威圧を解き此方の番と質問をする
「俺からも質問、君とアダムの方針に差異がある事は理解した…その上で聞くけど結社は結局どうしたいの?」
「結社の目的に殉ずるのみよ、ただ私としては逢魔を利用してSONGsと対立してる間に事を運びたかったのもあるわね…貴方は身内には優しいけど敵にはとことん苛烈だから利用しやすいと踏んでたんだけど」
「そだな、まぁ利用してるのが分かったら報復してたから結果は同じだろうけど」
「結局、早いか遅いかの違いという訳ね」
「そうなるな」
話しながら2人は懐から取り出したのは、プリントロック式の銃とアナザーウォッチである
「派手に散りなさい」
「散るのは、お前だ」
実を言うと根っこは似た者同士のこの2人
互いに仲間思いで目的に一途、悪く言えば頑固で融通の効かずに己の願いのために数多の障害を排除してきた
だからこそ、この対立は避けられないものであったのだろう
サンジェルマンは銃の引き金を引くと内蔵されていた賢者の石が起動し、キャロルが使うファウストローブと同型の装束を纏う
ハルトは逆に馴染んだ力だ
『ジオウ アナザーツインギレード!』
アナザージオウに変身しツインギレードを槍型にして構え直す、隣でアナザーウォッチの起動音が鳴る
「……はぁ!」
『ゲイツ』
2人の目線の先にはアナザーゲイツに変身していたナツキの姿があった
「ほ、本当だアナザータイクーンより全然楽…凄いなセーフティーって!」
「え?何でお前まで変身してんの?」
「え?俺も必要だろ?」
「ハウンド達いるから、いらないんだけど空気読め」
「いや、いるんだなぁコレがさ!」
とアナザーゲイツは弓形武装で射撃するとその場所には擬態していたヤミーがいた
「え?あんなんいたのか…中々の擬態能力だな」
「アレは俺に任せといてよハルトはサンジェルマンさんを!」
「はぁ…俺に命令するなよ……ハウンド、ナツキを援護してやれ」
「イェッサー、御武運を野郎ども続け!」
「おうよ」
背中を任せて3人は互いの敵に走り出すのであった
ーーーーーーーーーーーー
その頃 ウォズ、カゲン、フィーニスはと言うと
「はい……はい、かしこまりました直ぐに対応します」
ファイズフォンxの通話を切り
「はぁ……寧ろ今まで自制していてくれたのは優しさですかね?」
ため息を吐いた所で慌てたフィーニスが駆け寄る
「大変です先輩!親衛隊が未知の敵と交戦中、何でも「タイムマジーンを持っている違いますか?」は、はい!クローン・キャプテンから救援要請です!」
「分かりました…カゲンは奥方様達と合流なさい、私とフィーニスで親衛隊の加勢に向かいますよ」
「は、はい!」
『1号』
「仕方ないのない人ですね」
ウォズはアナザー1号の肩に乗り大至急目的地まで走り出すのであった
ーーーーーーーーーーーー
そして此方でも事件は起こっていた
「ここね」
「あぁハルトの妻達がここに居るワケだ」
そこにいたのはカリオストロとプレラーティの2人 彼女達は別名でハルトが根城にしている場所に来ていたのである
「けど、あのメンバーの誰かを誘拐なんて強引よ」
「サンジェルマンは可能と言っていたが…此処は本当に野営地か?軍事基地と言っても違和感がないワケだ」
「一旦引いた方が良くないかしら?」
「そうしたいが、そうしたらサンジェルマンの苦労が報われないワケだ」
「そうだけど…」
「それにハルトにはチフォージュ・シャトーの件もあるから、嫌がらせはしておきたいワケだ」
「……冗談で済まされない関係よね?」
「分かっているワケだ…それに」
「ウォズに言われて警戒していたが」
「まさか2人で来るとは私達も重要人物みたいよ千冬?」
現れたのはポニーテールにして戦闘モードの千冬と、魔法使いのようなローブをつけた錫音の2人であった
「織斑千冬に白鳥錫音…っ!」
「ターゲットが向こうから来たワケだ」
「先程、私達を攫うと聞いたが?」
「そうね大人しく投降するなら乱暴はしないわ元同盟相手だしね」
「それに極力傷つけるなとサンジェルマンのオーダーなワケだ」
「仮に成功したら、あのバカはこの世界を滅ぼすな」
「そうだね…この世界はどうでも良いけど彼が災厄になろうものなら殺さないといけないから私達は攫われる訳にほ行かない…君達も長い付き合いでその辺分かってると思ってたんだけどなぁ」
「そう…けどサンジェルマンの理想の為に!」
「引けないワケだ!」
「そうか…なら倒させてもらうぞ私達は、あのバカを泣かせない為に」
「私は愛する人を殺さない為に…かな」
正に一触即発と言う空気の中
「お待ち下さいな、お二人さん」
ルビクキューで遊んでいるアンティリーネが退屈そうな顔をしていた
「アンティリーネ、何故此処に?」
「暇だから、そしたら面白そうな話してるじゃないの戦うのよね?」
「だ、誰よ、その子は!」
「情報にないぞ誰だ!」
「彼女はアンティリーネ、まぁ最近加わったハルトの妻だね」
「ま、まだ現地妻を囲っているのかあの男は!!」
「しかも子供の話では増える予定だからな…恐ろしい」
「ふ、増える予定だと!!あの男…見境なしか!」
「ねぇチフユ、スズネあの人達は敵よね?」
「あぁ」
「なら暴れてもハルトは許してくれるわね…なら私がやるわ2人は下がってて…ねぇ貴女達、私の手柄になってくれない?」
「そんな事せずとも、あのバカは平等に愛するさ」
「そうそう今更だよ」
「だけどご褒美はあるかも知れないわ…そう大将首を取るとか…ね」
「「…………」」
「もう了承は得てるから邪魔しないでね」
2人は震えているが、そんな事よりも目の前に現れた未知数の戦士に警戒が止まらない
「ふふふ折角だから旦那様から頂いた力…試させてもらいましょうか」
アンティリーネが懐から取り出したのはメリケンサックのような武器
「えーと…そう……その命、神に返しなさい」
彼女はそれを思い切り掌で叩いた
『READY?』
アンケートのご協力、いつもありがとうございます!
まだの方も良かったら投票お願いします!